Iと夢

Iと夢

色んな人を
色んな音を
色んな色を
見て、感じて
ああ、すごいなあ
なんて思う
だから何もしない
だから何かをする

ある人が言いました
あなたはもっと輝けるよと
自分をもっと見てと
そう言われて
心を覗いたら向こうの景色が見えたんだよ
僕が集めた糸、色、音
光や闇
温度も全て
見えない粒になっちゃったんだって
気づいた

粒を集めて「もの」をつくるよ
だけどそれは不安定で
心が揺れるとすぐ崩れてしまう
キラキラ輝いて、崩れてしまう
新しい粒も集めたけれど
新しい粒はなんだか尖ってて痛い
痛いから目が醒める
痛いから諦める

いつか現れる
他人の手
僕は守ることしか出来ない
身を削ることしか出来ない
だけど、それでも
構わないさ
きっと僕が守るのは
一番のIだから
だから僕を信じてねI

Iと夢

劣等感とか夢とか自分とか。

ありがとうございました。

Iと夢

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-19

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