人間と悪魔16話

夏をどうお過ごしでしょうか?僕は色々なことをしています!

とういうわけで東たちの海の出来事を書いていきたいと思います!

「どうしたの?そんなポカーンとした表情して?」

東はあわてて正気に戻り、言い返した。

「え?あぁ、なんでもないよ・・。」

東は琴音の考えてることを察し、今は普通の態度でいることにした。
そんな中、琴音の友達の一人がこう言った。

「へぇーこの子が琴音の弟かー、強いしかっこいいんだね!」

そんなことをいった瞬間、琴音のもう一人の友達たちが冷やかした。

「じゃあ、彼女にしてもらえばー?」

「いいねー!そうしてもらいなよ!」

それを聞いていた坂内がそれに反論するように言った。

「ダメです!!」

そう坂内が言った瞬間、場の空気が変わり、すこしの沈黙が続いた。
10秒後、琴音がこう言った。

「・・・なんで、坂内さんがムキになるですか?」

「え?い、いや、そ、そんなつもりじゃ・・・。」

坂内は顔を真っ赤にさせてモジモジと動き始めた。
それに気がついた、琴音が『そういうことか』と納得した。

「いいなー、東だけあんなにもてて・・・俺空気薄くなってるよ・。」

桂木がそんなことをボソッというと琴音が仕切るように喋り始めた。

「それじゃあ、みなさんスイカ割りでもやりますか?」

その言葉に東を除いて盛り上がり、早速スイカを用意をして始めた。

「やっと、海らしくなりましたね!東さん!」

「あぁ、そうだな・・坂内・・俺を埋めてバカにしたこと覚えてるか?」

「・・・なんのことかわからないんですけど?」

「そうか・・・まぁ、気をつけろ。」

そう東は言って、立ち去った。

「・・・一体どんなことをされるんだろう・・・。」

砂浜にスイカを置き、スイカを割る順番を決めて、結局割るのは東になった。東は目隠しをして、木刀を持ってスイカを割るため、歩き始めた。

「優斗ー右よー!」

「ちがう、ちがう左だよ!」

「いや、まっすぐだよ。」

みんなが指示をしてる中、坂内と桂木がボソボソ話始めた。

「・・なんか、危なくないか?」

「・・・そうですね・・最初、東さんをバカしましたから・・。」

「あぁ、そうなんだよ、絶対仕返しくるぞ・・!」

「はい・・!」

そんな話をしていると、いつの間にか、東はスイカまでたどり着いていて木刀を振り落としていた。二人はほっとしていたが、東はスイカをはずし、砂浜に木刀を落下、そして外した木刀の波動がスイカにぶつかり、桂木のほうに跳んで行って顔面に思い切り当たった。

「グボァッ!!」

「えーーー!!」

「大丈夫ですか!桂木君!」

みんながガヤガヤしてる中、東は目隠しはずし坂内に笑みを浮かべた。

「・・・・!!」

坂内は声が出ずに、ただ震えていた。

そんな時間をずっとすごし時間はあっという間に過ぎていった。
気づけば、6時ぐらいになっていた。

「あ!もうこんな時間!もう帰らないと!」

琴音はそういうと友達に帰る知らせをして友達は先に車に乗り込んでいった。琴音は最後に東に近づきこう一言いった。

「優斗、私の職業わかってるわよね?」

「警察だろ?」

「そう・・そういう職業に就いてるなら私はあなたを全力で捕まえます。」

「・・・・。」

東はなにも言わなかった。そして坂内たちもこっちに来たので、琴音はみんなに最後こう言った。

「みなさん、今日は有難うございました!弟をこれからもお願いします。」

「いえいえ、こちらこそ。」

「では、またいつか。」

そういうと、琴音は友達の車に乗り込み海を後にした。
東たちはその車を見送った。

「じゃ、俺たちもあそこの宿で一泊して帰るか。」

「そうですね。」

東はなにを言ってるんだみたいな表情をしてこう言った。

「もう俺たちも帰るんじゃないのか?」

「なに言ってるんだ?なんのために休日を作ったんだ?」

「そうですよー!lこれじゃあ来た意味ありませんよー!」

「・・・そうか、仕方ない、じゃあお前ら、仕返しされる覚悟はできてるな?」

「え!俺はもう食らったじゃないか!」

「バカか?あれで済むわけないだろう。」

二人は一気に冷や汗が出てきて顔が青くなった。

「さぁ、宿にいくぞ。」

「あぁ・・・」

「東さん!ごめんなさい!ごめんなさい!」

坂内の謝罪は耳に入らなくらしく、どんどんと宿のほうに向かった。

人間と悪魔16話

このごろ寒いですよねーほんとびっくりデス!

そんなわけで小説を楽しんでくれると幸いです!

人間と悪魔16話

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-07-24

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