向日葵の咲く夏。


そんな私の生活にもそろそろ終わりが来たのかもしれない。



最近はすっかり主治医の先生の顔色が悪くなった。
それに、私もよく吐血するようになった。



きっと私は死ぬんだね。





でも違った。
しばらくして、私の主治医が代わった。
白髪のおじいさんから、少し目つきがキツイ男の先生に。



顔色が悪かったのは、給料が減るからだって。
清掃員のおばさん、ありがとう。

向日葵の咲く夏。

向日葵の咲く夏。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-30

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted