リアル

リアル

付けられた首輪
それは次第に数を増し
いつしか僕は
自分が見えなくなっていた

それは大層な拘束具となり
僕を殺そうとする
望まないリード
抗えぬリード
心臓は止まらない

僕は笑顔で
引きずられていく

リアル

笑うことで忘れられる。

ありがとうございました。

リアル

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-06-04

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