ある平凡なはなし。
ねぇ、
いまから私の事を話してもいいかな?
いままで20年間生きてきて“特別な事”なんてなにもなくて
いわゆる“平凡”な日々を過ごしてきた私だけど。
少し恥ずかしげに彼女は
指先で自分の髪の毛をいじりながら
その笑顔の似合う口で話し始めた。
彼女の話した内容は本当にどこにでもあるようなものだった。
そんな平凡な日々を彼女は愛おしそうに話す。
僕はそんな彼女の話をききながら
駅前のケーキ屋で買ってきたシュークリームに手を伸ばす。
ほおばると甘いカスタードが口の中に広がる。
彼女イチオシのシュークリームだ。
食べると幸せな気持ちになれると言っていた。
彼女と付き合い始めて3年。
僕に癒しを与えてくれる彼女の笑顔のおかげで
僕の生活はとても明るいものとなった。
無邪気に話している彼女を見て僕は自然と笑顔になる。
結婚しよう
まだまだ若い僕が言えるのはいつだろう。
ある平凡なはなし。
リア充は爆発しましょう。