小休止
時には立ち止まってみればいい。
時には振り返ってみればいい。
時には空を仰いでみればいい。
時には足元を見てみればいい。
ずっと前を向いていたら、きっと頭が重くなる。
ずっと遠くを見ていたら、近くの大切なモノが見えなくなる。
そんなことをつづけた先に、いったい何を掴むのだろう。
大事なものをかなぐり捨てて得たモノに、どんな価値があるんだろう。
どんなに冷たい世界でも、微かな温もりは感じられる。
ほら、隣をみてごらんよ。
そこにも前だけを向いてる人がいる。
ほら、手を伸ばして。
僕たちは一人じゃない。
いつか誰もが先に進めなくなる。
でも、
君が手を差し出した分だけ、
きっと誰かが手を差し伸べてくれるはずだ。
小休止