星の見える丘8

8.

*帰り*
今日はほとんど柚子帆と話して無い。
(柚)美夜っ‼一緒に帰ろ(*^^*)
(美)い…っ
私は良いよと言おうと思った...でも、その時麗華と目が合う麗華は私を睨んでた。
(美)っごめん...
私は柚子帆を置いて教室を飛び出した。
(柚)美夜っ⁈
柚子帆の声を無視して走った。
ごめんね...ごめんね心の中で何回も言った、でも柚子帆には届かない。どうしたらこの気持ち分かってもらえるだろう。
ドンッ!
廊下を曲がると誰かに当たった
(美)痛っ‼
(?)ごめんなさい、でも郁多さん廊下を走っちゃ駄目だよ♪
声を聞いてすぐに誰か分かった。
(美)ごめんなさい、さようなら小泉先生。
そう、この人は私や柚子帆そして麗華の担任の先生小泉絵里子先生だ。
(小)郁多さん⁇何かあった?大丈夫?
先生は新米先生でまだ慣れて無いせいかすごく心配してくれた。
(美)大丈夫です。
(小)そう...なら良いけど、何かあったらすぐに言ってね♪
先生は優しいな...でもこのことは先生には言えない
だって、先生に言ったところでいじめがなくなるとは思え無いだってあの麗華だもん。
逆にいじめがエスカレートする可能性が有る。
そう考えると絶対先生には言えない。
(美)では失礼します。
(小)気を付けてね♪
小泉先生ってどこか軽いんだよねぇ。私はそんな事を考えながら家に帰る道を歩いてた、柚子帆があんな目にあってるとも知らずに.....。



続く

星の見える丘8

星の見える丘8

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-13

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