人間と悪魔14話

僕は今年まだ一回も海行ってませんが、みなさんはどうですか?

みんなのところに戻ると、坂内と桂木が楽しそうに琴音の友達と話していた。どうやらとっくに打ち解けていたようだ。
桂木は琴音の存在に気づいたらしく、声をかけた。

「あれ?東との話はもういいんですか?」

「えぇ、もう済みました。」

「それにしても、琴音さんの友達は美人ばっかですね!もうハーレム状態ですよー!」

桂木はデレデレしながら琴音に言った。そんな様子を見て耐えられなくなったのか、坂内は思わず言ってしまった。

「・・桂木さん、あまりデレデレしないでくださいよ!こっちが恥かしいです!」

「え?そんなこと言ってもな?!」

坂内はもう呆れていた。琴音の友達の3人の内1人が琴音に向かっていった。

「そういえばさー琴音の弟は?」

琴音はすこし顔をそむけてこう言った。

「え?、あぁ、お腹が痛いらしくトイレに行ったわ、もうすぐしたら来るわ。」

「ふーん。」

「お腹を壊した!?心配です・・・!」

そんなことをぶつぶつ言ってる坂内の前で琴音は考えていた。
弟の職業を知ってしまって楽しい海のはずが、気まずくなってしまった。
もちろん弟のことは許すつもりはないが、せっかくの海なので弟が帰って来たら、この時だけ暖かく迎えよう、そう考えていた。

一方、東のほうはと言うと、すこし離れている海岸の場所を散歩していた。

『姉さんに職業がばれてしまった・・このまま戻るのも気が引けるし、このまま帰ってしまおうかと思ったが、向こうには坂内たちがいる。仕方ない一回戻るか。』

そんなことを、考えていた東は仕方なく琴音がいるほうに戻ることにした。

場面変わって坂内たちのところ、みんなはビーチバレーをしていた。
みんなはとても楽しく遊んでいて、海を充実していた。

「あっいけないボールがちがうところに行っちゃった。」

「ははっ大丈夫ですよ!僕が取ってきます!」

そう言って桂木はボールに取りに行くがボールは明らかなに誰かに当たっていた。

「っいて。」

「すいませんー、当たっちゃいましたか?すいません?。」

ボールが当たったのは若い男、そのほかに5,6人いた。

「いってーな。なにすんだよ?」

「うわ?よくあるシチュレーションだな?。たぶんお前らシチュレーションどうりに入ったら、俺にボコボコだぞ?」

「何言ってんだ?こいつ?完璧なめてんな。」

「はやくボールおいて失せろ、見逃してやるか・・ボハアッ!」

桂木は言い終わる前に一発殴られた、そして調子に乗ってきた他の若者が乱入してきて、一緒になってボコリ始めた。

「ちょ・・いて!やばい!本当に痛い!分かった俺が悪かった!!」

必死に謝るが若者は耳を傾けようとせず、かまわずひたすら殴り続けた。
その光景を見ていた、琴音たちは近くの人に助けを求めようと瞬間、その乱闘のところに一人に男が入った。

「あのーお楽しみのところ、すいませんがこいつ俺のつれなんで、もうその辺でやめていただけますか?」

その男の正体は東優斗だった。

人間と悪魔14話

よくある海のトラブルをネタにしてみました。
古くてすいません・・・。

人間と悪魔14話

姉の東琴音と出会って色々と気まずいことになった、東優斗。 この先どうなるのか?

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-07-24

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