起承転結~始まって終わるもの~

皆さんは今までどれ程のイベントを経験しましたか?
この小説では毎回一節のイベントを取り扱って、どういう経験をしたかをご紹介します。
もちろん小説とかきながら、筆者の主観、私の友達の件についても書きますので、エッセイと、とっていただいてもかまいません。ただ、想像で書くこともあるので、もし自分にこういったことがあったらどうしよう、など考えてみてください

第一章~命の起承転結~

とある家庭に一人の女の子が生まれた。
名は菊代という名前がついた。
菊代は生まれたとき、元気な女の子でお母さんのお腹から出てきたときに元気にオギャアと泣いて出てきたそうだ。
そのまま菊代は元気にそだった。
幼稚園も卒業した。
ただ、母親は離婚をして、次第に生活が大変になっていった。
しかし母親は恋愛をし、新しいお父さんを迎えた。
小学生のこの頃、菊代には妹がうまれた。
菊代は相変わらず元気で、成績もそこそこ。
体育の時間を得意としていた。
菊代は、入ってきたばかりの新しいお父さんよりも、やはり血の繋がった母親が好きだった。
また、同じ母親のお腹から生まれた妹をかわいがり、たいせつにした。菊代の家庭では、父親が一生懸命働いてくれたお陰で、なんとか生活状況も楽になった。
母親は専業主婦となり、家庭も支えた。
しかし、家事の時間を除いても、母親には余った時間がありすぎた。そこでしばしば、お出かけ等をする日々であった。
菊代は妹の面倒もしっかりとみた。休みの日には、お祖母ちゃんの家にいった。一番大好きなお母さんがお出かけするからである。
数年たったある日、菊代は中学2年生であった。相変わらず、学校で部活動を中心にがんばっている。
菊代はバレー部にはいった。チームでのムードメーカー役としてしっかりと受け入れられた。ただ、そのバレー部は少しやんちゃな子が多く。中学校にして煙草等を吸う子も多かった。先輩として、また、一人の被害者として喘息を持つ菊代はやめるよう訴えた。
しかし、少しも変わらず。ただ先輩、後輩との関係が拗れていっただけである。それでも、日々の友達や生活のなかで、部活動の傷は癒えていった。

中学3年になったある日、あることが発覚した。母親の不倫である。父親とすれ違っていて、母親は余った時間で遊びにいっていた。その時間でなんと新しい恋人を作ったのである。
もちろん、父親と母親の喧嘩は絶えなかった。
そして、ついには離婚してしまった。
母親は不倫相手ともうまくいかなかったようである。また母子3人の生活が始まった。
中学を卒業する頃、新しい母親の彼氏を家に迎えた。
母親はまた専業主婦となり、遊びに出る日々。新しい彼氏は仕事はきちんとしたものの、暴力的だった。
何をしても人格を否定され、歯向かうと殴られるのである。
菊代はそれに耐えて高校一年生となった。
いった高校はほぼ女子高である。
そこのバレー部に所属して頑張ろうって思った。ただ、そこの先輩と同級生にはかつての中学の人がいた。
もちろん拗れたまんまである。

その頃菊代の生活は、朝中学の時に仲がよかった子と20分ほどかけて登校、授業をして部活動をして夜遅くに帰るという生活である。
夜遅くになると、母親の彼氏に殴られる。
只、それでも頑張った。
ただ、部活動で拗れた関係はいじめへと繋がった。
部活動が終わって部室の鞄を見るとズタズタにひきちぎられているのである。
帰るともちろん、母親の彼氏の暴力。その鞄の出所は母親の彼氏のお金だからである。しかし、こういったいじめと暴力のサイクルは続いた。

そんなある日、何もない一日が始まった。
仲がよかった子と一緒に登校。
仲がよかった子はいつも遅刻ギリギリの勝負をしていて、それにいつものように「遅れないようにガンバレ」と声をかけた。
仲がよかった子はその言葉になんの違和感もなかった。
その日は金曜日である。
金曜日の夜から仲がよかった子は母親の実家の長野に出ていた。
夜に携帯がなった。そこには「今までありがとう。○○ちゃんの存在は一生で一番大きいものだったよ」と菊代からのメールである。よくわからなかった仲がよかった子はとりあえず「私たちは一生の友達だよ」 と送った。

土曜日の夜衝撃的なニュースが仲のよかった子に届いた。
「菊代が死んだ」のである。
菊代はひととおり昨日に別れの挨拶をして、練炭で逝ったそうだ。手には携帯電話を持っていた。遺書はなく。近所の住民も気づかなかったという。その日は長野に出ていたのである。仲のよい友達が、友達に連れられ菊代の家にいったときはすでに骨になっていた。自殺の原因は彼氏にあったと思った母親は、彼氏と別れたようだ。男の形跡は一切なかった。仏壇で線香をあげ目をつぶっているあいだ母親と妹はずっと泣いていた。
この自殺は女子高でも問題になり、部活動も停止した。

しばらくして、仲のよかった子は菊代の母親が新しい彼氏をつれているという話を聞いた。
仲のよかった子は「菊代の自殺は母親のせいだ」とふと感じた。
仲のよかった子は、警察に呼ばれた。理由は菊代の握っていた携帯電話の最後のメール相手として、仲のよかった子になにか送ろうとしてようなのである。
そこには「1144474444#7777711444444338888884#888」とかかれていた。菊代が何をかこうとして、何を伝えたかったか。
ふと、仲のよかった子は菊代の死から3年後の夏に知った。

起承転結~始まって終わるもの~

終わってから記す。

起承転結~始まって終わるもの~

世の中にはいろんなイベントがある。 誰もが経験するイベントを紐解いて いろんな角度から見たいとおもう。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 冒険
  • サスペンス
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-13

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