精霊戦争

精霊戦争

どこにでもいる小学生が、ある出来事をきっかけにとんでもない冒険に飛び込むことに。。。。。!?

【 序 章 】


皆さん、精霊はご存知ですか。
守護霊や呪霊とかそういうやつです。
詳しくは僕も知りません。
今回は僕(主人公)目線で話を進めていきます。



僕は、新島 我夢(にいじま がむ)、
普通の小学5年生です。

普通の小学5年生だったはずです。。。。。。。。


この思いも寄らぬ冒険の始まりは、
春休み、何気なく学校の近くを散歩していた時に
『ゴンッ!』
と、まるで頭を殴られたような鈍い音が聞こえたことからでした。



『ん?!』
降り返ると、イカズチのような光を放った石が地面にめり込んでいて、
面白そうと思い、家に持って帰りました。

それがキッカケだったとは。。。。。。。。




家に着いた時には、もう夜だったので自分の部屋に直行しました。


その日は、なんかお腹が空かない、、、、、、、
眠かったので、パジャマに着替え
石を机に置き、そのまま眠りました。


問題は次の日です。


今日は、6年生になる新学期。
嬉しくて、友達に見せるために石を持って行きました。

『あいつら、この石見たらなんて言うだろうな。。。。。。。。

「うわぁ〜、なにこの石! なんでこんな光ってんの!?」
とかかなぁ?!』



『母さん、いってきます!』

『今日から新学期だから、気を付けて行くのよ!』

『うん! わかった!!』

『いってらっしゃい!!』



通学路を進んで行くうちに、ひとつ気付いたことがありました。

周りに誰もいなくて、物音すらしないのです。



試しに、少し恥ずかしかったけど、

『おーーーい!!』

と叫んでみました。



『うるさい!!』など全く無く、

無視されたような静けさです。

ガキ大将、眼鏡っこ、運動神経抜群のイケメン、

誰もいません。。。。。。。。


『誰かいませんかぁー!?』

『おーーーい!!』

『誰か返事してくださぁーーーい!!』

静まり返っている。



いじめられてるのか、、、、、、?!

そうだ! ドッキリだ!!

ドッキリなんだ!!

そう考えよう。。。。。。。。



学校に着くと、門が閉まっていたので

おかしいなと思い、

『そこにいるんだろ!?』

と言って、門を触ると

ガチャッと開いたので、入ってみました。



すると、、、、、、

遂に冒険が本格スタート!どうなる我夢!?

【第一章】


目に飛び込んで来たのはワイワイ騒ぐ子供ではなく、

想像を絶する物でした。

僕は夢を見ているのかと思うくらいでした。


目に飛び込んで来たのは、

アニメに出てくる巨大ロボットのイメージサイズの4倍はある怪物。

それがそこら中にウジャウジャいるのです。


耳に聞こえて来たのは黒板を引っ掻き回す、

発砲スチロールを擦り合わせるような音が響き渡り、


それが何百と・・・・・・



頭が壊れそうに痛い・・・・・・・



その時、石が昨日以上に光りだしました。

目がつぶれそうな光が身体を包み込んだ気がして、

僕は気を失いました。



目を開けてみると真っ暗で、

上を見るとかすかな月の明かりがありました。

何時間気を失っていたのだろう、、、、、

もう夜か。


と言うか、ここドコだ?!

周りは木だらけ、リスや狸がいる。


そうか、ここは森か。



ん?



も り ・・・・・・・?!?




『えええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!』



『なんでぇ!

なんで森にいるのぉーーー!?』


とにかく叫び、

とにかく全力で走っていました。


『誰かぁ〜! 助けてぇ〜!!』


学校の近くに森なんてなかったのに。



しばらく走っていると、

突然何かとぶつかって頭を打ちました。



『誰?! 何者??!』



『いったぁ〜! それより君、大丈夫!』



ん?

どこかで聞いたことのある声・・・・・・・・



『ああああああぁぁぁぁぁぁーーー!!!』


ぶつかった人は、同級生で幼なじみの

佐藤 明日香(さとう あすか)でした。


『明日香! 何でここにいるの?』



『我夢こそ!?!』


今までの出来事が凄過ぎて、

頭の整理が出来ません。

でも、まずは友達に会えてホッとしました。




『とりあえず歩こうか。』

と言い、

歩き始めました。


風が生温い。

春になったばかりなのに、

夏のような暑さです。



その後もしばらく歩くハメになりました。



歩いて3時間はたったでしょう。

足が痛い。

身体が重い。

休みナシで歩いたからです。



周りは同じ風景で、

ドコを歩いているか分からず

気が狂いそうでした。



そろそろ休もうかと話していた、その時!

遠くに建物らしき物が見えました。

2人は目を合わせ、

『助かった!!』

と喜びながら力を振り絞って走りました。




入口に着くと、

タキシードを着た紳士風の人が居たので、

息を上げながら



『すみません、助けてください。 お願いします!』

と何度も頭を下げながら言いました。

床の上でもイイから休みたい。


するとその紳士が、

『FS か ES を見せてください。』

と言ってきました。



『どう言うこと? 何ですか、それ?』

と聞くと、

『フェアリーストーンか、エンジェルストーンです。

特別な光を持つ石です。』

と言ってきました。


そう言えば、あの石・・・・・・・

ズボンのポケットを触るとあの石が有り、

もしかしたらと石を出すと

似た形の石を明日香も持っていました。


『あっ! 我夢、何でソレ持ってるの?!』

『昨日学校の近くで拾ったの。 明日香は?』

『私も昨日学校近くで拾ったの。 なんか頭を殴られた感じの音が後ろから聞こえて・・・・・』

『僕も!』


すると、

『たしかに確認させて頂きました。 どうぞ中へ。』

と扉を開けてくれました。



中に入ると、一台の大きなエレベーターがありました。

そこに入り、その人が無線で何かを話すと

エレベーターが下がり始めました。



しばらくすると

エレベーターは止まりました。

どれくらい止まるのを待ったでしょう。

足が痛いのに・・・・・



ドアが開くと、

見たこともない光景が目に飛び込んで来ました。




それは何だと思いますか・・・・・・?

物語はまた新しい展開に!益々目が離せない!


【第二章】

〜 出会い・決断 〜


大勢の人が物凄い目つきをして 戦いのトレーニングみたいな事をしていました。
相手から目を離さない。
凄い気力だ。


階段を上がると大広間みたいなところがありました。
扉を開けると、紳士風な人が
「珍しい種類がいました。ホワイトサンダーとチェリーピンクです。」
と言いました。


すると正に偉いオーラを発している人が、
「よろしい、スペーダム。二人が入れる部屋はあるかのぅ?」
と言いました。


この人はスペーダムというのか。。。。。。



スペーダムは、
「K65号室なら丁度空いていると思います」
と答えています。



「あの〜僕たちは、、、」

「すいません、少し口を閉じていてもらえますか?」

「そんな言い方は無いだろう」

「しかしですね。。。」

「子供なのだから、少しは、という意味じゃ。二人を案内するのじゃ」
とヒゲの長い人が言いました。


「わかりました。アグルス様」



アグルスか、、、、覚えておこう。



大広間を出てしばらく右に行くと、凄く大きな螺旋階段がありました。


「僕的にはエレベーターがいいんですけどね、
アグルス様が足を少しでも鍛える為にと螺旋階段にしたんです。
あっ、この愚痴は内緒で。」

としゃべっているといつの間にか
そのK65号室に着いていました。


「どうぞ」
とスペーダムが入れてくれます。


中に入ると色々な人がいました。

筋肉ムキムキ、眼鏡のガリ勉くん、ゲームをして遊んでいる双子、アイドル系(?)、

個性溢れる部屋だなぁと思いました。



ガリ勉くんが来て、
「僕、中本 智樹(なかもと ともき)だよ。
この部屋のリーダーなんだ。
智樹って呼んでね。
17歳だよ。
K65号室の意味は」
と話していると、

さっきの双子が息を揃えて
「KはクレイジーのKで、65はみんなが最初に出会った年齢だよ。」
とまるでひとつの声で言いました。


明日香が、
「かわいいね!君たち!」
というと、双子は同じスピードで頬を赤らめました。



「君たちの年齢は?」
と聞かれたので、明日香が気楽に
「二人とも11歳なの。」
と答えると、


「じゃぁ 又年齢を足さなきゃね!」
とアイドル系(?)が言いました。



明日香が
「その前に3時間近く歩いて来たから疲れているの。休ませてくれない?」
というと、

「そうだな、休むと体にいいぞ!」
と筋肉ムキムキが言いました。



そこで僕らは、ひとまず休む事にしました。


「私達はどこで寝ればいいの?」

「ちょっと待ってね、二人とも身長は?」

「僕168㎝」
「私172㎝」

「わかった。」
と言ってしばらくするとスペーダムが大きな布団を持って来てくれました。


「え”ぇっど、170㎝の布団と180㎝布団でずね。はい。」

「ありがとうございます。」

「あど掛け布団でずね。これが160㎝掛け布団と165㎝掛け布団です。」

「ありがとうございます」

「はぁはぁ、、、良い、よ・夜を御過ごし下さい。」

「はい。」



そりゃーあの螺旋階段だからそうなるよ。



その時、大広間では。。。。


「スペーダム、何か気になる所はあるのかのぉ?」

「はい、気になる所というか、、、共通点が結構あるんです」

「ほう」

「一つ目は学校付近で見つけた、という事です。
 二つ目は後ろから落ち、同じ音の様に聞こえた。
 三つ目は同じ形をしていた」

「そこが気になると?」

「はい。今まで共通点を持っているペアは沢山いましたが、
三つも共通点を持っているペアは過去に一組しかおりません」

「あの組かのぉ?」

「はい、あのペア以来です」

「それは少し気になるな。少し調べてくれ」

「わかりました」




翌朝、、、、、、



「はぁ〜」

ちょっと早く起きすぎた。
みんな寝てる。

明日香を見るとぐっすり寝ていた。
久しぶりに寝顔を見た。

筋肉ムキムキはとにかくうるさいいびきだ。
良く眠れるよな。
これを毎日きくのか、、、絶望的。


すると眠気が覚めるどころか、近所迷惑に成る様なサイレンまじりのアラームが部屋中に鳴り響きました。

するとみんなの顔が一気に昨日と同じくすっきりした顔に戻りました。

みんな二重〜。


そうすると智樹が
「まだみんな自己紹介してなくない?」
というと
「確かに」
と明日香が。


「それじゃぁ、自己紹介して」

そういうと筋肉ムキムキから、

「俺は、齋藤 龍太郎(さいとう りゅうたろう)だ。龍と呼べ。
一日最低3時間筋トレだ。うるさいとか言うなよ。15級だ。」

「俺たち 鈴木 健吾(すずき けんご)と信吾(しんご)でーす。
けんちゃんとしんちゃんって呼んでね。二人とも10級だよ〜ん」


「私はみんなのアイドル、溝端 里奈(みぞばた りな)でーす!。
りん姫って呼んで!16級よ。」

「なにがりん姫だ。りん婆だってんだよな。」
双子が笑う。

「あ”?」

「なーんでもなーいーよーーー!ぜんぜーーーーん、問題ないよーーーーー!
お話つーづーけーてーーーー!」
そう言う双子の顔は汗だらけでした。



「色々な奴がいるけど、いい所だよ。この部屋」
智樹が笑いながら言います。

「そうだ年齢足すの忘れてたね。二人とも11歳だよね。後みんな2歳ずつ足して、、、」

「どういう65なの?」

「僕が12で、龍が15で、あの双子が10で、りんが18だよ」

「りんじゃなくてりん姫!実年齢言わなくていいし!一番上なのばれるじゃん!」


すると双子が「言わなくてもわかるよな!」

そういうと後ろからまがまがしいオーラが漂って来たので、
急いで「冗談だよ!」と説明していました。



ここからやっと本題に入ります。

「ここはどこ?あのトレーニングはなに?
僕はこれからどうすればいいの?級って何?」


「ひとつずつ言うね。ココは君が居た学校の転送装置から送られて来たの。」


「転送装置?」


「あのトレーニングの為」

「ミッション?」

「君はこれから僕たちと一緒に戦ってもらう」


「戦う?」

「その為に君たちには決断をしてもらう」

「決断?」

「これをやるとしばらく両親に会えない。
でも2年に1回は会える。級の話は帰って来たら。」


「ちょっと、まっ、、、」


「今から家に転送する」

「だから、」


「転送」


智樹がそういうと僕と明日香は家に居ました。

急いで携帯に連絡してみました。


「明日香、今お前、家?」

「うん、そうだけど、我夢も?」

「そうなんだ」

「智樹の言った事、どう思う?」

「。。。。。。。。。」

「我夢?」

「じゃあね」

「ちょっと、まっ。。。。。」



ツーツーツーツー、、、電話を切りました。

そこへ両親が来ました。

しかも驚いた事に両親がふたりずついました。


「どういうこと?」

「話せば長く成るから、一言でまとめると、、、、
自分達は仕事だったからかわりにロボに育ててもらっていたの」
と言うこと。


僕は何を言っているのか分りませんでした。



「今貴方が相談しようとしている事は、精霊関係でしょ?」

「なんで?」

「私達も同じ仕事をしているの。」

「えっつ??」

「北海道代表なんだけど、うちら二人はエースなんだから」とまるで
同級生の口調でした。


「ま、とりあえず行ってらっしゃい。いい経験だよ。」

「うん」

その時明日香から電話が来ました。


「どうだった?OK貰った?」

「うん、貰ったっていうか、行って来いっていうか。まぁ良かった」

「じゃぁ広場集合ね」

「わかった」

「じゃぁ行ってきます。」


僕がドアを開けかけた時お母さんが

「最後に、、」

「何?」

「僕じゃなくて、せめて俺って言いなさい」

「おれ、、、、」

「いってらっしゃい」

「うん」




広場に着くと、明日香が
「おーい!」
と呼んでいます。

「今行くよ!」

「集合したのはいいけど、どうやって智樹達の所に行く?」

「そうだね」


しばらく考えました。



その時明日香が
「分った!!」
と大声で言いました。


「学校の転送装置だよ」

「そういえば智樹が言っていたね!」

「いこう!」



学校に着くと、前とは全く違って、校舎はボロボロで3分の2が焼け崩れています。

でもびっくりしたのが、ひとつだけピカピカの部屋が有りました。



「あそこだ!」と、
二人ともその部屋をめがけて走って行きました。



その部屋に着くと大きな機械がありました。



中に入ります。



「どうやったら行けると思う?」

「そうなのよね〜智樹の部屋に行けるかなぁ」
と言った時


「トモキノヘヤ、ケンサクチュウ、、、」
と機会音がしたので
二人ともびっくりしました。



すると

「トモキノヘヤ、ハッケン、テンソウ、カイシ」
と機械が言いました。



「やったぁ!」
と思った瞬間、俺たちはK65号室にいました。




智樹が
「お帰り。帰って来たという事は、決断したのかな?」


「うん。私達、智樹達と戦うよ。」

「僕たちも信じて部屋の名前を変えたんだよ。看板見て」



外に出て看板を見ると、K87号室になっていました。



「智樹!みんな!ありがとう!」

そして子供達は強くなっていく・・・・・・

【第三章】

〜 敵・戦力・頭脳 〜


起きるともうみんな起きていた。


「やっと起きた!」


などと楽しい朝だったけど、
朝ご飯を食堂で食べた後、みんなの目つきが変わった。

俺と明日香はびっくりしていた。



すると智樹が
「これからトレーニングだよ。君たち、石は持っているだろう?
それをブレスレッドにはめ込むんだ。そしたらトレーニング開始だ」



説明されているとブレスレッドルームと呼ばれる部屋に着いた。

入ると智樹が
「名前順になっているから」

と言ったので <新島我無> を探した。


えーーっと、中島、中村、中本、南雲、あった! 新島我無。

ロッカーを開けるとブレスレッドと何個かの機械があった。



「まず、ブレスレッドを付けてこの穴に石を入れる。それから、、、、、、」



色々説明をしてくれた。


準備ができ、トレーニングスタジオに着いたら
背の高い女の人が立っていた。



「おはようございます。日登美(ひとみ)と申します。
まずレベル1からですね。こちらへ、、、、」



部屋のみんなは相手を選んでいた。

あの双子まで見た事の無い目つきで相手を睨んでいる。


バトルエリアと書かれてあった。
が、しかしそこを通り過ぎた。


「すみません、ここでやるんじゃ、、、」

「このバトルエリアはレベル10を認定されてからです。
勿論貴方達の実力次第では、レベル10まで飛び級出来る可能性もあります。」

「そんな人いるんですか?」

「何人かいましたよ。」



すげーな、、、装置の前に来た。



「今からシュミレーションバトルをしてもらいます。

「私達、殴った事なんて一度も無いんですよ。ましてや戦うだなんて、、、」

「何ですか?怖じ気付いたのですか?部屋でうずくまってみんなが帰ってくるのを待ちますか?」

「そんな、私やります。絶対戦って飛び級する覚悟でやってやります!」


そういうと日登美さんは笑って
「わかりました。飛び級目指して頑張って下さいね」



結構いい人だな。


「それでどういう感じですか?」

「怪獣ロボと戦って貰います。決してダメージは与えません。
当たり具合、当たった時の姿勢等が点数に加減されます。
ちなみにロボを倒すと飛び級間違い無しです。」

「マジで!」

「その代わり、貴方達からしたら結構強いですよ。」



俺たちは装置の中に入った。

「制限時間は30分。それでは転送開始」


気が付いたら俺たちは草原にいた。
腰の辺りを見ると、マシンガンが一丁と長剣があった。
ポーチの中は弾(たま)が沢山入っていた。
ドーーン!と爆発音が聞こえたので振り返ると
この間見た、学校を破壊した怪物が岩を壊していた。



「あいつ!」



その怪獣を見た瞬間、急に腹が立って来た。
あいつのせいで思えば思う程怒りが込み上げてくる。

明日香が拳を握りながら一歩前に出た。
気持ちは同じだな。



「行こうぜ!明日香」

「あいつらをぶっ飛ばして、みんなの所に飛び級しよう!」

「ああ」



右手にマシンガンを持ち全速力で怪獣に向かって走って行った。


マシンガンの使い方なんて分らないけど、制御装置が解除された。
狙いを定めるなんてどうでも良かった。
撃った時の威力で吹っ飛ぶなんて考えてもいなかった。
マシンガンを怪獣に向け、とにかく撃った。


怪獣が雄叫びを上げ、こっちに突進して来た。
俺達は何十発も撃った風圧で背中を地面に強打した。
痛かったけど、それより怪獣を倒したい!という心の方が大きかった。
とにかく倒したかった。



丁度後ろに岩が有った。
岩で足を支えて怪獣を撃った。
怪獣があの嫌な声を出して近づいて来る。そうだ。



「明日香、目を撃って!」

「そっか!」
と目に向かって撃った。



成功した!
両目から黄緑色の血を出した。
でも匂いで分るらしい。
ぐおんぐおんという嗅ぐ音がする。
そういえば足が太く長いから、地面と体の間にかなりの空間が有る。



「明日香、長剣に変えてあそこの空間に入って心臓を刺して!
この大きさだからドクドクって音が分ると思う。俺が撃って気を引くから!」

「うん、分った。我夢宜しくね」



俺は頷いた。

明日香はマシンガンをしまい、長剣に持ち替えて怪獣めがけて走って行った。
怪獣は大声を上げ突進のスピードを上げた。明日香が空間に入った。



「刺せ!明日香!!」

「ウッリャーーーーー!!!」

明日香が怪獣の体に長剣を刺した。

「ぎいいいぃやぁぁぁぁぁぁーーー!!!」

怪獣は鼓膜が避ける程の大声を出し、横に倒れた。


「やったぁーーーーーーっ!!!!!」



二人とも黄緑の血でベトベトだった。
生ゴミ置き場の様な悪臭だ。
明日香なんて心臓を刺したから、ほぼ全身黄緑色だった。


気が付いたら日登美さんの前に俺達はいた。
「驚きました。まさか、最高記録を出すなんて。。。。記録12分47秒09。」

「最高記録だって!やったね!!」


すると後ろから物凄い視線を感じた。
振り返ると、みんながこっちを見ている。
驚きの顔や、嘘だろ!って信用していない顔、色々だった。


「戦闘結果は後日改めて。今日はお疲れさまでした。」

「ありがとうございました」



凄い嬉しかった。
戦闘は初だったから特にだ。

シャワーを浴びた。
久しぶりな気がした。



K87室に帰った。
みんなから色々言われた。

「新記録おめでとう!」

「貴方達中々やるじゃない」など。



それから、おめでとう会を長くしてしまった為、
消灯時間が12時まで延びてしまった。

ベットに入ると疲れからか、全身から力が抜けて行く気がした。
それと同時に眠気も来た。


もう寝よう。

物語はどんどん進んでいく。子供達はどうなる?!

<第四章>



あれから数日、、、



「結果が出ました。新島我無、佐藤明日香、飛び級で12級認定。おめでとう!」

「え!12級!? 、、、」

「はい。」

「いーーーやったぁぁぁ!!!」12級。智樹達と戦える。


みんなに報告すると、

「12級!?凄いじゃん!おめでとう!」

「ありがとう。俺達もめっちゃ嬉しい。」
と話していると、

「K87室の皆さん、大至急大広間にお越し下さい。」
と放送が。



「何だろう。とにかく行ってみようか」

すると
「ちょっと待て!!」
龍が叫んだ。



「なに?」

「俺は3時間やる!あと15分待て!」

「そんな待てないよ!至急って言ってたじゃん!」

「そうか、しかたない。帰ってきてから15分やるか。」



「もう一度言います。K87号室の皆さん、大至急大広間にお越し下さい。」

「ほら急ぐよ。」



廊下や階段は走ってはいけないというルール有ったので、なるべく早歩きでいった。
階段は一段飛ばしでいった。
りんだけ二段飛ばしだった。

さすが18歳。。。



大広間に着いた。
改めて思う。
扉でけぇ〜。
でも開けてみると以外に軽かった。


大きいテーブルに十数人が取り囲んでいた。
その前にスペーダムがいた。
その隣に日登美さんもいた。



「諸君、来てもらったのにはもちろん理由がある。
 詳しくは、スペーダム君から。」

「分かりました。」

「宜しくお願いします。」


「君たちは全員10級代になったため、ミッションを行ってもらいます。
 最高は中本智樹さんが17級ですので 中本さんを中心にします。」

「今回のミッションの平均級は10級、今の皆さんなら成功する確率が高いです。
 宜しくお願いします。」


「理解して頂けたかのう、次は武器等を日登美君 よろしく」

「わかりました」

「マシンガン120発入り、1ダース赤いポシェットに入っています。
 拳銃16発は入り、2ダース青いポシェットに入っています。ライフル6発入り、1ダース黒いポシェットに入っています。」

「そして最後にバズーカ4発入り、1ダースと8発戦闘時に渡す紺色のバックに入っています。
 長剣と斧一つずつ、ベルトの左につけておきます」



「つまり120×24で2880発、16×24で384発、6×24で144発、4×24で96発、以上です。
 これだけあれば、いくら新島君の様な初心者でもなんとかなると思います。」

「わかって貰ったかのう。質問や意見はあるかな?」

「いえ、ありません。作戦等はこちらで考えさせてもらいます。失礼します。アグルス様。」


大広間を出て部屋に戻りました。



「今から作戦を立てる。まず12級進級した我夢、明日香、シュミレーションの時のひと通りを話してくれ」

そういわれたので、シュミレーションバトルの事を話した。

「へぇ〜、我夢、クソ怪獣なんて言うんだなぁ」
信吾が言う。

「うぅ〜、恐〜い。我夢鬼やんけ。」
へたな関西弁で健吾が言う。

「そういうこと言うな。あくまで気を引くためだ。気にするな。我夢!
 間に入って刺すとはな〜。俺では考えられないな〜。」

「ただの筋肉馬鹿だから、脳まで筋肉馬鹿なんだよ。っていうか
 頭ないんじゃないの。ヒッヒッヒ。」

「全部聞こえてるぞ。あれ をやってやろうか。」

「嫌だ!あれだけは!!」

「おうやってやれ!」
里奈が言う。

「うるせえ!ババア!!」

「延長だ!!!」



「アレって何?」

「龍の地獄ヘッドロック30秒。延長が決まったら30秒追加なんだ」

「そしてどんどん追加されている。最高時間は2時間、片腕に信吾、片腕に健吾でやったら意識不明の重体でⅠヶ月入院したんだ。あいつら口から泡吹いてたよ。」

「恐ろしいわね。龍ちゃん。信ちゃん健ちゃん頑張れ!」
明日香が人ごとの様に言った。

「あいつらはまた後で話そう。さて本題に戻るか。」



「まぁ分っているとは思うがシュミレーションとは違う。攻撃で怪我をする可能性もある。
もちろんないときもある。人間サイズもいれば40階ビル6つ分位もある。」

「そんな大きい怪獣いるんですか。」

「明日香、別に敬語を使わなくてもいいよ。仲間なんだから。学校の友達に敬語を使う?そこまでじゃないか」

「そんなことないで、、、そんなことないよ!な、仲間だもん!」

「ふふ、ありがとう。じゃぁ説明するね。さっきの質問の答えは はい だね。
例えられない位大きいのもいるよ。」

「怪我は、、、。。」

「もちろんしたよ。僕は右手の複雑骨折とアキレス腱断裂だね。」

「だねって、、、、。」

「もちろん治ったよ。他の子も言う?」

「いい!言わないで!」


確かに話が強烈すぎる。
アキレス腱断裂なんてテレビでしか見た事が無かった。
しかも12歳の2年前、
10歳で断裂!? 想像着かない。。。。



「痛かったよね。そりゃそうだよね、、、」

「うん、痛いってもんじゃないよ。正直一瞬だけ死ぬかと思った。あっ、また話がずれちゃった。
本題に戻すね。うちのチームは我夢、明日香、俺、龍、信吾、健吾、里奈の7人だ。
マシンガンしか使わないとしたら2880×7で20160発、これだけでもかなりの数だけども、マシンガンだけなんて事は無い。じゃあな。。。。」

と説明が始まろうとしていたとき、後ろの方から

「助けてくれ!!もう悪口言わない!!」

「本当だ!!俺達が悪かった!!もうやめて!!」

「ああやって、もう終わりというまで追加させられ続ける。ああまた外れた。
じゃあな、ライフル二人とバスーカ三人にマシンガン二人だ。ライフルは信吾と健吾だ。」

「呼んだ?ガハッ!」

「なんか有った?グフッ!」

「あんな感じだけど、集中力は半端ないんだよ。普通の人の2、3倍はあるかな。本当だよ。」

意外、まさに意外。
反対のイメージしかない。
でもバトルエリアで見た別人のような目つき、
オーラからするとあり得るかもしれない。



「そしてバスーカが俺と隆と里奈だ。里奈は18の割には物凄い力が強い。だからバスーカの風圧に絶えられる。」

「なんか言った?」
後ろから凄いオーラを感じた。

「な、なんでもないよ。里奈は強いんだって話してたんだ。」

「いやだ〜。私はかよわいアイドルよ〜。そんなわけじゃない!」
と智樹の肩を思いっきりたたいた。

「イダッ!ウヴ」
とまるで撃たれたかのような感じでうずくまっている。

「こんな感じで結構強いんだよ。」

「そして君たち二人がマシンガンで先頭を立ってもらう。 
ま、何も考えないで倒す事だけを考えればいい。」

「わかった・」二人はうなずいた。



「で、作戦は何?」
明日香が聞くと

「よくぞ聞いてくれた!今回の作戦は、、、」

「今回の作戦は <自分を信じ、仲間を信じ、共に助け合い、勝利を導く!>だ!」

「へ??」

「つまりテーマ、モットーに近いかな。これを胸にいれ、戦ってほしい。」

「わかった。がんばるよ。」
すると後ろから

「あぁ!勝手に作戦会議してる!私達にも教えて!」

「分ってるよ。今から言おうと思ってたんだ。じゃあな、、、」
と他のメンバーにも説明し始めた。

「かっこいいね。<共に助け合う>だって。」

「あぁ、頑張ろうぜ。」
俺達は握手した。



5分位たつと説明が終わった。

「言っておくが本番は明日だ。出発は11時半、準備がかかるとして11時15分まである。
今がちょうど12時半、まだ約22時間ある。鍛えとけ!!」

「おう!!」

「14時にバトルエリア集合、いいな、解散!」
と同時に全員部室から出た。


俺、明日香、智樹で食堂に行った。

「ご注文は?」

「私カレー(大)セット!」

「俺ラーメン(大)セット!」

「僕カツ丼(中)セット」

「かしこまりました」
店員さんは去っていった。



「そういえばマシンガンでよくあんな大きい物を倒せたよな。」

「いいところに気付いたね」

「あのマシンガンはHSやESの力で何倍にも増幅させているんだ。
それでダメージを作っているんだ。」

「そうなんだ。」
と明日香は水を飲み干した。



「カレーセットお待たせしました。」

「あぁ、あとお水下さい。」

「かしこまりました。」
明日香の視線はカレーセットに向いた。

「うぅ〜わぁ〜!!おいしそう!!!」
明日香の目はキラキラ光っている。


「いただきます!」

「んん〜おいしい!!もうみえばひょうへんもほうなんへすか」

「明日香、食べ終わってから話せ。」

「ふぃまへん。んもんも、ぐっ、はぁ〜。では改めて、そういえば長剣もそうなんですか」

「ああ、そういったのか。」

「カツ丼セットとお水です。」
とカツ丼を智樹の前に、水を明日香の前に置いた。

「いただきます。」
智樹は大きな口で半分を食べた。

「お待たせしました、ラーメンセットです。」

「いやったーーー!頂きま〜す!!」
とラーメンを勢い良く3回位すすった。



「ほはえはいふがね。あひんがんほいっひょで」

「ちょっと待って!自分でいったのよ。<食べ終わってから話せ>って」。

「ほーだほーだ!くひにいえはわわひゃべるんぎゃない!」

「てめーもだ!!!」
と明日香に頭を思いっきり殴られた。

「いっへ〜。いへーよ、あふか!」

「だから!」

「悪かった!僕が悪かったよ!口に入れてしゃべるのがいけなかったんだ。」

「いや!別にそんな、、、」

「悪かったよ。じゃ改めて、答えはYESだね、マシンガンと一緒に増幅している。
だから心臓を刺せた。」

「なるほど」


そっからそれぞれカレー、カツ丼、ラーメンを食べながら色々しゃべった。

例えば小さい頃明日香と喧嘩をして、俺が家の窓から落ちて左手を骨折した話とか色々。


あっという間に1時間過ぎていた。
みんな間食していた。

「は〜。いっぱい、いっぱい。」
俺と明日香が満腹感に浸っていると

「じゃー僕はデザート食べようかな。」

「私も!俺も!」

「でもお腹いっぱいなんじゃ、、、」

「ううん!めっちゃ減ってる!」

「そうそう、めっちゃ!俺この特大パフェストロベリーバージョン!」

「私はメロンバージョン!」

「僕はチョコバージョンかな。」
すぐに店員さんを呼んで伝えた。

「ご注文を繰り返させて頂きます。
皆様特大パフェで味が、
 ストロベリー、メロン、チョコバージョンでよろしいでしょうか。」

「はい!!」

「かしこまりました」

「あぁ〜楽しみだな。どんだけ特大なんだろうな。」

「こんだけじゃない!」
なんて話していると、

「特大パフェストロベリー、メロン、チョコです。」



「はやっ!。」

「早く作って、早く食べて、早くバトルの練習をする!それがうちのモットーです。では失礼します。」

「頂きます!。」

「んん〜むめぇ〜!マイフふめはっ!ひょううへぇ!!」

「しゃこら〜!!」
とパフェに顔を押し付けられた。

「つめてえぇぇぇぇぇぇ〜!!!!!!!!!」
顔面イチゴとアイスでべたべたになっていた。

「こんにゃろー!」
とやり返してやった。

「いいいいいいいいいややややややややややぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


顔面メロンの種とアイスでビチョビチョになっていた。
周りはこっちを見ている。
9.5割はどん引きしている。

なぜ分るって?
そりゃーわかるさ。
感じるから。

横目で智樹を見ると
恥ずかしそうに顔を赤らめていた。


すると
「あ!もうじゅ、13時ご、50分だ。い、いかなきゃ。」
と、あたふたしながら席を立ち、

「て、店員さん、お、お、お金を置いて、お、お、置きます。ほ、ほらが、我夢、あ、明日香
い、い、いくよ。はあぁ〜」
とため息をつきながら先に行ってしまった。


俺達は何とか仲直りした。
3歳のときに決めた仲直りの儀式をやった。
お互いの顔を本気で叩き、正気に戻ろうという儀式。
でも正直俺のビンタより、明日香のビンタの方が痛い気がする。俺のビンタはベチッ!って感じなんだけど明日香は、ヴゥイイインンン!!って感じ。
せいぜい15倍くらい。
でも文句を言うと仲直りに成らないから言わないけど。



俺達も智樹の後についてバトルエリアに向かった。

日登美さんがいた。
「智樹さんから作戦の方は伺いました。貴方達はペアだそうですね。ではペアバトルエリアへ。」

とバトルエリアの看板から右に行くと、扉が二つあった。

「左がペアバトル、信吾くん、健吾君ですね。右がトリプルバトル、里奈さん、龍君、智樹君ですね。ではいきますか。」
と左の扉に入った。



入ってみるとまた、バトルエリアの2、3倍広い。

「ここはペアバトルエリアです。今から貴方達には12級のペアと戦って貰います。では、こちらに!」
と、案内してもらった。

そこには男の子と同年代の子が立っていた。
「こちら、伊藤君と矢作君です。それぞれ挨拶を。」

「俺、新島我無!」
「私、佐藤明日香」


すると男の子が
「俺、伊藤孔明(いとうこうめい)11歳。可愛い女の子大好き!」
次に同年代の子が
「僕、矢作士郎(やはぎしろう)11歳。一杯ゲームしたいな〜。白大好き!」

「宜しくね、孔明、士郎。」
「宜しく、我夢、明日香」


「この子達と戦って貰います。では位置について」
そうすると後ろに赤と青の光が出て来た。
近づくと足の形だった。

足にはめてみると自動的にブレスレットが装備されていた。


「レッツ!」と同時に、伊藤と矢作の目がキリッと変わった。
「バトルウォー!」と言った瞬間腹に蹴りを食らった。


「ヴゥ!」

「あれ?もしかしてバトルウォー初めて?」

「うん、飛び級だったから。しかも1級からね!」
と明日香が得意気に言うと

「ええ!君ヤバいね!可愛い顔してんのに!人は見かけによらず?」

「やぁ〜、そんな〜」
と照れていると、伊藤が蹴りの構えをした。

「危ない!」

「へっ?」


身代わりになったものの、見かけによらず蹴りが痛い。

「ガハっ!」

「伊藤!説明しようとしてたのに!君の戦略<おだてのすき>は
きまる確率は高いけど、やるときってもんがあるの!気をつけて。」

「は〜い。ごめんね、が〜む!」

「グェホ!だ、大丈夫だよ。早く教えて。」

「うん、簡単!全てはストーン、全ては戦略、全ては自分自身、普通に戦えば良い!」
と右ストレートを決められた。



「我夢!」
と明日香が悲鳴を上げた。

「てめぇ〜!」

「おっと、君、女の子だよね?」

「性別関係ねーぞ!おんんどりゃー!」
と左ストレート、かかと落とし、そして上から拳でねじり潰した。


「あ”ぁいでぇ。君なかなかやるね。今回は見かけによらずを何回使うか。2回目?3回目?あれ伊藤は?」

「こっちで片付けといた。」
顔が崩れた伊藤を片手に俺は、誇らしげに言った。

「おっと、今回はこっちの負けかな。では報告を」
と言ったらスタジアムからベルの音が出た。



「うわぁ!」

「大丈夫だよ明日香、終了の合図だよ」

「えっ?なんて?」

「なんでもない」

「ふ〜ん」



「終わりましたか」
日登美さんが来た。

「どちらの?」

「そちらのペア。明日香さんは強いよ。」

「余計な事を言うな!」

「すいません、、、」

「我夢君、明日香さんのペアの勝利!」

「やったね!」

「おめでとう!」

「ありがとう」


「では、この対戦の記録は書き込んでおきます。それでは解散」
と同時に伊藤と矢作が消えた。

「えっ?消えたよ、どうしたの?細胞分裂?」

「違います。瞬間移動、まぁ、テレポーテーションですね。ブレスレットに<TPT>とかいていませんか?
そこに触れながら行きたい場所を考えるんです。そうすれば成功です。部屋の中に<小物転送装置>があります。
誰にも見て欲しくない書類等に使って下さい。説明書は本体に着いています。そこからブレスレットを返して下さい。」

「分りました。では失礼します。」
と試しに瞬間移動をやってみた。
気が付いたら部屋に戻っていた。

「おぉ〜出来るんだね!。」

「よかった〜」

まだみんな帰って来ていなかった。


「15時3分。微妙〜。どうする我夢?」

「てか1時間も戦ったんだね。」

「違うよ、説明とか日登美さんの解説とか色々有ったでしょ。」

「そっか、でも3分はね〜」

「そうだよね〜。帰ってくるの待つ?」

「う〜ん、でもつまらなくない?」

「まぁ、そう言われるとな。」

「私レンタルコーナーにおもちゃとかゲームないか見て来る!」

「行ってらっしゃい!」


その会話から15分たった。
15時18分。



信吾と健吾が帰って来たから一緒に待った。

すると
「はぁ、はぁ、はぁ、あった!ここテレビ有るよね?あるといいんだけど」

「あるよ」

「良かったぁ〜。あれ?信ちゃん、健ちゃん帰って来たんだ。一緒にやろう!丁度ゲームリモコン7個あったから。」

「それ参加人数何人まで?」

「12人。最近は人数増えたね。」

「じゃぁやろう!」
と戦闘バトルゲームをやった。

信健コンビは強かった。



凄い戦略と、凄い裏技と、凄い武器でやってくる。30分暗い遊んでいたら3人が帰って来た。

「お!サバイバル・トゥ・タンクじゃん!俺も入れて!」

「龍がやるとリモコン壊れそう」

「健吾、あれやって欲しいのか?」

「ごめんなさい!もう全然入ってオッケー!
大、大、大歓迎さ!さあ、さあどうぞ!」

「ありがとう」
と4時間以上みんなとやった。

すると智樹が
「よし、丁度キリが良いし、話が有る。」

「分った。今止める」



「さっきも言ったが、本番は明日だ。帰る途中に日登美さんから詳しい情報を聞いた。
体調60メートル、体重35、5トン、怪獣型六足歩行」

「怪獣型とか言ってるけど、全部怪獣じゃん。」

「うるさい。人獣型とか飛行型とか有るでしょ?ごめんね、智樹、続けて」

「うん、解特徴は口が大きい、直径30メートル、足が早い、時速約300キロ。」

「ちょっと待って!300キロって新幹線と同じじゃん。」

「そうだけどね明日香、私達は今までそんな奴らと戦って来たの。」

「えっ、、、」

「もう夜だ。晩飯食ったら早く寝て疲れを取るぞ、いいな。何回も言うが明日だ。」

「うん、俺達頑張るよ。」

「じゃー食堂に行こうか。」

精霊戦争

精霊戦争

どこにでもいる小学生が、 ある出来事をキッカケに とんでもない冒険に飛び込むことに。。。。。。 さて、彼の運命は!?

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-17

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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  1. どこにでもいる小学生が、ある出来事をきっかけにとんでもない冒険に飛び込むことに。。。。。!?
  2. 遂に冒険が本格スタート!どうなる我夢!?
  3. 物語はまた新しい展開に!益々目が離せない!
  4. そして子供達は強くなっていく・・・・・・
  5. 物語はどんどん進んでいく。子供達はどうなる?!