happybirthday

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誕生日にこんなことがあってほしい、そう思いながら書きました。

「裕也ーー!?」
裕也)「なに??」
「今日、オフだよね??」
裕也)「うん。」
「じゃあさ!!遊びに行かない!?」
私、如月優歌は芸能人の本田裕也の彼女やってます。
同棲してるんだよ!!(←)
久々に自分の仕事が休みになったから、裕也とデートしたいな・・って思ってる。
だって今日は私の誕生日なんだよ!!!何ていうラッキーデイ!!!
・・・でも・・・。裕也は気づいてないみたい
それに、答えはいつもの一言なんだろうな。
裕也)「ごめん!!」
・・・ですよね。
いつもこの流れ。
仕方ないから怒りを抑え、理由を聞いてみる。
「仕事??用事??」
どーせ、また、裕樹君と飲みに行くんでしょ・・・??
裕樹君って言うのは、裕也の仕事仲間。つまり、芸能人。
裕也)「オフなんだけど、聡美ちゃんと買い物に行かないといけないから。」
聡美ちゃん・・ですって?!
あの美人女優の!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・???????
・・・・もう一回確認しようか・・・・。今、何て言いました?????
・・・・聡美ちゃんと買い物に行かないといけないって聞こえたんですけど??
「聡美ちゃんと・・・・、買い物に・・・行くの・・・??」
聞きたくない答えが返ってきた。
裕也)「そうだけど?」
・・・・っ!!
信じらんない!
ふつうさ、付き合ってる女の子の前でそんなこと言う!?
彼女の誕生日に堂々と他の女の子と買い物ってっ!!!
「・・・・・。」
私が沈黙していたからだろうか。
裕也が口を開けた。
裕也)「どうしたの??急に黙って・・・」
・・・・はぁ!?!?!?
何が、急に黙って・・・よ!!
そりゃ黙るわよ!!
堂々と浮気発言されたら!!
・・・・・・。
う・・・わき・・??
・・・・・。
「もう裕也なんて知らない!!!!!」
裕也)「は!?!?!?」
なによ!!せっかく遊べると思ったのに!!!
楽しい誕生日になると思ったのに!!
裕也)「ちょ・・・・・!???優歌・・・!!!!?」
裕也がビックリしていたけど、知らないし!!!!
裕也)「優歌!?ほんと、どうした!?」
なにが、どうした!?、よ!!
私が口を聞かないで居ると、裕也の携帯がなった。
裕也)「うん。今から行く。岩田屋前でいいんだよな?・・・うん。じゃ、あとで。」
・・・聡美ちゃんか。
裕也)「・・・今から行ってくる。・・・じゃ。」
堂々と浮気すんな!!!!
「勝手にしていーよ!!馬鹿裕也!!!」
だいっきらい!!!
裕也)「・・・・・。」
裕也は無言で出て行った。
そのあと、仕方ないから私は、一人でショッピングモールに行った。
あーあ。今日遊びたかったな・・。
・・・あ、このネックレス・・。裕也に似合いそう・・・。
あ・・・。繋げられるやつだ・・。
・・・!!・・なんでこんな事考えてるんだろ!?
でも・・・買お・・・。
ネックレスを買って、ショッピングモールを出て、家の近くにある公園に行った。
公園でボーっとしていると、
?)「優歌ちゃん!!」
突然、声がした。後ろから。
「幸介・・・・???」
よく見ると、幸介だった。幸介は私の仕事仲間。
幸介)「なぜに疑問系??・・・ってか、いつもそばにいる馬鹿は??」
だって!!サングラスして、幸介が普通じゃ考えらんないカッコ
してるんだよ??
幸介が言ってる馬鹿ってのは、裕也のこと。
「裕也は・・知らない・・。・・・それより何でこんな所に??」
幸介)「・・・(知らない??それより??どういうことだ??)え・・。それは、・・・。」
幸介の顔が赤くなった??
「???」
幸介はカバンをあさり始めた。
「????」
すると、一つの箱を出した。
幸介)「・・・はい。これ。」
「??」
幸介)「・・・。ハッピーバースデイ!!優歌。」
??
・・・・・・!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?
私は嬉しすぎて・・・いや、一番にその言葉を言われたのが幸介っていうのが
何とも言えなくて涙が止まらなかった。
「・・・・・・。うわぁ―――――――ん!!!」
幸介)「!?・・・そんなに嫌だった??汗」
「グスッ・・・ヒック・・・・違うの・・・。」
すると、幸介はやさしく、こう言った。
幸介)「・・・・!?どうした???俺でよければ話し聞くよ??」
こー・・すけ・・・。
私は涙ながらに幸介に話した。
幸介)「裕也・・アイツ本当に馬鹿だな。」
「・・・え??」
そう言った瞬間だった。
?)「なにやってんだよ!!」
聞き覚えのある声がしたかと思えば幸介が跳ばされた。
幸介)「っつ!!?!?」
「!?幸介!?」
おそるおそる声がしたほうを見ると。
「・・・!!」
そこには、聡美ちゃんとデートしているはずの
「・ゆーーー・・・う・・や・・・!?」
裕也が居た。
裕也)「大丈夫か!?幸介に何されてた!?・・・・っつ!?優歌!?」
涙が止まらなくなって、絶えられなくなって、私は何もかも捨て、逃げた。
いやだ・・・。いやだ・・。
なんでっ!!
・・・いるの!????
私は、ただ、走った。
走った。
?)「優歌ちゃん・・?!」
聞き覚えのある声が聞こえた。
★裕也サイド★
裕也)「・・・お前・・・。優歌に何したんだ・・・・。」
優歌を泣かせるなんて見損なった!!
幸介)「ただ、相談に乗ってただけだよ。」
相談だって・・・!?
裕也)「・・・っつ!!・・そんなすぐ分かる嘘つくなよ!!はっきり言えよ!!」
幸介)「うそじゃねーよ!!」
じゃあなんだってんだよ!!お前が泣かせてないって言うなら誰が泣かせたって言うんだよ!?
裕也)「じゃあ、なんだよ??お前と話してたら泣き始めたんだろ??」
幸介)「裕也・・・お前・・・いい加減分かれよ!!」
はぁ!?
・・・・・。
・・・・俺か・・・?
?)「そこまでにして!!」
幸介・裕也)「!?」
聡美ちゃんだった。
裕也)「聡美ちゃん・・・。今さっき、私、帰る、って言ったんじゃなかったのか・・??」
聡美)「帰ってたよ!!・・・裕也・・なんで優歌ちゃんを泣かしてるの!?」
後ろには号泣している優歌がいた。
裕也)「俺だってわからねーよ!!・・優歌!帰るぜ!?」
聡美)「ちょ!?裕也!?」
裕也)「もうほっといてくれよ!!」
幸介)「・・・・。」
俺は無理矢理、優歌の手を引っ張り連れ帰った。
家に帰り着いた。
「っつ!!離してよ!!」
優歌は、振りほどこうとするが、振りほどけない。
「離してっ!!」
「いやだ。」
そう言うと裕也は無理矢理、優歌の口を塞ぎ、舌を絡めた。
「・・・・つぅ!?・・・うっ・ふぅ・・。」
色っぽい声が優歌の口からこぼれる。
深い、深いキスをすると、裕也は優歌に話しかけた。
裕也)「・・・ずっと。考えてた。・・・・ゴメンな??」
「・・・え?」
裕也)「今日、優歌が怒った理由だよ。・・・・最初は意味が分かってなかった。」
「・・・・・。」
裕也)「聡美ちゃんと買い物に行くだけの事なのに、優歌が何故怒るのか。」
「・・・・っつ!!・・・それは!!」
裕也)「言うな。・・・分かったから。」
「え・・・・。」
裕也)「意味が分からなかったんだ。なんか、無性にイライラした。
    イライラしてしまってて、気づいたら、聡美ちゃんを襲ってた。
    聡美ちゃんはそんな俺を・・・ひっぱたいて、何があったの?って、聞いて    きた。」
「・・・・。」
裕也)「俺は、話した。思った事全てを。
   話し終えた後、聡美ちゃんは、俺に、こういった。
     
     『何で分からないの!?裕也が他の女の子の名前出すからだよ!?
      私でも優歌ちゃんと同じことするよ!!
      しかも、今日は特別な日!?
      特別な日に彼氏が他の女の子とどっかいくなんて
      最低な男がするもんだよ!?
      ・・・せめて、午前中には帰って来るとか言ってきてよ!!
      そうじゃないと・・・優歌ちゃんに勘違いされる!』
    俺は・・・。最低な男だったんやな。」
「・・・いまさら分かったの?」
裕也)「優歌・・・!?」
「そうよ!裕也はサイッテーで、馬鹿で、アホで、彼女優先しないし、
 演技しかとりえない馬鹿な男だよ!!」
裕也)「!!」
「でもね!!・・私は、そんな裕也の優しい所に惹かれたんだよ!?
 馬鹿でサイッテーで、アホだけど、カッコいい!!!!
 だから!!好きになれたんだよ!!」
裕也)「優歌・・・。」
「だから・・・。もう離れないでよ・・」
「優歌・・愛してるから・・・・。」
「!!!!・・・・。・・・私も、裕也のこと、大好きだよ・・・。」
二人は、長いキスをした。
裕也)「・・・優歌。」
「?」
裕也)「・・・HAPPY BIRTH DAY。」
「!!」
裕也)「これ・・・。プレゼント。」
「もしかして・・・。これを・・買うために・・・??」
裕也)「そう。」
裕也は、ポケットの中から、キラキラ光る何かを取り出し
優歌の薬指にはめた。
裕也)「・・・結婚の、約束。」
「・・・!!・・・・ありがとう・・・。」
それから、また、甘い、甘いキスをした。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^

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誕生日に、こんなことがあったらなぁ・・・。 作者の憧れです。 甘い、途中切ない恋物語・・。

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-07-17

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