人間と悪魔23話
楽しい休日も終わり、やっとマジメパターンに入っていきます!
でもちょっとコメディもやります
「・・・うぅん・・・。」
「やっと目を覚ましたか。」
東は起きた桂木にそういった。どうやら東はずいぶん前に起きてる様子だった。
「・・・俺は今までなにを?」
「実は俺も記憶が残ってない。」
坂内の料理には、記憶抹消能力があったらしい。肝心の坂内は、どこかに出かけていた。
「ただいま戻りましたー!」
「おかえりー。」
桂木は笑顔で迎えた。坂内は袋から料理の材料を出していた。
それを見ると、なぜか二人は鳥肌が立った。
「今、朝ごはん作りますからね!」
「いや、せっかくだけど俺は帰るよ。」
「そうですか?残念です・・。」
「じゃあ、東、俺はこれで。」
「あぁ。」
こうして、桂木は会社をあとにした。
桂木が出た後、すぐに依頼者が来た。
「すいません、依頼したものですけど。」
「・・仕事なんか入ってたか?」
「なに言ってるんですか!二重人格の件ですよ!」
「あぁ、そうか、どうぞそこにおかけ下さい。」
東は依頼者を会社に入れると、早速依頼の話を聞いた。
話の依頼は、自分の息子が二重人格者で病院でも治らないと言われたので、病むえずここに来たという。
「・・・というわけなんです・・。」
「自分の息子を殺してくれということですか?」
「・・・・簡単に言うとそうです・・。」
父親は無念そうにそういった。
「これ以上、人様に迷惑をかけるわけにはいきません。」
「・・・そうですか・・。」
東は静かに言葉いった。
父親は続いてこのようなことをいった。
「今、息子は部屋に閉じ込めています。息子には悪いですが、こうするしかないのです・・・。」
「そうですか・・・。では息子さんの名前を・・・。」
「息子の名前は、小山雄太です。そしてもう一つの人格の名前は、『J』と名乗っていました。」
「そうですか・・・。分かりました。依頼を引き受けましょう、では早速その息子さんのところに行きたいのですが・・・。」
「分かりました。」
そうして東は父親のあとに続いた。坂内も行こうとしたが、東が止めた。なにか悪い未来でも見えたのだろうか。
「坂内、お前は留守番を頼む。」
「・・・分かりました。」
そうして東は会社の出て、その息子の部屋までたどりついた。
「ここの部屋です。」
「分かりました、では私一人で入ります。」
そうして東だけその部屋に入った。その扉には鎖がたくさんつけてあった。
「キミが、雄太くんか?」
「・・・・誰?」
「俺は、キミの病気を治すために来た医者だ、もう大丈夫だ。」
「うそだ!!お兄さんは、僕を殺そうとしている!僕には分かる!」
明らかに空気の流れが変わった。そう感じた東は警戒した。
「大丈夫、俺はキミを殺そうなんて思ってない。」
『うそつけ。』
「!!」
雄太の雰囲気は明らかに最初あった時は違った。
そして顔もとても子供のする表情ではなかった。
『大人はうそつきだな、なぁ、雄太。』
「・・・お前がJか・・・・。」
人間と悪魔23話
今回は二重人格者をモデルにやってみました。
これは遊びで書いていくんじゃなくて真面目に書いていきたいと思います。