人間と悪魔8話
特にありません。すいません!
坂内が東の命令を聞いて聞き込み調査に向かった。
東はどうも引っかかるらしく聞き込み調査を坂内に任せた。
一方聞き込みに向かった坂内はというと。
「すいません、ここ最近殺された人の情報とかありますか?」
「うぅん?あぁ、それはわからんな。」
残念ながらもう10人近く当たっているが、なんにも情報がつかめていない坂内。だんだんとあせって来たのか、あたふたしてきた。
「どうしよう?、まだなんにも情報がつかめないよ、東さんにまた『役立たず』って言われちゃうよ?。」
そんなことをぶつぶつ言っていると、一人の少年が声をかけてきた。
「どうしたの?おねえちゃん?」
「え?あぁどうしようもしないよ、ぼく。」
「なんかすごい悩んでたみたいだけど、どうかしたの?」
「大丈夫、心配してくれありがとう!あっじゃあ一つ聞くけど、なにかいいことあったかな?」
すると少年は明るい顔になり、喜んで話した。
「いい事?あ!あるよ!村長さんがね?僕の大切にしてる帽子を取ってくれたの!」
「へぇ?それはよかったね?!」
「うん!村長さんすごいんだよ?高い木に引っかかった帽子をすいすい上って取ってくれたの!」
「えぇ!おじいちゃんなのにすごいね!!」
「うん!」
そんな会話をしている内に時間はどんどんと過ぎていき、5時すぎになっていた。
「あっ!もうこんな時間!そろそろ行かないと!」
「おねえちゃん、どっかいくの?」
「うん、ちょっとね!またね!」
そう言って、また地道な聞き込みを調査した。調査をしている内にある共通点が見つかった。それは殺された3人は一回村長と話していて、なにか言い合ってそうだ。村人たちは村長が犯人だと言っていたが、あんな老いぼれに殺されるはずががないと思い、村長は犯人じゃない、別に犯人がいると思い始めたのだ。
「う?ん、共通点は見つかったけど確かにそうだな?。」
このまま考えてしかたいので、坂内は東の元にもどり情報を伝えた。
「東さ??ん!」
「帰ってきたか、どうだった?」
「それがですね?・・・」
坂内はすべての情報を東に伝えた。もちろん少年のいいことも。
「ってことなんですよ?犯人が全然わかりません!」
「これだけの情報があって分からんのか・・。」
「え?どういうことですか?」
「・・・・バカが。」
「えぇ???!!なんでですか!?そんな言い方ないじゃないですか!」
「とは言え・・よくやった。これで犯人が分かった。」
東は真剣な顔でいい、そして坂内にこう言った。
「これから、俺のそばを離れるな。いいな?」
「えぇ!そ、そんな、離れるななんて・・・。」
坂内は顔を真っ赤にさせながら言った。
「・・・・なにを勘違いしてるか分からんがとにかく言うとおりしろ。言うこと聞かないとお前死ぬぞ。」
「えぇーーーー??!!!」
人間と悪魔8話
あとがきも特にありません!すいません!