闇と光

とある高校でのこと、公式テニス部
の3年生が高校生活最後の大会に向け
日々努力していたある日‥‥

闇の予兆

ある日のこと公式テニス部3年の最後の大会が迫り来るなか公式テニス部3年エースの橋下と山中がダブルスの練習をしていた。その練習を見ていた公式テニス部3年の佐藤は誰よりも二人を尊敬していた。そして、いつかは追い抜きたいとおもっていた。

時は流れいよいよ大会のメンバー発表の時が来た。公式テニス部がコートに集合しメンバー発表が行われた。このとき、誰しもが橋下 山中がペアになると確信していた。公式テニス部顧問の塩崎がメンバーを発表した。「ダブルス3年橋下 3年佐藤」 次の瞬間その場がどよめいた。それもそのはず、エースの山中がメンバーにはずれたのだ。メンバーに選ばれた佐藤は動揺を隠せないようだ。こうして波乱のメンバー発表が終了した。

心に潜む闇

メンバー発表が終了した日の帰り、公式テニス部3年の橋下、山中、佐藤の三人ははいつものように下校していた。数分がたち橋下は、山中と佐藤に手を降りながら家に帰っていった。山中と佐藤の間には、息がつまるような空気が流れていた。その空気を察したのか、佐藤は山中に話し掛けた。「今日の発表はたまたまだよ。僕より山中君の方が上手いに決まってる。先生も何か理由があったんだよ。」そう言って佐藤は、山中を励ました。しかし山中は拳を握りしめたまま佐藤に話した。「何があってもお前だけには同情されたくない」 佐藤はこの言葉に戸惑いながら尋ねた。「それどういう意味?」 すると山中は佐藤を睨み付けながら言い返した。「自分より下手なやつに同情されたくないってこと」そう言って山中は一人帰ろうとした。佐藤は帰ろうとする山中のあとを急いでついて帰ろうとした。その瞬間、山中は、「ついてくんじゃねぇよ」と言って佐藤を殴り飛ばした。佐藤は、車道に突き飛ばされた。次の瞬間佐藤は佐藤に向かってくる軽トラに引かれてしまったのだ。山中は恐怖に陥り、我を捨ててその場から逃げ去ってしまった。これが闇の始まりとはまだ誰も知るよしもなかった。

闇と光

闇と光

まだ続きがありますので要望があり次第投稿致します

  • 小説
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-06-04

Copyrighted
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  1. 闇の予兆
  2. 心に潜む闇