したしたと

ひたすらに降る雨

私が外に出ると

必ず雨が降って

雨女だなんて小馬鹿にされた

お前がいるから雨が降るんだよって言われた時もあった

だから私は雨が

嫌いだった

それでも、深夜遅くに

窓を開いて

永遠にやまぬ雨に告げるのです

「君は私と同じだ」と

部屋の照明を受けて

まるで星の如く

きらきらと瞬く一瞬の幻想が

あまりにも愛しくて

すくいとるように手を差し伸べる

それでも雨はただ跳ね返り

ただの水滴と化すのです

下を見てみれば

したたかなアスファルトに墜ちていく雨粒が

ぽたぽたと悲鳴をあげている

アスファルトの方も

まるで心にぽっかり穴の開いたような

悲しい色を見せるのです

お初です。 初投稿になります。 試しに投稿してみました。テストです。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-15

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