弱さとナイフ
投げた言葉は誰に向けられたものか
相手に向かって投げていたはず
しかし鋭く尖ったそれは
勢いよく自分に突き刺さった
溢れだす哀は止められない
首を掴まれたような感覚
どうしようもない空白
心は声を発することが出来ない
僕ら似た者同士で
勝ち負けなんて決めれやしない
みんな何かを背負ってて
それを隠すのに精一杯で
優しくされたくなくて
傷つきたくなくて
遠ざかっては寂しくなる
馬鹿みたいだな
一番見えてなかったのは
自分だったんだ
弱さとナイフ
君も僕と同じなのかな。
ありがとうございました。