人間と悪魔4話
今日も特にはありません。すいません。
バンという銃声が聞こえてから30秒。しばらく沈黙は続いた。
そして坂内は泣き顔で東のところに走って向かった。
「うぇ??ん、怖かったですよ?あずまさん?!!」
東はあきれた顔。そして不安から解消された顔で言った。
「バカが。本当に怖かったのは平泉さんだ。」
「う???でも!」
うるうるした顔で東を見つめる坂内。しかしそれには目をくれないで東は、平泉に言った。
「あなたを襲う悪魔は排除しました。これでもう不安なことはないでしょう。しかし彼氏のことはご愁傷様です・・・。」
平泉はすこし満足したような顔でいった。
「本当にどうも有難うございます。」
「では、我々はこれで失礼します。・・・最後にひと伝えたいことがありました。」
東は真剣な表情で平泉に最後の言葉を伝えた。
「人を殺すのは悪魔のやることです。あなたはその悪魔になりかけていた。しかしあなたが悪魔になってはいけません。そしてもう二度と本社を利用しないことを願います。」
平泉は、東の言ったことが分かったようにこう言った。
「はい!もう二度とこうなることがないようにします!」
東は、それを聞いて一言、『それでは』と声をかけてその場を立ち去った。
「あっ!お金のほうは?」
「お金は結構です。サービスをしておきます。」
そういって悪魔をひきずるような形で去っていった。
「坂内、あとの処理は頼む。」
「ぐす、あの、まだ泣いてるんですけど。」
「さっさと泣き止め。」
「ぐす、さっきはあんなやさしいことを言ってくれたのに・・・」
東は、さっぱりわけの分からない顔して坂内に尋ねた。
「なんのことだ?そんなこと言ってないぞ?」
「いいえ!言ってました!『うちの助手の泣かせたことは罪が重いぞ』って!!」
東は顔をすこし赤くさせていった。
「・・お前今月の給料なし。」
「別いいですよ?だ!どうせほとんど依頼はただ同然でやってるんです!それに正式な給料はほとんどもらってません!」
「・・たしかにそうだな。まぁそれよりこの悪魔の処理をたのむぞ。」
「分かりましたよ!桂木さんのところに持っていけばいいんですね?」
「あぁ。そうだ、頼むぞ。」
「しかし驚きですねぇ?東さん以外に能力を持った人間がいるなんて!」
「俺だけが特別じゃない。ヤツの能力は俺の仕事に欠かせないものだからな。」
人間と悪魔4話
もう一人の能力者をだして見ました!
もっと色々なキャラをだしていきたいと思います!