人間と悪魔3話

今日は特にはありません。

平泉京子の依頼を聞いてすでに動き出した、東と坂内。

「坂内お前、平泉さんのところに行け。」

「え?なんでですか?」

不思議そうな顔で東のことを見つめる坂内。

「今晩犯人が、平泉さんを殺す。」

「えぇ!本当ですか!では急いでしたくして平泉さんのところに向かいます!」

「あぁ、急げ平泉さんが心配だ。」

「あの?私のことは心配しないんですか?」

不安そうに東のほうを見つめる。

「お前なら大丈夫だ。俺が守るからな。」

不安そうな目がキラキラした目にかわり、東にこう言った。

「本当ですかぁ!ありがとうございます!うれしいなぁ!」

「・・・分かったら行け。」

「はぁーい!行ってきます!!」

そうして坂内はスキップしながら行った。

「・・・さて、俺も準備するか。」

東はそういって身支度を始めた。そういっても銃一丁もって出かけるだけだが。

一方、坂内のほうは依頼者平泉京子の自宅についた。インターホンを鳴らして少し待つと平泉が出てきた。

「こんばんわ!突然ですがあなたに危険があるということで、あなたのボディガードをすることになりました!」

「私に危険・・・?そのことをわざわざ私に?」

「はい!仕事ですから!お邪魔してよろしいしいですか?」

「はい、どうぞ。散らかってますけど、わざわざありがとうございます。」

「いえいえ、あなたを守ることも仕事ですからね!」

坂内は自身満々に言った。それにたいして平泉は笑った。

「ふふ、ずいぶん頼もしいですね。頼りになります。」

「えへへ?そんなほめないでくださいよ?。」

玄関の入り口でそんな話をしていると、後ろから人影が見えた。

「・・・!坂内さん後ろ・・・!!」

「え?」

その習慣、後ろ人影が動きこちらに向かってきた。ゆっくり、ゆっくりと。

「刃物持ってる・・・!」

「うわわ、あ、あなたが犯人ね!覚悟しなさい!」

犯人がだんだんと近づきその距離は8メートルぐらいになった。

平泉はガクガクと震えていた。

「・・・・なんだ、ボディーガードでも雇ったのか?ずいぶんと弱そうだな。」

坂内はこの男が写真と同じ人物と確信として犯人に言った。

「こ、この人には、ゆ、指一本近づけさせない!」

「ずいぶんと強気だな。ならお前から・・・」

坂内は恐怖で体が動けなかった。そしてなによりも泣きそうなのだ。

その瞬間。

「おい!お前がこの事件の犯人だな?」

その声は東のものだった。坂内はたまらずためていた涙があふれ出した。

「あっあずまさん!」

「坂内ご苦労。おかげ助かった。さて・・」

「お前だれだ!?いきなり出てきやがって!」

「・・・だまれ。殺人そしてうちの助手を泣かせたことは罪が重いぞ。」

「あぁ?なんだお前は!お前からやって・・・」

犯人が言ってる途中に東は銃を犯人に向けた。

「え・・・・?」

「もうしゃべるな。耳障りだこの悪魔が。お前には死んで償ってもらおう。」

「ま、まてよ!!そんなことやっていいのか!?」

「お前は、俺のやろうとしてることをした。これでおあいこだろ?」

「ふざけんな!!まだ殺してないだろ!?」

「その前に人を殺したろ?」

「う・・・!!わかった!俺が悪かった!警察に自首するよ!だから!」

「いや、その必要はない。もう手遅れだ。もうお喋りはいいか?」

「悪かった!頼む殺さないでくれ!このとおり!!」

「謝ってすむ問題じゃない。謝罪のつづきは地獄でやれ、悪魔。」

「やめてくれ!たの・・・・」

バン・・・・・という銃声の瞬間、犯人は倒れた。

人間と悪魔3話

人間は自分だけ助かればいい。あと人を助けたい。

二種類の人間が存在します。

あなたはどっちですか?

人間と悪魔3話

犯人を追い詰めた東たち。 東は犯人を容赦しない。

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-07-18

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