長編官能小説私の大好きな生フェラ

長編官能小説私の大好きな生フェラ

あらすじ
 私は生フェラが大好き。私がどうしてこんなに生フェラが好きになったのかは、話すと長くなる。学校に通う電車では毎朝痴漢にあって、おまけに同級生にも虐められてばかり。家出してからは生フェラ倶楽部で働かされたけど全然後悔なんかしてない。毎日生フェラさせてもらえるなんて嬉しくて堪らない。

登場人物

有紀

 主人公。家出して生フェラ狂いにさせられたけど後悔なんかしてない。

彩香ちゃん

 有紀の同級生。有紀といっしょに家出する。お父さんは証券会社の支店長で浮気癖がある。

佐織ちゃん

 彩香ちゃんのお姉さん。小柄で丸顔で恵美子先生にそっくり。

恵美子先生

 教育実習で有紀の学校で社会科の授業をしにきた東大生。
 生フェラ倶楽部に佐織ちゃんの身代わりで乗り込んできた。

義信さん

 彩香ちゃんの家庭教師。恵美子先生と同じ考古研究会。
 生フェラ倶楽部に女の子を売り飛ばしてるとんでもない東大生。

芳恵さん

 生フェラ倶楽部の古株。新入りに生フェラを教えるのが上手だけど本当はレズで男嫌い。

譲治さん

 生フェラ倶楽部の用心棒。譲治さんにお仕置きされるのが恐くて生フェラ倶楽部の女の子達は誰も逆らわない。

私が生フェラを大好きな理由

あらすじ
 私は生フェラが大好きなの。男の子に声を掛けられたら五分で生フェラしちゃう秘術を教えて上げる。一度体験したらもうもう止められないのよ。

 私が生フェラを大好きなのは理由がある。
 最初につき合った男の子に無理やりさせられたとかいうのが普通は定番で、誰でも最初はすぐには出来ない。
 私もそうだったけど、私の場合はすぐに好きになった。
 それは男の子の顔を見上げたときだった。
 あの変にゆがんで眉が半分つり上がって、口元がゆるんだ顔つき。
 それを一度でもみたら生フェラ好きになるのは当たり前だ。
 だけど私が生フェラを大好きなのはそれだけではない。
 私はいろいろと工夫してみて、どうすれば最高の生フェラができるか追求するのが楽しいのだ。
 舌先の動かし方とか、あとは唇のすぼめ方。
 ほかにもいろいろ工夫してみるといい。
 すぐに生フェラが楽しくなるのが請け合いだ。
 もちろん、すぐに生フェラをさせてなんて言ってはいけない。
 そんなことを言えば遊んでると思われちゃうからだ。
 だから最初は、そんなことやったことないのに、やれっていうの、あなたって獣ねみたいな口調で断るのがいい。
「でも、どうしてもやらないといけないの、どうしても」とわざと拗ねて見せると大抵の男の子はちょっと引いてしまう。
 だけど遊び慣れてる男の子は毅然とした態度で「つべこべ言わずにさっさとやれ」といきり立って命じてくる。
 もちろん遊び慣れた男の子など相手にしてはいけない。
 そんな男の子は風俗なんかによくいて、女の子がやるのが当たり前だとおもってる。
 だけど、ちょっと控えめに「やってもらってもいいかな」なんて言い出す男の子は可愛い。そこで「どうしてもって言うんなら、やってあげてもいいけど、私はじめてだから、いろいろ教えてね」とか言うのが完璧だ。
 そこで男の子は得意になって生フェラをさせたんだ俺がやらせたんだと有頂天になる。
 もちろんすぐに秘技を繰り出してはいけない。
 最初はあくまでも、経験未熟な生フェラを装って「お前下手だな」と一度は言わせないといけない。
「うん、ご免なさい、頑張るから許してね」の一言が最初は肝心だ。
 いつまでも未経験を装うと「もういいよ、下手なのは判ったから生フェラなんかしなくていい」と言われてしまう。
 そこで少しずつ秘術を繰り出すのだがこのタイミングが難しい。
 舌先を震わせるテクニックは生フェラでは初歩の初歩だが、いきなりこの技を繰り出すと男の子は「こいつ、風俗でバイトしてやがる。だから生フェラがこんなに上手いんだ」と思われてしまう。
 そこで最初は、軽く舌先を押しつけたりとか、唇でやらかく噛んだりといういかにもシロートぽい生フェラのテクニックを使う。
 男の子の表情をそれとなく確かめるのが重要なポイントだが、いきなり見上げたりしてはいけない。
 男の子の反応を確かめて十分高まったところで素早く視線を動かす。
 眉毛の動きを確かめるのだ。
 左右の眉毛が中央に寄って、すこし上にずれるように持ち上がっているはず。
 そこですこしずつ生フェラの秘術をくりだす。
 もちろん生フェラが好きな女の子どうしで情報を交換しあって、秘術のバリエーションを増やすのが大切だ。
 どうして私がこんなに生フェラにこだわるのか、それはまた次回。

 生フェラの裏技については、みなさん関心がおありのことと思う。
 具体的な舌の使い方とか、唇の使い方や、その他の生フェラテクニックについては、女性向けの週刊誌に度々特集が組まれていて「主婦の画報」なんかにも図解入りで出ている。
「究極の生フェラ」とか「図解生フェラ辞典」などという題名の本とかも出ているので特に私から紹介するほどのことはないと思う。
 究極の裏技「声を掛けられて5分で生フェラ」というのはきっとまだ誰も聞いたことはないと思う。
 私の得意技なんだけど、どこがどう得意なのかは説明しないと判らない。
 まずは服装だ。
 もちろんスカートは当然ミニスカートだ。
 だけどタイトスカートはだめだ。
 タイトスカートの場合は、ぎりぎりに短いマイクロミニならオッケーだが、中途半端のタイトスカートは厳禁だ。
 マイクロミニは理想的だが、よほどスタイルに自信がないとなかなか難しい。
 一番いいのは、ちょっと短めのフレアスカートだろう。
 男の子が手早くスカートの下に手をいられれるからだ。
 薄手の生地はちょっと大胆すぎるので、程々にしたほうがいい。
 フレアスカートは、いかにも生フェラ慣れしているという印象を与える場合もあるので要注意だ。
 次にお勧めは、ミニのプリーツスカートで、誰でも一枚はもっている。
 チェック柄がまあ普通だし、他にも無地の黒とかは結構いい。
 他にはすぐには思いつかないだろうがラップスカートは以外と人気だ。
 もちろん、前半分がうまくめくれるようになってるラップスカートだ。
 ラップスカートは周囲に気づかれずにそれとなく手を入れられるのでこれはちょっと通好みだ。
 あとは前ボタンのスカートなんかのボタンをわざと上の方まで外して気が付かないふりなんかしてみるのもいい。
 ほとんどパンティーが見えそうなぎりぎりまでボタンを外すのはなかなか勇気がいるが、これも裏技の為には必要だ。
 スラックスの場合は、ぴったりした薄い白の生地で、後ろからパンティーの線が透けて見えるのがいい。
 間違ってもキュロットなどは失格。

 ブラウスやセーターは、身体の線がくっきり出るぴったりしたデザイン。
 胸元が大きく開いてるのがいい。
 胸にパッド入れると、大きくは見えるが脱いだときばれるのでお勧めできない。
 もちろん派手気味な服装がいいのだが、あまり派手に映らない程度に押さえよう。
 ブランド物のバッグは、遊び慣れてるように見られるかそれとも、本当にお嬢さんだと思われるので止めた方がいい。
 靴はもちろんハイヒールでエナメルなんかがいい。
 パンティーはやるき気十分のスケスケのTバックだ。
 レース模様のちょっと高級な外国製を通販で買おう。
 安物を買うとまるで風俗嬢みたいに見えてしまうので要注意。
 色はやや濃いめの紫色が一番だ。
 真っ赤や、黒なんかもまあ許容範囲だ。
 間違ってもベージュなどはいけない。
 花柄の可愛らしいショーツや、ピンク色のレース地などは、男から見たら単にオシャレな下着を身につけている自己満足な女だと思われる。
 すぐには落ちそうにない女を強引に口説き落として、脱がしてみればやるき十分の勝負パンツというのが男にはとてもたまらない快感なのだ。
 ほかにもガーターストッキングや編み目模様のストッキングなどは結構有効だ。
 お化粧はもちろんちょっと濃いめ。
 だけどアイシャドーがきついのは派手すぎてあまり好まれない。
 特に気を付けるのはマスカラとアイライン。
 真面目そうに見えてそれでいて、誘えば遊べそうに見えるのがマスカラとアイラインだ。
 一番大事なのは、口紅。
 いかにも生フェラ好きの口紅は、目立つ真っ赤な色でグローの入った色だ。
 濃いめに塗って唇が厚そうに見せるのがポイントだ。

 さて服装が決まったところで、次は場所だ。
 生フェラの名所はだいたい決まっていて、他で生フェラ待ちをしてもあまり成果はない。
 渋谷のセンター街や、109前、原宿付近、あとは、六本木といった所だろうか。
 他にも、漫画喫茶とかゲームセンターとかでも生フェラ待ちは多い。
 深夜映画館なども生フェラ好きの人には好まれているようだ。
 とはいっても無闇にいってもすぐに生フェラ出来るわけではない。
 大抵は決まったスポットや、時間帯があるので、インターネットなどで調べておこう。
 場所によっては、合図が決まっていて、缶コーヒー持っていたり、造花をもっていたりとかほかにも、腕時計をわざと相手に向けるという合図もあるらしい。
 まあ初心者が最初に生フェラを経験しようとしたら基本はやっぱり109前だろうか。
 なんとなくぶらぶらと暇そうにしていれば生フェラ待ちだと思われるので、必ず声を掛けられる。
 もちろん深夜の時間なら生フェラしたいときは、すぐに生フェラさせてもらえる。
 だけどやっぱり深夜の時間帯はもうお互いにやることがきまってるので即生フェラというのもちょっと怖い。
 午後の4時すぎから6時くらいなら比較的安心して生フェラ待ちできる時間だ。
 とりあえず少し話してみて気に入らなければ、上手く断って逃ればいい。
 深夜の時間帯だと一度捕まったら最後、逃げられない事が多いので要注意。

 もちろんただ暇そうに歩いているだけではなかなか生フェラさせてはもらえない。
 生フェラ待ちの女を捜しに来ている男の子はあちこちきょろきょろと視線を動かすので、だいたい判る。
 だけどプロの人達には気を付けないといけない。
 風俗店斡旋の人とか、裏生フェラビデオの出演者探しとか、ホスト倶楽部の勧誘とか。
 プロの人は、視線がいかにもきびきびしていて服装もぴったし決まっているので大体わかる。
 中には生フェラコマシと言って、ちょっと怖い筋の人もいるので要注意だ。
 ねらい目はたまたま遊びに来ていて、ついでに生フェラもしていこうという遊び半分の男の子だ。
 服装は適当にだらしなくて、見た感じはちょっとダサイほうがかえっていい。
 生フェラをたっぷり楽しみたいならちょっと年上、40代から50代くらいの男性のほうが経験豊富だ。
 だがこの年代は、超ドヘンタイ、ドスケベ男しか生フェラスポットには来たりしない。
 普通の生フェラに飽きて、ちょっと大胆というか過激な生フェラを経験したいときはぴったしだ。
 良さそうな男の子を見つけたら、なんとなく暇そうな足取りで側を行ったり来たりしてみよう。
 人を捜している振りをして顔を見てすぐ目をそらすなんて演技もいい。
 まあ大抵はすぐ声をかけて来るはずだ。
 すぐには声をかけてくれない時は、何度か時計をみて待ち合わせの相手が来ない振りをしたり、わざと大きくため息をついてみたり。
 そばに植え込みでもあれば、わざと下着が見える向きに足を広げて腰掛けてみよう。
 階段のちょっと上くらいにわざと座り込んだりするのもいい。
 それでもだめなら「いま何時ですか、私の時計遅れてる見たい」とか声をかけるのもいいだろう。
 ほかにもわざと電話を掛ける振りをして「ええっ、これから家出るの、あと一時間もかかるの、私もう帰るよ」などと渋い顔をして見せて演技するのもいい。

 声を掛けられたあと、誘われるのはすぐ近くのファーストフード店か、カラオケがまあ普通だろう。
 いきなり生フェラしようと言われたら、プロの生フェラ女だと思われているのでパスするのが無難だ。
 大抵の場合はすぐに手を繋いできたり、腰に手を当てて来たりする。
 最初はちょっと抵抗があるかもしれないがそれが生フェラでは普通なんだと納得するしかない。
 深夜の場合にはいきなり行き先がラブホの入り口という場合もある。
 逃げようと思っても、無理やり引きずってでも中に連れ込まれてしまう。
 助けを求めようしても、誰だってラブホの前で騒いでる男と女になんか関わりあいたくない。
 だから深夜の時間帯は避けた方が無難だ。
 ファーストフード店にはいったら、席を探す振りをしてカウンターの席に並んで座ろう。
 対面の席では都合が悪いのだ。
 最初は当たり障りのない会話だけど、大抵はすぐに「いま彼氏いるの」とか聞かれて生フェラな話しに誘われる。
 もちろんつき合ってる人がいるときでも「今彼氏いないんです」と答えるのは常識だ。
「じゃあ、最近生フェラしてないんだね」と男の子は誰でも聞いてくる。
「ええまあ」と適当に言葉を濁すと「生フェラしてないと、さみしいだろう。我慢できないんじゃないの」とか話しが続くのが普通だ。
 男の子が最初に生フェラの話し切り出すきっかけは全部が全部、判を押したように同じだ。
 みんなで打ち合わせしてるんだろうと思うくらいみんな同じ誘い方をしてくる。
 なんとまあ男の子というのは単純なんだろうとつくづく思う。
 ここですぐに「いますぐ生フェラしたいんです」とか答えて絶対はいけない。
 少し困った顔をして「そうですね」と目をそらして伏し目がちに軽くため息を吐く。
 それから生フェラ好きの顔をしてみせるのがポイントだ。

 生フェラ好きの顔、それは普段生フェラしてる時に自然と顔にでる。
 だけど誘われたときに生フェラ好きの顔を作るには普段から練習しておいたほうがいい。
 眉を少しよせて、眉頭だけをつり上げてゆがんだ眉を作る。
 目を細めにして目元から涙が出そうになるのを堪えるような顔にする。
 唇は細めにつぼめて少し前に突き出しながら、唇が開くように口を開ける。
 軽く吐息をいつて唇が震えるようにして舌先を唇に絡ませる。
 のど元から首筋にかけての筋肉を緊張させて、細い筋肉が目立つようにしながら肩を上下に軽く震わせる。
 細かい所まで気を配って、全体のバランスのよく取れた生フェラ顔を作ろう。
 最初はなかなか出来ないが、鏡を見ながら何度も練習すれば次第に上手く生フェラ顔ができるようになる。
 男の子はこの顔を一目見たらもう生フェラしたくてたまらない顔だと条件反射で反応する。
 大抵の場合は、すぐに男の子の手が膝に載せられてくる。
 最初は膝頭に軽く載せられてくすぐるように動く。
 それから生フェラ顔をしてるのを確かめながら、指先を腿の内側へと移動させる。
 ここで反射的に膝をぴったり閉じたりしてはいけない。
 逆らえないようなそぶりで生フェラ顔を続けながら、膝を少しわざと開くのが上手な反応だ。
 あとは、男の子は話しを続けながら少しずつ手の動きを大胆にしてくる。
 適当に返事をしながら、生フェラ顔を続けよう。
「これから、朝までつき合わないか」なんて言葉が男の子の口からでてくるのも時間の問題だ。
 ここで裏技のテクニックを使おう。
 唇を舌で舐めては何度かため息をついて男の子の視線に訴えるように涙目になりながら、男の子の下半身にちらちらと視線を動かす。
 もうそのころには男の子はいつでも生フェラ準備オッケーになってるはずだ。

 男の子があなたの様子に気づいて「今すぐ生フェラやりたいんだろう」と言わせたらもうあなたの勝ちだ。
 それとなくトイレの表示を探して、なんどもトイレの方に振り返ろう。
 いくら鈍感な男の子でもそこまでされればすぐに気が付くのが普通だ。
「今すぐ生フェラやらせてやるぜ」と言われてもすぐに返事をしてはいけない。
 困ったような顔で迷って見せると、男の子は生フェラさせるにはここであと一押しだと思いこむ。
 生フェラ慣れした男の子だったら「やらないんなら、もう帰るぜ」といって席を立とうとする。
 このパターンは随分と遊び慣れている男の子だ。
 生フェラもたっぷり楽しませてもらえるので是非「あ、やるから、行かないで」とすがり付くのが一番だ。
 大抵は膝の上に載せた手をさらにスカートの奧に移動させながら「やりたくてたまらないんだろう、生フェラしたいんだろう」としつこく口説いてくる。
 もちろん、窓際のカウンター席の場合は外からも丸見えだ。
 だけどもそれこそが生フェラの醍醐味なのだ。
 わざと外から見えるように足を広げて、何度もため息を吐いて見せよう。
 男の子の指先はさらに大胆になってあなたの一番敏感な所を責めてくるはずだ。
 微妙に表情に変化をつけて、感じるところを責められている演技をしよう。
 男の子はここがチャンスとばかりに反応が一番強いスポットを責め立てて来るはずだ。
 そこであなたはさらに生フェラ顔をもう一息高めよう。
 誰が見てもそこにいるのは生フェラ狂いの女だ。
 もうこれで準備オッケーだと男の子は確信する。
 慣れた男の子だったら、少し手をゆるめては繰り返し何度も責めてくる。
 繰り返す度にすこしずつ高まっていく生フェラ顔は、生フェラ女が生フェラを欲しがる顔そのものだ。
 適当なところでもう我慢しきれないそぶりでトイレに立って、一緒にトイレまでついてきてもらおう。
 声を掛けられて5分で生フェラ、究極の裏技はこれで完璧だ。

 生フェラをさせてもらっても、それで生フェラが全部済んだ訳ではない。
 そのあとで必ず涙見せるのがポイントだ。
 終わったあとニコニコして「ありがとう」なんて言うのはそもそも生フェラ女失格だ。
 生フェラの後のニコニコ顔を見て喜ぶ男など一人もいない。
 女の子というのはみんな嘘泣きは得意だと思うが、普段から練習しておいたほうがいい。
 喘ぐような呼吸の仕方、首筋の筋肉の緊張のさせたか、目尻と目元の引きつった表情、それにゆがんで曲がった眉毛。
 それぞれ別にできるくらいによく練習をしておこう。
 ここで泣けば男の子が喜ぶというと言う時にいつでも自然と涙がでるようでなければ生フェラ女ではない。
 もちろん一口に泣くと言ってもいろんな泣き方がある。
 その場その場に応じて泣き方を工夫するのが大切だ。
 どうしても涙が出ないときは、こっそりメンソレータムを使うのも裏技だ。
 自然とこみ上げてくるすすり泣き、生フェラをした喜びと、いきなり生フェラをさせられた屈辱感の混じり合った表情。
 なんでこんな事になったのと自分でも訳が分からないという当惑感を十分に演出しよう。
 男にとっては、これが生フェラの醍醐味の一つだ。
「俺が生フェラをやらせたんだ、そしたらこの女泣いてやがる」と男に思わせなければ生フェラではない。
 もちろん男の子は軽く肩に手を回して引きつけると慰めるように背中を撫でてくる。
 背中全体をなで回されると、不思議なくらい自然と涙がこぼれてくる。
 男の子の胸に顔を埋めてすすり泣きを続けるのが上手な生フェラだ。
 繰り返し高まってくる感情を吐き出すように、嗚咽を繰り返し肩を震わせて男の子に抱きつけば完璧だ。

 当然のことながら、生フェラのあとは、ラブホだ。
 生フェラの名所というのは、たいてい少し裏道に入るとラブホが並んでいる場所が多い。
 もちろん自分から道案内などしてはいけない。
 どこに連れて行かれるか判らないといった顔をしていよう。
 男の子は当然、腰に手を当ててそれとなくお尻にタッチしてくるのが普通だ。
 手の平をあなたの腰に当てて、指先を下に向けて軽く触れて来るので、ちょっとためらいがちに歩こう。
 わざと膝が震える振りをするのもいい。
 膝が震えると腰に振動が伝わるので、男の子の手の動きが微妙に変わって来るはずだ。
 普段から膝を震わせる歩き方は練習しておこう。
 生フェラ上手になるには、何事も普段からの練習が重要だ。
 表情はややうつむき加減で、さっきと同じ生フェラ顔を続けよう。
 肩を組んだり、手を繋いだりしてくる男の子はまだ生フェラ初心者だと思った方がいい。
 生フェラ慣れしてる男の子だと、手にしているバッグを取り上げて逃げられないようにする時もある。
 その時はその時で従うしかない。
 ラブホの入り口でも「こんなところに入るの」とちょっと驚いた振りをするのがポイントだ。
 間違っても「あ、こないだここ来たことあるわ」なんて笑顔を作ったりしてはいけない。
 気の利いた男だったら「いやだったら、帰ってもいいよ」と言うに違いない。
 もちろん、本当に帰るなんて思って言ってるわけではない。
 場合によっては「いやなら帰れよ」と言いながら先にラブホに入っていく男もいる。
 これも結構遊び慣れた証拠だ。
 少し遅れて迷った振りをしてから後を追いかけてラブホに入るのが上手な生フェラの誘われ方だ。

 ラブホに入ったあとは、すぐに「お風呂に入りますね」なんて言い出したりしてはいけない。
 部屋の中をきょろきょろ見回したりしてもだめ。
 まずはどうしていいのか判らないといったそぶりで立ち尽くそう。
「座れよ」と言われたら、ベッドの脇にそっと座る。
 このとき、膝が震えて上半身も肩を小刻みに震わせながら目を下に向けよう。
 肩から膝をうまく小刻みに震わせるのは、普段から練習しておいた方がいい。
 その場ではなかなか出来ない。
 いよいよ、二度目の生フェラをさせてもらうときは、「生フェラ初心者」を装うのが大切なポイントだ。
「私はやり方しらないから、教えて下さいね」と生フェラをする前に言っておこう。
 もちろん言わなくても判るように生フェラ下手を装うのも手だ。
 あくまでも「初めて」なのでやり方は全然知らないから、口に入れるだけしかできない。
 すぐに舌を使うなんてことは厳禁だ。
 まず口に含んで軽く唇をすぼめ、そのあとは何もしないでおこう。
 そうすれば男の子は「こいつ本当にやりかた知らないんだ」と信じ込んで色々と指示をしてくれる。
 ここで大事なのは言われた事以外はしないことだ。
 勝手に男の子に言われもしないテクニックを繰り出せば、初めてでないとばれてしまう。
 もちろん生フェラの最中も膝から肩まで小刻みに震わせて、生フェラに慣れていないことをを強調しないといけない。
 男の子が気持ちよくなってきたところで、男の子に見えるように顔を上げて涙を流そう。
 なんで自分はこんな事してるんだろう、それも会ったばかりの男の子相手に、どうしてこんなことになっちゃったんだろうという気持ちを精一杯の涙で表現しよう。
 涙は何と言っても女の一番の武器だ。
「生フェラをやらせたら、泣き出しやがって」と吹聴するのが男の子には嬉しくてたまらない事なのだ。

 生フェラのあと、すぐに洗面所に駆け込んで口をすすいだりしてはいけない。
 男の子にしてみれば興ざめだ。
 しばらくの間はすすり泣きを続けよう。
 喉の奥からこみ上げてくるように、時たま激しく嗚咽を繰り返し体中を震わせる。
 上手に嗚咽ができるよう普段から練習しておきたい。
 その後に大事なのは「身の上話」だ。
 相手が違うたびに別の身の上話しをする訳にもいかないので普段からストーリーをよく考えておこう。
「パパが不倫して、それでママも腹いせに不倫してて、家では二人とも口きかないの」とかはまあよくある話しだ。
「痴漢に遭うので高校の担任の先生に相談したら、セクハラされてラブホテルに連れ込まれたの。私それが初めてだったの」なんてのもいい。
「さっき彼氏に捨てられたばかりなの、それで初めて声を掛けられた人に付いていこうと思って、109の前で立っていたの」とかもいいが、これはそう何度も使えない。
「親に無理やり結婚させられるの、いやな相手だから結婚前に遊んでおきたくて」とかもよくある話しだ。
 他にも「彼氏を生フェラ狂いの女にとられたの、だから私も生フェラ上手になってやろうと決めたの」とかもいい。
 泣きながら身の上話しを続けてその後は「あなたに声かけてもらって本当によかった。話し聞いてくれた人あなたが初めて、だってこんな話し誰にもできないから」とか言うのも忘れてはいけない。
 最後に「必ず電話してね待ってるから」と言って電話番号を教えるのも大事だ。
 だけど男の子に電話番号を聞いたりはしてはいけない。
 男というのは、電話番号を教えるのはちょっとためらうことが多い。
 もちろん一度だけの生フェラの場合は嘘の電話番号を教えればいい。

 もちろん誘われるのはラブホとばかりは限らない。
 一番多いのがカラオケで、次に多いのが夜の公園だろう。
 夜の生フェラ名所になっている公園も多い。
 散歩しようとか誘われたら、それとなく生フェラスポットの公園に足を向けよう。
 それ以外でもいろいろと生フェラスポットは多い。
 最近では漫画喫茶などが生フェラスポットとしては人気だ。
 他にもビルの非常階段でとか。
 ビルとビルの隙間でというのも刺激が強い。
 電話ボックスで生フェラしちゃうカップルもいると聞く。
 もっと刺激が欲しかったら、相互勧賞生フェラ喫茶などもいいだろう。
 なんと言っても一番刺激が強いのは強制生フェラ。
 ラブホに連れ込まれていきなり縛られて強制生フェラさせられて写真まで撮られちゃうこともある。
 まあそれはそれで生フェラ待ちをするときは、そうゆうこともあると思って楽しむしかない。
 それが大好きで生フェラ待ちが止められないって生フェラ女もいるくらいだ。
 それよりももっとすごいのが集団強制生フェラだ。
 だけどこれは望んでもそう簡単に機会はない。
 その分、集団強制生フェラを経験すれば、生フェラの権威になれる。
 中学生でもう集団強制生フェラを経験したなんて自慢する生フェラ女もいるくらいだ。
「あんた、ちょっと生フェラしたくらいでいい気にならないでよ、私なんてもっと凄いこと知ってるんだから」と言うのは生フェラ女がよく口にする言葉だ。

 合コンでも生フェラの話題で盛り上がるのは請け合いだ。
 もし生フェラを経験したことのない女の子がいたらその時は、生フェラの喜びをできるだけ伝えてすぐにでも生フェラしたくなるような気分にしてあげよう。
 もちろん生フェラの秘術も残らず伝授してあげよう。
 そうすればすぐにでも生フェラしたくなるはずだ。
 話しが盛り上がったところで酔いが醒めるからと言ってちょっと強いカクテルを勧めよう。
 甘いカクテルならどんどん飲めるはずだ。
 そのうち、生フェラの話しが楽しくてたまらなくなって、今すぐ生フェラしたいなんて言い出すだろう。
 普段ならそんなことを思ったりしない女の子でも、酒を飲ませて脳みそが吹き飛んでしまえばなんとでもなる。
 女の子だったら誰でも生フェラ大好きなのよねというのが当たり前のことに思えて来るまでみんなで生フェラの話題で盛り上げよう。
 今すぐ生フェラできたら良いのにねと空っぽになった脳みそに思いこませるのだ。
 もちろん、女の子に強いお酒を飲ませれば酔って立つこともできなくなる。
 帰り道はタクシーで送ってもらうしかない。
 タクシーに乗せたら、ついでに男の子も一緒にタクシーに乗せて上げよう。
 生フェラを教えるのが上手な遊び慣れた男の子がちょうどいい。
「この娘、いますぐ生フェラしたいんだって」と男の子にこっそり耳打ちするのも大事。
 行き先はもちろん近くのラブホ。
 アパートまで送っていって部屋に上がり込んで介抱するってのもありだ。
 初生フェラはきっと忘れられない経験になるだろう。
 そしてまた生フェラ女が一人増えるのだ。

 生フェラの喜びは初生フェラだけではない。
 生フェラ調教、これは生フェラの喜びを深めるためにも是非受けたい。
 プロの生フェラ調教師に調教を受けると、さすがにもう生フェラの世界に体中が浸かって、もう抜けられなくなる。
 だがプロの調教師というのは、あくまでもプロの生フェラ女を養成するのが役目だ。
 生フェラ狂いの女にしたあとは、風俗に売り飛ばすか、それとも裏生フェラパーティーにでも出して一晩中生フェラさせられる。
 プロの生フェラ調教師にかかれば、女の幸せは生フェラ狂いになることだと身体に染みこむまで叩き込まれる。
 プロの生フェラ女になるつもりがないなら止めておこう。
 シロートの生フェラ調教師は俺は生フェラ調教師だと思いこんでる割には、あまり上手ではない場合が多い。
 そんな生フェラ調教師に出会ったときも、温かい目で見守ってあげよう。
 誰でも最初から思ったように上手に生フェラ調教ができる訳はない。
 生フェラ調教が終わればいよいよ、生フェラの新しい世界が見えてくる。
 露出生フェラ、交換生フェラ、集団生フェラそれに生フェラパーティーと楽しみは多いい。
 生フェラはそれだけ奧が深い世界なのだ。
 奥が深い分だけ、生フェラを探求するたびに新しい喜びと出会う。
 それがまた生フェラの楽しみだ。

 シロート生フェラ調教師だと思っていたら実はプロの生フェラ調教師だったなんて話しもよくある。
 最初にいかにもシロートっぼく誘われるとなかなか見分けは付かない。
 だが調教が始まるとやがて普通のシロートではないと気が付くことになる。
 プロの調教はさすがに凄くて、こんなに生フェラもあるのと心底思い知らさせる事になる。
 逃げられるという時でも、逆らう気持ちが消え失せてとても逃げられない。
 それがプロの生フェラ調教だ。
 その相手がプロの生フェラ調教師の場合には、裏生フェラビデオを撮られたり、裏生フェラ写真を撮られて、言うことを聞かないと学校に送るとか言われることになるだろう。
 それはプロの生フェラ調教師のいつものやり口だ。
 一度プロの生フェラ調教師に目付けられたら、もう逃れるすべはない。
 その時はその時で素直に言うことを聞くしかない。
 出張生フェラで働けと言われたら、自分から進んで出張生フェラ女になりますと言うしかない。
 喜んでやらせて頂きますと言えばそれで済むが、それが言えなければどんな仕打ちが待っているのかとても口にはできない。
 それはそれで生フェラ女の誰もが一度は通る道なのだ。
 毎晩寝る時間もなく生フェラをやり続けるのは、生フェラ女の究極の楽園だ。
 一度落ちたらもう二度とはい上がれない蟻地獄としか言いようのない楽園は生フェラ女が最後に行きつく所だ。
 それが判っていても一度生フェラを経験したらもう生フェラ女への道は誰にも止められない。
 私がどうしてこんなに生フェラが大好きなのか、話すと長くなるけど聞きたい人も多いと思う。
 私の大好きな生フェラ、次回をお楽しみに。

先生も生フェラが上手

あらすじ
 教育実習で東大から来た恵美子先生。彩香ちゃんのお姉ちゃんの佐織ちゃんにそっくりで生フェラ顔。廊下に張り出された運動会の時の恵美子先生の写真を誰かがイタズラして生フェラ写真とすり替えちゃった。

 私が初めて生フェラとい言葉を聞いたのは中学二年のときバレー部の部室でだった。
 先輩達が誰かのうわさ話をしていて「彼氏に生フェラせられらたんだって」とか言うのを聞いてしまった。
 どうも生フェラというのは女の子が男の子にするものらしいとは判ったけど、それ以上は想像が付かなかった。
 私は彩香ちゃんに「ねえ、生フェラって知ってる」とこっそり聞いてみた。
 彩香ちゃんとは小学校の時からずっと仲良しで、二人の間に内緒のことは何もない。
 中学の時もずっと同じクラスで、毎日学校へ通う行きも帰りも二人で一緒だ。
「私わかんない、本当は有紀ちゃん知ってるんでしょう、教えてよ有紀ちゃん」と逆に彩香ちゃんに聞き返されてしまったので彩香ちゃんも知らないのは間違いなさそうだ。
 彩香ちゃんが「私、ママに聞いてみるわね」と言うので、私は慌てて「駄目よ、ママになんか聞いちゃ」と思いとどまらせようと大声をだした。
 彩香ちゃんもママに聞いたら都合が悪いことらしいと何となく気が付いたらしくてあとは黙り込んでしまった。
「だけど、バレー部の先輩はみんな知ってるみたいだし、それに二年生でも知らないのは私達だけみたい」とまた私は余計な事をいってしまった。
 彩香ちゃんは少し考えてから「私お姉ちゃんに聞いてみる」と言った。彩香ちゃんのお姉ちゃんの佐織ちゃんは彩香ちゃんより三つ年上で高校生だ。
 佐織ちゃんならきっと知ってると私も思ったけど、いくらお姉ちゃんでも聞けることと聞けないことがある。
 彩香ちゃんもそう思ったらしく「やっぱり駄目よね」と下を向くとまた黙り込んでしまった。私はそれからは生フェラの事は話題にしないことにした。

 中学三年の春の修学旅行の時、京都の旅館で夜になってお布団に寝ながら誰かが「生フェラって知ってる」とか言いだした。
 もちろん知らないから聞いたのではなくて、自分の知識を披露したくて言いだしたのだ。
 私はこれがチャンスだと思って、彩香ちゃんの顔を確かめた。
 彩香ちゃんも今しか聞くチャンスはないと思ったようで小さく頷いて私の顔を見返した。
 私は思いきって「ねえ生フェラってなんのこと」とみんなに聞いてみた。
 すると知らないのは私と彩香ちゃんだけだったみたいで、一斉に馬鹿にしたような視線が私に集まった。
 みんなは私の質問には知らん顔をしてまた生フェラ談義を始めた。
 私は訳も分からずに判った振りをして、みんなの話しを聞いては一緒に笑い転げた。
 もう経験したことがあるような調子で講釈を垂れる友達も実際に経験したかどうかは怪しい物だ。
 それに「男の子が喜ぶから」とか「やらないと男の子に逃げられるから」とか言うだけで、やるのが当たり前みたいにみんなで言うのはなんとも納得のいかない気がした。
「生フェラ好きの女は、生フェラ顔をしてるからすぐ判るんだって」と早苗ちゃんが大声で言った。
 それを聞いた彩香ちゃんは少しでも話しに加わりたいと思ったのか「ねえ、なにその生フェラ顔ってどんな顔なの」と口を挟んだ。
 早苗ちゃんは大声で「あんたみたいな顔よ、馬鹿ずらで、いつも半分口があいてて」といった。
 彩香ちゃんは急に泣き出すと涙が止まらなくなった。
「あんた、生フェラ顔してるから生フェラ顔だっていったんじゃないの、ねえ彩香ちゃんは生フェラ顔よね」と早苗ちゃんが言うとほかのみんなも「そうよ、生フェラ顔よ、お姉ちゃんと二人そろって生フェラ顔してるわ」と調子を合わせてはやし立てた。
「あんたのお姉ちゃんなんか、この学校じゃ一番生フェラ上手なんだってよ」とまた早苗ちゃんが言った。
 とうとう彩香ちゃんは居たたまれなくなって、トイレに行くと言って部屋から出て行ってしまった。
 修学旅行から帰ってきてからは、みんな当たり前のように教室で生フェラの話しをするようになった。
 中学生三年生にもなれば女子校ではそれが当たり前みたいだ。
 女の子しかいないのだから一度話題がエッチな方に走り出すともう誰も止められない。

 修学旅行のすぐあとに、「教育実習の先生が来るとことになった」と担任の先生がホームルームのときみんなに告げた。
 教育実習って最初はなんのことか判らなくて「大学の学生が授業をしに来る」と担任の先生が説明すると教室中がざわめいた。
 東大生だというのできっと男の人が来るに違いないと女の子達は期待したようだ。
 最初の授業の日には、社会科の時間に教室のドアが開く前は教室中がシーンと静かになった。
 どんなカッコイイ大学生の男の子が来るんだろうとみんなそればかり期待していた。
 だけどドアがあいて担任の先生の後から入ってきたのは大人しそうな女子大生だった。
 長瀬恵美子と大きく黒板に自分の名前を書いて、正面を向きながらうつむき加減に下を向き、すこしたって顔を上げると「私がこれから一緒にみなさんと勉強する、長瀬恵美子です」とやっと聞こえそうな小さな声で自己紹介した。
 彩香ちゃんはその顔を見て驚きのあまり息を小さく飲み込んだ。
 私も驚いて恵美子先生の顔を見つめて目を丸くした。
 恵美子先生の顔立ちは彩香ちゃんのお姉さんの佐織ちゃんにそっくりのやや面長の小顔で、口が小さく頬がふっくらとした顔だった。
「あーあ、がっかり」という声が教室に聞こえて、ため息ばかりがそのあと教室中に繰り返し響いた。
 女子校の女の子にとっては男の子と知り合うチャンスなど滅多にない。
 その最大のチャンスが消えて無くなって、がっかりするのも無理はない話しだった。
 しかしまあ、よく考えてみれば女子校の教育実習に男の大学生なんかが来たら、大変なことになるのは判ってる。
 来るはずがないのは当たり前の事だった。

 ようやく教室も静かになると、恵美子先生は「私は東大の文学部の4年で、歴史文化学科に所属しています、今日から一緒に社会科の勉強をしますので、みんなも一緒に勉強してくださいね」とあらかじめ用意してきた台詞を読み上げるような口調でたどたどしくみんなに話し掛けた。
「倶楽部は考古学研究会に入っていて、去年は合宿で遺跡の発掘をしたんですよ。ちいさなへらを使ってドロを取っていくのが本当に楽しくて、一日6時間くらい発掘するんです」
「そうすると地面の下から、小さな埴輪の欠片がでてくるんです。でも滅多に出てこないから出てきたときは本当に嬉しくて」とすっかり夢中になって恵美子先生が話しを続けた。
 誰も発掘の話しなんか聞きたくもないし、いったい何が面白くてそんなに夢中になって恵美子先生が話しつづけるのか、ただ黙って無言でいるしかなかった。
 恵美子先生も、教室がすっかり静かになっているのに気が付いたらしくやっと発掘の話しは止めてくれた。
「私はこの学校に中学高校の6年間、いま皆さんのいる教室で勉強して、いまは東京大学で勉強しています」という話しを始めると、急に教室がざわめいた。
 私立の中学高校一貫校の希美学園でも、東大に合格する生徒は年にそう何人もいない。
 一通り恵美子先生の自己紹介が終わると「なにか質問はありますか」と最後に締めくくった。

 女子校の女の子達に「質問はありますか」とか聞いたら、何を聞かれるかはもう当たり前なほど決まり切っている。
「彼氏はいますか」と誰かが大声で手を挙げながら叫んだ。
 教室が一瞬ざわつくと先生は「いません」ときっぱり答えた。
 どうやら最初から真っ先にその質問が来ると思ってあらかじめ答えを用意していた様子だった。
 それから「どんなタイプが好きですか」とかまた他の女の子が聞いた。
 恵美子先生は「そうですね、やっぱり優しくてそれでいて男らしい人がいいですね」と当たり障りのない答えをした。
 すると「この学校に優しくて男らしい先生いますか」とまた質問が飛んできた。
 これにはちょっと困った様子で「それは」と言って口ごもった。
「いるわけないじゃん、そんな男いねーよ」と誰かがいうと、教室中がどっと笑った。
 もう質問も終わりかけたとき「生フェラ得意ですか」と彩香ちゃんの隣の席の早苗ちゃんが大声で言った。
 恵美子先生はさすがに言葉に詰まって何も言わずに眉を歪めて早苗ちゃんを睨み付けた。
 すると早苗ちゃんは「彩香ちゃんが聞けって言ったんです」とまた大声で叫んだ。
 今度は教室中の女の子がどっと笑ったので彩香ちゃんは泣き出しそうな顔になった。
 恵美子先生は教壇に置いた教科書を手に取ると「じゃあ、138ページを開いて」と言いながら授業を始めようとした。
 だが教室中の笑い声はすぐには止まなかった。

 次の授業の時、ちょうど教科書は弥生時代の話しが載っていた。
 ページをめくると埴輪の写真が載っていて、口を半分変な風に開けていて、眉毛もなんとなく変な顔だった。
 なんだか見た感じは、恵美子先生に似ているので教室中がすこしざわめいた。
「この埴輪なんの顔だか判りますか」と先生が言うと早苗ちゃんがすぐに「先生これは、生フェラ顔です」と大きな声で言った。
 恵美子先生は今度も困った顔をしてすぐには言葉が出なかった。
 早苗ちゃんが「彩香ちゃんが言えっていったんです」とまた彩香ちゃんのせいにすると、教室中がどっと笑った。
 彩香ちゃんはもうとても我慢しきれなくて、泣きながら教室を飛び出していってしまった。
 恵美子先生は私に「有紀ちゃん、様子見に行ってくれる、授業はいいから」と言ってくれたので、私は彩香ちゃんのあとを追いかけていった。
 彩香ちゃんは廊下を駆け抜けて、体育館の裏まで行くとコンクリートの床に膝を突いて一気に泣き出した。
 私が背中を撫でてあげると、彩香ちゃんは何度も喉をしゃくり上げて涙が止まらなかった。

 翌日の昼休み彩香ちゃんが「ねえ、ちょっと図書館に来て」と言うので私は付いていった。閲覧室の一番奥の角に座ると、ちょうど本棚の陰で他からは誰にも見えない席だった。
「これちょっと見てよ」と彩香ちゃんが鞄から変な写真を取りだした。
「体育の時間にブルマーに着替えてハンカチ取りに戻ってきたら、私の鞄に入ってたの」
「きっと誰かが私の鞄にいれたのよ、間違いないわ」
「それでなんで私の鞄に写真いれたと思うの」と言いながら彩香ちゃんが見せてくれたのあまりはっきりとは映っていない写真で、誰なのかもよくは判らなかった。
 口紅もしてアイシャドーもして、随分と濃いめにお化粧をしている。
 長い髪を後ろで縛っているので普段とは違う髪型だけど、恵美子先生に似ている気がした。
 だけどなんだか変な写真だった。
 その口元に青紫色の筋のはいった褐色の太い棒をくわえている大写しの写真だった。
 私はその恵美子先生がなにか大きなお菓子を食べている写真だと最初は思った。
 だけど口にしているのはなんだか変な色だし形もどうも変だ。
「ねえ、きっとあれじゃない、きっとあれよ」と彩香ちゃんが真顔で私に問いかけた。
「あれってなんなの」と私は思わず口にしそうになったが、すぐに言葉を飲み込んだ。
「男の人のオチ×チ×よねこれ」と私が言う前に彩香ちゃんが「これが生フェラなのよ、これが生フェラ顔なのよ」とびっくりする位の大きな声で言った。
 これが生フェラなんだと私は急になんだか怖くなって改めて写真をよく見た。
 だけど恵美子先生が生フェラしてる写真にしては何だか変だった。
 着ているて服がこの学校の制服、それもリボンの色は紺で高校だ。
 そう言えば彩香ちゃんのお姉ちゃんの佐織ちゃん顔にも似ていると言えば似ている。
 でも似ているというだけで、本当にお姉ちゃんの佐織ちゃんなのかは写真を見ただけでは見分けは付かなかった。

「誰が犯人なのか突き止めれば、これがお姉ちゃんなのか、それとも恵美子先生なのかはっきりするわ、ええきっとそうよ」と彩香ちゃんが言いだした。
 だけど誰が写真を彩香ちゃんの鞄にいれたのか、簡単に白状するはずはない。
 彩香ちゃんは良い考えがあるからと、写真をこっそり鞄に隠してまた教室に戻ると教壇の上に置いてある出席簿をこっそり開けた。
 昼休みの時間にみんなで校庭に出ているので、教室には誰もいない。
 チャイムが鳴ればみんな教室に戻ってくるはずと思ったとき、チャイムの音がちょうど聞こえてきた。
 彩香ちゃんは急いでさっきの写真を出席簿の間に挟むと知らん顔をして私と校庭に出た。
 ちょうど入れ替わりにチャイムの音を聞いた生徒達が下駄箱から教室に入ってきた。
 私と彩香ちゃんはわざと少し遅れて一番あとから教室にもどった。
 チャイムが鳴り終わると恵美子先生がドアを開けて教室に入って来た。午後の最初の授業は社会科だ。
 恵美子先生が出席簿を開けるとそのまま目が大きく見開いたまま凍り付いた。
 無言のまま何も言えない時間がすぎて、教室の女の子達も先生の様子が変なのに気が付いた。
 恵美子先生はやっと口を開いて「出席簿にこれを挟んだ人は誰」と声が震えながら小さな声でみんなに聞いた。
 恵美子先生はさっきの写真を裏にしたまま出席簿から上に持ち上げてそのまま目が見開いて凍り付いた。
 先生のあまりの形相に、女の子達は声もだせずに教室はシーンと静まり帰った。

「最初に教室に入ったのは誰」と恵美子先生が聞くと「早苗ちゃんが一番最初です」と誰かが答えた。
「そう、じゃあ一番最初に教室に入った人がきっと誰がこの写真を出席簿に挟んだのかきっと見てるはずね」と恵美子先生が言うと早苗ちゃんは「私は見てません」とだけ答えた。
 それじゃあ、最後に教室に入ったのは誰かしらと恵美子先生はまたみんなに聞いた。
「彩香ちゃんと、有紀ちゃんが最後に入ってきたんです」とすぐに早苗ちゃんが答えるとみんなもそれに頷いた。
 だけど最初に来た人と、最後に来た人が判っても犯人が分かるはずはない。
「これから持ち物検査します」といきなり恵美子先生が言いだした。
 それを聞いて急に教室中が騒がしくなった。
 女の子というのは中学生でもちょっと内緒にしなければならない物は大抵もっているものだ。
 いきなり持ち物検査なんかされても困る女の子はいっぱいいる。
 恵美子先生は「いい、隣の席の女の子の持ち物をお互いに調べるのよ、なにか変な物があったら先生の所に持ってきなさいいいわね」と言うと怒ったような顔でみんなを睨み付けた。
 ここで変に逆らってもまた騒ぎが大きくなるだけだ。
 みんな諦めて隣の女の子の持ち物を調べる振りを始めた。
 中学三年にもなればみんな「コン×ー×」くらいは財布に入れてる。
 そんな物を見つけたところでいちいち先生に報告する人などいる訳は無かった。
 誰かが「何も見つかりません」と言うと、それに続いて他の女の子達も持ち物を調べるのはいい加減にやめにして「何もありませんでした」と言って席に戻った。
 自分の鞄に写真を入れたのは早苗ちゃんに違いないと彩香ちゃんは見当を付けたようで必死になって早苗ちゃんの荷物を調べた。
 みんながもう調べるのを止めて席に座った後も最後まで彩香ちゃんは何度も早苗ちゃんの鞄や、机の中を調べ続けた。
 だけど何も出てこなかった。
 結局なにも見つからないまま犯人探しはそれで終わって、彩香ちゃんの鞄に誰が生フェラ写真を隠したのかは判らなかった。
 もちろん生フェラ写真に写っていたのかが誰なのかも謎のままだった。

 教育実習が始まって最後の週になると、春の運動会が間近になった。
 ホームルームの時間には、出場する競技を決めるくじ引きをしたり、前の日には応援に使うボンボン作りなどもして大忙しだった。
 運動会の当日はよく晴れ渡ったいい天気で、学校のグランドには朝から父兄が詰めかけていた。
 運動会は高校と中学が合同で行われて、見物に来るのはあらかじめ入場券を渡された父兄だけだ。
 狭いグランドではあまりたいした競技はできないのだが、それでも女の子達は運動会を楽しみだった。
 クラス対抗の仮装競争では、担任の先生がモデルになって仮装をしてグランドを一周する。
 三年百合組では、恵美子先生が担任の先生の代わりに出場した。
 男の先生は、毎年セーラー服や、チアリーダーや看護婦の仮装をさせられるので、仮装競争に出るのはみんないやがっているので、担任の先生は逃げたのだ。
 もちろん、生徒にとってはいやな先生に仕返しをする年に一度のチャンスなので、先生のいやがる女装をさせるのは楽しみの一つだ。
 恵美子先生が走って行ってクジを引くと、当たったのは高校の制服のセーラー服だ。
 担任の先生は来賓席で競技をみながら今年はでなくてよかったとホットした表情だった。
 女の子達がいっせいに先生の周りを取り囲むと、先生にセーラー服を着せた。
 スカートを履かせた後、無理やり下のジャージを脱がそうとみんなでジャージを掴んだ。
 先生はジャージまで脱がされるとは思っていなかったようで、あわててジャージを押さえようとしたが、女の子達に取り囲まれてとても抵抗する余裕はなかった。
 恵美子先生のジャージが足元にずり降ろされると白い足が太陽の明るい光の中で輝くようにむき出しになった。
 女の子が見ても細くてすらっと伸びた足は魅力てきで、ため息のような声があちこちから聞こえた。
 最後に生徒の一人が、お弁当に持ってきたらしいアメリカンドッグを先生に渡した。
 恵美子先生は訳も分からずに、黄色いマスタードがついたアメリカンドッグを片手に場内を一周した。

 クラス対抗の仮装競争では最後に来賓席前で、一人づつ写真を撮られることになっている。
 写真の係は生徒会の役員の早苗ちゃんだ
 この写真は卒業アルバムにも載せることになっているのでそれで先生達はみんないやがっているのだ。
 チアリーダーの衣装を着せられた理科の先生は「先生ちゃんとポーズ取って下さい、足上げて手を振って」と生徒に注文を付けられていた。
 この日ばっかりは生徒の命令には逆らえないので先生は必死になって足を上げようとしたが不格好に転びそうになるだけだった。
 テニスウェアの格好をさせられた先生は生徒から一番不人気な国語の男の先生で、ご丁寧にアンダースコートまで穿かされていた。
 早苗ちゃんにいろいろとボーズを指示されて、テニスのラケットを持ちながら笑顔を作って写真を撮られていたがその顔は半分泣き出しそうなくらい惨めだった。
 恵美子先生の番になると「先生アメリカンドッグを食べて下さい」と早苗ちゃんが注文を付けた。
 マスタードがいっぱい付いたアメリカンドッグをほおばると、よっぽど辛かったのか先生は顔を歪めて吐き出しそうになった。
「もっと奧まで入れて下さい」と早苗ちゃんに言われて、無理をして口いっぱいにアメリカンドッグを押し込んだ。
 早苗ちゃんは手早くシャッターを押すと何枚も写真を撮っていた。
 最後に仮装した先生全員で集合写真をとってやっと写真撮影は終わった。

 仮装競争も終わると、お昼のお弁当の時間になった。
 父兄が来ている女の子達は一緒にお弁当食べに父兄の席に移ったが、彩香ちゃんのお姉ちゃんの佐織ちゃんは運動会だというのに休みでお母さんもお父さんも誰も来ていない。
 私も家族は誰も来ていないので、彩香ちゃんと一緒にお弁当を食べることにした。
 彩香ちゃんはお母さんがお弁当を作ってくれなかったとか言って、駅前のコンビニで朝買ってきたおにぎりを取りだした。
 私のお弁当の海苔巻きは朝お母さんが作ってくれた手作りだけど、随分と太巻きで彩香ちゃんと二人でもとても全部は食べられそうになかった。
 私は恵美子先生にも食べてもらうと思って来賓席の先生を捜した。
 だけど恵美子先生は来賓席にはいなかった。
 早苗ちゃんが「ちょっと、恵美子先生の彼氏来てるよ」とこっそり教えてくれた。
 父兄の席の真ん中辺に、恵美子先生がさっきの制服の仮装のまま座っていて、そばに大学生らしい背の高い男の人が立っていた。
 恵美子先生がお弁当を拡げると、男の人は先生に渡されたさっき仮装行列で使ったアメリカンドッグを食べていた。
 アメリカンドッグはさっき恵美子先生が、口いっぱいに頬張ったばかりだ。
 そのアメリカンドッグをそのまま男の人に渡して食べさせるってことは、二人がもう出来てるって証拠だ。
 彩香ちゃんもそれに気が付いて、いやなものでも見るような目つきで恵美子先生の方をちらっと何度ものぞき見した。
 早苗ちゃんが「恵美子先生きっと、生フェラしたんだ、生フェラしたに決まってるわよ」と小声でいうと、周りの女の子がくすくすと隠れて笑うのが聞こえた。

 運動会が終わった翌々日、廊下の掲示板に運動会の写真が張り出された。
 写真を撮ったのは生徒会の役員の早苗ちゃんだ。
 生徒会の備品のデジカメは旧式なので綺麗には映らない。
 だけど早苗ちゃんは最新式のカメラを家からもってきていつも使ってる。
 それにプリンターも生徒会で使ってる古いプリンターじゃなくて、お父さんが仕事で使ってる超高級なプリンターだ。
 写真はどれもとても綺麗に映っていて女の子達は掲示板の前に集まって動こうとしなかった。
 みんな自分の映っている写真を一生懸命探しては「よく映ってる」とか「私変な顔」とか口々に大声をだしていた。
 自分が映っている写真を欲しい人は、番号を書いてポストに入れることになっている。
 仮装競争の時の先生方の写真もたくさんあって、生徒達は面白そうに眺めていた。
 だけど女の子達が大勢掲示板の前に集まっていて、遠くからはなかなか写真が見えなかった。
 チャイムの音が聞こえると、掲示板の前にいた女の子達が教室に戻りはじめて、やっと私は写真を間近で見ることができた。
 チアリーディングの仮装をした先生が不格好に足を上げている写真は卒業アルバムにもきっと載るに違いない。
 恵美子先生が高校のセーラー服を着ている仮装競争の写真を探してみたが、どこにも見当たらなかった。
 その代わりに恵美子先生が大きな口を開けて、アメリカンドッグを頬張る写真が模造紙に貼り付けてあった。
 いかにも生フェラしてるとこらしい写真を見て女の子達はひそひそ声で「やっぱり恵美子先生、生フェラ得意なんだ」と噂していた。
 仮装競争のとき、恵美子先生がアメリカンドッグを渡されたのは最初からこの写真を撮るのが目的で、そんなことを考えつくのは早苗ちゃんしかいない。
 先生にみつかったらきっと大変なことになると思ったが、先生達は恵美子先生のその写真を見ても別になにも思わなかったようだ。

 翌日の朝、掲示板の前は女の子達が集まって大変な騒ぎになっていた。
 いったい何が起きているのか、女の子達が大勢で掲示板の前から動かないので何がなんだか判らなかった。
 チャイムが鳴って教室に女の子が戻り始めると、私は掲示板を確かめて見たがなんでそん騒ぎになっているのか理由が分からなかった。
 もう教室に戻ろうと思って、ふと恵美子先生の写真を見ると私はびっくりして飛び上がりそうになった。
 昨日見たアメリカンドッグを口に入れた写真ではなくて、生フェラ写真と入れ替えてあったのだ。
 高校のセーラー服を着た恵美子先生の顔は、この間彩香ちゃんの鞄に入れられていたのと同じ写真だった。
 私はすぐにでも写真を外した方がいいと思ったが、私が外したら私が写真を入れ替えた犯人だと決めつけられてしまうと思った。
 きっと誰か気が付いた人が写真を外すはずだし、私がすることもないと思ってそのまま教室に戻った。
 先生達はすぐには気が付かなかった様子で、昼休みになってもまだ写真は貼ってあった。
 夕方になってもまだ写真が貼ってあったので女の子達は掲示板の前に集まって大きな声で嬌声を上げては、誰かが何か言うたびにどっと笑い声が廊下に響いた。
「やっぱり恵美子先生、生フェラ大好きなんだ」と誰かが言うと他の女の子が「きっと生フェラ得意なのよ、絶対得意なんだから」とまた言い返した。
 私はもうとても聞いて要らなくて彩香ちゃんを誘ってすぐに家に帰った。
 途中の帰り道で彩香ちゃんが「やっぱり、あの写真恵美子先生だったのね、みんな恵美子先生だって言ってるから、やっぱりそうだったのね」と私に言ったけど私は返事しなかった。

 翌日の朝になって、やっと誰かが先生に報告したらしくて写真はかたづけてあったが丸一日恵美子先生の生フェラ写真が張り出されていたのはもう打ち消しようがなかった。
 午後になって、恵美子先生の最後の授業が始まると写真の話しは恵美子先生の耳にも入ったようでまるで凍り付いたような口調で先生は教科書を読み上げた。
 恵美子先生の最後の授業が終わると、担任の先生が来てそのままホームルームの時間になった。
 簡単なアンケートの紙が配られてみんなが書き終わると、恵美子先生が最後の挨拶をした。
「みなさんと一緒に勉強ができてとっても嬉しかったです」と最後に締めくくると先生は涙を流していた。
 だが嬉しいだけの涙ではないことは、誰が見ても判った。
 教室の女の子達はどう反応して良いのか判らずに無言のままだった。
 ホームルームも終わったとき、担任の先生が彩香ちゃんに「あとで、職員室に来なさい」とこっそり声をかけた。
 彩香ちゃんは急に体が震え上がったように凍り付いた。
 先生に呼びつけられたら困ることがなにかあるのだと私にもすぐに気が付いた。
「ねえ、有紀ちゃん一緒にきて」と彩香ちゃんが言うので私はいやだったけど職員室に一緒に行った。
 彩香ちゃんを待っていたのは恵美子先生で「ちょっと話しがあるから」と言って三人で図書館の準備室に行った。
 恵美子先生が準備室のドアを鍵であけると小さな部屋には誰もいなかった。
「ねえ、彩香ちゃん、彩香ちゃんはとっても素直で、よく勉強するいい女の子だと私思うのよ」と恵美子先生が彩香ちゃんに語りかけた。
 そんな話しをするためにわざわざ呼び出されたはずもないので、私まで緊張して体が硬くなった。

「ねえ、彩香ちゃん。何か悩み事とかあるんじゃない、困った事があったら何でも先生に話してちょうだい。きっと先生が力になって上げられると思うのよ」と優しい口調で恵美子先生が彩香ちゃんに語りかけた。
 彩香ちゃんは、どうして先生がそんなことを言い出すのかすぐには理由が分からない様子で「あの、別にありません」と素っ気なく答えた。
 すると恵美子先生は「お父さんはいつも何時ぐらいに帰って来るの」と話しの矛先を変えて彩香ちゃんに聞いた。
 彩香ちゃんは今まで私にお父さんの事など話したことはない。
 お父さんがいつ帰って来るのなんか私も知らないし、なんで恵美子先生がそんな事を聞くんだろうと思ってると彩香ちゃんは「いつ帰って来るのか判りません。だって夜中遅くにいつも」と言って途中で言葉がとぎれてしまった。
「そう、じゃあ休みの日はいつもなにしてるのかしらお父さん」とまた恵美子先生が優しい口調で彩香ちゃんを問いただした。
「お父さんは朝早く起きて、車でゴルフに行くんです。私が起きる頃にはもう出かけていないので、いつ出かけるのか知りません」と答えた。
「それに帰りはいつも遅いし、早く帰ってきてもお酒飲んでたり、会社の人と一緒だったりして家で麻雀するんです」
「麻雀するときは、夜中すぎまでやってて、うるさくてとても寝られなくて」と一気に彩香ちゃんが言い放つとまた言葉が詰まったように口を閉じた。
「じゃあ、彩香ちゃん、お父さんとはいつお話してるの。学校の事とかお話したいでしょう。運動会の事とかも」と恵美子先生に言われて彩香ちゃんは「お父さんとなんか話したことありません、お父さん私の話なんか聞いてくれないから」と涙ぐんで答えた。

「それじゃあ、お母さんはどう、お母さんはお父さんと仲がいいのかしら」と恵美子先生がはっきりしない言い方で彩香ちゃんに聞いた。
「私知りません、お母さんは『お父さんには何をいってもしょうがないから言うだけ無駄だから何も言わないの』っていつも言ってるから」とだけやっとのことで答えた。
「それで、お母さんがいないとき、会社の女の人とか家に来たりすることあるの、ほら仕事で女子社員の人とかもいるでしょう」と恵美子先生が言うので、私にもだんだん話しの筋書きが判ってきた。
「お母さんが法事で里帰りしたとき、パパが日曜日珍しく家にいて、会社の女の人が仕事の打ち合わせで訪ねてきたことがあったんじゃない」と恵美子先生が問いつめると、彩香ちゃんも「ママがいないときは、確かにパパの部屋で女の人が一緒にいるの見たことあります」と答えた。
「そう、それでその女の人、パパに生フェラしてたって本当なの」と恵美子先生がやっと核心の質問を切り出した。
 きっとお姉ちゃんの佐織ちゃんが見てたに違いない、それで恵美子先生の耳にも入って、彩香ちゃんまでが呼び出されたんだと私にも事情が分かってきた。
「その女の人はとっても、生フェラが上手で、パパも生フェラが上手な女の人が大好きなんだって本当なの」と先生が言うと彩香ちゃんは「どうして男の人って生フェラが大好きなんですか、どうしなんですか」と恵美子先生に逆に聞き返した。

「どうしてかしらね」と恵美子先生が曖昧に言葉を濁すと返事に困って下を向いた。
 すると今度は彩香ちゃんが「私、生フェラなんて大嫌い。先生、生フェラ好きなんですか」と逆襲した。
 恵美子先生は「先生にそんなこと言うもんじゃありません、何言い出すの」と急に怒り出した。
「先生は生フェラなんか知りません、知ってるわけないでしょ」と恵美子先生が大きな声で怒鳴ると「嘘ばっかり。先生、生フェラいつもしてるんでしょう。先生も生フェラ大好きなんだ、そうなんでしょう。先生、生フェラ大好きなんでしょう」と今度は彩香ちゃんが構わず言い返した。
「みんな言ってます。先生、生フェラ大好きなんだって」と彩香ちゃんが言うと恵美子先生が「あなたこそ、生フェラ大好きなんでしょう、生フェラ大好きだってみんな言ってるわよ」とかっとなって怒鳴った。
 そう言い終えた後、恵美子先生は、はっとして言っていけない事を言ってしまったという顔をして言葉を飲み込んだ。
「ごめんなさい、彩香ちゃん」と恵美子先生が言いかけると彩香ちゃんは「先生なんかだいっきらい、パパもママもみんな大嫌い」と言って泣き出してしまった。
 恵美子先生はあわてて彩香ちゃんをなだめようとしたが、それより早く彩香ちゃんは準備室を飛び出してもう戻っては来なかった。
 恵美子先生は困った様子で私に「今日のことは誰にも言わないでね、もちろん生フェラの話しもしちゃだめよ」と言うと何度もため息を吐いた。

私の生フェラ初体験

あらすじ
 彩香ちゃんが家庭教師の義信さんと生フェラ初体験をしたと聞いて私はうらやましくて我慢できない。私も義信さんと生フェラ初体験をさせてもらって幸せで胸が一杯。生フェラビデオまで撮られちゃった。

 恵美子先生の教育実習も終わり次の日から、教室は普段と変わらない毎日に戻った。
 数日たって彩香ちゃんと一緒に学校から帰るとき「ねえ、面白いDVDがあるんだけど見ていかない」と彩香ちゃんが私を誘った。
 彩香ちゃんが面白いと言うのだからきっと「ケロロ軍曹」かなんかだし、それとも怖いホラー映画のDVDかも知れないと思った。
 彩香ちゃんの家に上がるときお母さんに挨拶しようと思って「おじゃまします」と言ってみたが返事は無かった。
「いまお母さんでかけてて留守だから、このところいつも帰りが遅いの、お姉ちゃんも帰りは遅いから誰もいないのよ」と彩香ちゃんが言うので私は勝手に玄関を上がって彩香ちゃんの部屋に付いていった。
 彩香ちゃんの部屋は可愛らしいピンクのカーテンが窓に下げてあって、勉強机は最新式のパソコン机だ。
 彩香ちゃんのお父さんは証券会社の支店長で「子供の頃からコンピュータの勉強をしないと時代に乗り遅れる」とかが口癖で彩香ちゃんはもう小学校の時からパソコンでインターネットを使ってる。
 ママは彩香ちゃんにはバレーとピアノを習わせたかったらしいけど、パパは将来役に立つようにと英会話教室に行かせたとか前聞いたことがあった。
 彩香ちゃんはバレーをやりたかったのにやらせてもらえなかったのでパパは嫌いだとかも聞いた覚えがあった。
 彩香ちゃんがパソコンの電源をいれると、カタカタと音がしてパソコンの画面が出た。
 パソコンも最新式で学校のコンピュータ室に置いてあるパソコンより全然性能がいい。
 彩香ちゃんは「ともかく凄いんだから」といって何も書いていないDVD-ROMを引き出しの奧から取りだすとパソコンに入れた。

 パソコンの画面に映っている画像は一面ピンク色がかった肌色で、最初は何が映っているのかすぐには判らなかった。
 だけど、女の人の顔がアップの大写しで画面いっぱいに映っているがすぐ判った。
 目は半分開いて、眉がつり上がっている。
 そして真っ赤な唇には、大きな紫色の太いものが奧まで入れられている。
 女の人の顔が前後に動きながら、そのおっきなものを口の奧に入れたりだしたりしている。
 生フェラだこれが生フェラなんだと私はすぐ判った。
 この間見せられた生フェラの写真はただ口にくわえるだけの写真で私はそれが生フェラだと思っていた。
 だけど本当の生フェラは唇でしゃぶりながらこんなに出したり入れたりするんだ、それも喉の奥まで突き入れてもらうんだと判って私は本当に身震いがしてきた。
 女性の苦しそうな顔は、半分は嬉しくて泣き出しそうにも見えた。
 これが初めて見る裏生フェラビデオだった。
 裏生フェラビデオを初めて見た時は誰でも普通の気持ちではいられないと思う。
 私も将来は自分も生フェラをするようになるんだ、このビデオと同じことするんだ、いやしなければいけないんだと思うとなんだか怖くなって身体が震えてきた。
 私はなんだか気分が悪くなって「お願いもう止めて、気持ち悪い」と彩香ちゃんに言ってしまった。
 彩香ちゃんも初めて私が裏生フェラビデオをみたのが判ったらしくてなにも言わずにビデオを止めてくれた。

 家に帰っても一晩中生フェラの場面が目に焼き付いて眠れなかった。
 明け方窓の外がうっすらと明るくなる頃、半分目が覚めてまた生フェラの場面が目に浮かんできた。
 私は自分が初めて生フェラするときの事を想像してみた。
 あのおっきいのが唇を押し分けて入ってくるんだと自分に思いこませると体中が震え出して止まらなかった。
 朝方になってお布団から出ると、私はすぐに学校の制服に着替えた。
 彩香ちゃんの家まで一人で歩いていくと、玄関の前にはもう彩香ちゃんが私を待っていた。
 昨日のことなど全然気にもしていない様子で、彩香ちゃんはニコニコとして手を振ってくれた。
 私はとてもいつものように笑顔を作ることなんかできなかった。
 学校についても授業の間中ずっと頭の中は生フェラの事でいっぱいだった。
 放課後彩香ちゃんの家まで一緒に帰ると、もう一度裏生フェラのビデオを見せてもらった。
 彩香ちゃんもも「一度見たら、何度でも見たくなるでしょう、誰でもそうよね」と言ってDVD?ROMをまたパソコンに入れてくれた。
 二度目に見た生フェラ。
 それはあっけないほど当たり前の光景で、最初に見たときの感激はなかった。
 目の前で繰り返し女性の口の中に押し込まれるおっきいものはなぜかもう不気味な物には見えなかった。
 自分もいつかは生フェラしたいなと自然と思えてきて、なぜ最初に見たときあんなにショックを受けたのか自分でも判らないくらいだった。

 彩香ちゃんは何度か私の顔色をうかがいながら、手元のマウスを動かしていた。
 私が「もう止めて」と言い出すと思って、すぐビデオを止められる様に用意しているのだと判った。
 だけどそれだけではないと私はすぐに気が付いた。
 彩香ちゃんは私が裏生フェラDVDを見てどんな反応をするのか、確かめたくて私の様子を伺っているんだ。
 はじめて裏生フェラDVDをみたら彩香ちゃんでもとても普通の気持ちではいられるはずはない。
 私も彩香ちゃんが裏生フェラDVDを見たときと同じ反応なのか、確かめたくてわざわざ私に裏生フェラDVDを見せてるんだとなんとなく判ってきた。
 そう気が付くと私は気持ちに余裕が出てきて裏生フェラDVDを最後まで見てやるんだと思った。
 なるほど生フェラするときは女の子が口の中に喉の奥まで入れるんだと言うのはなるほどよく判った。
 だけど最後にどうなるのかは、私もまだ知らなかった。
 きっと彩香ちゃんはもう見て知ってるんだ、だから見てても全然平気なんだと思うと私は最後まで絶対見るんだと心に決めた。
 だけど裏生フェラDVDはいつまでたっても、同じような場面が繰り返されるだけで何も起きなかった。
 やっぱりこの裏生フェラDVDには全部は映っていないんだと私が思ったとき急に画面で男の人の腰の動きが早くなった。
 早苗ちゃんも、男の人は直前に腰の動きが早くなるんだと自慢げに話していた。
 いかにも経験ありそうな口ぶりだったけど、どうせ生フェラDVDかなんか見て得意になってるだけだ。
 普通の生フェラDVDでは、モザイクがかかってるから実際にはなにが起きてるのかは判らないはず。
 だけど私が見てるのは裏生フェラDVDだ。
 早苗ちゃんが見たことのない画像を今私が見てるんだと思うと嬉しくなってきた。
 次の瞬間に画面に映ったのは、生フェラで女が一番喜ぶ最後の瞬間だった。
 これが生フェラ顔なんだこれが本当の生フェラ顔なんだと私は自分でも不思議なくらいにはっきりと確信した。

「ねえ、よかったらこの裏生フェラDVD持っていってもいいわよ」と彩香ちゃんが急に言いだした。
 私の家ではDVDは居間にあるテレビでしか見れない。
 とても裏生フェラDVDなど持って帰る訳にはいかない。
 私がすぐには返事をしないでいると彩香ちゃんは「このDVD結構長くてね、全部で二時間あって、人妻が八人出てくるの」と言いだした。
 私は生フェラをしてるDVDが八人分もあると聞いてすっかりびっくりしてしまった。
 彩香ちゃんはきっともう全部見たに違いない。
 だけど彩香ちゃんの家で二時間も裏生フェラDVDを見る訳にもいかない。
 私は彩香ちゃんがどっからこの裏生フェラDVDを手に入れたのか気になった。
 裏生フェラDVDを持っていそうなのはやっぱり彩香ちゃんのパパだ。
 パパがこっそり裏生フェラDVDをどこかに隠していてそれを彩香ちゃんが見つけたんだろうか。
 いやそんなはずはない、だってパパは裏生フェラDVDなんか見なくても、会社の女の子を家に連れ込んで生フェラさせてるんだ。
 裏生フェラDVDは確かに凄いけど、実際に生フェラをさせるほうがもっと凄いにきまってる。
 だからパパが裏生フェラDVDを隠してるなんてありそうもない。
 だったらママがパパに内緒で、裏生フェラDVDを隠してたんだろうか。
 でもママはもう裏生フェラDVDなんか見て凄いと思うような年ではない。
 結婚前にさんざん遊んで生フェラなんかいっぱいしたに決まってる。
 だったらお姉ちゃんの佐織ちゃんがもってたんだろうか。
 それはありそうな気がした。
 佐織ちゃんが妹に裏生フェラDVDなんか見せるはずないからやっぱり隠してあったのを彩香ちゃんが見つけたんだろうか。
 それとも佐織ちゃんが彩香ちゃんに裏生フェラDVDをわざと見せたんだろうか。
 あれこれ考えてはみたもののやっぱり彩香ちゃんに聞いてみないと本当の所は判らないと思った。

 私は彩香ちゃん直接聞いた方が早いと思って「ねえ、この裏生フェラDVD、誰にもらったの」とさりげなく聞いてみた。
 彩香ちゃんの話では、家庭教師をしている東大の義信さんが面白いDVDがあるからと置いていったという。
 義信さんは、週に三回きて、英語や数学を教えてくれていると前にも聞いた事があった。
 いくら何でも家庭教師をしている東大生が、中学生に裏生フェラDVDを見せるなんて飛んでもない話しだ。
 私はもしかして彩香ちゃんが嘘をいって誤魔化してるんじゃないかと思って「だけど、どうして彩香ちゃんにそんなDVD渡したの、中身はちゃんと判ってて渡したんでしょう」と追求した。
 すると彩香ちゃんは「私が生フェラの事教えて欲しいっていったら、とても説明はできないから、その代わりDVDを見たら判るので、一人でこっそり見るようにってDVDを渡してくれたの」という答えだった。
 確かにそれだったらありそうな話しだし、いくらなんでも男の子が女の子に生フェラの説明なんか出来るはずはない。
 だけどやっぱりそう簡単に東大生が裏生フェラDVDなんか持ってるはずはないし、やっぱり彩香ちゃんの言い訳もなんだか怪しい気がした。
「それで、お姉ちゃんの佐織ちゃんにはもう、その裏生フェラDVD見せたの」と私はまたもう一押し彩香ちゃんを追求した。
「見せるわけないじゃん、いくらお姉ちゃんでもこんなDVD見せられると思うの」と今度は彩香ちゃんは少し怒って答えた。
「じゃあ、何で私になんか見せたのよ」と私が言い返すと「だって、有紀ちゃんみたいだろうと思って。生フェラって何のことか知りたいって前からいってたじゃないの」と彩香ちゃんが言い出した。
 確かに私も生フェラの事は知りたかったし、どうも彩香ちゃんの言うことも嘘ではない気がしてきた。

 だけど家庭教師の義信さんが中学生の彩香ちゃんに生フェラDVD、それも裏生フェラDVDなんかを見せたってことは、なにか下心があってに違いないと私は思った。
 彩香ちゃんがママに告げ口したらきっと家庭教師の口は首になるに違いない。
 そんな危ないことをしてまで、それでも彩香ちゃんに裏生フェラDVDを見せたってことは、よっぽどの事が裏にあるに違いない。「もしかして義信さんは、彩香ちゃんに生フェラしてほしいんじゃないの」と彩香ちゃんにわざと言ってみた。
 彩香ちゃんも思い当たる節があるようで「たぶんそうだと思う、私から生フェラさせてと言い出すのを待ってる見たい」
「生フェラビデオを見せたら、きっと私も生フェラしたくなるから、それでわざと生フェラビデオを私に貸してくれたんだと思うの」と義信さんの事をまんざらでもない言い方だった。
「なんだあ、それだったら、思い切って言っちゃいなさいよ、こんなチャンス今逃したら絶対ないわよ」と私はけしかけてみた。
 すると彩香ちゃんは「そうね、このチャンス逃したら今度はいつ生フェラできるか、もしかしたら二度とチャンスはないかもしれないわね」
「ママにもいつも言われてるの、チャンスは二度と無いと思って、チャンスを見つけたら迷わず飛びつきなさいって」と自分に言い聞かせるように言った。
 私はママが言ってることはちょっと違うことの事だと思ったが、この際なんでもいいと思って「そうよ、チャンスは今しかないのよ、今逃したら二度とないのよ、今なのよ」とけしかけた。
 だけど結局彩香ちゃんは思いきりが悪くて「でも、やっぱり私から言わないといけないの。私からはとても言えない」と諦め顔で下を向いた。
「じゃあ、私から義信さんに、彩香ちゃんが生フェラしたいって言って上げるから、電話番号教えてよ、いますぐかけるから」とわざと彩香ちゃんの部屋の電話の受話器を取り上げた。
 彩香ちゃんはさすがに慌てたようすで「だめよ」と小さく叫んだ後「うん、あたしから言うから、お願い電話したりしないで」と私の手から受話器を奪い取った。
「今日、義信さん来るからその時頼んでみる」と彩香ちゃんが言ったので私はヤッターと心の中で思った。

 翌日学校で彩香ちゃんと下駄箱であったとき「昨日どうだった」と聞いてみると「させてもらった」とだけ小声で言うと彩香ちゃんは廊下を駆け出していった。
 昼休みのお弁当の後、私は彩香ちゃんを誘って体育館の裏に行った。
 冷たいコンクリートの段にスカートのまま二人で座ると「それでどうだったの、生フェラ」とさっそく私は彩香ちゃんに聞いてみた。
「すごかったの、ともかくすごくてもう、何て言っていいのかわかんない」
「ともかく、やってみなきゃ、生フェラのすごいのは分かんないのよ、もう思ってたのと全然違うの、ともかくすごいの」と彩香ちゃんの言う説明はいくら聞いても訳が分からなかった。
 私は「だから、どこがどう凄いのよ」と何度も聞いてみたが彩香ちゃんは「やってみなきゃ分かんないの、口でなんか説明できない」と繰り返すだけだった。
 私は彩香ちゃんから生フェラの事は聞き出せそうにないと諦めて無言のまま彩香ちゃんの横顔を見つめた。
 すると急に「ねえ、今日、うちいらっしゃいよ、いいもの見せて上げる、それを見れば生フェラの凄いのが判るから」と彩香ちゃんが言うので、学校の帰りに彩香ちゃんの家に行くことにした。
 教室にもどると、私達は何もなかった顔をして他の女の子達の話しの輪に加わった。
 授業が終わった後、二人で地下鉄に乗って帰り道の途中も彩香ちゃんは何も言わなかった。
 地下鉄の電車の中で生フェラの話しなんかできるわけないので、私も黙って電車が駅に着くまでまった。
 電車を降りた後、大通りから彩香ちゃんの家に向かう路地に入ると私はやっと「ねえ、何見せてくれるの、教えてくれてもいいでしょう」と彩香ちゃんに囁いた。
 彩香ちゃんは「ともかく見れば判るから」と言うだけで何も教えてくれなかった。
 坂道を上がって、彩香ちゃんの家に着くと今日も誰もいない様子で彩香ちゃんが家の鍵を開けた。

 彩香ちゃんの部屋にいくと「ねえこれよこれ見て」と言って、写真を渡してくれた。
 小さな写真を手にとって見た瞬間私は身震いがするほど驚いた。
 それは彩香ちゃんが口を開いて、眉が半分つり上がって、目を細くしている顔だった。
 彩香ちゃんの顔は半分夢の中で、体ごと宙に浮いたように幸せそうで嬉しくて泣き出しそうな顔をしている。
 生フェラ顔だ、これが生フェラ顔なんだ、彩香ちゃんの生フェラ顔なんだとすぐ判った。
 きっと義信さんがデジカメで撮ったに違いない。
 やっぱり彩香ちゃんが義信さんに頼んで生フェラさせてもらったのは本当だったんだ。
 義信さんが彩香ちゃんに生フェラさせたくて、それで裏生フェラDVDを渡したに違いない。
 それでわざと彩香ちゃんに自分から「生フェラさせて」と言い出すのを待っていたのだ。
 私は大きく息を吸いこんで何度もため息をついて、繰り返し写真を見つめた。
 すると急に私も生フェラしたい、させてせらいたいという気持ちが私の心のなかに沸き上がってきた。
 生フェラってきっと凄いんだ、やってみないと判らないくらい凄いんだと私は彩香ちゃんが言っていた言葉を心の中で繰り返した。
 でもどんなに凄いのか、実際に体験する前に知るだけのことは知っておきたい。
 きっと写真は他にもあるに違いない。
 ほかの写真も見れば生フェラの凄さがもっと判るはず。
 だけど私から見せてなんてとても言い出せない。
 でもそれだったら何で彩香ちゃんは私に初生フェラの写真なんか見せたんだろうと今度は逆に心配な気持ちがこみ上げてきた。
 彩香ちゃんが写真を私に見せたって事は、今度は私が義信さんに「生フェラさせて」と言い出させるためなんだろうか。
 いやそんなはずはない、たとえ義信さんにそう言われたとしても彩香ちゃんがそんなことをするはずはない。
 やっぱり彩香ちゃんは自分の初生フェラを自分の心にだけしまって置くことができなくて私に見せたんだと私は思った。

 だけどこんな所を彩香ちゃんのママに見つかったら大変だとすぐに気が付いて私は「ねえ、ママいつ帰ってくるの」と彩香ちゃんに聞いてみた。
「あ、大丈夫、ママいつも帰りは遅いから」と彩香ちゃんが答えたがなんだか言葉が重かった。
 なんだか変だとおもって「それじゃあ、夕ご飯はいつもどうしてるの」と私がまた聞くと「ママがお金を置いてってくれるからコンビニでお弁当買うの」とまた彩香ちゃんが答えた。
「コンビニのお弁当」と聞いて私はびっくりした。
 私の家ではコンビニのお弁当など買ったことは一度もない。
 お母さんがいるのに夕食がコンビニのお弁当などあるはずない話しだ。
「彩香ちゃんは、毎日コンビニのお弁当食べてるの」とまた聞いてみると「コンビニのお弁当って結構美味しいのよいろいろ種類があって行くたびに違うお弁当がでてるから」とまたびっくりすることを言いだした。
 私は彩香ちゃんが本当にそう思って答えているのではないのがすぐ判った。
 話す言葉の調子がいつもみたいに明るく元気の良い話し方ではない。
「じゃあ、洗濯はどうしてるの」と私がなおも問いただすと「週に一度、ママがコインランドリーに行って洗ってくるの」とまた飛んでもないことを言いだした。
 家族四人で一週間分の洗濯物がコインランドリーで済むわけはない。
 私がまだ問い詰めることがあるはずと考えていると彩香ちゃんは都合が悪いと思ったのか急に「ねえ、チーズケーキ食べる。ママが昨日買ってきたの」と言いだした。
 私の家ではチーズケーキなど名前も聞いたことがないし食べたこともちろんない。
 食べてみないことにはどんなケーキなのかは判らない。
「私チーズケーキ大好きなの」と調子を合わせて私が答えると「私、いまチーズケーキもってくるからね、それに紅茶ももってくるからちょっと待ってて」と言って彩香ちゃんは椅子から立ち上がった。
「私もやるから、一緒に紅茶入れるから」と言って私もついていこうとすると「だめ台所には来ないで、いいから座っていて」と言って彩香ちゃんは慌てて部屋から出て行った。

 私は彩香ちゃんの生フェラ顔の写真を見ながら、この写真はいったいどうやってプリントしたんだろうと思って部屋を見回した。
 写真屋さんなんかでこんな写真をプリントしてくれるはずはない。
 携帯で撮ってプリンターで印刷したとしか思えない。
 だとすれば義信さんがプリンターで印刷した写真を持ってきたのかそれとも彩香ちゃんが自分でプリントしたかのどちらかだ。
 私は彩香ちゃんのパソコンの側にある物を一つづつ確かめた。
 パソコンのすぐプリンターらしい物が置いてあり、そのプリンターを使って印字したらしいと見当が付いた。
 私はもしかしてと思い、プリンターの置いてある引き出しの机をこっそり開けてみた。
 やっぱり彩香ちゃんの生フェラ顔の写真が何枚も入っていた。
 一枚づつ確かめると、彩香ちゃんの顔ではない写真も混じっていた。
 もしかして彩香ちゃんのママの生フェラ顔かしらと思うと急に背筋が寒くなったが、よくよく見るとこの間見せてくれた裏生フェラDVDの画面をプリントした写真だった。
 なんだ裏生フェラDVDの画像をプリンターで写真にできるんだと私は気が付いた。
 そのとき私はもしかしたらと急に思いついた事があった。
 私は引き出しの奧を探してみると、やっぱり彩香ちゃんが見せてくれた裏生フェラビデオのDVDが隠してあった。
 だけど一枚だけじゃない、他にもあった。
 赤い色のDVD?ROMは何も書いていないように見えたが、私は注意深く斜めにして光を当ててみた。
 すると、同じ赤い文字でうっすらと字が書いてあるのが見えた。
 一枚は「生フェラ狂いの女、女子高生編」もう一枚は「人妻編」それに「女子高生痴漢通学」と書いてあるDVD?ROMもあった。
 私はこっそり「生フェラ狂いの女、女子高生編」と書いてあるDVD?ROMを鞄に隠すと、すぐに彩香ちゃんの部屋を出た。
 ちょうど彩香ちゃんがチーズケーキと紅茶を載せたお盆を持って台所から出てくる所だった。
「ご免なさい、急な用事があって」と言って私は慌てて玄関で靴を履いた。

 家に戻ってみるとちょうどお母さんは買い物で家には誰もいない。
 居間にあるDVDプレーヤーでDVD?ROMをこっそり見てみると、女子校生が生フェラしている裏生フェラDVDだとすぐ判った。
 メニュー画面を確かめると、全部で8人の女子高生だ。
 小さいメニューの画面を確かめると、やっぱり内の学校の制服らいし女子高生の顔があった。
 私は震える手で、メニューを選んでみた。
 最初に映ったのはラブホテルの部屋でベッドに座っている女子高生の女の子の画面だった。
 制服はやっぱり内の学校の制服で、顔は彩香ちゃんのお姉さんの佐織ちゃんに似ているが、よくよく見ると恵美子先生だ。
 男の人の腰の前に膝をついて顔を埋めている大写しの場面は、あの彩香ちゃんが持っていた生フェラ写真と同じだった。
 あのときの生フェラ写真は、誰かが彩香ちゃんを虐めるために鞄にいれたのではなく、彩香ちゃんが自分で家のプリンターで印刷して学校に持って来たのだ。
 そしてわざと恵美子先生の生フェラ写真だと知っていて出席簿に挟んで恵美子先生が見るようにし向けたのだ。
 それに運動会の写真を生フェラの写真に入れ替えたのもきっと彩香ちゃんだ。
 だけどどうして彩香ちゃんがそんな事をしたんだろう。
 それにどうして恵美子先生が高校の時のセーラー服を着て、生フェラDVDなんか撮らせたんだろう。
 それとも高校の時に撮った生フェラDVDなんだろうか。
 私の頭の中はごちゃごちゃになって、何がどうなっているのか全然判らなくなった。
 彩香ちゃんが生フェラDVDをプリンターで印刷したのは間違いないし、その生フェラDVDは、家庭教師の義信さんがどっかから持ってきた物だ。
 だとすれば義信さんがなにか裏の事情を知ってるに違いない。
 そうだ義信さんにこの生フェラDVDを突きつけて、知ってることを白状させればいいんだ、それしかないんだと私は思った。

 翌日の金曜日、義信さんが家庭教師に来る時間に私は彩香ちゃんの家の前で待ち伏せすることにした。
 彩香ちゃんの家の玄関から少し離れた角に隠れて私は義信さんが出てくるのを待った。
 ちょうど5時を少し過ぎた頃、義信さんらしい背の高い男の人が玄関から出てきた。
 私はドキドキする胸を必死で我慢しながら、義信さんの後をつけた。
 義信さんは近くの地下鉄の駅まで歩いて行くらしい。
 途中で声をかけないといけないと思うとまた胸がドキドキしてきた。
 大通りにでる手前で私はやっと精一杯の勇気をだして「すみません、義信さんですね」と声を掛けた。
 義信さんは後ろを振り返ると私の方を見て誰か知ってる女の子なのか思い出そうとしている顔つきだった。
「すみません、ちょっと話しがあるんですけど」とまた私は頑張って義信さんに言った。
 義信さんは私が誰だか判らない様子で「ええっと」と言いながらすこし困った顔をした。
 だけどすぐに「あ、じゃあ、駅前のロッテリアでも行こうか」と言ってくれた。
 私が義信さんの横に並んで歩き出すといきなり義信さんが私の手を握ってきた。
 軽く握られただけなのに私は身体が飛び上がりそうになるほど心臓がドキドキして宙を浮いてる気分だった。
 ロッテリアに入ると義信さんは勝手に「バニラシェーク二つ」と頼んだ。
 二人並んでカウンターの席に座ると義信さんは「バニラシェークはよく混ぜたほうがいいんだ」と言いながら私のバニラシェークの蓋をとってストローでよくかき混ぜてくれた。
 私は義信さんて思ったより優しいんだと思って今度は急に胸が熱くなった。

 義信さんに勧められて私がバニラシェークを一口飲むと「君名前なんていうの」と聞かれた。
 私は「谷口です、谷口有紀です」とまるで先生にでも聞かれたように答えた。
 すると「あ、彩香ちゃんの同級生だね、生フェラ大好きなんだってね」といきなり言われた。
 私は予想もしていなかった展開に何が何だか判らなくなってしまった。
「違うんですそうじゃなくて、そうじゃないんです」と慌てて答えると「女の子はみんな生フェラ大好きなんだよ、隠さなくて良いんだよ、彩香ちゃんも大好きなんだから」とまた突っ込まれた。
 私は心の奥を言い当てられたような気持ちでなんと返事をしていいのか判らなくなった。
 これじゃだめだと思い直して私は鞄からあの裏生フェラDVDを取りだすと、義信さんの前に突き出して「このDVDのことなんですけど」と勇気を出して言った。
 すると義信さんの手が伸びてきて、いきなり私の膝の上に載せられてきた。
 私は思わず背筋を延ばして膝を閉じようとした。
 だけど私の身体は思ったようには動かなかった。
 急にお腹の底からから体が熱くなると、膝の上に載せられた義信さんの手が重たくて足を動かせなかった。
 頭の中まで熱い溶岩が流れ込んだように熱くなり舌が急に乾いてきた。
 私がもう一口バニラシェークを飲むと、お腹のそこから溶岩が吹き出したように身体が熱くなった。
 舌先に残る軽い苦みはバニラシェークの味ではないと私はぼんやりした頭で気が付いた。
 変な薬を飲まされたみたい。
 そう気が付いたときはもう遅かった。

「女の子は生フェラは誰でも大好きだからね」と義信さんは繰り返し言いながら、私のラップスカートの下に手を入れて、腿の内側を指先でくすぐってきた。
 誕生日に買ってもらったばかりのお気に入りのチェックのラップスカートだ。
 私はラップスカートなんか着てくるんじゃなかったと思ったがもうどうにもらなかった。
 義信さんの指先が直に私の一番感じる所に届いてきた。
 鋭く突き抜ける快感に私の身体は飛び上がりそうになったが、重たい体は身動き一つできなかった。
「僕はね、生フェラを教えるのがとっても上手なんだよ」
「彩香ちゃんにも教えて上げたんだ」
「有紀ちゃんも上手に生フェラできるように成りたいだろう」
「生フェラ上手だったらみんなに自慢できちゃうよ」
「生フェラ大好きな女の子はみんなから大人気だ」
 繰り返し耳元で義信さんの囁く声が聞こえてくると、私の頭のなかは生フェラでいっぱいで何も考えられなくなってきた。
「さあ、今すぐ生フェラしたいだろう」
「生フェラしたいときはどこでも生フェラしちゃうんだ」
「公園でも、学校でも、駅のトイレでも」
「どこでもすぐ出来ちゃうんだ、だから女の子はどこでも生フェラしちゃうんだよ」と義信さんが囁くともう私はとても我慢しきなれく成ってきた。

「さあ、今からトイレで生フェラするんだ、いますぐだ、さあいますぐ立つんだ」と義信さんの声が遠くで聞こえたような気がしたとき、私の身体はもう勝手に立ち上がってトイレまで歩き出した。
 義信さんがトイレのドアを閉めると、私は急に口の中が乾いてもう我慢できなかった。
 これが生フェラなんだこれでみなんなに「私生フェラ得意なの」と自慢できるんだと思うと、体中が嬉しくて爆発しそうだった。
 義信さんがやり方を教えてくれたので、私は初めてなのに生フェラが上手にできた。
「どうだい、生フェラのこともっとよく知りたいだろう、続きをさせてあげるから、一緒にいい所に連れてってあげるからね」と義信さんが言ってくれたので、私達はトイレからでて駅の裏手の道を歩いた。
 角を曲がると、入り口にビニールのすだれが掛けてある小さな建物の前に出た。
 すだれをくぐって入り口に入ると義信さんは「いつもの部屋空いてますか」と窓口で聞いていた。
 誰か女性の声が返事をしたあと、私は義信さんに背中を押されて一番奥の部屋に入った。
 中は思ったより広くて、部屋の中央にソファーがあり壁には絵が飾ってあった。
 絵の両脇には観葉植物が置いてあり、ソファーの前にはテーブルも用意してあった。
 床はふかふかの絨毯で素足で歩くと気持ちよかった。
 テーブルの向こうに、大きな白い傘が拡げてあり、その脇に三脚みたいなのが置いてあった。
 義信さんがどこかのスイッチを入れると傘に明かりが反射して部屋全体が明るくなった。
 どうして傘が部屋の中に拡げてあるのか判らなかったけどそんなことはどうでもいいと思った。
 義信さんは私に膝をつかせると、また生フェラのやり方を丁寧に教えてくれた。

強制生フェラレイプ

あらすじ
 義信さんを問いつめようと東大の考古学研究会を訪ねると、部員の男の子達に酷い目にあわされた。帰り道に新入生の中村君とバニラシェークを飲んで恵美子先生の秘密を聞き出した。

 私はベッドの中で目を覚ました。
 目を開けながら、私はラブホテルのベッドに寝ているはずだと思った。
 きっと横には義信さんが寝ているに違いないと思って、天井を見るといつもの蛍光灯が見えた。
 横を見ると隣に居るはずの義信さんは見当たらない。
 目に入ったのいつもの私の部屋だった。
 昨日着ていたはずのラップスカートが椅子に掛けてあり、私の勉強机の上には鞄が置いてあった。
 自分の部屋に間違いないと判って私はほっとした。
 だけど昨日どうやって、ラブホテルからこの部屋に戻ったのか全然覚えていない。
 そうだ夢だったんだ、昨日ラブホテルに行ったのは全部夢だったんだ。だから覚えてないんだ判って急に私は気分が楽になった。
 だけど昨日の出来事を思い出してみると彩香ちゃんの家の前で義信さんに声を掛けたのは本当だったはず思い直した。
 それは絶対絶対間違いない。
 そのあとロッテリアでバニラシェークを飲んでそこでトイレに連れ込まれて生フェラしたんだろうか。
 いやそんなはずはない。話しを始めて五分でもう生フェラしてるなんてあるはずない。
 じゃあ私はロッテリアでバニラシェークを飲んだあとどうしたんだろうか。
 きっと一人で家に帰ったんだ。
 だけど全然覚えてないのはどうしてだろうか。
 時計を見るともう11時過ぎだった。
 土曜日なので学校はないが、もう起きる時間だ。
 まだ眠い目を擦りながらベッドから起きると頭が痛くて目眩がした。

 きっと寝過ぎたからだと思い私は部屋の中を見回してみた。
 なにも変わった事はない、だから昨日の夜も何もなかったはずだ。
 私は昨日学校で親に見せる通知があったのを思い出して机の上の鞄を開けてみた。
 昨日義信さんに渡して問いつめるはずだった赤いDVD?ROMはまだ鞄に入ったままだった。
 てことは、私は義信さんとロッテリアには行かなかったことになる。
 だとすればトイレで生フェラなんかするはずはない。
 DVD?ROMはまたこっそり彩香ちゃんの引き出しに返しておこうと思ってしまおうとしたとき私は変な事に気が付いた。
 私が彩香ちゃんの家から持ってきたDVD?ROMは一枚だったはずなのに、確かめてみると二枚ある。
 一枚には「生フェラ狂いの女、女子高生編」とうっすらと赤い文字で書いてあるのが見えた。
 だけどもう一枚には何も書いてない。
 そんなはずはない、絶対そんなはずはないと思いながら、私は居間にパジャマ姿のまま行ってみた。
 お父さんはいつも土曜日は接待ゴルフで居ない事が多い。
 お母さんも買い物か何かで出かけてるみたいだ。
 家に誰もいないのを確かめて、私はDVDプレーヤーにDVD?ROMを入れてみた。
 最初に出るメニュー画面が、八人の顔写真なら彩香ちゃんの家から持ってきたDVD?ROMだ。
 だけど映った画面は違っていた。
 いきなりソファーに座った女の子が映った。
 白のカットソーに、チェックのラップスカートは昨日私が着ていた服装そのままだった。
 正面向いた顔は、眉が半分つり上がって口が半分開いた生フェラ顔だった。
 これが生フェラ顔なんだ、私の生フェラ顔なんだと思うと寒気がしてきた。
 昨日の出来事は全部本当だったのだ。
 それを全部義信さんがビデオにとって私の鞄に入れたんだと判って私は体中が震えてきた。
 すぐにDVD?ROMをDVDプレーヤーから取り出すと私は部屋に戻った。
 どうしていいのか判らなくて私はすぐにベッドに潜り込んでお布団を被った。
 体中が震えて止まらなかった。

 お昼過ぎにお母さんが起こしに来た。
 私はお昼御飯を食べずに、椅子に掛けたままになってる昨日の服を着ててロッテリアの前まで行ってみた。
 もちろん義信さんがいるはずはない。
 誰も座っていない窓際のカウンター席に昨日私は座っていて、そしてラップスカートの下に手を入れられたんだ。
 それ通りを歩いている人にずっと見られてたんだ、私が生フェラ顔をしてるのをずっと見られたんだと思うと涙がこみ上げてきた。
 家に戻りながら、なんとかしないといけないと何度も繰り返し自分に言い聞かせた。
 ラブホテルの部屋にはビデオカメラが置いてあって、私が生フェラしてるのを全部撮影されたんだ。
 その時のビデオのテープは義信さんが持っているはず。
 DVD?ROMはいくらでもコピーできるから、テープを取り戻さないといけない。
 どうしたら返してもらえるんだろう、お金で買えば良いんだろうか。
 だけどお金なんかあるはずない。
 次の日曜日、私は一日部屋に閉じこもってどうしたらいいのか考えた。
 パパには何も言うわけにはいかないママにも言えない。
 彩香ちゃんにだってとても相談できない。
 いったいどうしたらいいんだろうと一人で悩み抜いてやっとアイデアを思いついた。
 そうだ彩香ちゃんのお母さんに告げ口して、アルバイトを止めさせると義信さんに言ってテープを返してもらおう。
 彩香ちゃんの家庭教師のアルバイトを止めさせられたら、義信さんは困るはずだ。
 だからアルバイトを止めたくなかったら、テープ返しなさいといって義信さんに迫ればいいんだ。

 月曜の午後、私はまた彩香ちゃんの家の前で義信さんを待ち伏せした。
 この前と同じくらいの時間に義信さんが出てくると、私はすばやく行く手を遮った。
「この間撮ったビデオ返して下さい、そうしないと彩香ちゃんのママに言いつけて家庭教師やめさせてもらいます」と心の中で何度も練習した言葉をやっとのことで言った。
 すると義信さんは慌てた様子で「いや、そんなことされたら大変だ、ビデオは返すから、すぐ返すから」と私に頼み込んだ。
 これで上手く行ったと、私は心の中で叫んだ。
「本郷の方にビデオは置いてあるからこれから来てくれないか」と義信さんが言い出した。
「本郷ってなんですか、それまたラブホテルなんですか」と私が聞き返すと「有紀ちゃん大学の事だよ、本郷といえば東大の本郷に決まってるだろう」と半分笑いながら答えてくれた。
 そう言えば東大は本郷とかいう場所にあると、恵美子先生も言っていた気がした。
 私はすぐに笑って「なんだそうだったっんですか」とすっかり楽しい気分になって、義信さんについていった。
 地下鉄で三駅ほどいくと、電車を降りて階段を上がった。
 狭い通りを少し行くと大通りにでて、ずっと先に木の枝が舗道の上に張り出しているのが見えた。
 舗道には東大生らしい学生が大勢歩いていて、もうすぐ初めて行く東大の校舎だと思うと気分がうきうきしてきた。
 横断歩道を渡ると目の前に赤く塗った大きな門が見えた。
 修学旅行の時見た神社の門みたいな古い木の門だった。
 これがあの有名な赤門なんだと私はすぐに気が付いた。
 大勢の学生が赤門の下をくぐり抜けて中に入ったり出てきたりしていた。
 この人達みんな東大生なんだと思うと胸がどきどきしてきた。

 義信さんと一緒に赤門をくぐると、古い建物が左右に並んで奧まで並木道が続いていた。
 これが東大なんだと思いながら建物を見上げながら奧の噴水まで来るとそこを左手に曲がった。
 右手には大きな森のように木が茂っていて、左手には古い石造りの校舎がずっと続いている。
 しばらく歩くとプレハブの建物が見えてその手前に右手にはいる小道があった。
 大きな木が左右に並んだ間をすこし行くと弓道場が見え赤い的が並んでいた。
 そのまた少し先に小さな木造の校舎があり、今にも壊れそうな入り口から一番奥の部屋に入った。
 部屋は衝立のような仕切で区切ってあって、角にはバケツがたくさん並んでいて、素焼きの粘土細工の欠片がいっぱい山積みに入っていた。
 壁にはポスターみたいな貼り紙が一杯してあり、写真も何枚か貼り付けたあった。
 こんな所に生フェラビデオが隠してあるのかしらと私は不思議な気持ちで部屋の中を見回した。
 部屋の奥で「リーチ一発ツモ」と大きな声が聞こえた。
 私はリーチというのは麻雀で使う言葉だと彩香ちゃんに聞いたことがあった。
 義信さんが部屋の奥に入ると私も後から付いていった。
 衝立の奧には古い畳が敷いてあって、麻雀のテーブルが中央に置いてあり東大生らしい学生が四人テーブルを囲んでその周りで二人の学生が麻雀のテーブルを覗き込んでいた。
「おい連れてきたぞ」と義信さんが言うと男の子達は一斉に私の方を向いた。
 彩香ちゃんはいつも「麻雀する人って大嫌い、人相が悪いのよ、麻雀する人ってみんな麻雀するときは人相の悪い麻雀顔になるの」と言っていたのを思い出した。
 彩香ちゃんのパパが会社の人を連れてきて月に一度は麻雀をするのをママはとてもいやがっていて、いつも彩香ちゃんに「将来は麻雀するような人と付き合ったらだめよ」と言ってるらしい。
「だけど男の人はみんな麻雀するからそうしたら付き合う相手がいなくなっちゃう」と彩香ちゃんはいつも言っていた。
「生フェラ顔」というのもあるけど「麻雀顔」ってのもあるんだと男の子達の顔つきを見て私はなるほどと納得した。

「この女生フェラしたいんだってよ」と義信さんがぶっきらぼうに言うと男の子達は一斉に麻雀のテーブルを持ち上げた。
 いったい何をするんだろうと思って見ていると、テーブルの上に載っている白い麻雀パイを崩さないようにそっとそのまま横の机の上に片づけたのだ。
 麻雀のテーブルのあった場所には、小さなコタツのテーブルがそのまま見えた。
 男の子達はコタツの周りに置いてあった座布団をコタツの上に放り上げるようにして載せた。
 私は男の子達がいったい何をしているのかさっぱり訳が分からなかった。
 すると義信さんが私の背中を押した。
 私の膝がコタツの角に押しつけられ私はコタツの上に載せられた座布団に腹這いに寝かせられた。
 男の子達が私の手足を押さえつけると私はもう身動きができなくなった。
 なんでこんなことするのと思ったとき私は前に見た裏生フェラDVDでも同じ場面があったのを思い出した。
 自分も同じ事をされるんだと思うと体中が震えて止まらなくなった。
 男の子がラジカセの音を大きくして部屋中にうるさいラップが鳴り響いた。
 もう逃げられないと思うと急にからだから力が抜けて今度は涙がこみ上げてきた。
 もうどうでもいい、どうなってもいいんだと自分に言い聞かせると少しは気分が楽になって涙が止まった。
 終わりのない時間が繰り返し私の体を突き抜けて通り過ぎた。
 息が苦しくて目眩がしそうな瞬間が繰り返されると、私の体は暗黒の闇に突き落とされた。
 生フェラが全部終わった時、私の目にはまた急に涙がいっぱいこみ上げてきて止まらなくなった。
 体中が小刻みに震えて、男の子達が私の体から手を離してもすぐには起きあがれなかった。
 ようやく息が少し楽になって顔を上げるとすぐ目の前のテーブルに埴輪が置いてあり、その顔はいつか教科書でみた生フェラ顔そのままだった。

 私がやっと体を起こすと、義信さんがすぐに私の体を引き寄せた。
 まだ泣き続ける私の体を義信さんは軽く抱きしめながら、背中を撫でてくれた。
「生フェラしたかったんだろう、生フェラしたかったからここまで付いてきたんだろう」と耳元で囁かれると確かに私は生フェラしたかったんだという気分になってきた。
「女の子は生フェラ大好きなんだよ」と義信さんが私の耳たぶを舌先で嘗めながら囁いてきた。
 私はきっと義信さんが誰にでも同じ言葉を言うんだと思ったけど、私だけはきっと別なんだと思った。
 私がやっと泣きやむと「夏になれば合宿があるんだ、お前も合宿にでてこい、いいな」と義信さんが言い出した。
「合宿ってなんの合宿なんですか」と私が聞き返すと「決まってるだろう、ここは考古学研究会なんだ、発掘をやるんだ」
「彩香もいっしょに誘って来るんだ、二人で一緒に合宿にきて、発掘の手伝いをするんだ」
「料理を作ったり、掃除や洗濯したりして部員の世話もするんだ」そう義信さんに言われて私は目の前にどうして埴輪が置いてあるのか理由が分かった。
 それに入り口に置いてあるバケツに粘土細工の欠片がいっぱい入れてあったのは発掘で掘り出した土器の欠片だったのだ。
 なるほどここは考古学研究会の部室なんだと判ったけど、どうして部室で麻雀してるのかはやっぱり理由が飲み込めなかった。
 そういえば教育実習に来た恵美子先生も確か大学では考古学研究会に入ってるといってたけど、ここがその考古学研究会なのかもしれない。
 だとすると恵美子先生と義信さんはづっと前から知り合いだってことになる。
 義信さんは彩香ちゃんの家庭教師をしてるんだから、彩香ちゃんだってその事は知ってるはず。
 なんで彩香ちゃんが恵美子先生と義信さんの事を私に隠してたのかも理由がわからない。
 義信さんは私が黙って返事をしないので急に睨みつけるような目つきで私の目の前に顔を近づけてきた。
「いいか、彩香には考古学研究会の事も発掘のことも何も言うなよ」
「友達の別荘に誘われたとか言って連れ出すんだ」
「それに姉貴の佐織にも何もいうんじゃないぜ、友達の別荘だと言えば俺が誘ったとは判らないはずだ」と義信さんに何度もしつこく念を押された。
 私が黙っていると「おい、わかってるのかお前はもう俺には逆らえないんだぞ。この部屋にはテレビカメラが6台仕掛けてあって、全部ビデオに録画してあるんだ」
「今日の事を誰かにしゃべったりするんじゃないぞ、彩香にも言うんじゃない」
「言ったりしたらどんなことになるのか判ってるのか」と義信さんは怖い顔で大声で怒鳴り散らした。
 私はさっき生フェラしたのが全部ビデオに撮られたんだと聞いて急に怖くなったが、部屋のどこを見てもテレビカメラなんか見当たらない。
 私は義信さんが私を脅かすために作り話しをしてるんだと判って、怖がることはないと少しは気が楽になった。

 義信さんはまた私の体を抱き寄せると、背中を擦りながら今度は優しい声で「お前はいい女だぜ、生フェラが上手な女は俺は大好きなんだ」と耳元で囁いてきた。
「俺がもっといい女にしてやるぜ」と義信さんの呟くような声が耳をくすぐると私は義信さんの為にもっといい女になるんだと自分に言い聞かせた。
 いい女になれば義信さんもきっと私の事を大事にしてくれるに違いないと信じて私は体を義信さんに押しつけた。
 義信さんの片方の手が私の胸の上に押し当てられると、私は目眩がしそうな気分で次第に息が楽になっていきた。
 ようやく体の震えが止まると私は「義信さんの言うとおりになんでもしよう、それしかない」と心に決めて今度は自分から義信さんの体に強く抱きついた。
 義信さんが私の体を強く引き寄せて抱き返してくれたので私は急に嬉しくなって涙が出てきた。
 義信さんが何度も私の体をなで回した後「おい、中村、こいつを送っていってやれ」と言いながら私の体を突き放した。
 私はもっと抱きしめていて欲しかったのにと思ったが、私のすぐ横にまだ一年生らしい男の子が近づいてきた。
 義信さんとは違ってまだ半分高校生みたいな顔立ちは、なんとなく親しみを感じる雰囲気だった。
 この人が中村君なんだ、それで中村君が私を送ってくれるんだと思ったらなんだか嬉しくなった。
 中村君は、私の鞄を取ると忘れ物がないか確かめてから出口へと私を案内してくれた。
 なんだか以外と気が利くし優しそうな感じだと私はまた嬉しくなった。

 古い木造の校舎の外にでて私はさっき来た方角に戻ろうと弓道場の方に歩きかけた。
 すると中村君が「帰り道はこっちだから、こっちから帰るんだ。道が違うよ」と声を掛けてきた。
 中村君が指さす先は、細い道で大学の裏手に通じていた。
 どうして違う道から帰るのか理由は分からなかったけど私は中村君と並んで歩き始めた。
 両側に小高い木立が並ぶ道を少し進んで横に曲がると、広い通りに出た。
 古い校舎が両側に並んでいるけど、さっきの赤門から来た道と違って学生の姿は全然なかった。
 私にはこっちの道から帰るように指示された理由が分かってきた。
 泣いたばかりの顔の女子中生が、人通りの多い大学の校内を歩いて帰るのは都合が悪いのだ。
 大学の裏門をでると、また人通りの少ない通りに出た。
 道に沿って続く塀の奧には大きな木がたくさん植えられていて何も見えなかった。
 私はこんな所を男の人と二人で歩くのは初めてなので何だかドキドキしてきた。
 急に抱きしめられてキスされたりしたらどうしようかと思っていたけど、中村君は何も言わずに私の横を歩くだけだった。
 しばらく歩いて大通りにでると、ようやく活気のある商店街が見えてきた。
 結局何事も起こらずに私はがっかりとした気分になって、大通りの両脇に並んでいる店を眺めた。
 しばらく歩くと、小さなビルの横に地下鉄の駅の看板が見えて来た。
 きっと中村君は私をこの地下鉄の駅まで送って別れるつもりなんだと私は思った。
 だけど私にはまだ中村君から聞きたいことがいっぱいあった。
 恵美子先生のことや、佐織ちゃんのこと、それに肝心の合宿のこと。
 恵美子先生も去年発掘に言ったことがあると話していた。
 もしかして恵美子先生が言っていた発掘っていうのは、さっき義信さんが言っていた発掘の合宿の事なのかもしれない。
 でも合宿の事を何で佐織ちゃんに話したらいけないんだろう。
 どうして私から彩香ちゃんを誘わないといけないんだろう。
 なんとか中村君から聞き出さないと謎は解けるわけはない。
 チャンスは今しかないんだと私は心に決めた。

 ちょうど駅の手前の角にロッテリアがあるのが目に入った。
 私はともかくロッテリアに中村君を誘うしかないと思い「私、喉乾いちゃった」と精一杯甘えた声で言ってみた。
 中村君はロッテリアが目の前にあるのに気が付いて「何か飲んでいく」と私に聞いてきた。
「私、バニラシェーク飲みたいの。もう暑くてたまんないから、ねえおごって」とまた精一杯甘えて中村君の手を両手で掴んで引っ張った。
 中村君はやっぱり男の子で中学生の女の子に甘えられてはとても逆らえない様子だった。
 私がレジでバニラシェークを頼むと中村君はアイスコーヒーを頼んだ。
 窓際のカウンターの席に私が先に座ると中村君は私の横に並んで座った。
「私、恵美子先生とこの店きたことあるんです」と私はとっさに思いついて嘘を付いた。
 中村君はべつに驚いた様子もなく「そう言えば恵美子のやつ、出身校の希美学園で教育実習したとか言ってたけど、お前も希美なのか。あそこは女ばっかだろう。エッチな話しばっかいつもしてるんだってな」と納得した顔でアイスコーヒーを口にしながら答えた。
「そうなんです、もうみなん生フェラの話しなんか当たり前で。恵美子先生、生フェラ得意なんですってね、それで私先生に生フェラ習ったんです」とまた口からでまかせの大嘘をついた。
「そうなんだ、じゃあお前も生フェラ女なんだ」と中村君が言うので「なんですか、その生フェラ女っていうのは」と私は思わず聞いてしまった。
「生フェラが大好きで、毎日生フェラしてないと我慢できない女を生フェラ女って言うんだ。恵美子は生フェラ女なんだぜ」と中村君がいかにも知ったような口調でいうので、私はだんだんと裏の事情が分かってきた。
 やっぱり恵美子先生が言っていた発掘というのは考古学研究会の合宿のことで、去年はその合宿に恵美子先生も参加したのではと思って「去年の合宿には恵美子先生も来たんですか」と聞いてみると「ああ、そうだよ」とあっけなく中村君が教えてくれた。
 私はその合宿というのは発掘だけではなくまだ他にも秘密があると目星をつけた。
「じゃあ、合宿でも生フェラするんですか、発掘したあと」と何気なく気軽な口調で聞いてみると「ああ、去年の合宿じゃあ、恵美子が毎晩生フェラしてたんだぜ」
「だけど、今年は恵美子のやつ就職活動があって、合宿に来られなくて、生フェラしたくても出来ないんだ」
「いくら生フェラ女でも、学生だから就職活動はやらない訳には行かないから」と言うのでなるほど私と彩香ちゃんが合宿に誘われたのはそうゆう訳なんだと判ってきた。

 私はここで上手く話しをもっていけばもっといろいろ聞き出せると思い、今度はどんな嘘を言おうかと考えた。
 すぐにはいいアイデアは浮かばないだけど何でもいいから言えば何とかなると思った。
「希美学園てね、ほら地下鉄の駅前にあるでしょう、それでね、あの地下鉄は痴漢が多いんですよ。ほら途中に乗換駅があるでしょう、あそこで狙うんだって」
「そんで急行で途中まで乗ってくる希美学園の女の子が狙われるんだって」
「恵美子先生も、毎日痴漢に狙われてたんだって」と私は口から出任せをいった。
 すると中村君は、女子中生のエッチな話しには興味があるようで「どうしてそんなこと知ってるんだ。恵美子がそんなこと話したのか」と体を乗り出して聞き出そうとしてきた。
「ほら、毎日痴漢にあう女の子がいてね、早苗ちゃんていうんだけど、すごい胸がおっきい子でね。恵美子先生に相談にいったら、恵美子先生も痴漢にあってたって話してくれたんだって」とまた勝手に作り話をした。
「痴漢の人は待ち伏せしてるから、時間を変えるようにってアドバイスしてくれたんだって」
「それでね、痴漢にあっても我慢してると、もう毎日やり放題されて、最後にはトイレに連れ込まれて生フェラさせられちゃう女の子もいるんだって」とまた私は上手く話しを繋いだ。
「それでね、きっと恵美子先生トイレで生フェラさせられたんだって私思ってね」
「それで私も恵美子先生に痴漢にあってますって嘘付いて相談に行ったの」
「そしたら、ね」と私はすっかり調子に乗ってしゃべり続けた。
「先生がね、痴漢にあったら生フェラさせられちゃうから気を付けなさいって言うのね」
「それで私が、生フェラってなんですか、って知ってたのにわざと聞いてみたの」
「そしたら先生困っちゃって、だけど女の子だから知らないともう困る年頃だし」とかいって教えてくれたの。
「女の子はみんな生フェラ大好きなのよ」って先生が言うのでね、それで私ね「先生も生フェラ大好きなんですか」って聞いてみたのね。
「そしたら、大好きだって先生私に告白したの」
「そんで、先生が生フェラしてるビデオをこっそり見せてくれたの」と調子よく作り話を続けた。

 中村君は恵美子先生の生フェラビデオを私が見たという話しになったとき急に身を乗り出してきて「お前が見たっていう生フェラビデオはどんなやつだったんだ」と聞いてきた。
 やっぱり中村君も恵美子先生の生フェラビデオの事を知ってるんだと思って私は「セーラー服着てるから高校の時のだと思うんだけど」と試しに言ってみた。
「ああ、あれか、あれだったら、去年の合宿の時取った奴だ」
「恵美子のやつ高校の時の制服持ってきたんだ、それに妹まで連れてきたんだぜ」と上手く話しを聞き出せた。
 やっぱり去年の合宿では、恵美子先生が生フェラさせられたんだ、それも高校の制服着て、オマケに妹さんまで連れ出して来たんだと思うとようやく謎が解けてきた。
 だけどまだ判らないことが一杯ある。
「所で、恵美子が高校の時撮られたビデオも見たんだろう」と中村君が言い出した。
 私は他にもまだ恵美子先生が映っているビデオがあると判ってびっくりしたけど、ここはなんとか調子を合わせて話しを聞き出すしかないと思った。
「あ、もちろん見せてもらいました、なんか凄いビデオなんで私びっくりして」と適当に調子を合わせながら「いったいどこで撮ったんですか、あのビデオ」とそれとなくビデオの内容を聞き出そうとした。
 すると中村君は話題を変えて「所で朝地下鉄で痴漢にあったりすることあるだろう」と言いだした。
 私はまだビデオのことが気になって、なんとか話しをさっきのビデオの話しに戻そうと思って「本当に凄いビデオでびっくりしちゃったんです私」とまたわざと驚いた顔してみせた。
 すると中村君は急に私の膝に手を載せながら私の目を見て「お前もビデオみたいにされたいんだろう」と言うと今度は真顔で私の顔を見つめた。

 私はこれはチャンスだと思って「女の子だったら誰でもそうですよ」とうまく調子を合わせた。
「じゃあ、今すぐやってやっても良いんだぜ」というと中村君は私の膝の上に載せた手の指先をくすぐるように動かしてきた。
 私はきっと今すぐ生フェラさせたいんだとぴんときた。
 今すぐと言えばきっと今すぐトイレで生フェラさせたいんだ。
 それなら恵美子先生が映ってる高校の時のビデオというのはトイレで生フェラしてるビデオに違いない。
 だけどどうして恵美子先生がそんなビデオ撮らせたんだろうと私はまた疑問がわいてきた。
「私そのビデオまた見たいんですけど」と今度はすこし遠回しに言ってみた。
「ああ、あのビデオだったらすぐ見られるぜ」と中村君が答えたので、私はどうゆうことなのかすぐには判らなかった。
 今すぐ私にトイレで生フェラさせたいばっかりに中村君は調子のいい事を言ってるんだろうかと私は半信半疑になった。
 中村君の気持ちを確かめには良い方法があると私はとっさに思いついた。
 私は中村君の手が載せられている膝を小刻みに震わせてすこしだけ開き加減にした。
 膝の震えは中村君の指先にも伝わっているはずだ。
 女の体が震えていれば男が思うことはただ一つ「この女、感じてやがる、生フェラしたいんだ」に間違いないのは早苗ちゃんも言っていた。
 どうせ早苗ちゃんは誰かに聞いた話の受け売りだろうけど私は違う。
 実際にいま中村君が「この女感じてやがるぜ」と思ってるのは間違いない。
 私はわざと中村君の顔を見ずに視線を宙に浮かせて、唇を半分開けて、眉をよせてつり上げた。
 これが生フェラ顔だと自分でも自信があった。

 中村君は指先を私の腿の内側にそってスカートの奧まで入れてきた。
 やっぱり男の子はみんなやりたいことは同じなんだと私は自分が男を上手くあしらっているのが得意な気分になった。
 指先をくすぐるように動かすと、今度は手のひらを強く押しつけるようにして私の腿を開かせようとした。
 私はわざとすこし嫌がるように足を閉じようにして少し逆らうそぶりをしてから、腿の間を少しづつだけど拡げた。
 中村君の指先はまたくすぐる動作を繰り返しながら今度はもっと感じる所に届いてきた。
 きっと私の顔色を伺っているはずだ、今だと思って私はもっと目をつり上げて息を荒くした。
 中村君が私の耳元に口を寄せて「おい、いますぐやりたいんだろう、トイレに行くんだ」と囁いてきた。
 私はこれで上手くいったとすっかり上機嫌になって思わず顔が笑いそうになった。
 生フェラをする前にわざと焦らしながら聞き出せば、きっと中村君は何でも喋ってしまうに違いない。
 残りのバニラシェークをストローで飲み干した後私が席を立つと、すぐに中村君が私のお尻に手を当ててきた。
 中村君に後ろから押されるようにして、トイレに行くと私が先に入ったあとすぐに中村君が入ってきた。
 生フェラするには私が座れば良いんだと思って中村君のと向き合う姿勢を取ろうと振り向こうとしたら、中村君が「おい、お前今すぐパンツ脱げ」と私の耳元で小さく呟いた。
 パンツを脱ぐってことは生フェラだけじゃないんだと私はすぐに判った。
 生フェラだけならトイレでできるけど、それ以上はトイレでさせられるのはやっぱりちょっとためらった。
 だけど言われたとおりにするしかない。
 私が中村君に背を向けてパンツを脱ぐと中村君は待ちかねたように私の手からパンツを奪った。
 私はもう何をされてもいいと覚悟を決めた。
 中村君がトイレのドアノブに手をかけたとき、私は急に足が震えてきた。
 だけど中村君はそのままドアを開けて外にでていってしまった。
 私は呆気にとられて中村君の後からロッテリアを出た。
 なんだ中村君は私のパンツが欲しかっただけなんだ、大学生とはいえ去年まではまだ高校生だ。
 女の子のパンツが欲しい年頃なんだと思うと中村君の背中を見ながら急に可笑しくなって笑いが止まらなくなった。

地下鉄痴漢調教

あらすじ
 中村君にパンティーを脱がされて地下鉄ですごい痴漢にあう。痴漢掲示板に痴漢してくださいと中村君が書き込んだんだ。それからは毎朝痴漢に遭うのでもう学校になんか行きたくない。

 地下鉄の駅の入り口まで来ると、中村君は電車の切符を買ってくれた。
 だけど買った切符は二枚で、一枚は私に渡してくれたけど中村君はもう一枚の切符を持って私と一緒に改札口を通ると階段を降りた。
 下から風が吹き上げてきてスカートがめくれそうになり、私は必死でスカートの裾を押さえた。
 なんとかホームに降りるとすぐに地下鉄の電車が入ってきた。
 駅まで送ってくれるだけだと思ってたけど、どうやら一緒に地下鉄に乗るつもりらしい。
 私は別に気にすることもないと思って一緒に電車に乗った。
 電車はすいていて、私は奧のドアの横に立った。
 中村君はすぐ横でドアのガラスに寄りかかって私を見つめた。
 じっと見つめられるとなんだか胸がドキドキしてきたが、中村君は私を見つめるだけで何も言わなかった。
 次の駅は乗換駅だったので急に乗客がどっさりと乗り込んできた。
 私は体ごと、ドアの角に押しつけられた。
 電車が動き出しても私は体を押さえつけられたまま身動きできなかった。
 電車が走り出してしばらくして私のお尻に押しつけられた手が変にぐりぐりと動くのに気が付いた。
 私の後ろから体を押しつけている男の手の甲だとすぐに判った。
 すこしづつ場所を変えながら男の手の甲は、私のお尻の上をなで回すように押しつけられてきた。
 痴漢に間違いない。
 こんなときに痴漢に遭うなんてついてないと私は思った。
 だけどついてないどころの話しではなかった。
 私は足をずらして体の位置を変えようとした。
 だけど男は足元に大きな鞄を置いて私の足首に押しつけてくるので私は動くことができなかった。
 男の手は今度は私のスカートの裾をたぐりよせると、スカートの下から直接私のお尻に触ってきた。
 私は指の感触がお尻に触った瞬間に膝が震え出し体中が冷たく凍り付いた。
 すると今度は私の胸に他の男の手が押しつけられてきた。
 痴漢に囲まれたんだとやっと気が付いた。

 痴漢が全部で何人いるかもすぐには判らなかった。
 私はもう自分ではどうにもならないと思い、顔を上げて中村君を見つめた。
 中村君は少しにやけたようないやらしい視線が、私の視線とぶつかった。
 私は声をだすこともできずにどうやって中村君に痴漢の事を伝えようかと膝が震えたまま目で訴えた。
 すると中村君は手にした携帯の画面を私のすぐ目の前に突きつけるようにして見せた。
 携帯はインターネットにつながっているらしくて、カラーの画面になにか表示してあった。
 よくよく見ると画面には私の顔が映っていて、大きな文字で「今すぐ痴漢して下さい」と書いてあった。
 なんで私の顔が映ってるんだろうと思ったとき、中村君が下を向くと携帯の画像は私の腰の当たりを映し出した。
 その時私は、中村君のメガネのつるが普通のメガネよりかなり太いのに気が付いた。
 それも片方のつるだけ太くて、先に小さな穴が付いている。
 テレビカメラが付いて居るんだ、それでさっきから私の顔をインターネットで中継してたんだと私はやっと気が付いた。
 中村君が携帯を操作すると別の画面を私に見せた。
 すぐには何が映っているのか判らなかったが、私のスカートの下からたった今痴漢してる所を撮してる画像だった。
 下に置いた鞄にカメラが隠してあるんだ。
 私は急に寒気がして体が震えてきた。
 すると中村君がまた携帯を操作して別の画面を撮した。
「トイレで生フェラさせて下さい」と大きな文字が見えて私は気が遠くなりそうになった。
 このあと、駅のトイレで生フェラさせられるんだ。
 きっとそうだ。
 だけど私は逆らったら何をされるか判らない。
 きっとこの痴漢の画像はビデオに録画してあるんだ。
 それにさっきの考古学研究会の部室にもやっぱり義信さんが言っていたようにテレビカメラが仕掛けてあったんだ。
 だから私は絶対逆らえないんだ。
 生フェラするしかないんだ。
 繰り返し頭の中で自分が今どうにもならない立場なんだと自分で納得するしかもう私には何もできなかった。

 電車が私の降りる駅で止まった。
 ドアが開いて私が降りようとすると、私の腰に両側から男の手が差し入れられてスカートのベルトに指が入れられた。
 男に両側からつり上げられるような格好でホームに降りると、すぐ前にゴミ箱がある。
 ゴミ箱のすぐ横にそのまま歩かせられると、後ろでドアがしまって電車は走り去った。
 ほかの乗客は何も気が付かない様子で、登りの階段へと急いで歩き始めすぐにホームには誰もいなくなった。
 私の両側の男はまだ私のスカートのベルトに指を差し入れているので私は自分からは歩き出せなかった。
 ようやく乗客の足音も聞こえなくなると私は両側からつり上げられる格好でホームの階段を上がった。
 半分上がった所で階段は横に曲がっていて踊り場にはトイレがある。
 きっとこのトイレで生フェラさせられるんだと私は寒気がして体が震え続けた。
 トイレは右が女子用で左が男子用、真ん中が身体障害者用だ。
 きっと身体障害者用のトイレに連れ込まれるんだ。
 そして集団生フェラさせられるのは間違いない。
 なんでこんな事になっちゃったんだろうと自分で自分を責めたが、いったいどうしてこんな事になったのか自分でも訳がわからなかった。
 ちょうど階段を上がりきったとき、急に女子トイレからセーラー服を着た女の子が出てきた。
 トイレの出口でこちらを振り向い顔は早苗ちゃんだった。
 私と目があって早苗ちゃんはちょっと不思議そうな顔をした。
 だが一目見ただけで、何も言わずに階段を登り始めた。
 中村君は何事もなかったように私の背中を後ろから押して、トイレに行かせようとした。
 その瞬間に階段を登りながら早苗ちゃんがちらっとこちらを振り返った。
 中村君が小声で何か言うとすぐに私のスカートのベルトに挟まれた指が外されて男達は慌てた様子で階段を駆け下りていった。
 階段の下のホームにすぐに電車が入ってくるとドアが開く音がした。
 私は膝の力が抜けて座り込みそうになった。

 家に戻ると今日一日何があったか思い出すのもいやで夕食のあとすぐベッドに潜り込んだ。
 朝起きてみると、携帯にメールが入っていた。
 中村君からだった。
「今日はパンツを穿かずに学校に行くんだ」とだけメールに書いてあった。
 もちろん言うとおりにしなければどんな目に遭うか判らない。
 私は学校に出かける前にパンツを脱いで押入に入れた。
 朝の地下鉄は数駅の距離だけど電車はいつもとても混んでる。
 電車に体を押し込むようにして乗ると急に周りから体を押しつけられた。
 ホームに居たときからもう周りを痴漢に取り囲まれていたんだと気が付いたがもう遅かった。
 すぐに指がスカートの下に入れられてきた。
 足元にはこの間と同じように鞄が置かれている。
 きっとまたインターネットに痴漢して下さいと中村君が書き込んで、その上テレビカメラでインターネットで公開されてるんだと判ったけどどうにもならない。
 電車が止まると、またベルトに指が挟まれて動けないようにされた。
 ホームで女の子達が階段を上がりきるのを待ってまたトイレの前まで歩かせられた。
 もうだめだトイレで生フェラさせられるんだと思ったとき急にトイレのドアがあいて「掃除中」という看板を水色の制服を着た女の人がトイレの前に置いた。
 なんとか助かったと思うと急に体の力が抜けていった。
 学校から帰った夕方、中村君が私の携帯にかけてきた。
「おい、お前、彩香をもう合宿に誘ったんだろうな」と確認の電話だった。
 私はどう答えていいのか判らなくてついうっかり「まだなんです」と答えてしまった。
 すると中村君は「お前、俺に逆らえると思ってるのか、言うとおりしないとどうなるのか判ってるのか」と脅し文句で怒鳴りつけてきた。
 私は怖くて「すぐ、電話します今すぐ電話します」とだけ答えてすぐ携帯を切った。
 彩香ちゃんに電話をしなかったらどんな事になるんだろうか。
 いったい今度は中村君がなにをしてくるのか私は怖くて考えることもできなかった。
 すこし経ってから携帯にメールが入った。
 中村君からだった。
 メールにはインターネットの掲示板のアドレスが書いてあるだけだった。
 私はきっとまた私の名前で中村君が掲示板になにか書き込んだんだと判った。
 とてもアドレスを開けて見る気にはなれなかったけど、なんて書いてあるのか確かめないといけないので必死の思いでアドレスを開けた。
 掲示板には私の顔の映った写真と、スカートの下から隠し撮りをした写真が載せてあり、見つけたら痴漢して下さいと通学時間が書いてあった。
 私が彩香ちゃんを合宿に誘うまで、毎朝痴漢に遭わなければいけないと思うと私は気が遠くなって目眩がしてきた。

 翌朝になると起きる時間にはまだ早いのに目が覚めた。
 枕元に置いた携帯を見ると、やっぱり中村君からメールが来ていた。
「パンツを穿かずに学校に行け」という命令だった。
 逆らったら大変な事になる、だけど電車に乗る時間までは指示していない。
 そうだいつもより早く電車に乗れば良いんだと私は気が付いた。
 きっとインターネットの掲示板にはいつも私が電車に乗る時刻がでてるはず。
 だったらそれより一時間も前に電車に乗ってしまえば、痴漢に遭わなくて済む。
 私は朝ご飯も食べずに、すぐに家を出た。
 いつもの時間よりかなり早いので電車はそれほど混んでいないと思った。
 だけど実際に駅に着いてみたら、いつもよりすいてるどころか駅のホームからはみ出しそうになるくらい人がたくさんいた。
 学校にいく生徒が乗る時間と、通勤のサラリーマンが乗る時間では混む時間が違うのだと判ったけどもう電車に乗るしかない。
 電車が入ってきたので、無理やり体を押し込めてやっとの事で乗った。
 電車が動き出しても、体を周りから押しつけられてとても身動きできない。
 だけど痴漢に遭うよりはましだと思って我慢してると、押しつけられた体に変な感触がある。
 昨日の痴漢の時と一緒で、指先を動かしながら手の平が押しつけられて来るのが判った。
 だめだ、せっかく一時間も早く出たのにもう痴漢さんたちはそれより前から待ち伏せしてたんだ。
 おかげで痴漢のしやすい一番混雑した時間に電車に乗ってしまった。
 痴漢さん達の手が、昨日よりも大胆に私のスカートの下に入ってきた。
 体ごとすし詰めにされているのでもう逃げようがなかった。

 スカートがめくり上げられたとき、私は視線を感じて顔を上げた。
 すこし離れたドアの近くでこちらを見ていたのは早苗ちゃんだった。
 なんで早苗ちゃんがこんな時間に電車に乗ってるのか判らなかったけど、早苗ちゃんは生徒会の役員なので毎日朝の校内放送をしている。
 だから放送の準備のために早く来てるんだと、なんとなくだけど判った。
 私は慌てて早苗ちゃんの視線から目をそらせたけど、早苗ちゃんはまだ私の事を見てるようだった。
 私は顔を横に向けてうつむき加減にして顔を隠した。
 電車が止まってホームに降りたとき私はまたスカートのベルトを後ろから掴まれて動けなかった。
 まだ時間が早いのでいつもは大勢の女の子達が降りるホームも人はまばらで、少し前に早苗ちゃんが歩いていくのが見えた。
 電車がホームから走り去ると、駅のホームは階段を降りてくる乗客が数人いるだけで誰もいなくなった。
 後ろから背中を押されるようにして階段を上がると階段の途中のトイレまで歩かされた。
 もう私は逃げようが無かった。
 生フェラ女の宿命の時間が通り過ぎるのを私は耐え続けた。
 私は生フェラ女なんだと自分で自分に言い聞かせると、気持ちが急に楽になり時の過ぎるのがもう苦痛ではなくなった。
 生フェラのあと男達は私をトイレに置いたまますぐ出て行った。
 私は少し遅れてトイレから出て階段を上がり始めた。
 ふと上を見ると、階段の一番上で早苗ちゃんが私の方を見下ろしているのが見えた。
 早苗ちゃんは手元にもっていた携帯をしまうと、慌てて鞄に入れた。
 私はびっくりして足が止まったが、早苗ちゃんの顔はすぐ見えなくなった。
 階段を上がりきってさっき早苗ちゃんが立っていた場所まで来ると、すぐ横に伝言板があった。
 伝言板には白いチョークでインターネットのURLが書いてあり「トイレで生フェラしてます」とその下に書いてあった。
 立った今トイレで生フェラしてたのを早苗ちゃんが携帯で見てたんだと判った瞬間に私は体がガタガタ震えだした。

 私は立ちすくんだまましばらく動けなかったがようやく体の震えが落ち着いてきたので学校への道を歩き始めた。
 まだ少し早めに教室に入ると授業が始まる前に早苗ちゃんの声で校内放送があった。
 いつもの連絡事項の放送のあと「朝、痴漢に遭う生徒がいるので、みなさん気を付けましょう」と早苗ちゃんが大きな声で言った。
 やっぱり早苗ちゃんは見てたんだ、携帯で私が生フェラしてたのを見てたんだと判って私はまた体が震えだした。
 ホームルームが始まる前に私は教室を抜け出して家に戻った。
 もう学校には行きたくなかった。
 夕方になって私は勇気をだして、中村君がメールで送ってきたURLを携帯で見ることにした。
 今朝みた掲示板にはもう他の書き込みがあり、私の写真はもうどこにあるのか見えなくなっていた。
 だけど掲示板には他にもページがあり、別の女の子の写真も載っているのに気が付いた。
 もしかして知ってる女の子の写真もあるかもしれないと思い、ページをめくっていくと恵美子先生の写真を見つけた。
 なんで希美学園の制服を着た恵美子先生の写真が痴漢のページに載っているのかすぐには意味が分からなかった。
 恵美子先生はもう大学生で、高校の制服で電車に乗ることなんか無いはずだ。
 だけど通学時間がちゃんと書いてあり、痴漢をした男の人の体験談まである。
 私は気になって、ページをあちこち探して別の写真を見つけ出した。
 どうも恵美子先生の写真とは少し違う。
 よくよく見ると彩香ちゃんのお姉ちゃんの佐織ちゃんに髪型が同じだと気が付いた。
 電車で痴漢にあってるのは恵美子先生じゃなくてお姉ちゃんの佐織ちゃんなんだ。
 きっとそうに違いないと私はやっと判った。

 私はもしやと思ってこの間の裏生フェラDVDをもう一度居間のDVDプレーヤーにかけてみた。
 最初のメニューの画面から恵美子先生がセーラー服を着ているのを選んだ。
 恵美子先生が生フェラしてる画像はもう何回も見た。
 だけど今回は注意深く恵美子先生が生フェラしている場面を見つめた。
 するとやっぱり恵美子先生とは髪型が違う女の子が時々画面に映っていた。
 髪を縛っているゴムの色も違うし、髪の長さもちょっとだけ違う。
 横から見た顔は恵美子先生にそっくりで、佐織ちゃんに間違いない。
 恵美子先生が一人で生フェラしている所とばかり思っていたけど、恵美子先生と佐織ちゃんが二人で生フェラしているDVDだったんだ。
 そして、このDVDは去年の合宿の時に撮影したと中村君が言っていた。
 その時、恵美子先生の妹も来ていたというた。
 恵美子先生の妹というのは、実は佐織ちゃんだったんだ。
 佐織ちゃんも去年の発掘の合宿に言って、毎日生フェラさせられてたんだ。
 だから義信さんは今年の合宿の事は、佐織ちゃんには言うなと私に口止めしてたんだと私はやっと裏の秘密が判ってきた。
 だけど私はいったいどうしたらいいんだろう。
 彩香ちゃんは、DVDに恵美子先生だけでなく佐織ちゃんも映っているのを気が付いて居るんだろうか。
 私には判らなかった。
 それに彩香ちゃんが恵美子先生が生フェラしている写真を学校に持ってきた理由もやっぱり謎だ。

 私はこの間の運動会の時の写真を出して恵美子先生の顔とDVDに映っている顔とを比べてみた。
 よくよく写真に写っている恵美子先生の顔を確かめてみると、私は大変なことに気が付いた。
 運動会の時に恵美子先生の隣にたっていた背の高い男の人は、早苗ちゃんが彼氏だといっていたけど、どうも義信さんらしい。
 横顔ではっきりとは見えないけど、髪型も服装も義信さんによく似ている。
 私はもっと早く気が付けば良かったと、今頃になって後悔した。
 義信さんが考古学研究会だってことは、やっぱりずっと前から恵美子先生とは知り合いだったんだ。
 それに去年の合宿にも恵美子先生は義信さんといっしょだったはず。
 てことは、恵美子先生の彼氏は義信さんて事だ。
 彩香ちゃんだってその事を知ってたに違いない。
 きっと彩香ちゃんは二人の仲に嫉妬して、それで恵美子先生に嫌がらせをしたんだ。
 だけどまだ判らないことがいっぱいある。
 私は頭の仲がごちゃごちゃになって何がなんだか判らなくなった。
 いったい何がどうなってるんだろう。
 訳が分からなくて頭の中はいくら考えてもこんがらかるだけだった。
 そんなとき携帯にまた中村君からメールがあった。
「彩香に電話して、合宿に誘え、いますぐ電話しろ」とメッセージが入っていた。
 私は彩香ちゃんを合宿になんか誘えるわけないし、DVDをこっそり持ち出したことも話すわけにも行かないと思った。
 それに彩香ちゃんのお姉ちゃんの佐織ちゃんが毎朝痴漢にあっていてビデオまで撮られてることもどう話したらいいんだろうか。
 それにもう明日からとても学校には行けない。
 早苗ちゃんがきっと学校中に言いふらしてるに違いない。
「有紀ちゃんてね、朝トイレで生フェラしてるの」って学校中の噂になってるに違いない。

 私が携帯をもったままどうしていいのか判らずに落ち込んでいると突然携帯の着メロが聞こえてきた。
 着メロはこないだ設定したばかりのモーニング娘の新曲なので彩香ちゃんからだとすぐ判った。
 私が携帯にでると「あたし、家出するの、有紀ちゃんも一緒に家出して」と彩香ちゃんが突然言いだした。
「私ねママが義信さんに生フェラしてるの見ちゃったの」
「もうずっと前からみたいなの」
「それにねパパも浮気してるの」
「相手は、恵美子先生なの。私知ってるの」
「恵美子先生がおねえちゃんのセーラー服着て、パパに生フェラしてるの見たことあるの、ホントよ」
「最初はお姉ちゃんがパパに生フェラしてるんだと思ってびっくりしてたんだけど、お姉ちゃんじゃなくて、恵美子先生なのよ」
「恵美子先生がづっと前に、家庭訪問で内にきた時があってね」
「それから、不倫してるの。私全部知ってるの」
「それからね、パパの会社の女子社員の女の子がね、内の近くにアパート借りてるのも見つけたの」
「ママが居ないとき、ちょくちょく来るからどうも変だと思って後をつけたら、家のすぐ裏通りのアパートだったの」
「ママは、洗濯したり掃除したり全然しないから、その女子社員がねママが居ないときパパが携帯で電話するとすぐ飛んできてね、掃除したり、それにコインランドリーに洗濯物もっていったりしてるの、私全部知ってるんだから」
「それにね、ママは毎日六本木で遊んでるんだって」
「私ママとお姉ちゃんが話ししてるの聞いちゃったの」
「暇そうに歩いてると、男の人が声を掛けてくるから、いっしょにお茶を飲んで、すぐトイレで生フェラしちゃうんだって」
「『声をかけられたら五分で生フェラ』ってすごい裏技があって、ママがそれをお姉ちゃんにも教えたんだって」
「私の家はもうめちゃめちゃなの。こんな家に私とてもいられない」と彩香ちゃんが涙声で話し続けた。
 私も明日から学校になんか行きたくない。
 彩香ちゃんが家出したいって言ってるなら、家出してしまえばもう彩香ちゃんを合宿に誘わなくても済む。
 だいたい義信さんが恵美子先生の彼氏だったら、恵美子先生が彩香ちゃんのパパに生フェラしちゃうなんて有るはずがない。
 義信さんが恵美子先生を脅して、彩香ちゃんのパパに生フェラさせたんだろうか。
 それとも恵美子先生は義信さんと別れたくて、彩香ちゃんのパパに助けてもらおうと思ったんだろうか。
 それに何で彩香ちゃんのママが義信さんに生フェラしちゃったりするんだろう。
 何が何だか訳が判らないけど、私にはもうどうだっていい。
 彩香ちゃんといっしょに家出してしまえばもう義信さんと恵美子先生の事なんか知ったこっちゃない。
「うん、一緒に家出しよう、私も家出する」と私が言うと彩香ちゃんも「うん、明日の朝すぐ家出するの。学校に行く途中で二人で一緒に家出するのよ」
「お金をあるだけ持ってきてね」と言うと電話は切れた。

 私はこれでもういやなことは全部忘れてしまえるんだと思うと胸がすっとした。
 明日家出するには何を持って言ったらいいんだろう。
 だけど着替えなんかを揃えたりしたら家出するのがばれてしまう。
 私はお正月にもらったお年玉の残りを貯金箱からだして定期入れにいれてからベッドに入った。
 なんだか胸がドキドキして、修学旅行の前の日のような気持ちだった。
 朝起きても私は気分がうきうきしてて嬉しくてしょうがなかった。
 携帯のメールを確かめるとまた中村君から「パンツを穿かずに学校に行け」とメッセージが来ていた。
 だけどもうそんなこと気にしなくて良いと思うとせいせいした。
 家を出て地下鉄の駅前まで行くと、もう彩香ちゃんが駅の階段の入り口で私を待っていた。
 普段学校に行くときと同じ格好で、スカートも腰で巻いて短くしている。
 いまの時間にホームに降りれば、痴漢さんが待ち伏せしている。
 彩香ちゃんと一緒に地下鉄に乗れば、彩香ちゃんまで痴漢に遭ってしまう。
 私は「ねえ、電車きっと混んでるから、すこし遅れていったほうがいいと思うんだけど」と彩香ちゃんに言ってみた。
 彩香ちゃんも「今の時間は、すごい混んでるってお父さんも行ってたから時間遅らした方がいいわね」と言うので私と彩香ちゃんは駅前のロッテリアに入った。
 バニラシェークを二つ頼んで席を探すと、彩香ちゃんはすぐに窓際の席に座った。
 私が前に義信さんと一緒に来たとき座った席だ。
「ねえ、お金持ってきた」と私が彩香ちゃんに聞くと、バニラシェークを飲みながら彩香ちゃんがキャッシュカードを定期入れから取りだして見せてくれた。
「これがあれば大丈夫、小学校のときから貯めたお年玉が預金してあるの、これでいくらでもおろせるの」と言うので私はこれで一安心と思った。
 九時すぎまでロッテリアで時間を潰して、いよいよ家出を実行する時が来た。

家出先は渋谷センター街

あらすじ
 彩香ちゃんといっしょに家出をして行った先は渋谷のセンター街。ナンパされて騙されてお金を盗まれちゃったけど、バカラ賭博で稼げるとホストクラブの男の子に教えて貰った。

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 地下鉄のホームに降りると、もう9時すぎだというのに思ったより混んでる。
 だけどもう痴漢はいないと思い、私は彩香ちゃんと入ってきた地下鉄に乗った。
 終点の渋谷まで行けばもう家出完了。
 いつも学校に行くとき降りる駅に来たとき、彩香ちゃんが私の顔を見た。
 もちろん降りる気などない。
 電車のドアがしまったとき、私はこれで家出ができるとすっかり嬉しくなった。
 私が彩香ちゃんの視線に笑顔で返すと、彩香ちゃんも嬉しくてたまらない顔で微笑んだ。
 渋谷の駅を降りると開いたばかりの店を片端から見て歩いた。
 昼過ぎになると通りも人通りが多くなってきた。
 お昼はセンター街のロッテリアで食べると、カラオケに行って二人で歌いまくった。
 夕方またロッテリアで食べた後今度はゲームセンターに行って二人でプリクラを一杯とった。
 ゲームセンターで男の子にカラオケに行こうと誘われたので、カラオケはもう飽きるほど歌ったので断った。
 するとクラブに行こうと誘われた。
 クラブってなんの事かわからなかったけど、なんでもいいと思って一緒に行くことにした。
 だけど入り口で断られた。
 中学生の制服のままでは入れないらしい。
 諦めて男の子と居酒屋に入った。
 初めてチューハイを飲んだ。
 お酒は飲んだ事がなかったので、調子に乗ってどんどん飲んだら目眩がしてきた。
 それでも構わずどんどん飲んだら気分が悪くなった。
 最初は楽しそうにしていた彩香ちゃんも、気分が悪いらしくて口数が少なくなってきた。
 男の子達はお酒を飲ませて酔わせた後、私達をどうにかするつもりなんだろうとぼんやりとした頭で思った。
 だけどどうなってもいい。
 男の子達に誘われたらどこにでも行こうと思った。
 そろそろ頃合いだと思ったらしく「そろそろ出ようか」と男の子の一人が言った。
 いよいよナンパされるんだと私は胸がドキドキしてきた。
 だけど店を出たら急にお腹の底からこみ上げてきて、すぐに吐いてしまった。
 私が吐くと、彩香ちゃんも我慢しきなれくてすぐに男の子にしがみつきながら吐いた。
 男の子のズボンが汚れると、男の子はいやな顔をして彩香ちゃんを突き放した。
 彩香ちゃんは男の子が介抱してくれると思っていたので、急に泣き出しそうな顔になった。
 すると男の子は世話するのがいやらしくてすぐに走り去ってどこかに居なくなってしまった。

 もう夜も遅くなったのでどっか泊まる所を探そうと二人で相談した。
 駅の近くに大きなホテルがあったので、そこへ行けばいいと彩香ちゃんが言うのでキャッシュカードでお金をおろした。
 入り口を入ると随分と立派で、こんなすごいホテルに泊まるんだと思うと胸がうきうきして修学旅行の時みたいだった。
 フロントで申し込みをすればいいと思い、受付係らしい男の子に彩香ちゃんが「今夜泊まりたいんですが」と明るい声で言ってみた。
 だけど「今日はご予約で一杯です」と言われて断られた。
 大丈夫ホテルは他にもあるとひとまずそのホテルを出て、すぐ近くの別のホテルに行ってみた。
 だけどそこでも同じように「今夜はもうご予約で一杯です」と断られた。
 なるほど渋谷だけあって、夜はすぐにホテルが一杯になるんだ。
 これではいったいどこに泊まればいいんだろうと困ってしまった。
 彩香ちゃんが「ねえ、ホテルってさ、ラブホテルでも泊めてくれるわよね」と言うのですぐ近くのラブホテルに行ってみた。
 だけどやっぱり「今夜はご予約で一杯です」断られた。
 だけどラブホテルなんて予約して泊まる人などいないはず。
 ご予約で一杯というのは、客を断る口実だとすぐ判った。
 だとすると、今まで断られたホテルで言われたのも客を断る口実で、実際は予約で一杯なんかじゃなかったんだと気が付いた。
 どうにも納得が行かなくて受付のおばさんに「どうしてだめなんですか」と聞いてみた。
「ここは男の人と女の人が来るところなのよ、それに中学生の制服じゃあどこでも断られるわよ」と教えてくれた。
「漫画喫茶なら入れるかもしれないから行ってご覧なさい」とラブホテルの受付のおばさんが言うのでそれしかないと思った。

 ゲームセンターの近くに漫画喫茶があったのを思い出して行ってみた。
 だけど漫画喫茶も中学生が入れる時間ではないからと断られた。
 すると今度は彩香ちゃんがカラオケに行こうと言いだした。
 ソファーで寝ればいいと言うので昼間行ったカラオケに行ってみると中学生は今の時間は入れないと言う。
 彩香ちゃんがなんとか頼み込んだがだめだったが、ちょうど二人連れのサラリーマンがカラオケに来て一緒にカラオケやろうと声を掛けてきた。
 一緒だったら入れるらしいので私達はカラオケ店に入った。
 ともかく一休みできるので私はひとまずソファーに座ってジュースを飲んだ。
 男達はさっそく曲を選んで歌い始めたが、私も彩香ちゃんも疲れ果ててとても歌う元気などなかった。
 夜中すぎにソファーに横になっているといつのまにか歌声は聞こえなくなり、男が彩香ちゃんの横で彩香ちゃんの胸を触り始めた。
 彩香ちゃんは半分眠りこけていて、何をされているのかすぐには気が付かない様子だった。
 すると男は彩香ちゃんのスカートの下に手を入れようとしてきた。
 彩香ちゃんはやっと気が付いて「なにするんですか、やめて」と大声をだした。
 すると今度は私の側にいた男が私に抱きついてきた。
 私は男の手を振り振りほどこうとしたが、男は体ごと私の上に重なって押さえつけてきた。
 このままじゃ大変だと私は必死で男を押しのけて起きあがった。
 私が思い切って男を突き飛ばすと男は床に転げてた。
 男は酔ったいるせいかすぐには起きあがれなかった。
 私はすぐソファーから立ち上がると慌てて廊下に飛び出した。
 彩香ちゃんもすぐにソファーから飛び上がると、私の後から廊下に駆け出した。
 廊下の突き当たりには非常口の看板が見えて、ドアを開けると下に降りる階段が見えた。
 外には夜の街のネオンが輝くのが見えた。
 すぐ下を見ると階段の先は裏通りで人通りはあまりなかった。
 私と彩香ちゃんは慌てて階段を駆け下りた。
 だけど階段の踊り場まで来たとき彩香ちゃんは足が止まった。
「だめ、鞄を取り返さないと」と彩香ちゃんが私に小さく叫んだ。
 部屋に鞄を置いたままだ。
 彩香ちゃんの鞄にはキャッシュカードが入っている。
 お金がおろせなくなったら大変だ。
 このまま逃げるわけにはいかない。
 だけど部屋に戻ったら何をされるかわからない。
 そうは言っても、キャッシュカードを取り戻さなければどうにもならない。
 ゆっくりと階段を上がって部屋に戻り恐る恐るドアを開けると、男は二人ともまだ部屋にいた。

「ちょっと気分が悪くなってそとの空気吸ってたんです」と言い訳をして部屋に戻ったが鞄は見当たらない。
 さっき置いたはずのテーブルの上にはジュースの紙コップが置いてあるだけだった。
 私は何度も部屋の中を見回したが、男が鞄をどこかに隠したのに間違いない。
 だけど、鞄を返して下さいと言っても返してくれるはずはない。
 どうしようかと立ち尽くしていると「さあ、もう一曲歌おうか」と男が声をかけてきた。
 いまさら断るわけにもいかない。
 彩香ちゃんはマイクを渡されてテレビ画面の前に立つと前奏のメロディーが流れてくるのを聞いて歌い出した。
 私も仕方なく彩香ちゃんの横で体を振りながら歌った。
 だけど歌を歌うだけで済むはずはない。
 このあと一体何をされるのか、怖くて何も考えられなかった。
 男達の視線は、私と彩香ちゃんの胸や足に向けられて体目当てなんだということははっきりしていた。
 だけどもうどうにもらならかった。
 歌い終わると、彩香ちゃんはソファーに座った男にマイクを返そうとした。
 すると男は彩香ちゃんの手を取ると、マイクと一緒に彩香ちゃんの体を引き寄せた。
 もう逆らえないと思ったのか、彩香ちゃんはされるままに男に体を預けた。
 ソファーに半分倒れかかるようにして横になるとすぐに男は彩香ちゃんの胸を手でさぐりながら口を吸い始めた。
 もう一人の男が私に手を伸ばして手招きをした。
 すぐ目の前で彩香ちゃんが口を吸われる音が聞こえて私は怖くなった。
 私はもうどうなってもいいと思って男のいるソファーの前まで行くと、男が手を引っ張って私の両膝を床に着かせた。
 口を吸われるよりいいと思って私が大人しくして言いなりになった。
 男は立ち上がって私の髪の毛に手を差し入れて頭を引き寄せた。
 生フェラさせるつもりなんだとすぐ判った。
 男のもう一方の手が私の胸を押し回してきた。
 すぐには生フェラさせない気らしい。
 もうここまで来ればやることは決まっている。
 どうせ男なんてみんな同じなんだ。
「生フェラやらせて下さい、私大好きなんです」と試しに言ってみた。
 するとやっぱり男は顔をほころばせて「じゃあ、やってもらおうか」と言いだした。
 男は誰だって女に生フェラさせたいんだと思うと気が楽になった。

 私のすぐ横でも彩香ちゃんが膝を床について顔を男の腰に埋めるのが見えた。
 もうどうでもいい、彩香ちゃんが生フェラやってるんだから私が生フェラやったって全然平気だと自分に言い聞かせて、私も生フェラを始めた。
「なかなか上手いじゃないか、いつも商売してるんだろう」
「そうでなければこんなに上手い訳ないからな」と男に言われたけどもう何を言われても平気だった。
 私は自分でもいろいろ工夫して、どうすれば男が喜ぶのかを確かめながら生フェラを続けた。
 男の顔を見上げると、眉がつり上がって能面のように変な顔をしていた。
 これが生フェラ顔なんだ、男の人の生フェラ顔なんだと判って私はなんだか嬉しくなった。
 男なんて簡単なんだ、生フェラすれば喜ぶんだというのは私には新しい発見だった。
 もう口が疲れるくらい生フェラしたとき、今度は男は体を入れ替えて私を立たせてソファーに両手を付かせた。
 やっぱり生フェラだけじゃないんだと判ったけど私はもう楽しめれば何でもいいと思った。
 誰か好きな男の子の事を考えたり、義信さんの事を考えたりして、今誰としてるのかは気にしない事にした。
 そうすると自然と体から力が抜けて今度は男の動きに合わせて体が震えてきた。
 もういいんだ、たっぷり楽しめばいいんだと私は自分に言い聞かせた。
 男が下から思い切り突き上げてきたとき頭を仰け反らせて天井を見上げた後、今度は視線を床に向けた。
 その時ちょうどソファーの下に鞄が二つ横になっているのが見えた。
 なんだ、さっき逃げ出すとき床に置いた鞄を自分で蹴飛ばしただけなんだと気が付いた。
 男が座っているソファーのちょうど真下に鞄が転がっていたのでいくら探しても見つからなかったんだ。
 もっと早く気が付けばいいと思ったけど、もうそんなことどうでもいい気がした。
 私の体が何度も宙を舞うと、体にあふれ出した熱い溶岩が私の体を焼き尽くした。

 翌朝カラオケ店をでるともう疲れて遊んで歩く気力はなくて、代々木公園まで行って昼間の間はずっとベンチに横になった。
 昼過ぎにまた公園の近くのウェンディーズでハンバーガーを買って公園で食べた。
 夕方になってすこし元気がでてきたので、またセンター街まで行ってみた。
 センター街の路上に座り込んでいると、あまり人相のよくない男の人が声をかけてきて、アルバイト紹介してやると言ってきた。
 きっと危ないアルバイトだと思って断った。
 すると今度は髪の毛を茶色く染めた見た感じもずいぶんとカッコイイ男の子が二人声を掛けてきた。
 今度は彩香ちゃんもすっかり機嫌が良く受け答えをした。
 これから遊びにいかないかというお誘いだった。
 危ない遊びかもしれないと私は心配だったけど、男の子達は全然大丈夫危なくなんかないし中学生もいっぱいきてるしと言ってしつこく誘い続けた。
 彩香ちゃんは根負けしたようで「じゃあ、行ってもいいですけど」と曖昧に返事をした。
 センター街を少し先に行くと、細い曲がり角から裏道に入った。
 小さなビルに入ると裏口から看板の出ていない部屋に通された。
 部屋の中は大勢人がいて、騒がしい人の声で部屋中が一杯だった。
 大きなテーブルが幾つも置いてあり、真ん中で男の人がトランプを配っていた。
「バカラはやったことあるのかな」と男の子が彩香ちゃんに聞いた。
 私も彩香ちゃんもトランプなんて七並べかセブンブリッジくらいしかやったことない。
 それも修学旅行の時、みんなでやったくらいだ。
 だけどなんで大人が、中学生がやるようなトランプなんかで遊んでるんだろう。
 私が不思議に思っていると「バカラってなんですか」と彩香ちゃんが男の子に聞き返した。
「簡単な遊びなんだ、お金を賭けてやるんだ」と男の子が言うので私はなるほどと思った。
 お金を賭けてやるなら、パチンコと同じようなものだ。
 ここはバカラ賭博の店なんだ。

 さっそく受付でチップをもらうと男の子がバカラを始めた。
 しばらく見ていると彩香ちゃんもやってみたいと言いだした。
 すると男の子がやり方を教えてくた。
 ルールは簡単ですぐ覚えたが私はお金を賭けてトランプをやるなんてやっぱり中学生のすることじゃないと思ってやる気はしなかった。
 だけど彩香ちゃんは、私はトランプ得意だからとすっかり調子に乗ってゲームを始めた。
 彩香ちゃんはつきまくってテーブルの上にはプラスチックの赤や青のチップが山のように積み上げられた。
 そろそろ頃合いだと思ったのか男の子がお金に換えられるからと受付に戻った。
 チップと引き替えに受付の女の子が渡してくれたのは大変な金額の札束だった。
 こんなに簡単に大金が手には入っていいんだろうかと私はびっくりしたが男の子達は別に気にしてる様子もなかった
 店を出るとすぐに飲みに行こうと男の子が言いだした。
 大通りに出ると、おっきなビルに看板がたくさん並んでいた。
 いつも行ってる店だからと男の子が連れて行ったクラブは中学生が入るような店ではない気がした。
 だけど男の子が私と彩香ちゃんを連れて席についても何も言われなかった。
 すぐに目の前にお酒のグラスが置かれた。
「お酒飲んだことあるの」と男の子に聞かれて彩香ちゃんは「私いつも飲んでます、大好きなんです」と調子に乗って答えた。
 だけどお酒を飲んだのは昨日が初めてだ。
 男の子はすぐに彩香ちゃんの嘘を見抜いたらしくて「最初は強いお酒は飲めないから、薄めて上げるよ、初めてだとすぐ酔っちゃうからね」とお酒を他のコップに少し移して炭酸で薄めてそれにレモンジュースを入れてくれた。
 男の子達がいろいろとおしゃべりの相手をしてくれたので少しずつお酒を飲みながらあっという間に時間が過ぎてしまった。

 もうすっかり夜遅くて閉店に間際になると、店に蛍の光の音楽がなって男の子達もテーブルの上を片付け始めた。
 その時になって私はやっとこの店が普通の店でないのに気が付いた。
 男の子達はみんな店員で、女の子達が客なのだ。
 ホスト倶楽部とかいう所だとやっと気が付いた。
 これは大変だホスト倶楽部ってとんでもなくお金がかかるんだとテレビで見たことがある。
 男の子が請求書を彩香ちゃんに渡したとき、彩香ちゃんは目を丸くして数字に並んだゼロの数を確かめていた。
 彩香ちゃんもここがホスト倶楽部だとようやく気が付いたようで、払わなければどんなことになるのか怖くて何も言わずにお金を払った。
 さっきバカラで儲けたお金は全部払ってもそれでも足りないので、彩香ゃちは必死な顔で「ごめんなさい」と頭を下げた。
 すると男の子は彩香ちゃんの持っているお金を確かめてから「初めて来店したから一割引にしてあげる」と言って負けてくれた。
 彩香ちゃんはほっとした顔で財布をしまうと、男の子達は「今日はどうもありがとうございました、また来店をお待ちしております」と急に丁寧な口調でお辞儀をした。
 私はこんな店はさっさと出た方がいいと思い、すぐにドアの外にでた。
 ドアが閉まったあと彩香ちゃんが男の子の一人にいきなり抱きしめられてキスされているのが薄暗いドアの向こうで見えた。
 私は拙いことをしたと思ったがすぐに店に戻るのも都合が悪い気がした。
 だけど彩香ちゃんはすぐには店から出てこない様子で、私は少し離れた通りの角で彩香ちゃんが出てくるのを待った。
 しばらくたってから彩香ちゃんが他の男の子二人と店を出てきた。
 私は彩香ちゃんの顔を見て生フェラ顔だとすぐ判った。
 だけど私は彩香ちゃんには何も言えなかった。
「これからね、いい所に連れてってくれるんだって」と彩香ちゃんが酔った口調で言った。
 いい所なんていったらラブホテルしかない。
 だけど私は昨日からろくに寝ていないし、ラブホテルには男の子と一緒でしか入れないので、今夜寝るためだったら男の子と一緒にラブホテルに行くしかないと思った。

 裏通りに入ると洒落た感じの建物があり、入り口に入るとやっぱりラブホテルだった。
 部屋に入ると、男の子がすぐに私と彩香ちゃんをベッドの上に押し倒してきた。
 彩香ちゃんの舌に、男の子の舌が絡みつくのが見えた。
 キスをするときの舌の使い方はやっぱりプロの男の子は違うんだとすぐに判った。
 だけどなんだか変な気がした。
 キスをするならぴったりと口を合わせてすればいいのにわざわざ口を開けて舌が絡みつくのが見えるようにしてぴちゃぴちゃと舌の音までさせている。
 私のすぐ横に座った男の子が私の膝の上に手を伸ばしながら、私の視線を確かめているのが判った。
 わざと私にキスをしてるのを見せてるんだ、彩香ちゃんがうらやましいと私が思うのが判ってるからわざと私に見えるようにキスしてるんだと私は気が付いた。
 私も彩香ちゃんみたいにキスされたらいいなと心の奥から沸き上がる気持ちを抑えきれなかった。
 私からキスしてと言い出すのを男の子が待ってるに違いない。
 私が彩香ちゃんから目をそらして男の子の方に向き直ると、男の子はやさしい笑顔で私を見つめながら、唇の間から舌を見せていた。
 私はもう我慢できなくなって、男の子に顔を近づけると男の子の口に自分の舌を入れた。
 男の子の舌が私の舌の先に触れた瞬間に私の舌先には電流が流し込まれたように痺れて甘い味が伝わってきた。
 翌日になって朝起きたときはもう男の子達はいなかった。
 彩香ちゃんがお風呂に入っているらしくてシャワーの水の音がバスルームから聞こえてきた。
 私も彩香ちゃんの後からゆっくりとお風呂に入るとやっと体の疲れも取れた。

渋谷生フェラ倶楽部

あらすじ
 バカラ賭博で負けた借金をかえすには、生フェラ倶楽部で働くしかない。騙されたと気が付いたけどもう遅い。逃げたくてももう逃げられない。

 お昼過ぎにラブホテルを出ると、一晩ゆっくりと寝られたので久しぶりに気分が良かった。
 公園でしばらく時間を過ごしてから昼過ぎには、またオシャレな店を色々見て歩いた。
 夕方になって彩香ちゃんがまた昨日のホスト倶楽部に行こうと言いだした。
「昨日必ず行くって約束したの、もちろんベッドの中でよ」と彩香ちゃんが言うのはどうもうさんくさい気がした。
 ホスト倶楽部の男の子なんて、どの女の子にも同じ事いってるだけなのに彩香ちゃんにはそれが判らないらしい。
「だから昨日のトランプでまたお金を稼がなくちゃいけないの」と彩香ちゃんが言い出した。
 どうも昨日の夜ホスト倶楽部の男の子にそう言われたらしい。
 彩香ちゃんは一度言い出せば人の言うことは聞かない性格なので私は仕方なく一緒に昨日行ったバカラ賭博の店に一緒について行った。
 制服のセーラー服のままでは店には入れてくれないと思ってたけど、昨日来たというとすぐに入れてくれた。
 彩香ちゃんはひとまずお財布にあるお金を全部チップに替えた。
 店の奥に通されると、昨日より大きなテーブルの正面にはカードを配る男の人が手慣れた手つきでゲームを勧めていた。
 彩香ちゃんはさっそく見ていてもびっくりするほど気前よく勝負を始めた。
 今度も彩香ちゃんはつきまくって昨日と同じくらいの随分な大金を稼いだ。
 だけど最後の勝負で大金を掛けたとき、たまたま運が悪かったらしくて一気に負けてしまった。
 すぐに取り戻せるはずと、また大金を掛けたらまた負けた。
 運の悪いときは続くようであっという間にお金は全部無くなってしまった。

 私はこれでもう彩香ちゃんが勝負をやめると思っていた。
 だけど店の人がなにか彩香ちゃんに耳打ちすると、彩香ちゃんの手元にはチップの山が届けられた。
 今度こそというすごい勢いで彩香ちゃんはまた勝負にでた。
 だけどいくらやっても負け続けてチップはすぐに無くなってしまった。
 彩香ちゃんは途方に暮れた様子で店の人となにか話していた。
「全部で150万になります」と言われて私はすぐには事情が飲み込めなかったが、彩香ちゃんが店から150万借りて全部負けてしまったらしいとだんだん判ってきた。
 150万なんて大金は払えるわけはない。
 だけど彩香ちゃんは「150万だったら、銀行のキャッシュカードでおろせるから今から払います」となんとかその場を切り抜けようとした。
「一緒に行きますから、その場で150万おろしていただけますか」と丁寧な口調で言われたが、言うとおりにしなければどうなるのか考えるのも怖かった。
 両脇をいかにも人相の悪い男の人に取り囲まれて私と彩香ちゃんは大通りのキャッシュコーナーに連れて行かれた。
 彩香ちゃんがカードを入れてお金をおろそうとしたがなぜか、残金がありませんと表示がでる。
 何回やっても同じなので、試しに残高照会をやってみた。
 すると残高は253円だけしかなかった。
 誰かが200万近くあった彩香ちゃんの預金を全部おろしてしまったのだ。
 どうなっているのか判らなかったけど、誰かがキャッシュカードで彩香ちゃんの預金を知らない内に勝手におろしていたんだ。
 いったい誰にやられたのか判らない。
 ホスト倶楽部でお酒を飲んでいる時に、誰かがこっそりお金を降ろしたんだろうか。
 それとも最初にカラオケ店で鞄が見つからなかった時に、もう誰かがお金を降ろしたんだろうか。
 あれこれ考えている暇はなかった。

 諦めてキャッシュコーナーを出ると、彩香ちゃんは蚊の鳴くような声で「お金はありません」とだけ言って泣き出してしまった。
 だけど泣いて許してもらえるはずは無かった。
「これから一緒に来てもらおうか」と言われて両脇を囲まれたまま小さなビルの二階に連れて行かれた。
 事務所みたいな部屋の奥から小柄な男の人が出てきた。
 お腹が大きくでていて、服装も髪型もテレビで見たような怖い人だとすぐ判る雰囲気だった。
「いいか、金は借りたらきちんと返さないといけないんだ、それが世の中の決まりだ」
「銀行に行ってもお金がありませんでしたなんて言い訳は、どこでも通用しないんだよ」
「だけど、どうやって返したらいいのか」
「女だったら、体で返すしかない、そうだろう」
「それが金を借りて返せないときの常識だ」
「中学生だってそのくらい判るだろう」と言うと男は握り拳で彩香ちゃんの頭を小突いた。
 彩香ちゃんは怖くて体を震わせながら「はいそうです、そうです」と訳も分からずに返事をした。
「お前らは今日から生フェラ倶楽部で働くんだ、それで借金を返すんだ」と男が今度は落ち着いた口調で彩香ちゃんに言った。
「生フェラってなんですか」と彩香ちゃんがわざととぼけて男に聞いた。
 すると「なんだ生フェラも知らないのか。おいお前ら生フェラ教えてやれ」と言うと彩香ちゃんに背を向けて奧の部屋に戻って行った。
 彩香ちゃんが私の方に振り向いたとき「おい、生フェラ教えてやれ」とまた別の男の子が言うのが聞こえた。
「へい」と数人の男の子達が一斉に返事をすると私と彩香ちゃんの周りを取り囲んだ。
「ビデオもちゃんと撮っておくんだ」とまた声がして一斉に「へいわかりやした」と揃った返事が部屋に響いた。
 男の子達は手慣れた手順で私達の体を押さえつけると「おい、さっさと生フェラするんだ」と怒鳴りつけてきた。
 私と彩香ちゃんは最初の生フェラ地獄をたっぷり体にたたき込まれた。

 夜中過ぎまで生フェラをさせられたあと部屋にいた男の子達はどこかに言ってしまい代わりにセーラー服を着た女の子が部屋に入ってきた。
「あなた達ね、今日入ったばかりってなのは。私、芳恵っていうんだけどね」
「ともかくお腹空いたでしょうから、なんか食べる」と言ってコンビニで買ってきたらしいおにぎりとウーロン茶を渡してくれた。
 私はとても食事などする気分ではなかったけど、芳恵さんが気を悪くするといけないと思って無理して口に押し込むようにして食べた。
「ここで働く女の子は誰でも最初に事務所の男の子に廻されるんだけどね、気にしなくていいからね、みんな一度は経験するんだから」
「ほら、その方が気持ちの思い切りが着くじゃない、彼氏に振られたばかりの女の子なんかさ思い切って廻されほうが、気分が吹っ切れるからいいのよ」
「それに一度経験すれば根性も座って、いやなお客さんの相手をするのなんか何でもなくなるから」
「だから、ここで働こうと思ったらね、まず最初に廻してもらったほうがいいのよ」と何だかもっともらしい話しを聞かされてなんだか判らないけどこれからの事を考えると廻された方がよかったらしいと何となく思えてきた。
「じゃあ、持ち物見せなさいよ、何持ってるの」と言いながら芳恵さんは私と彩香ちゃんの鞄を確かめると、お財布の中から現金とキャッシュカードを取り上げた。
 お金はもう銀行口座には残ってないのでキャッシュカードはもう何の役にも立たない。
 それから鞄に入っていた携帯を取り上げて、替わりに別の携帯を渡してくれた。
「商売の仕方をまず覚えないといけないからね」
「初対面の客に生フェラするってのは最初は誰でもやっぱ抵抗があるけどね」
「でも一回やってしまえばあとは、何回やっても同じだから」
「そのうち、毎日生フェラするのが楽しくて楽しくて、生フェラするのがもう止められなくなるから」
「ここに居る女の子はみんなもう毎日生フェラしてないともうとても我慢できないの」
「あなたもすぐそう成るから別に心配しなくていいのよ」と言われて、どうもこれから大変な事になるらしいとは薄々判った。

 芳恵さんはいつも新入りの女の子を世話してるらしくて、慣れた口調で話しを続けた。
「ほら、ここはシロートの女子高生が売り物の生フェラ倶楽部だからね、シロートっぽくないといけないんだけどね、だけどホントにシロートじゃ困るのよね」
「いかにもシロートっぼくやるのがプロのテクニックなんだから」
「もちろん毎晩生フェラするんだけど、いつでも今日が初めて生フェラする見たいな顔して、こんなこと初めてさせられるみたいに演技するのね」
「それが出来なかったらこの商売はつとまらないからね」
「だけどまあ、最初っからそんなに上手くは出来ないからさ、ともかく体を震わせる練習をするからね」
「ほら、最初の体験とかだとさ、女の子は体が震えて来たりするじゃない」
「それを練習するのよ、もちろん練習だけじゃだめなんだけどね」そう言われてみれば確かに裏生フェラビデオに映っていた女の子達はみな緊張して震えてる見たいな仕草だったけどあれはみんな演技だったのだと私にも裏生フェラビデオの事情が分かってきた。
「じゃあ試しに体震わせてごらんなさい」と言うと芳恵さんはすぐに私の胸の上に手を当ててきた。
「ほら寒くて震えてる見たいにすればいいのよ」と言われてそれくらいなら出来ると思ってなんとか体を小刻みに震わせると「なかなか上手よその調子」と言いながら芳恵さんの手が私の胸を押し回しながら軽く握ってきた。
 思わぬ展開に私は急に体が本当に震えだしてきた。
 すると芳恵さんは「なかなか上手いじゃないの、いいわよ、その感じ忘れちゃ駄目よ」と言いながら今度はもう一方の手を私の膝に置いてくすぐり始めた。
 私の膝が震え出すと今度は私の唇に顔寄せてきた。
 思わず私が横を向くと、芳恵さんの舌が私の耳をずるっと舐めてきた。
 なんでこんな事になるのかしらと訳が判らなかったがこれが体を震わせる練習だと思ってなんとか頑張った。
 芳恵さんの舌先が感じる所を探り当てると、私の体はもう勝手に震えだして止まらなくなった。

 芳恵さんのてが私の胸を下から持ち上げながら押し回して来たとき、ちょうど部屋に男の子が入ってきた。
 男の子は別に驚いた風もなく、芳恵さんの横に立つと芳恵さんが「あとはね、他にもいろいろ生フェラのテクニックとか覚えてもらうんだけどさ、練習台が居るでしょう」と言いだした。
 確かに女の子だけで生フェラの練習ができるわけはない。
「さあ、早くしなさいよ」と芳恵さんに促されて男の子は申し訳なさそうにズボンのチャックを開けて、パンツをおろした。
「最初は私がお手本を示すから、私のやった通りにすればいいのよ」と言って芳恵さんは男の子の立ったその前に膝をついた。
「さあ、すぐ横でよく見てるのよ」と芳恵さんが言うので私と彩香ちゃんが芳恵さんの両隣に膝を付いた。
 すると今度は芳恵さんは片方の手を彩香ちゃんの膝の上に載せ、もう一方の手を私の胸に当てきた。
 芳恵さんが何をするんだろうと思ってると「何やってるのよ、二人とも体震わせてるのよ、そのくらい言われなくてもさっさとやりなさいよ」といきなり怒られた。
 慌てて私がさっきみたいに体を震わせると彩香ちゃんも真似して体をガタガタと動かした。
 芳恵さんは手の感触で私と彩香ちゃんの体が震えるのを確かめながら男の子に舌を使い始めた。
 テクニックは一つ一つ名前があるらしくて芳恵さんがいろいろ説明してくれたけどとても全部は覚え切れなかった。
 男の子はもう何度も練習台になっているらしくて大人しく芳恵さんにされるままになっていた。
 一通り説明が済むと、彩香ちゃんが芳恵さんに教えられながら実際に男の子を相手に練習をしてその次は私の番だった。
 男の子はいつも練習台になってるらしくて半分申し訳なさそうな顔で我慢していた。

 一通り生フェラのテクニックの練習が済むと今度は鏡を渡された。
「いい、生フェラってのはね、一番大事なのは生フェラ顔なのよ」
「生フェラ顔ってのはね、生フェラさせてもらって嬉しくてたまられくてうっとりとして天国に行っちゃってる顔なのよ」
「これが出来なきゃ、一人前に生フェラ女には成れないからね。ちゃんと鏡見て練習するのよ」と芳恵さんに言われてやっぱりと思った。
 裏生フェラビデオでも、女の子の生フェラ顔を大写しで撮ってるのはやっぱり男の人は生フェラ顔が大好きだからなんだ。
「いいわね、ニコニコして嬉しそうな顔はだめだからね。いやだけど嬉しい、泣いちゃうけどいやじゃない。そこが難しいのよ」と芳恵さんに言われて彩香ちゃんは口をきゅっと閉じて頷いた。
 芳恵さんが始めに生フェラ顔のお手本見せると。彩香ちゃんも真剣な顔で芳恵さんの顔を覗き込んでる。
 上手に生フェラ顔ができるように成るには特別な練習が必要で、眉の動き、目尻の動き口の開け方、喉の開き方をそれぞれ別に動かして練習するんだと芳恵さんが要領を教えてくれた。
 私と彩香ちゃんが必死で鏡を見ながら生フェラ顔の練習をしていると「まあ大体そのくらいできれば上出来ね」と芳恵さんが言ってくれたので私は一安心した。
「判ってると思うけど最初の客は内の倶楽部の店長だからね。いま習ったテクニックをちゃんとやんなさいよ。出来なかったら出来るまで練習させるからね」と芳恵さんが言うと彩香ちゃんはなるほどと言う顔をしてまた何度も頷いた。
 生フェラ倶楽部で商売ができるかどうかを店長が実地で確かめるらしい。
 男の子が奧の部屋に声をかけると、店長らしい男の人が出てきた。
 思ったよりも若くて背も高かったが、なんだか雰囲気がやっぱり危ない感じがした。
 店長は一人しかいないからきっと、私と彩香ちゃんの二人が店長の相手をするんだと思っていると、店長の後から背の高い女の子が一人付いてきた。
「おい、百合恵、今度の娘はよさそうじゃないか」と店長らしい男が言うので、どうも百合恵さんという名前らしかった。
 私が不思議そうな顔で百合恵さんを見ていると芳恵さんが「この人が店長の田中さんだからね、あと百合恵ちゃんは経理やってるの」と紹介してくれた。
 生フェラ倶楽部にも経理の女の子なんかいるのかとびっくりしたが、お金を儲けようとしたらお金の勘定も欠かせないからやっぱり経理係が居るんだとなんとなく納得した。
 店長は私と彩香ちゃんの顔を見比べてから「今日はこっちにしようか」と彩香ちゃんの方を指さした。
 てことは私は店長の相手はしなくて済むんだと一安心した。
 そのとき百合恵さんが私の顔を見て「そっちの女は、譲治にやらせなよ」とぶっきらぼうに言った。
 譲治というのは、さっき実験台になった男の子かしらと思ってこれはよかったと思っていると店長が「おい譲治、ちょうどいい女がいるぜ」と部屋の奥に声を掛けた。
「それは楽しみだぜ」と奧から男の低い声が響いてきた。

 部屋から出てきた男は、ずんぐりと小太りで厚く張り出した胸板はまるでテレビでみたプロレスラーみたいだった。
 どうやら生フェラ倶楽部の用心棒かなんかをしている男の人らしかった。
 今まで私が生フェラした相手は太っているとはいってもお腹が出ているくらいでこんなに筋肉が体中に着いてる人なんか見たことなかった。
 これが本当の男らしい男だと思うとなんだか寒気がしてきた。
 私の最初のお客がこの男なんだと思うともういやでいやでたまらなくなって、逃げ出したい気持ちで一杯だった。
 だけど逃げられる訳はなかった。
 芳恵さんは笑顔で微笑むと「楽しんでらっしゃい」と私に声をかけた。
 いったい何を楽しめと言うんだろう、楽しい訳なんかないのにと思ったけど私は黙っていた。
 すると今度は譲治さんが「たっぷり可愛がってやるからな」と芳恵さんに答えるように私のお尻を触りながら言った。
 私は背筋に冷たい水を浴びせられて飛び上がりそうになった。
「じゃあ行こうか」と店長に言われて彩香ちゃんは諦めきった顔で店長と手を繋いだ。
 店長と譲治さんは私と彩香ちゃんの手をひっぱって部屋から連れ出した。
 両脇を二人で抱え込まれるようにして廊下にでると、他の女の子達が面白そうなものでも見るような顔で廊下の左右に通路を開けた。
 外の通りに出たらなんとか騒いで通りがかりの人に助けを求めればなんとかなるかもしれないと思った。
 だけど私達が引っ張って連れて行った先はビルの裏口だった。
 裏口の青いドアの上には緑色の非常口の文字が明るく光っていた。
 ドアを開けると目の前には狭いビルが並びその間に狭い非常階段があった。
 ビルの陰にかくれて非常階段からは通りの人影は見渡せなかった。
 これでは助けを呼ぶにも呼びようがなかった。

 非常階段を降りると、そのすぐ裏はラブホテルだった。
 生フェラ倶楽部の事務所とラブホテルは外からは判らないけど裏口でつながっていたのだ。
 確かにそれなら商売がしやすい。
 もうどうにも逃げられないのが判って私は諦めて大人しくラブホテルに入った。
 裏口からラブホテルの受付に出ると店長が部屋の鍵を受け取った。
 小さなエレベーターで最上階に上がると細い廊下が続いていた。
 店長が彩香ちゃんを連れて一番奥の部屋に入ると、すぐ手前の部屋に私は譲治さんに連れ込まれた。
 部屋の中央には大きな丸いベッドが置いてあり、そばには大きなプラズマテレビが置いてあった。
 譲治さんは冷蔵庫からビールを出すと、自分でコップに注いで飲み始めた。
 私もビールを勧められて、譲治さんの機嫌を損ねたら困るとおもって少しだけ飲んだ。
 譲治さんは私の顔をしばらく見つめてから視線を私の胸に這わせるとつま先までなめ回すように見た。
 私はまるで舌で体中をなめ回されたような気持ち悪さを感じてビールを飲む手が止まった。
 譲治さんは何度か大きく息をすったあと、DVDのリモコンをテーブルの上から取り上げた。
「おい、お前、この店で俺に逆らったらどうゆうめに会うのか教えてやるからな」と言うと譲治さんはDVDのスイッチを入れた。
 わざと抑揚をつけた口調は今までに他の女の子相手に何度も繰り返し口にした台詞だとすぐ判った。
 プラズマビデオに映ったのは今まで見たこともない裏生フェラビデオで、彩香ちゃんに見せてもらったのとはもう迫力が全然違っていた。
 演技なんかじゃなく本当に女の子が酷い目に遭わされているのが判って私の体が震えてきた。
 譲治さんは私の背中に手を回して抱き寄せながら、DVDを早送りした。
 信じられないようなお仕置きの場面を延々と見せられて私は体の震えが止まらなくなった。
「言うことを聞かない女は、俺がたっぷりお仕置きしてやるからな」
「どうだ、こんな目に遭いたいか、それとも何でも言うことを聞くか、どっちがいいんだ」とまた芝居がかった口調で譲治さんに言った。
 私はもうここまで来て逆らえる訳がなかった。

 私が諦めて譲治さんの大きな体に胸を押しつけて抱きつくと「おい面白いもの見せてやる」と言って譲治さんが、テレビのリモコンスイッチで画面を切り替えた。
 プラズマテレビの画像には膝を付いて立っている男の人の前に女の子が三人いて生フェラしてるのが見えた。
 別の裏生フェラビデオだと思ったけどどうも違うみたいだった。
 よくよく見ると生フェラをしてるのは彩香ちゃんで、男の人はさっきの店長さんだ。
 隣の部屋にテレビカメラがあって、いま隣でやってることがプラズマテレビに映ってるんだとわかったけどどうも変だ。
 彩香ちゃんのすぐ両脇に誰か二人裸で立って、彩香ちゃんの胸に両側から手を回しながら彩香ちゃんのすぐ頭の上で二人でキスをしている。
 男同士でキスするわけないし、お尻の形は女の子の体型だ。
 私が不思議そうな顔でプラズマビデオを見てると「あの二人は芳恵と、百合恵だぜ」と譲治さんが教えてくれた。
「女同士のほうがいいらしいぜあの二人。生フェラは大好きな癖に、女が好きなんて訳が分からないな女ってのは」と言って譲治さんが笑った。
 彩香ちゃんの部屋がビデオで見えると言うことは私の部屋もテレビカメラがあって別の誰かがに見られてるというのは間違いなさそうだった。
 私はとんでもないラブホテルに来てしまったと思ったが、もう逃げようがなかった。
 譲治さんがベッドに腰をかけて、上着を脱ぐとズボンも脱いで裸になった。
 自慢げな表情で譲治さんが私に向かって足を広げると、私の視線はその巨大な物に釘付けになった。
 芳恵さんが楽しんでらっしゃいといった意味が分かって私は呆然として口が開いたままになった。
 だけどいったいどう楽しめばいいんだろう。
 たとえどんなに大きくても、嫌な相手は嫌な事に変わりはない。
 どんなに嫌でもやるしかないと私は自分に言い聞かせた。
 譲治さんに命じられるままに朝まで私は生フェラ奴隷の宿命を受け止めた。

 翌日の朝まで生フェラさせられてやっと終わったと思ったら譲治さんが私に「おいお前、生フェラ倶楽部で働きたいかそれともいやなのかどっちなんだ」と聞いてきた。
 なんでそんなことをわざわざ聞くのか理由が分からなくて黙っていると「この店はな、生フェラが大好きで毎日生フェラしたい女が自分から働きたいといって働いているんだ」
「無理矢理働かせられている女なんていないんだ」
「お前はどうなんだ、毎日生フェラしたいのかそれともしたくないのかどっちなんだ」と言い出した。
 今更ここまでやっておいてやらなくていいなんて話しが通るわけはない。
「私生フェラ大好きなんです、この店で働きたいんです」と私が渋々いうと譲治さんはようやく納得した様子で私の胸をなで回しながら「どうだまだ生フェラしたいだろう」と言いだした。
 ここで嫌ですなんて言えるわけがない。
「はい、まだ生フェラしたいです」と私は仕方なく言った。
 すると譲治さんは「おい、そんな言い方で生フェラさせてやるわけにはいかないな」
「もっと丁寧に頼むんだな、そうだそこに土下座して頭を下げてお願いするんだ」と言いだした。
 もうこうなったら言うとおりするしかないと覚悟を決めて私は床に這いつくばって頭を床に押しつけて「お願いいたします、是非生フェラやらして下さい、私生フェラ大好きなんです、是非お願いします」と譲治さんが喜びそうな言葉を言った。
 すると譲治さんはようやく満足したのか「生フェラはまた今度やらしてやるぜ」と言って立ち上がった。
 私はここで精一杯媚びを売っておいた方がいいと思って、譲治さんの大きな胸に顔を埋めて抱きついて「また今度可愛がってね」と甘い声を出した。
 譲治さんは私の嘘を本気になって信じ込んだ様子で、私の背中に手を回して抱きしめながら背中を撫でてくれた。
 私は体中に寒気がしたが、ここで嫌がってはあとで大変なことになる思い、必死で譲治さんの体に抱きついて胸を押しつけた。
 譲治さんは機嫌良く私の体を撫で回すと「お前は可愛い女だぜ」と言ってくれた。
 私はそれを聞いてすっかり嬉しくなった。

 ラブホテルの部屋を出て事務所に帰ると男の子がお握りを渡してくれた。
 ウーロン茶を飲みながらおにぎりを食べていると、彩香ちゃんが百合恵さんや芳恵さんと一緒に事務所に戻ってきた。
 私は昨日彩香ちゃんに何があったのか知っていたので何も言わなかったけど彩香ちゃんは「昨日は大変だったんだってね」と私に話しかけてきた。
「芳恵さんから聞いたんだけど譲治さんて凄いんだってね」とまた彩香ちゃんに余計な事を言われたので私はすこし腹が立ったけど、私が隣の部屋でプラズマテレビで見ていた事は知らない様なので私は黙っていた。
 お握りを食べ終わる頃、男の子が女の子達に大きな紙袋を渡しはじめた。
 なんだろうと思って見ていると店長が出てきて「お前もやるんだ」と私と彩香ちゃんに紙袋を手渡した。
 紙袋は大きい割には軽くて中にはティッシュが一杯入っていた。
 他の女の子達と一緒に駅前まで行くと、人通りの多い角に立ってティッシュ配りをやらされた。
 早朝の駅前には通勤のサラリーマンが大勢歩いていて、ティッシュを渡しても受け取ってくれる人などいない。
 たまに受け取ってくれる人がいるだけなので、なかなかティッシュは減らなかった。
 ティッシュを全部配るまでは帰れないので私は必死で「お願いします」と声をかけて配ったがそれでも受け取ってくれる人はいない。
 ラッシュの時間が過ぎると、今度は人の波がサラリーマンからお店の従業員風の人が多くなった。
 昼近くになって買い物客も増え始めてやっとティッシュを受け取ってくれる人も増えてきた。
 だけど紙袋に一杯入ったティッシュはそう簡単には空になる訳もなかった。
 私は昨日の夜からぜんぜん寝ていないので立った居るだけで目眩がしそうなくらいつらかったが頑張るしかなかった。

 昼近くになって事務所に戻ると事務所のテーブルにおにぎりやお弁当が用意してあった。さっそく彩香ちゃんが大好物のツナマヨネーズのおにぎりを取ろうとしたらすぐに他の女の子に怒られた。
 新入りはそんな上等なおにぎりは食べてはいけないらしい。
 もちろん焼き肉弁当なんか食べさせてはもらえない。
 他の女の子達がまず先にお弁当を選んで食べ始めると、私と彩香ちゃんに残ったのはおかかのおにぎりが一つづつだけだった。
 それでも食べないよりはましだと無理して喉におにぎりを押し込むと、そのあとに奧の部屋で他の女の子達と床に敷いてある布団の上で雑魚寝をした。
 新入りはもちろんいい場所なんかには寝かせてもらえないが疲れていたのですぐ寝てしまった。
 ほんの三時間くらい寝ただけで、昼過ぎからはもう生フェラ倶楽部の仕事が待っていた。
 センター街のロッテリアで時間を潰しながら携帯電話がかかってくるのをまって、待ち合わせの場所に行き、大抵はそのままラブホテル直行というのが手順だ。
 客は携帯でインターネットにアクセスして、顔写真を見て女の子を選んでは受付の番号に電話してくる。
 そこで受付の男の子が待ち合わせの場所と、なにか目印になる持ち物とか服装を教えてくれて今度は待機中の女の子に携帯で電話してくるのだ。
 まだ昼近くの時間はそんなに客はいないので、女の子達にとっては一日の内で一番楽な時間だった。
 他の女の子達とロッテリアの窓際の席で一休みしているとさっそく芳恵さんが呼ばれたらしい。
 電話の様子では相手はいつもの馴染みの客らしくて芳恵さんは手早くお化粧を直すと機嫌良さそうにロッテリアを出て行った。
 私はいつ呼ばれるんだろうと思うと胸がドキドキして落ち着かない気分だった。

 芳恵さんが出て行った後少し経ってから他の女の子が私の座ってる隣に来て「ねえ芳恵ちゃんからなんかされなかった」と聞いてきた。
 なんの話しなのかすぐには判らなかったけど「芳恵ちゃんはね、生フェラも大好きなんだけど女の子が好きなのよ、それに百合恵ちゃんと芳恵ちゃんは仲がいいのよ。レズなのよレズ、レズって知ってる」と言われてやっぱりと思ったけど私は黙っていた。
「どうして女の子が好きになるのかあなたどうしてだか判る」
「ほら、男の子に酷い目に遭わされると男の子が怖くなって、それでね女の子が好きになるんだってさ」
「だけど生フェラまた別でね、生フェラは大好きで止められないんだってさ馬鹿みたい」
「男に何されるのか判らなくて、怖くて体が震えながら生フェラするのが良いんだって」
「だからいやな男相手に生フェラさせられるのが大好きなのよ、芳恵ちゃんて」と今度は芳恵さんの悪口を言い出した。
 生フェラ倶楽部なんかで働いていると普通の生フェラでは物足りなくなって、刺激が欲しくなるらしいけど、怖いのが気持ちいいというのは私には理解できない世界だった。
 私はうっかり話しの相手に成らない方がいいと思って黙って聞いていた。
 どうやら百合恵ちゃんと言うのは、店長の彼女で百合恵ちゃんと芳恵ちゃんが仲が良くて、という訳の分からない三角関係らしい。
 百合恵ちゃんはこの店では生フェラが一番上手くて、それで店長に気に入られたとかだった。
 それも普通の生フェラじゃなくていろいろと秘術があるらしい。
 こうゆう所で働いていると男も女も普通の関係じゃあ満足できなくなるらしいとだんだん判ってきた。
 それに譲治さんというのは、女の子を虐めるのが好きらしくて用心したほうがいいとも言われた。
 時々女の子に難癖を付けてはお仕置きだとか言って酷いことをするので、女の子達は怖くて誰も近寄らないそうだ。
 私も譲治さんには今度は何をされるか判らないので、言いがかりを付けられないように気を付けようと思った。

 そのうち彩香ちゃんにも呼び出しの電話がありその後すぐに私も呼び出された。
 待ち合わせの場所は109の前の地下鉄駅の階段だった。
 目印はファイブミニの小瓶。
 いったいどんな客なんだろう、もしかして譲治さんみたいだったらやだなと思いながら地下鉄の階段を降りて行った。
 階段の下からは地下鉄の駅から昇ってくる乗客がいっぱいいた。
 地下鉄の駅の地下道に降りると階段の近くを見回してみた。
 するとまだ大学生らしい男の子がファイブミニの瓶を両手で持って立っていた。
 男の子もすぐ私に気が付いて、姿勢が合うと表情がかすかに笑顔になった。
 私はそれほど嫌な客でもなかったので安心したけど、それでも初めての客なのですぐには笑顔は出なかった。
 男の子は私の手を握ると、階段を登って109の横に出て坂を上る小道に進んだ。
 生フェラ倶楽部は何度も利用したことがあるらしい様子だった。
 坂道を上りきるとラブホテルがあり、すぐ部屋に入った。
 私は芳恵さんに教えられたとおりの技を順に繰り出すと男の子はすぐに気持ちいい顔つきで視線が宙にさまよった。
 これなら簡単だと私は次から次へと、秘術を繰り出すとあっけなく男の子は終わってしまった。
 だけどそれだけで終わってしまっては商売にならない。
 私は男の子ががまた元気になるのを待って、時間いっぱいまで生フェラし続けた。
 男の子は十分満足した様子なので私は「また今度生フェラさせてね」と男の子に甘えておねだりしてみた。
 すると男の子は「金がないから、また来月きっと」と約束してくれた。
 男なんてのは生フェラしてもらいさえすれば気持ちいいんだとわかって、この調子なら随分と楽な仕事だと私はひとまず一安心した。

 その後はまたロッテリアに戻って呼び出されるのを待っているだけだった。
 最初のお客の時はさすがに緊張したけど、一度やれば後は何度やっても同じだった。
 中にはいやな感じの客もいるけど、生フェラだけしてる分には別に嫌な思いをするわけでもなかった。
 相手が誰であろうと手順通りに淡々と仕事をするだけでその内生フェラを楽しむ余裕もでてきた。
 夜になるとさすがに眠くて辛かったけど、なんとか仕事をこなすと明け方に事務所に戻ってすこしだけ寝た。
 だけどまた朝早く起こされてティッシュ配りをするとまたすぐロッテリアで客待ちだった。
 そのうち商売にも慣れてきて、客扱いも上手になった。
 適当に手を抜いて一休みしたりも出来るようになると客と一緒に居るのが楽しくて、つぎはどんな客だろうとロッテリアで待つのも嫌でもなくなってきた。
 いろんな男の人とお喋りをしていると、なんだか自分が一人前になった気がしてきて誰とでも話せるようになった。
 中にはおしゃべりを楽しみたいなんて客も居て、ちょっとオシャレなコーヒーショップかなんかでお茶を飲みながら学校の話しなどいろいろ聞かれた。
 普通に話して手も面白くないので、嘘でもいいから適当にエッチな話しを告白すると客は喜ぶ。
 なんで生フェラ倶楽部なんかでバイトしてるのかと聞かれたら、もちろん「生フェラが大好きだから」と答える。
「生フェラ倶楽部なら毎晩、何人でも生フェラ出来るし、会ってすぐ生フェラできるから。もう生フェラしてるのが楽しいの」と言えば客も大喜びだ。
「どうしてそんなに生フェラが大好きなんだ」なんて聞かれたら「最初に付き合った彼氏に教え込まれて大好きになったの」なんて答えればいい。
 だけどそれだけではちょっと当たり前で芸がない。
 ラグビー部の女子マネージャーをしてたら合宿で毎晩集団生フェラさせられたなんて話しは客は大喜びしてくれる。
 もちろん客の方だって「俺はテレビ局のプロデューサーやってるんだ」とか「俺は産婦人科の医者だ」とか「大学で心理学教えてるんだ」と大嘘をつく人もいる。
 いちいち本気にしてたらこの商売はつとまらない。

 私がまだ中学生だと判ると客がよく聞きたがるのは朝の痴漢の話しだ。
 女子中学生は誰でも痴漢に遭うけど、男の人は痴漢したくてもなかなか実際に痴漢を実行する人はいない。
 普通のラサリーマンだったら痴漢で捕まって会社を辞める羽目にでもなると困るのでうっかり痴漢などやりたくても出来ないからだ。
 だから女の子が痴漢に遭った話しだけでも聞いていると喜ぶ。
 毎朝痴漢にあって感じて来ちゃって、大勢で囲まれて痴漢されたときはもう我慢できなくてトイレで生フェラしちゃったとか大嘘をつくと客は喜ぶ。
 毎朝学校で今日は誰が痴漢にあったのかとか友達同士でいつも話してるのとかすると女子校ってそうゆう所なんだと客は思いこんでまた喜ぶ。
 今日は痴漢に遭うんじゃないかと毎日どきどきして電車に乗ってるのとか言うと男は大喜びだ。
 嘘を言えば言うほど客が喜ぶので、その内平気でなんでも言えるようになった。
 だけど客の中には無駄な時間など使わずに即生フェラしたがるのも居る。
 客の言うことは何でも聞くように言われているので、喫茶店のトイレで生フェラしちゃうのもありだ。
 ラブホテル代がもったいないと、公園で生フェラさせられることもあった。
 だけど別料金はしっかり頂く。
 ちょっと変わった客もいて、女子中学生の名前入りのブルマー穿いてる男もいた。
 中には風俗で働かせる女を捜すために客の振りをして女の子を呼ぶ男もいる。
 そんな男にラブホテルに連れ込まれたら、一晩中天国に行きっぱなしにさせられてしまう。
 そうなったらとても生フェラ倶楽部の商売なんてやってられない。
 だから相手がプロの場合だけは逃げてもいいと店長にも言われた。

強制生フェラ調教

あらすじ
 生フェラはいやじゃないけど寝る時間がなくてとても体が持たない。生フェラ倶楽部から逃げ出そうとしたけど、見つかってお仕置きされてもう逃げられない。隙を盗んで彩香ちゃんのママに電話してお金を持って来てと頼んだ。

 最初は大変だったけど何日かたてば生フェラするのも全然苦にならなくなった。
 とは言っても場所が渋谷だけあって、夜になっても一晩中客が絶える事はない。
 毎晩生フェラの相手をする客の数がともかく多いのだ。
 金曜の夜なんかになると、もう休む暇もなく明け方まで生フェラのし続けで、その後にティッシュ配りをやらされると寝る暇もない。
 生フェラするのは別になんでもないんだけど、寝る時間がないというのは辛すぎる。
 それに食事はコンビニのお弁当か、おにぎりで毎日同じだ。
 たまにお客さんと食事をしたりもするけど、お酒を飲まされることもある。
 お酒なんか飲んだことないのに、そんなにすぐにお酒が強く成るわけもない。
 これではいくらなんでもとても体力も気力も続かない。
 最初の内はなんとか頑張ったけど一週間もするともうとても耐えきれなくなった。
 朝のティッシュ配りの後、事務所で寝たけどもうとても起きられない。
 男の子に無理矢理起こされて事務所を追い出されると客待ちでいつものロッテリアに行った。
 眠気覚ましにコーヒーを飲んでいると、隣で彩香ちゃんが「私もう駄目」とこっそり私に囁いた。
 もちろんもう生フェラ倶楽部ではとても働けないと言う事だけど、他の女の子も居るのではっきりと逃げ出したいとは口にできない。
「どうしようか、ともかく誰かに連絡して助けに来てもらうしかないけど、どうやって連絡しようか」と私が言うと彩香ちゃんもいいアイデアは浮かばないらしくて黙り込んでしまった。
 私は他の女の子に今の話しを盗み聞きされたんじゃないかと心配になって何気ないそぶりで見回してみたが女の子はわざと視線そらした。
 もしかして聞かれたのかもしれないと怖くなったが誰もなにも言わなかった。
 するとすぐにに携帯が鳴って、二人でラブホテルに呼び出された。
 二人そろって呼び出されるってことは相手は二人らしい。
 変なことになったら困るなと思いながら私と彩香ちゃんはラブホテルに通じる坂をあがった。

 受付でお客さんの部屋の番号を教えてもらうと、二人で部屋に入った。
 だけど部屋に居たのは店の男の子だ。
 私はすぐにこれはまずいと思った。
 だけど逃げ出したりすれば今度は何をされるか判らない。
 私は彩香ちゃんと顔を見合わせて恐る恐る部屋に入った。
 すると男の子はいきなり怖い顔で「おい、お前ら二人で逃げ出す相談してただろう」と怒鳴りつけてきた。
 さっきロッテリアで話しをしているの他の女の子に聞かれて密告されたんだとすぐ判った。
 隣に座って客待ちをしていたのは、いつもいろいろ噂話しを聞かせてくれる女の子だった。
 私は慌てて「そうじゃないんです違うんです」と言おうとした。
 だけどその前に彩香ちゃんが「済みません、許して下さい」と大きな声で叫んだ。
 これでは自分から逃げ出す相談をしていたのを白状してしまった事になる。
 困ったことになったと思ったが白状しなければ何をされるか判らないのでもう開き直るしかなかった。
 彩香ちゃんがいきなり床に座り込んで土下座して「済みませんでした、許して下さい、本当にご免なさい」と言って両手を床に着いた。
 私も慌てて彩香ちゃんのすぐ横に土下座して同じように頭を床に擦りつけた。
「ご免なさいで済むと思ってるのか」と男の子がまた脅かすような口調で怒鳴りつけると彩香ちゃんは今度は泣き出した。
 だけど私は彩香ちゃんの泣き声が嘘泣きだとすぐ判った。
 彩香ちゃんは小さい時から嘘泣きが得意で先生もよく騙されていた。
 だけど女の子が泣いたくらいで甘やかしていたら生フェラ倶楽部は商売には成らない。
 彩香ちゃんの頭を何度も小突くと今度は本当に彩香ちゃんは泣き出した。
 だけど男の子はそれ以上は何もせずに、彩香ちゃんが泣いているのを黙って見ているだけだった。

 すこし待つとドアが開いて男の人が一人入ってきた。
 黒いズボンに茶色のシャツを着て大きな黒い鞄を大事そうに持っている。
「さっそくですがお願いします、この女です」と男の子は私と彩香ちゃんの座っているソファーに男を案内した。
 男は私と彩香ちゃんの顔を交互に何度も見比べてから「そうだな、まず最初はこっちの女から始めようか」と彩香ちゃんの方を向いて顎でしゃくって合図した。
 男の子が冷蔵庫から出したビールを渡すと「明日の朝までに終わる」と男はビールを飲みながらつぶやくように言った。
 いったい何が明日の朝まで終わるんだろうと私は意味が分からなかったがどう男の顔つきはどうも普段の客とは違う。
 普通のサラリーマンではないようだし、かといって怖い筋の人でもないようだ。
 近寄りがたい雰囲気でそれでいて几帳面な感じもがする。
 黒い鞄は使い古しで端の金具が半分壊れていて、黒い皮にも染みのような汚れが付いていた。
 鞄には一体なにが入ってるんだろうと思って見ていると男は私の視線に気が付いたようで鞄を横に足でどけた。
 革靴の細い紐が几帳面にしっかり結んであるのを見て、どうやらこの男は女の子達が噂していた生フェラ調教師らしいとなんとなく気が付いた。
「生フェラ調教」それは逃げだそうとした女の子がお仕置きに受ける、この世で一番恐ろしい恐怖の調教だ。
 これを受けたらもう脳みそが空っぽになり、二度と生フェラが止められない体にされる。
 一日中頭のなかは生フェラで一杯で、生フェラしてるときが最高の幸せだという究極の生フェラ女にさせられるんだ。
 女の子達はみな生フェラ調教だけは受けたくない。
 だからみんな必死で毎日生フェラさせられても文句も言わずに頑張ってるんだ。
 彩香ちゃんの次は私が生フェラ調教を受けるんだと思うと私は急に体が震えだした。
 調教師の男は私の様子に気が付いて「そっちの女を先にしようか、生フェラ調教されたくてたまらな顔してるぜ」と半分ふざけた口調で言った。
 やっぱり生フェラ調教なんだと判って私は背筋が寒くなり体から血の気が引いた。

 調教師が私と彩香ちゃんに交互に視線を向けて品定めをしているとまたドアが開いて誰かが入ってきた。
 大柄な体つきは一目で譲治さんと判った。
 調教師は譲治さんに会釈をすると「そっちの女はお任せします」と言って彩香ちゃんを連れて出て行った。
 譲治さんは「お前か逃げ出そうとしたのは」と怖い顔で私に怒鳴りつけてきた。
 私をお仕置きするのは譲治さんなんだと判ってまた私は背筋が寒くなった。
 女の子達が生フェラ調教の次に怖がってるのは譲治さんだ。
 譲治さんは女の子を虐めるのが大好きで、それで今まで彼女のいたためしがないと女の子達が噂していた。
 このままだったらこの間譲治さんに見せられたDVDみたいに酷い目に遭わされる。
 私はとっさに譲治さんに飛びついて必死で譲治さんの大きなお腹に抱きつくと「こうすれば譲治さんにまた会えると思ったの、私譲治さんにまた会いたかったの。だから逃げるなんて言いだしたの」と言いながら体を震わせた。
 すると譲治さんは少しとまどった様子で私の体を押しのけようとした。
 ここで負けたらもう何をされるか判らない。
「私大好きなの譲治さんのこと大好きなの、だって譲治さん女の子にやさしいから」とまったくの口からの出任せを言って必死で譲治さんに抱きついた。
 すると譲治さんは急に「なんだそうだったのか、お前は可愛いやつだな」と言いながら私の背中に手を回して撫で回して来た。
 どうも譲治さんというのは思ったより単純な頭らしい。
「そうなの私はもう譲治さんでないとだめなの、譲治さんじゃないと」と精一杯甘えた声をだしてまた私は体ごと譲治さんにしがみついた。
 譲治さんは女の子に甘えられた事がないせいか、どうしていいのかも判らずに私の背中を撫で回すだけだった。
 私は必死で譲治さんのお腹に自分の胸を押しつけると、胸が潰れるくらいに体を捩っては抱きついた。
 すると譲治さんは私の体を大きな手で抱き寄せながら顔を近づけてきた。
 ともかくやるしかないと思って私は顔を上げて唇を譲治さんに捧げるように上に向けた。
 譲治さんはまだ横に立ったままの男の子が気になるようですぐには唇を重ねては来なかった。
「おい、お前はもういいから帰れ」と譲治さんが男の子に言うと男の子は何も言わずに部屋を出て行った。
 こうなったら何が何でも譲治さんに気に入られるしかないと思い私は自分から体を開いて譲治さんに預けた。
 譲治さんは女の子を虐めるのは慣れているようだったが、女の子に優しくするのは得意ではないらしくて私がリードしないと上手には女の子の体を扱えなかった。
 私は何だか急に譲治さんの事が可愛らしく思えてきた。

 翌日の朝事務所に帰って見ると、朝のお弁当がちゃんと私と彩香ちゃんの分別に取り置いてあって、ツナマヨネーズのおにぎりと、焼き肉弁当がきちんと並べられていた。
 焼き肉弁当はいつも他の先輩の女の子達が先に取って今まで一度も食べたこともなかった。
 それに朝のティッシュ配りも、もうやらなくていいと百合恵さんに言われた。
 どうやら、譲治さんと私が仲がいいということで特別扱いになったらしい。
 私はなにはともあれこれで一安心と思ったが、彩香ちゃんがラブホテルから帰って来たときの顔を見てびっくりした。
 半分目が虚ろで、口が半分開き加減で、眉がゆがんでいる顔は、一目で生フェラ顔だとすぐ分かった。
 生フェラ調教を受けると一日中生フェラ顔をしてるからすぐ分かると女の子達が言ってたけどその通りだった。
 彩香ちゃんは半分ろれつが回らない口調で「ねえ、早苗ちゃんの携帯の番号しらない」と私に聞いた。
「早苗ちゃんの番号なんかどうすんの」と私が不安な気持ちで聞き返すと「ほら、早苗ちゃんさ、生フェラ大好きだったじゃないだから、毎日生フェラさせてもらえるバイトを紹介してあげたらきっと喜ぶと思うの」と言いだした。
 これは大変だと私は思った。
 この分だったら、早苗ちゃんどころかお姉ちゃんの佐織ちゃんまで生フェラ女にさせられてしまう。
 すぐになんとかしないといけないと思った。
 これは彩香ちゃんのママに連絡して助けに来てもらうしかない。
 バカラで負けた分のお金を持ってきてもらえばきっとなんとかなるだろう。
 だけど連絡のしようがない。
 私の携帯は生フェラ倶楽部に最初に来たとき取り上げられていて手元にはない。
 客と待ち合わせをするには携帯を渡されていた、だけどこれは普通の携帯と違ってかかってくるのは受けられるけど、決められた番号にしか掛けられない携帯だ。
 これではいくら携帯を持っていてもどこにも電話が掛けられない。
 私はどうしたらいいのかすぐには思いつかなかったけどなんとかするしかないと思った。
 彩香ちゃんがお弁当を食べ終わると、私と彩香ちゃんは客待ちにいつものロッテリアに行かされた。

 ちょうど携帯の電話が鳴って、客が公園で待ってると連絡が来た。
 以前にも指名されたことのある中年のサラリーマンだ。
 普通の遊びじゃもう面白くないとかで、公園でわざと見られながら生フェラさせるのが好きだとか言っていた。
 前に誘われたときはさすがに公園のベンチで生フェラするのはやだったから公園のトイレで生フェラした。
 そう言えばあの公園には公衆電話がどっかにあったような気がした。
 待ち合わせのブランコ前に行ってみるともう客の男はブランコの前の柵に座って私を待っていた。
 顔が合ったので軽く会釈を返してあたりを見回すと、少し先の街灯の下に公衆電話がある。
 これはちょうどいい、なんとか客に言い訳をして電話を掛けようと思いついた。
「今日はどこでやろうか、こないだはあそこのトイレでやったんだよね、覚えてるかな」と客が馴れ馴れしい口調で話し掛けてきた。
「そうですね、今日はちょっと変わった場所で生フェラしたくて私」と言ってみると客は喜んで笑顔を見せた。
「じゃあ、あそこのベンチなんかどうかな、ベンチの前にひざまずいて、スカートめくるなんてどう、ちゃんとお金は払うからさあ。パンティーも脱いでくれるよね」と言うので私は「そうですねえ、それもいいですね、でも料金は追加ですからね」と適当に返事をしてから「ちょっと電話させて下さいね、事務所にかけるんです。料金がいくらになるか事務所に聞いてみますから」と客に言ってみた。
 生フェラ倶楽部の女の子は必ず生フェラする前に事務所に携帯で連絡をいれる事になっている。
 だから客も私が電話するといっても別に不思議には思わないはずだ。
「ああ、いいけど早くしてね」と客に言われて私は小走りに電話ボックスに駆け込んだ。

 受話器を取ると私はさっそく彩香ちゃんの家の電話番号をダイアルしてみた。
 もしかして彩香ちゃんのパパや、お姉ちゃんの佐織ちゃんが電話にでたらどうしようと思ってたけど、電話にでたのは彩香ちゃんのママだったので一安心した。
 彩香ちゃんのママは彩香ちゃんが家出してからずっと心配だったらしくて、私が一緒に家出したのが判ると「有紀ちゃんのママには内緒にしておいてあげるから、何があったのか全部話して」と私から彩香ちゃんの様子を聞き出そうとした。
 私は二人で家出してからの事を一通り話して、今は生フェラ倶楽部で働かせられていて、逃げだそうとして彩香ちゃんが生フェラ調教をされたと話した。
 彩香ちゃんのママは生フェラ調教といってもすぐには何の事か判らなかったけど、生フェラ調教を受けると生フェラのことしか頭になくて、毎日生フェラしたい生フェラ狂いの女になるんだと話すと「どうしてそんな事になっちゃったの、どうして内の彩香が」と絶句して言葉も出なかった。
「私が彩香の代わりに生フェラ倶楽部で働けば、彩香は帰してもらえるかしら」と彩香ちゃんのママが言い出すので私はびっくりして受話器を落としそうになった。
 そんなことすれば今度は彩香ちゃんのママが生フェラ調教されるだけだ。
 そもそも生フェラ倶楽部で働かされたのは、彩香ちゃんがバカラ倶楽部で借金を作ったのが元々の始まりだ。
 それで「借金があるので帰れないんです、お金を持ってきてくれませんか、そうすれば私も彩香ちゃんも帰してもらえるんです」と私が話すと、お金でなんとかなると判ってどうにか一安心したようだった。
「それでいくら持っていけばいいの」と彩香ちゃんのママが聞くので私は「150万だったと思うんですけど」とすぐに答えた。
 すると彩香ちゃんのママは「借金というのはね、利子がつくの。だから200万くらい持っていけば大丈夫だと思うんだけど。その位のお金ならなんとかなるから」と言ってくれた。
 私はこれでなんとかなると受話器を置こうとした。
 すると「おい、いつまで話しをしているんだ」と客の男がいきなり私の後ろから声を掛けてきた。

 私はこれはまずいと思って「済みません、今すぐ生フェラします」と振り返って返事をするとまた電話を続けた。
 すると客は私の後ろから私の体を抱きかかえると、両手を私の胸にあてがってきた。
 ゆっくりと押し回すように手のひらが動き始めると、私は思わず小さく声を上げた。
「有紀ちゃんどうしたの、大丈夫」と受話器から彩香ちゃんのママの声が聞こえてきたが私はもう頭が半分夢の中をさまよっていた。
「今何をされてるのか電話で言うんだ、ほら、相手は彼氏なんだろう、彼氏に今何をされてるのか言うんだ」そう男に言われても私は相手が彼氏なんかじゃなくて、彩香ちゃんのママだとは言い出せる訳もなかった。
「今何してるの、有紀ちゃんなにしてるの」と不安そうな彩香ちゃんのママの声が受話器から聞こえてきた。
 私は客の言う通りにしないとあとで譲治さんにどんなお仕置きを受けるか判らないと観念して「今胸を揉んでもらってるの、とっても気持ちいいの」と彩香ちゃんのママに報告した。
 彩香ちゃんのママは相手の男が誰だか確かめたいらしくて「電話かわってちょうだい」と言いだした。
 私は返事をすれば男に電話の相手が誰だか判ってしまうと思いすぐには返事が出来なかった。
 すると今度は男の舌が私の首筋に押しつけて耳の上まで舐め上げてきた。
 私はもうたまらずに声を上げると受話器を半分手から落としそうになった。
 すると彩香ちゃんのママが「有紀ちゃんどうしたの、ねえ有紀ちゃんどうしたの」と大きな声で叫ぶ声が受話器から聞こえてきた。

 半分耳からはずれた受話器の声が男にも聞こえたらしくて、男は私から受話器を取り上げると「おい娘がどうなってもいいのか」と脅すような低い声で電話口で話し始めた。
 彩香ちゃんのママがなんて返事をしているのか聞こえなかったけど、どうやら男は彩香ちゃんのママを私のママだと勘違いしてるらしかった。
「おい、俺の言ったとおりにするんだ、逆らったら娘がどうなってもしらないからな」とまた男が電話口で言うと、私の胸を握りしめて絞り上げた。
 私が痛くて悲鳴を上げると電話口で彩香ちゃんのママが男に何か言ったようで男はすぐに手をゆるめてくれた。
「おい、いまどんな格好してるんだ」と男がまた言った。
「黒のレース模様のパンツか、なかなか色っぽいじゃないか、やられたくてうずうずしてるんだろう」
「パンツの股の所を指で挟むんだ、そして持ち上げるんだ」と男が彩香ちゃんのママに命令していた。
 彩香ちゃんのママはすぐには男の言うことには従わなかったようで、男はすぐにまた私の胸を絞り上げてきた。
 私はまた痛くて悲鳴を上げるとその口元に男が受話器を押しつけてきた。
 だがまたすぐ彩香ちゃんのママが男の言うとおりにしたらしくて男の手は緩んだ。
 男は何度も私の胸を絞り上げては私の悲鳴を彩香ちゃんのママに聞かせながら、次々と指示をだしては、彩香ちゃんのママを無理やり従わせ続けた。
「おい、このドスケベ女、生フェラ大好きなんだろう」と男が言い出だした。
 いったい何が彩香ちゃんのママに起きているのか私にはさっぱり判らなかったが、どうもとんでもない事になっているようだった。
 男が私の胸を包み込むようにして押し回しながら受話器を私の耳に当ててきた。
「お願い、生フェラさせて、いますぐ生フェラさせて」と泣き叫ぶような彩香ちゃんのママの声が聞こえてきて私はびっくりして体ごと倒れそうになった。
「おい、これから出てくるんだ、今すぐだ、今すぐ生フェラさせてやる、いいか言うとおりにしないと娘がどうなっても知らんからな」と男が言うと電話を切った。
 男が彩香ちゃんのママを呼び出そうとしているのははっきりしていたけど、本当に彩香ちゃんのママが男の言いなりになって生フェラしたくてたまらないのか、それとも男を油断させるために、わざと言いなりになっている振りをしているのか私には判らなかった。
 だけどきっと彩香ちゃんのママの事だからきっとなにか企みがあるに違いないと私は思った。

姉妹レズ強制調教

あらすじ
 彩香ちゃんのママが助けに来たけど裏ビデオを撮られて脅されただけ。佐織ちゃんも生フェラ倶楽部に呼び出されたけど、身代わりで来たのはあの恵美子先生だ。いったいどうなってるのかさっぱり判らない。

 事務所に戻って部屋で一休みして彩香ちゃんとお弁当を食べていると、事務所の男の子が呼びに来た。
 奧の部屋に通されると何だか様子が変だった。
 店の男の子達が大勢で集まって誰かを取り囲んでいる様子だ。
 また新しい女の子でも連れてこられたのかと思って男の子の間からテーブルの前に座っている女の子を見ると彩香ちゃんのママだった。
 彩香ちゃんのママは手元に大きな鞄をもっているので、きっとお金を持ってきたんだと私は思った。
 やっぱり彩香ちゃんのママが助けに来てくれたんだと嬉しくなって疲れが体から吹き飛んだ気分だった。
 だけど本当にお金を払うだけで済むんだろうかと私はまたすぐ不安な気持ちで胸が一杯になった。
「さあ、二人とも返してやるから300万耳を揃えて返してもらおうじゃないか」と店長がが大声で彩香ちゃんのママの顔に頬を擦りつけるくらい近づけて怒鳴った。
 彩香ちゃんがバカラ倶楽部で借り方のは150万円だ。
 それなのに返すお金は300万ていうのはどうゆうことなんだと思った。
 そんな大金はいくら彩香ちゃんのパパが証券会社の支店長でもすぐに用意できるはずはない。
 いったいどうなんるんだろうと私は胸がドキドキして心臓が止まりそうになった。
 店長がまた彩香ちゃんのママに顔を近づけて何か言おうとしたとき、彩香ちゃんのママは「お金はありません」と平然とした顔できっぱりと言い返すと店長を睨みつけた。
 さすがに彩香ちゃんのママは度胸がいい、そう簡単には金は出さないつもりらしい。
「おい、どうゆうつもりなんだ、金を持ってくるって約束だ、どうしてくれるんだ」と今度は店長がさっきより凄い剣幕で怒鳴りつけた。
 私はいったいどうするつもりなのかと固唾をのんで彩香ちゃんのママが何を言い出すのか見守った。
 すると彩香ちゃんのママは「私が働いて返します、私が毎日生フェラしてそれで借金返します」と飛んでも無いことを言いだした。

 私はいったい何がなんだか訳が分からなくなった。
 毎日生フェラ倶楽部で生フェラさせられるのがどんなことなのか彩香ちゃんのママは判ってるんだろうか。
 私はさっき彩香ちゃんのママが電話で「生フェラさせて、今すぐ生フェラさせて」と泣き叫んだのを思い出した。
 もしかして彩香ちゃんのママは本当に生フェラしたくて、生フェラ倶楽部で働くなんて言いだしたんだろうか。
「おい、やっちまえ」と男が言うと、彩香ちゃんの後ろに立っていた若い男の子が彩香ちゃんのママを後ろから羽交い締めにした。
 もう一人の男が彩香ちゃんのママの穿いている、黒いフレアスカートの裾をまくり上げると下にレース模様の黒いパンティーが見えた。
 やっぱりさっき電話で黒のレース模様のパンティーを穿いているって言ってたのは本当だったんだ。
 だったらさっき「生フェラさせて」と叫んだのも本当に生フェラしたくて言ったんだろうか。
 本当に彩香ちゃんのママは生フェラ倶楽部で毎日生フェラしたくて、わざとお金を持たずにここまで来たんだろうか。
 そんなことあるはずない、だけど彩香ちゃんのママが本当に生フェラ女だったら、毎晩生フェラしたいというのも納得できる話しだった。
 男が指先でパンツの股の所を触ると「もう濡れてますぜ、この女」といかにも怪しげな口調で報告した。
 やっぱりさっき電話でしてたのは演技じゃなかったんだと私は寒気がしてきた。
 店長が彩香ちゃんのママが持ってきた大きな鞄の中身を開けて確かめた。
 中にはいっていたのは、ピンクや紫色のパンティーやスリップで最初から彩香ちゃんのママが生フェラ倶楽部で働くつもりで持ってきたらしい。
 最後に店長が鞄の底から小さな箱を取りだした。
 小さなリモコンの様な箱を見て店長は彩香ちゃんのママを何度も見つると「このドスケベ女、こんなもの持ってやがるぜ」と言った。
 彩香ちゃんのママはリモコンを目の前に突きつけられると「だめ、許してください、だめ、それだけは許して」と体を震わせて必死になって叫んだ。

 なんで彩香ちゃんのママがそんなにそのリモコンを嫌がってるのか私にはすぐには訳が分からなかった。
 だけど店長が手にしたリモコンのスイッチを入れた途端に、彩香ちゃんのママは膝から崩れ落ちるようにして床に座り込んだ。
 店長は「ほら、もっとやってやるぜ、この女、どうだこれで」と言ってまたスイッチを動かした。
 すると彩香ちゃんのママは床に倒れ込んだまま激しく腰を上下に震わせると、涙を目に一杯にためて「お願いもう許して下さい」と泣きじゃくった。
 いったい何が起きているのか彩香ちゃんにも判らないようで、生フェラ顔をしたまま不思議そうにママの顔を見つめていた。
 男の一人が戯けた調子で「このドスケベ女、よくこんなパンティーはいてるもんだ」と言いながらパンティーを膝まで脱がした。
 そしてわざとらしく驚いた口調で「この女、バイブいれてやがるぜ」と言いながら指先で彩香ちゃんのママの股間を指先で突いた。
「リモコンバイブが大好きなんだぜこの女」と言って店長がまたスイッチをいじった。
 彩香ちゃんのママが小さく悲鳴を上げ背中を仰け反らせて床を転がり回ると、男達が一斉に笑った。
 どうやら彩香ちゃんのママがバイブを入れさせられているのは男達はもう最初から知っていたようで、さっき公園で彩香ちゃんのママと電話した男も最初からぐるになってたんだと私は今頃になって気が付いた。
 だけど彩香ちゃんのママがいつバイブをいれたのか、誰にどうして入れさせられたのかはどうにも訳が分からなかった。
「おいやっちまおうぜ」とまた妙な調子の半分戯けた口調で誰かが言うと彩香ちゃんのママは「許して下さい、お願いします」とまた神妙な口調で訴えた。
 だがそれも半分は演技で言ってるのだと私にもすぐ判った。

 部屋の隅に置いてある大きなランプが照らされると部屋中が真っ白になるくらい明るくなった。
 カメラを構えた男の子達が「準備できました」と声をかけて合図した。
 いよいよビデオ撮影が始まるんだ、裏生フェラビデオをこれから撮影するんだと思うと、私はとてもその場に居たたまれなくなった。
 だけど彩香ちゃんは相変わらずの生フェラ顔のまま、何事も無かったように彩香ちゃんのママを見つめていた。
「お願い、私はどうなってもいいから、娘だけは許して」とまた彩香ちゃんのママが大げさな口調で叫んだ。
 だけどその声はお芝居の台詞だと私は聞いていてすぐ判った。
 裏生フェラビデオを撮られたくてそれでわざと下手な芝居をしてるんだ。
 私はもう何でもいいから早く終わって欲しいと思うだけだった。
 男がいきなり大声で「つべこべ言うんじゃねえ」と今度は脅すような大きな声で怒鳴り散らしたのが合図だった。
 彩香ちゃんのママが床の上に膝をついて押し倒されると、男の子達が生フェラの儀式を始めた。
 すぐに彩香ちゃんのママが泣きじゃくる声が部屋に響いてきた。
 喉を震わせて叫ぶ声が私の耳に届いてくると、寒気がして私の体も震えて止まらなくなった。
 もう誰も止められない時間が、過ぎては戻り、繰り返された。
 耳を塞ぎたくなるような叫びが私の耳の奧に響いて、私の頭は痺れて壊れそうになった。

 翌日になって彩香ちゃんと一緒にロッテリアで客待ちをしていると、彩香ちゃんが「ねえ私達もうすぐ家に帰されるんだって」と顔を寄せて小声でささやいた。
「ほら、ほかの女の子がこっそり教えてれたんだけどね。昨日のビデオをパパの会社に送りつけてそれでパパを脅してお金を巻き上げるんだって」
「だからそれで私達はもうすぐ家に帰されるんだって」と彩香ちゃんに言われて私はなるほど昨日の出来事がどうも芝居がかっているのが理由が分かった。
 彩香ちゃんのママはパパの不倫の腹いせにわざと裏生フェラビデオを撮らせたんだ。
「だけどさ、そしたらもう生フェラ出来なくなっちゃうじゃない」
「だから家に戻ったら逃げ出してまた家出しようよ」と彩香ちゃんが真顔で言いだした。
「有紀ちゃんだって、学校行ってるより、毎日生フェラしてたほうがいいでしょう」と言うので私はうっかり彩香ちゃんに言い返したりしないほうがいいと思った。
「そうね、やっぱり生フェラしてたほうがいいわよね」とひとまず言ってみると「そうよ、やっぱり毎日好きなだけ生フェラできるほうが絶対いいわよ。だから今度は六本木に行きまょう。六本木は生フェラ倶楽部がいっぱいあるんだって」とまた彩香ちゃんが真顔で言った。
 どうも冗談で言ってる訳ではないらしいので私はどう返事をしていいのかすぐには答えられなかった。
「車で家の前まで送ってくれるからさ、いったん家に入ってそのまま裏口から逃げ出そうよ、そうすれば絶対上手くいくから」と彩香ちゃんが言うので私はひとまず「そうするわね」と答えた。
 私は彩香ちゃんのお父さんがすぐにお金を払うと思って、家に帰されたらどうするかあれこれ考えた。
 今更学校になんか行けないし、やっぱり彩香ちゃんが言うようにまた家出して他の生フェラ倶楽部で働くしかしょうがないと思った。

 だけど次の日になっても、その次の日になっても相変わらずロッテリアで客待ちをする毎日が続いた。
 店の女の子が教えてくれたんだけど彩香ちゃんのパパは金を払うのを断ったらしい。
 だけどそのくらいで引き下がってたら生フェラ倶楽部の商売なんかできない。
 彩香ちゃんのパパが証券会社に勤めているのを利用してそこで今度は、秘密生フェラパーティーで彩香ちゃんのママと彩香ちゃんを一緒に集団生フェラをさせると言って脅すことにしたらしい。
 それでまず手始めに秘密生フェラパーティーの裏ビデオを彩香ちゃんのパパの所に送りつけたという。
 もし金をださなければ、彩香ちゃんのママと娘をこの秘密生フェラパーティーにだして裏生フェラビデオを撮るという脅し文句だ。
 なるほどこれなら彩香ちゃんのパパは観念して金を払いそうな気がした。
 だけどどうしてそんなに生フェラ倶楽部の裏の話しを倶楽部の女の子が知っているのか私は不思議でならなかった。
 どうやら生フェラ倶楽部の経理をやっている百合恵ちゃんに、店長が何でも話してしまうらしい。
 確かに生フェラをしてもらいながらあれこれ問いつめられたら男の子だったら大抵の事は喋ってしまうに違いない。
 もともと百合恵さんは商業高校の出身で、経理が二級だとかで生フェラ倶楽部の経理をまかされたそうな。
 だけど商業高校というのは女子校だ。
 女子校の女の子というのはともかく噂話が大好きだ。
 耳にしたことは、十回くらいは相手を変えてしゃべりたくなるというのがお喋り女の習性だ。
 百合恵さんが今度は芳恵さんに話して、今度は芳恵さんが他の女の子になんでも喋ってしまうのだ。
 だから店で働いている古い女の子はみんな店の裏の裏まで知っている。
 ただ店長や他の店の男の人達の前では何も知らない振りをしているだけだ。

 翌日になってまた芳恵さんが、彩香ちゃんのパパは金払うのを断ったらしいと話してくれた。
 それで今度はパパの商売敵の証券会社の会長がいつもやってる秘密生フェラパーティーに彩香ちゃんのママと彩香ちゃんを出そうという話しがまとまったという。
 その証券会社の会長は、生フェラ調教が大好きで、プロの調教師に人妻を生フェラ調教しては秘密生フェラパーティーに集まったお客さんに集団生フェラさせるのが趣味だという。
 彩香ちゃんはもう生フェラ調教済みだし、あとは彩香ちゃんのママを生フェラ調教してしまえば準備完了だ。
 調教師の方からも一応は本人の意志も確かめた方がいいと言うので、店長が彩香ちゃんのママに生フェラ調教を受けて秘密生フェラパーティーに親子で出てもいいかどうか聞いたという。
 そしたら、彩香ちゃんのママは何でもさせて頂きますと丁寧に答えたそうな。
 そんなにまでして、彩香ちゃんのパパを困らせたいと言うのが彩香ちゃんのママの本心らしい。
 夜中近くにひとまず休憩で事務所に戻ると、この間彩香ちゃんを生フェラ調教した調教師が几帳面に時間通りに事務所にやってきた。
 調教師は彩香ちゃんのママを一目見ると「いや、この女生フェラ好きで毎晩でも生フェラしてる女ですな」と一目で彩香ちゃんのママの本性を見抜いた。
「いや、生フェラ狂いには際限などありませんから、もっと徹底的に生フェラ狂いに調教しますので、ご心配なく」と調教師が言うと彩香ちゃんのママは神妙な顔で「よろしくお願いします」と頭を下げた。
 生フェラ調教は三日続いて、彩香ちゃんのママは徹底的に生フェラ狂いの女に仕上がった。
 そのあとは、予定通りにパパの証券会社の商売敵の会長の主催する秘密生フェラパーティーに生フェラ奴隷の親子として出品された。
 お客として集まったのは、特別にお金持ちのお客ばかりだ。
 集まったお客さん達の目の前で親子で生フェラショーをやらせられてその後は、集団生フェラという寸法だ。
 もちろん、そんな話しが秘密で隠し通せるわけもなく、パパは会社を辞めるハメになるとばかりママは思っていたらしい。
 秘密生フェラパーティーのビデオを彩香ちゃんのパパの家に送ると、パパもようやく金を払うと言ってきた。

 ようやく交渉もまとまったとき彩香ちゃんのママが「お金は娘の佐織にもってこさせて」と店長に言いだした。
 店長はすぐには彩香ちゃんのママの意図が分からなかった。
「今度は写真週刊誌にでも売り込めばいいのよ、そうすればもっとお金が取れるから」と彩香ちゃんのママが言うと、店長もすぐにママの企みに気が付いて口元がほころんだ。
 もちろん娘の佐織ちゃんが金を持ってくれば、そのままで済むわけはない。
 佐織ちゃんが来れば、今度は佐織ちゃんを秘密生フェラパーティーに出させて、それを週刊誌にでも売り込んでまた金を脅し取るという作戦だ。
 これでパパから取れるだけ金を巻き上げようというのがママの魂胆だった。
 約束の当日に事務所で待っていると男の子がセーラー服を着た女の子を事務所に連れてきた。
 私はその顔をみてびっくりしてしまった。
 セーラー服を着てお金を持ってやってきたのは佐織ちゃんではなくて恵美子先生だったのだ。
 確かによくよく顔を見比べないと、佐織ちゃんと恵美子先生は見分けが付かないほど良く似ている。
 だけど、佐織ちゃんの替わりに恵美子先生がお金を届けに来るなんて、とても想像ができない出来事だった。
 さすがに彩香ちゃんのパパも、佐織ちゃんを行かせたらどんなことになるのか見当は付いたらしく身代わりに恵美子先生にお金を持たせて送り込んできたのだ。
 もちろん彩香ちゃんのママも彩香ちゃんも一目でお金を持ってきたのが佐織ちゃんではなく恵美子先生だと分かった。
 だけどうっかり本当の事を口にしたら今度は恵美子先生がどんな目に遭わされるか判らない。
 二人ともそれが怖くて何も言えなかったのだ。
 恵美子先生がもってきた鞄の中を男の子が確かめると持ってきお金は約束の半分もなかった。

「おい、約束の金は500万だぞ、500万」
「お前がもってきたのは、200万しかないぞ、残りはどうしたんだ」と店長が怖い顔で恵美子先生に怒鳴りつけた。
 すると恵美子先生は平然とした顔で「私知りません、お金を持って行けとパパに言われただけなんです」
「いくら入ってるか何て私知りません」と知らん顔で言い通した。
 だけどそんな言い訳が通用する訳もない。
「残りの金はその体で払ってもらおうか」と店長が怖い顔で怒鳴りつけるとさすがに恵美子先生も怯えた様子で「何をすればいいんですか」と小さな声でやっとのことで言った。
「もちろん、毎日生フェラするんだ、ここは生フェラ倶楽部なんだぜ、わかってるだろう」と店長が言うと恵美子先生はもうすっかり観念した様子で「働かせて頂きます」と神妙に答えた。
 どうも最初から彩香ちゃんのパパに「生フェラ倶楽部で働け」と命令されて金を届けにきたらしくて、恵美子先生は恵美子先生で彩香ちゃんのパパには逆らえない理由があるらしい。
 もちろん恵美子さんもそのまま帰してもらえる訳がなく、店の男の子達に集団生フェラされ裏生フェラビデオを撮られた。
 そして翌朝から生フェラ倶楽部店で働かせられた。
 恵美子先生は根っからの生フェラ好きらしくてお客さんからの評判もよく、生フェラテクニックも抜群だった。
 店長にも気に入られて、新しく店に来る女の子に生フェラのテクニックを教える係をやるようになり、そのあとは店の経理もやるようになった。
 それまで経理をやっていた百合恵さんは店長に捨てられて他の生フェラ倶楽部に移ったと芳恵さんが教えてくれた。

 恵美子先生が生フェラ倶楽部で働くようになって三ヶ月たって、またあの例の秘密生フェラパーティーが開かれる時期になった。
 秘密生フェラパーティーは、証券会社の決算の際に株主や大口顧客を招待して行われるのでちょうどきっかり三ヶ月毎に開催される。
 以前の秘密生フェラパーティーでは、彩香ちゃんのパパからは大して金を巻き上げる事ができなかったので、今度こそなんとか大金を巻き上げようと店長は彩香ちゃんのママと色々相談したらしい。
 今までの例からしてもそう簡単には彩香ちゃんのパパが金をだすとは思えない。
 そこで今回の秘密生フェラパーティーには、彩香ちゃんと恵美子先生が姉妹レズショーに出て、それを彩香ちゃんのママがデジカメで撮影して写真週刊誌に売り込むという算段だった。
 そうすればさすがに彩香ちゃんのパパは会社を首になるだろう。
 たとえお金は取れなくても、会社が首になれば彩香ちゃんのママにとってはパパへの仕返しが出来るし、店長にとっても姉妹レズショーという結構な商売ができるので大満足だったらしい。
 そうは言っても普通の女の子がいきなりレズショーなんて出来る訳はない。
 秘密生フェラパーティーの前日にレズ調教師が店に呼ばれた。
 ちょうど私が夕食のお弁当を食べているときに、男の子に案内されて奧の控え室に来たのは随分と派手な服装の小太りの中年女性だった。
 だけど服装が派手な割にはお化粧はしていなくて、眉も太くて顔つきもがっしりしている。
 私は一目でこの女はレズの調教師に違いないと思った。
 すぐに彩香ちゃんと恵美子先生が呼ばれた。
 二人は初めて会うレズ調教師に不安な顔を隠せなかったが、今更断れる訳もなかった。
「二人ともさっさと脱ぎな」と命じられて、レズ調教師に背を向けて服を脱ぎ始めると「なにやってるだ、ちゃんとこっち向いて脱ぐんだ、甘えるんじゃねえ」と太い声の男言葉で叱りしとばした。
 なるほどレズの調教師というのは男役だから、見た感じもお化粧なんかしないんだと私は納得した。
 だけど服装が派手なのは今ひとつ理解できなかったが、やっぱり半分は女性なんだとなんとなく思った。
 二人が裸になると、レズ調教師は持ってきた大きな黒い鞄を拡げて床に色々な道具を拡げ始めた。
 いったい何に使うのか判らなくて二人は不安そうな視線で道具を見つめたがレズ調教師は今度は「見てるんじゃねえよ」とまた二人を叱りつけた。

 レズ調教師は床に拡げた道具の中から先に小さな房がついた細い鞭を取り上げた。
 思い切り棒を振り回すとぴゅーっという空気を切り裂く鋭い音が部屋に響いた。
「いいか、一言でも逆らったらこれでお仕置きだ、判ったな」とレズ調教師がまた大声で言った。
 鞭の音をが部屋に何度も響くと、彩香ちゃんは恵美子先生はもう諦めきった顔で命令に従うしかなかった。
 レズ調教が始まると、男の子が数人周りを取り囲んでビデオカメラで撮影を始めた。
 裏レズ調教ビデオを撮影しているのだ。
 生フェラ倶楽部の女の子達も、怖い物見たさもあってレズ調教をのぞき見しては「あんなことされたら私どうしよー」とかカマトトぶって言い合っていた。
 生フェラ女の癖して今さら何言ってるんだと私は思ったけど黙ってた。
 レズ調教師は女の子達が見ていると判ると、どうゆう訳だかやたらと張り切って「このドスケベ女、みんなが見て大笑いしてるよ、こんなドスケベ見たことないって言ってるよ」と甲高い声で叫んでは大きな声で笑った。
 なんとも芝居じみた台詞の言い方は聞いていても可笑しくて笑い出しそうになったけど本人は真面目にやってるつもりらしかった。
 さすがにプロのレズ調教師だけあって、すぐに彩香ちゃんと恵美子先生は禁断の女同士の世界にのめり込んで、周りで女の子達が見ているのも気にせずに体中を震わせて喜びの声を上げては涙をだして止まらなくなった。
 腰が震えて止まらないのが見ていても判って、さすがにプロは違う物だと私はすっかり感心した。
 レズ調教は翌朝まで続くと、寝る間もなく彩香ちゃんと恵美子先生は秘密生フェラパーティーへと出かけることになった。
 二人と一緒に彩香ちゃんのママもデジカメをもって付き添いで付いて行った。

 店長はさっそくたった今撮ったばかりのレズ調教ビデオの編集を事務所のパソコンで始めた。
 夕方の秘密生フェラパーティーまでに編集を終えて、DVD?ROMに焼いてパーティーの客にお土産で渡す手はずになっていて、大急ぎで20枚コピーしないといけない。
 生フェラ倶楽部の女の子もかり出されて必死になってDVD?ROMを焼くと次は出来上がったDVD?ROMを今度は一枚づつケースに入れた。
 ようやく時間ぎりぎりになって店長がDVD?ROMを持って裏生フェラパーティーの会場のホテルに届けに行くと、事務所には女の子だけになった。
 芳恵さんが急に私の側にくると「ねえ、ちょっと来なさいよ」と私を店長の部屋に連れて行った。
 パソコンをつけるとさっき編集したばかりのビデオが画面に映って、彩香ちゃんと恵美子先生が二人抱き合ってキスをして舌を絡ませている場面が大写しになった。
「ねえ、有紀ちゃんさ、有紀ちゃんて、ほんとは生フェラよりこんな風にされてみたいんじゃない」とビデオを見ながら芳恵さんが体をすり寄せてきた。
 ここで芳恵さんの機嫌を損ねると拙いことになると私はとっさに思った。
「あの、はい、」といい加減に返事をすると「そうよね、私前からそう思ってたんだ、やっぱりそうなんでしょう」と言いながら私の肩に手を掛けて引き寄せてきた。
 私は下手に逆らうわけにはいかないとされるままに芳恵さんに体を預けた。
 すると芳恵さんは私の顎を掴んで強引に引き寄せてきた。
 ここは我慢するしかないと思って、顔を芳恵さんに向けるとすぐに芳恵さんの舌が入ってきた。
 私がされるままになっていると今度は芳恵さんの手が私の脇腹をそっと撫で上げてきた。
 急に頭の中が熱くなると私は訳が分からなくなって芳恵さんに抱きついた。
 芳恵さんの指は、女だけしか判らない感じる所を探り当てると、くすぐりながら指先を震わせてきた。

 翌朝になって、三人が事務所に帰ってきたけど、すっかり疲れ果てた様子で、いったい何があったのかとても聞ける状態ではなかった。
 店の女の子が気を利かせてドリンク剤を差し出したが、飲み終わるとソファーに崩れるように横になりすぐに寝てしまった。
 三人揃って体を寄せ合って寝ている姿を見て店長は何も言わずに毛布を掛けていた。
 あとで芳恵さんに聞いたところでは、随分と大変だったらしい。
 彩香ちゃんと恵美子先生の姉妹レズショーだけのはずだったけど、二人とも厚化粧をしていて同じ髪型で、その上同じ学校のセーラー服を着ていたので集まったお客さんたちが勝手に双子だと勘違いしたらしい。
 そりゃあ確かに双子の女子高生のレズショーなんて滅多に見られる訳ではない。
 その上彩香ちゃんのママも来ているということで、お客さん達はすっかり興奮して収まらなくなり三人揃って朝まで生フェラが続いたという。
 ともかくこれで写真週刊誌に掲載する写真もできたことでし、あとはどうやって彩香ちゃんのパパから金をふんだくるかだけだった。
 事前に出版社の方から「お宅の娘さんと奥さんが秘密生フェラパーティーに出てる写真があるんですが、なにかコメントお願いします」と電話する手はずになっていた。
 彩香ちゃんのパパはすっかり困り果てて金を払うと言ってくると思っていたけど、今度もすぐには払えないから分割で払うとか言いだしてなかなか素直に金を払おうとはしなかった。
 あれこれ交渉を続けたけど結局彩香ちゃんのパパは金を払わずに済まそうとして、とうとう写真週刊誌の発売日当日になってしまった。
 昼近くになって、芳恵さんがさっそく写真週刊誌を買ってきて、店長に渡すと店長はちらっと見ただけで奧の事務所に引っ込んでしまった。

声を掛けられたら5分で生フェラ

あらすじ
 秘密生フェラパーティーの写真が週刊誌に載ると、彩香ちゃんのパパの商売敵の証券会社が倒産してしまった。生フェラ倶楽部も恵美子先生が経理の書類をもちだして手入れを受けて潰れちゃった。それでも私は生フェラが大好きで今でも止められない。

 昼過ぎに私が彩香ちゃんと一緒に事務所をでてロッテリアに行こうとしたとき恵美子さんが事務所の奧からでてきた。
 恵美子先生は私と彩香ちゃんを呼び止めると「ねえ、近くにケーキの美味しい店ができたから食べに行きましょうよ」と言って誘った。
 私と彩香ちゃんはそれを聞いてびっくりした。
 うっかりケーキなど食べに行ったら店の男の子に何をされるか判らない。
 譲治さんの耳にでも入ればそれこそどんなお仕置きをされるのか考えるのも怖かった。
 だけど恵美子先生は「私が誘ったと言えば大丈夫だから」と言って平気な顔だった。
 彩香ちゃんのママはまたどっかの裏生フェラパーティーに行かされた様子で店にはいなかった。
 私は三人でケーキを食べに言った方が都合がいい事情があるらしいと何となく判った。
 恵美子先生に連れて行かれたのはいつも行ってるラブホテルの横に新しくできたケーキ屋だった
 恵美子先生と三人で無駄話をしながらケーキを食べて紅茶も飲んでから事務所に戻って来ると店の前には車が何台も止まっていた。
 いったい何があったのかすぐには判らなかった。
 顔つきの厳しい男の人が、店の荷物を段ボールに入れて運び出している最中で、事務所に居合わせた女の子も両脇を抱えられて連れ出されていた。
 事務所の周りにはすこし離れて野次馬が幾重にも輪を作って、事の成り行きを見守っていた。
 急にカメラのフラッシュがたかれると、譲治さんが両手に手錠をはめられて店から出てくるのが見えた。
「ねえ、もう店には戻らないほうがいいわよ」と恵美子さんに言われてどうやら警察の手入れがあったらしいと判った。
 芳恵さんがちょうど私達を見つけて近寄ってきた。
 コンビニにお弁当を買いに行って戻ってきた所らしくて、両手に一杯お弁当の袋を抱えていた。
「誰かがたれ込んだらしいんだけど、もうこの店には戻れないから、どっか他の店行くしかないわね」と小声で言うと、芳恵さんは不安そうな視線で私達を見つめた。
 彩香ちゃんはママから連絡があったらしく恵美子先生と一緒にどこかに行ってしまった。
 店に戻ろうとして帰ってきた女の子達も、もう店には居られないと判っていつのまにか姿を消してしまった。
「ちょっと有紀ちゃんあなた行くところないんでしょう、私の所来なさいよ」と芳恵さんがお弁当の包みを抱えたまま私の耳元で囁いた。
 私は行くところがないので、芳恵さんのアパートに泊めてもらうことにした。

 翌日の新聞には、生フェラ倶楽部摘発のニュースが詳しく出ていた。
 彩香ちゃんの家庭教師をしていた東大生の義信さんも警察に捕まったと、新聞に出ていた。
 生フェラ倶楽部に女の子を紹介していたんだそうだ。
 すぐには事情が分からなかったけど、しばらくしてから彩香ちゃんが恵美子先生から聞いたと言って裏の事情を話してくれた。
 警察にたれ込んだのは恵美子先生で、もともとこの店を摘発するために恵美子先生が店に潜り込んだのだということだった。
 店の帳簿は全部美恵子さんがパソコンからコピーを取って警察に届けたので隠しようが無かった。
 それだけではない、店のお客さんとして私立探偵の人が探りにきていたのだ。
 そして恵美子先生は、私立探偵と連絡を取りながら出張生フェラ倶楽部を調べ上げて警察にたれ込んだのだ。
 最初からパパが私立探偵に頼んで恵美子さんを送り込んできたというのはいかにもありそうなことだ。
 そんなにまでして恵美子先生が、義信さんに仕返しをしたかったのには理由があってのことだと彩香ちゃんが詳しい事情を話してくれた。
 恵美子先生は高校生の時、痴漢に狙われてそのとき家庭教師をしていた義信さんに相談したらしい。
 そんな好都合な話を義信さんが見逃すはずもなく、痴漢に遭っても我慢して騒がないようにアドバイスしておいて、インターネットには痴漢に遭って感じちゃった体験談を恵美子先生の名前で書き込んだそうだ。
 さっそく痴漢が毎日恵美子先生を獲物に狙うようになると、今度は知り合いの痴漢仲間にスカートの下を盗撮したビデオを撮らせて、それで恵美子先生を脅して生フェラさせて生フェラ狂いにさせたんだとか。
 もう生フェラが我慢出来ない女にしておいて、知り合いの痴漢に駅のトイレに連れ込ませて生フェラさせてそれをまたビデオに撮ったんだそうだ。
 佐織ちゃんは、恵美子先生にそっくりなので、恵美子先生と間違われて痴漢にあってその上盗撮ビデオまで撮られてたんだとか。
 佐織ちゃんは高校のクラブの先輩だった恵美子先生に相談したところ、その話が義信さんの耳にも入って、インターネットに痴漢して下さいと書き込まれて佐織ちゃんまで毎日痴漢に遭う羽目になったとか。

 それだけで終わる義信さんではない。
 今度は恵美子先生が義信さんと同じ東大学に入ったときにすぐ合宿に来させてまた裏生フェラビデオを撮って、脅したんだそうだ。
 次の年の合宿には、佐織ちゃんまで呼び出して、恵美子先生の妹だということにして生フェラビデオを撮ったという。
 佐織ちゃんはまだ中学生だったけど、友達を紹介するように義信さんに強要されて仕方なく何人か友達を紹介したとか。
 もちろん紹介された友達は裏生フェラビデオを撮られて脅されて生フェラ狂いの女にさせられて生フェラ倶楽部で働かされたんだそうだ。
 それ以来恵美子先生は義信さんが絶対ゆるせなくて、なんとか復讐の機会を狙っていたらしい。
 恵美子先生に彩香ちゃんのパパとつき合うようにけしかけたのも、義信さんだったそうだ。
 彩香ちゃんのパパは証券会社の支店長だったから、なんとか金が巻き上げられると思ったらしい。
 それはそうと店は確かに手入れで潰れてしまったけど、写真週刊誌に載った姉妹レズショーの写真はもう隠しようがっなかった。
 これでもう彩香ちゃんのパパは絶対絶命のはずだった。
 だけど秘密生フェラパーティーの写真が写真週刊誌に載って、辞任したのは商売敵の証券会社の会長だった。
 秘密生フェラパーティーの件で会長の自宅が家宅捜索を受けて裏帳簿で水増し配当をしていた事までばれてしまったのだ。
 結局いろいろとすったもんだのあげくその証券会社は潰れてしまった。
 そして彩香ちゃんのパパは出世して社長になった。
 彩香ちゃんのママはパパに詫びを入れて家に戻ったけど、家では裸でエプロンするのが条件だったそうだ。
 もちろんパンティーは外出するときも穿いてはいけないそうだ。
 その上パパの浮気は一切おとがめ無しということで、毎晩の会社の女の子を呼んで泊まらせてるそうだ。
 金庫の奧には、秘密生フェラパーティーのビデオがしまってあって、ママがパパに一言でも逆らえば、そのビデオを裁判所に証拠で出して即離婚だそうだ。
 だけど彩香ちゃんのママの生フェラ狂いはもう止められなくて、パパが会社に出かけていない昼間、ミニスカート姿で六本木で待ち合わせの振りをして生フェラ待ちをしてるんだとか。

 彩香ちゃんはとても家には戻る気にはなれなくて、そのあと別の店で出張生フェラ女をしていた。
 たまたま客にどっかのテレビ局のプロデューサがいて、テレビに出ないかと誘われたそうだ。
 もちろん出張生フェラの客なんてのは自分は社長だの、大学の先生だの、医者だのといいかげんな嘘を平気で付く。
 だから彩香ちゃんもどうせ嘘だと思ってはいはいと返事をしたらしい。
 そしたら本当に赤坂のテレビ局に連れて行かれてびっくりしたという。
 今ではお笑い番組に出ていてすっかり人気者だ。
 もちろん番組の収録が終わったらお笑いタレントさんと焼き肉屋にでも行ってそのあとはカラオケ店で生フェラするんだそうだ。
 なんのことはない、番組専属の生フェラ女って訳だ。
 恵美子先生は、彩香ちゃんのパパのコネでテレビ局に就職した。
 彩香ちゃんのパパの証券会社が、テレビ番組のスポンサーしている上、テレビ局の大株主だからだ。
 テレビの報道番組のアナウンサーをしているので、時々テレビで恵美子先生の顔を見かける。
「この女真面目な顔して本当は生フェラ女なのよ」と言ってやりたい気もするけど私はいつも黙ってる。
 私は芳恵さんのアパートに転がり込んでからは、毎晩芳恵さんのテクニックで天国に行かされては喜びのあまり涙が止まらない至福の日々を過ごしている。
 もう男なんか懲り懲りだ。
 だけどそうは言っても生フェラはまた別だ。
 一度足を踏み入れた生フェラの楽園からは逃げ出せるはずもない。
 そんな訳で今でも生フェラの味が忘れられなくて、昼間は109の前に立って「声を掛けられたら五分で生フェラ」の裏技を使ってる。

       完
 

長編官能小説私の大好きな生フェラ

七度柚希

第五回エンターブレインゲームコンテスト伊集院光特別賞「官能小説自動生成ソフト七度文庫」作者。

ホームページ http://homepage3.nifty.com/yuki_nanotabi/home_page/

ケータイコミック原作
「彩香スペシャル?恋の必殺技」
「恵美ちゃんはblogアイドル」
 

長編官能小説私の大好きな生フェラ

この小説は官能小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編官能小説です あらすじ 私は生フェラが大好き。私がどうしてこんなに生フェラが好きになったのかは、話すと長くなる。学校に通う電車では毎朝痴漢にあって、おまけに同級生にも虐められてばかり。家出してからは生フェラ倶楽部で働かされたけど全然後悔なんかしてない。毎日生フェラさせてもらえるなんて嬉しくて堪らない。

  • 小説
  • 長編
  • 青春
  • 恋愛
  • 成人向け
  • 強い暴力的表現
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2011-07-27

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 私が生フェラを大好きな理由
  2. 先生も生フェラが上手
  3. 私の生フェラ初体験
  4. 強制生フェラレイプ
  5. 地下鉄痴漢調教
  6. 家出先は渋谷センター街
  7. 渋谷生フェラ倶楽部
  8. 強制生フェラ調教
  9. 姉妹レズ強制調教
  10. 声を掛けられたら5分で生フェラ