人間と悪魔13話
今回はとくにありません!すいません。
「ね、姉さん?」
「はぁ!?姉さん!?お前、姉ちゃんいたのかよ!?」
「驚きです・・・!」
二人が驚くのも当然で、東はこの二人には自分の母以外の家族は紹介しておらず、今日初めて姉の事を口にしたので桂木たちはびっくりしている。
「・・・なんで、姉さんがここに?」
東もびっくりしたらしく、さっきまでの殺意はなくなっていた。
「なんでって、遊びに来てるからよ。優斗もお友達と海に遊びに来てるんでしょ?」
「いや・・まぁ、そんな感じだ。」
「あっみなさん挨拶が遅れました、東優斗の姉、東琴音と申します。」
東琴音、東優斗の実の姉でとても弟思い。
性格はおとしやかで優しい、そして怒るとすぐ泣く&手がつけれない。
実は能力者で、人の心を読むことができる。昔その能力で、東優斗は怒られていた。
「どうも、ご丁寧に俺は桂木と申します。」
「私は、坂内舞と申します!!」
「そうですか、会社の同僚の方ですか?なんの職業を?」
その質問をされた時、桂木は戸惑った。
まさか殺し屋って言うわけにもいかない、どうしようと。
考えてる内に坂内が声をだした。
「私たちお花屋さんをやってるんですよ?!」
「まぁ、そうですか!それはかわいらしい仕事を。」
桂木はホットして東のほうをみたが、なぜか東は無になっていた。
「ところで、優斗が迷惑をかけていませんか?」
「いえ、とんでもない!大丈夫ですよ!」
「東さんはとても優しい方です!」
琴音はすこしホットしたような顔、そして複雑な顔をしていた。
「あの?どうかしたんですか?」
「あっ!いえなんでもないです。あのすこし優斗と話がしたいんですが、いいですか?」
「あっはい、いいですよ。」
「・・ありがとうございます。あちらに私の友達がいるんですが、よかったら話でもかけてあげてください。」
桂木と坂内はそれを承知したのか琴音の友達のほうに向かった。
一方東は、真剣な表所をしていてただ黙っていた。
「・・・さてあなたの職業を聞かせてもらいましょう。」
琴音は真剣な表情で東を見た。けれど東はこう答えた。
「お花屋さんだよ。」
「・・ちがう、さっき桂木さんの心を読ませてもらったけど、殺し屋という単語が出てきたわ。」
東は、琴音とけして目を合わせようとはしなかった。
「あなた、なんで殺し屋なんて・・・!!」
「・・・姉さんなら分かるはずだ。」
「わかんないわよ!!そんなこと!分かりたくもない!」
琴音は涙目になっていた。自分の弟が殺し屋と知ってショックだったんだろう。
「なんで、そんな職業を・・・!母さんが殺されたから?そんな理由でなったの?どうなの?」
「そんな理由ってなんだよ。母さんはアンタにとってそんななのかよ!」
東は声が大きくなった。琴音はそれにひるむが言い返した。
「・・ちがう!そんなんじゃない!」
「俺たちみたいに、つらい思いをしちゃいけないんだ!」
「・・だからって・・・あの人たちもまきこんだの?」
「あいつらはちゃんとした理由でいる。」
「どんな理由よ!」
琴音は怒りながら言った。
「姉さんには関係ない。もう俺の仕事に首を突っ込まないでくれ。」
そう言って、東はその場を立ち去ろうとした。琴音は一瞬、声が出なくなったが最後にこう言った。
「・・もうあなたの仕事には文句は言わないわ。だけど私はあなたのやり方は間違っていると思う。でも私は最後まであなたの味方をする。」
東はなにも言わず、その場を去った。
「・・・あの子笑わなくなったな・・・・。」
琴音は最後にそう言うと、坂内と桂木のいるみんなのところに戻った。
人間と悪魔13話
あとがきもありません!
すいません!