ライブチャットセクロスTKy

いつものようにパソコンを開いて、ヘッドホンをつける。
登録制のライブチャットサイト。
カメラで相手の顔見ながら話出来るアレね。
でも、このサイト使ってる奴らは、話すのが目的じゃない。
可愛い女の子見つけて、お話して、えっちなことさせる。
それ見てオナって、いかにもその子とセックスしてる気分になるっていうのが主旨。
俺はここ数年彼女いないから、これの常連になっちゃったんだよね。
むしろこれの方が後腐れなくて楽だし。


今日はどの子にしよっかなあ。


女の子の写真が並ぶリストを物色していると、ふと目に留まった「ゲイ」のカテゴリー。
そっか。そういう人たちもこれ使ってんのか。
ちょっと興味が湧いたから、覗いてみることにした。


……へえ~、もっとガチムチばっかりかと思ってたけど、案外可愛い男の子もいるんだ。
特にこの金髪アシメの子、すっごいタイプなんだけど。
しかもこんな可愛い顔して1個上とか、そそられるよね。
面白そうだから今日はこの子にしてみよっかな。


オンラインだったから早速コンタクトを取る。
あ、俺写メ載せてないから断られるかな。
結構女の子でも多いんだよね、写メ無しは拒否る子。
でも俺ルックスには自信あるから、そういう子以外は簡単に落とせるんだよなあ。


お、許可来た。
ヤバい、男の子とは初めてだからちょっと緊張。
カメラを調節して待機。
画面を見つめる。
パッと画面が切り替わって、可愛い金髪の男の子が映る。



ぷっくりした唇。
大きくくりくりした目。
ちょっと痛んでそうだけどふわふわ揺れる金髪。
小さな顔。
緊張してるのか、ほんのり赤くなった頬。



モロタイプな彼に釘付けになっていると、


「あ、あの、見えとる…?」

「…ああ、ごめんごめん!見えてるよ。初めまして。」

「初めまして…」

「俺敏弥っていうの。君は?」

「僕、京。」

「京くんか。京くんは関西住みなの?」

「うん。京都。敏弥は?」

「俺はねー、本州で一番でかいとこ。」

「やったら、長野か?」

「あったりー」


若干消極的だけど、他愛ない話をしてる内に京くんも心を開いてきた。
まあずっとこんな風に普通の話しててもいいんだけど、俺としてはそろそろ本題に入りたい。
京くんいちいち可愛いからさ、期待も膨らむよね。


「ところでさ、京くん本当にゲイなの?」

「…うん、そやで。」

「そんなにイケメンなのに、もったいないね。」

「そうかなぁ。でも僕バリネコやから、もう女の人やとあかんねん。」

「へえ、そっかぁ。」

「敏弥もゲイなん?」

「ん~。ゲイじゃないんだけど、ノーマルでもないかもね。
 なんか京くん可愛いから、男も良いかな、なんて思っちゃった。」

「そ、そか…//」


照れてる照れてる。
やべえなぁ、俺バイかもしんねえ。


「じゃあさあ、俺に見られながら、オナニーしてみてよ。」

「えっ!?い、いきなり、そんな…」

「だってこれそういうサイトじゃん?京くん、そういう目的でやってるんじゃないの?」

「、そうやけど…」

「だけど?」

「…敏弥、僕のタイプやから、その、恥ずかしぃっ…!」


何それ。超可愛い。
つーか俺ら両想いじゃん。
何なんだこれは。


「だったら尚更良いじゃん。ね、俺見ててあげるから、自分でシてみてよ。」

「…うん、分かった…ちゃんと見ててな…」


そう言うと京くんは、自分の服を捲り上げ、乳首を弄り出した。


「…ん、やっぱ、はずいっ…!」

「言いながら弄ってんじゃん。京くんの乳首、可愛いね。」

「、かわい、ない…!、ふっ…」


顔を真っ赤にして美味しそうな乳首を弄る。
その姿だけで勃っちゃうよ。
あー、この画面邪魔。


「上ばっか弄ってないでさ、下も弄ってみなよ。京くんのもう反応してんじゃない?」

「うぅっ…敏弥いじわるやぁ…」


ちょっと震える手でズボンのファスナーを下げる。
出てきた京くん自身はやっぱり頭をもたげてた。
挑発するような目で、画面越しに俺をチラチラと見てくる。
もう俺は駄目だ。完全に目覚めた。


「ほら、何してんの、早く触って見せてよ。」

「ん…」


勃ち上がったそれに、華奢で小さな手が触れる。
恥ずかしそうに俯きながら自身をしごく。


「ぁっ、あっ…んん…」

「凄いエロいね。声我慢しないで、もっと聞かせてよ。」

「ぃ、ややぁ…んっ…」


京くんの痴態を見つつ、俺も張り詰めた自身を慰める。
画面越しの、リアルタイムで行われるオナニーショウに、いつになく興奮してる。
京くんもかなりノッてきたみたいだ。


「、っ…敏弥の、おっきいな…僕んここに、入れて欲しぃ…」


そう言うと、手をもっと下へ滑らせ、蕾に触れた。
カウパーでぐちょぐちょな彼の指は、難なく穴に飲まれていった。
初めて見る光景に釘付けになる。
アナルセックスって経験ないんだよね。
男とはおろか、女とも。
男のアナニーがこんなに官能的なものだとは思わなかった。


「京くんの尻穴美味しそうだね、俺も入れたいよ…」

「んっ、ん…はぁっ」


指が3本に増やされる。
同時に俺の手も速くなる。
やばい、結構限界。


「ねえ、京くん、きもちい?イキそ?」

「あっ、あ、気持ちい…はずいけど、気持ちい…!」

「俺も、京くんのエロい姿見て興奮してる…はぁっ」


なんか本当にセックスしてるみたい。
凄い興奮する。


「んぁっ!敏弥ぁ、僕、イキそ…!ふ、ぁっ!」

「いいよ、一緒にイこ?」

「あぁっ!あかんっ!イく、ふぁああ!」

「っあ、京くん…!」

「あっ、ぁああああ…!!」


京くんが激しく痙攣したと同時に、俺はパソコンの画面に精液をぶっかけた。
なんか、京くんにぶっかけたみたいでエロいな。


「…敏弥、イった?」

「うん、京くんも?」

「うん…」


凄く恥ずかしそうに答える京くんが何だかとても可愛く見えた。


「ねえ、俺、京くんのこと好きになっちゃったかも。」

「え…?ほんま?」

「うん、俺嘘は吐かないよ?」

「嬉しい…僕も敏弥んこと好き…」

「本当?俺ら両想いじゃん」

「うん…そやな」

「いつか会えるといいな」

「うん」


画面越しの君に会えるのはいつだろう。

オチがなくてすみません。
ライブチャットから恋愛に発展するなんてことあるんでしょうか。

  • 小説
  • 掌編
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2013-05-17

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