瑠菜
やっとお休みがとれて、好きな車で女ひとりぶらり旅。だけど、知らない土地で入ったサウナで思いもよらぬことが起きる・・・
身体中に響き渡る、心地よい低音の遮断音
メルセデスベンツC250クーペ、このドアを閉める音は、心が静まる音だ
そして、気持ちのスイッチが入れ替わる
目をとじ、本革シートの香りをかぎながら深呼吸をする
瑠菜は、ローズピンクの少し肉厚な唇から、仕事のストレスも一緒に吐き出すように、ゆっくり息を吐いた
今は女性でも24時間勤務をする時代
ホテルでの当直勤務明けで、午前中に自宅のマンションに帰ってきた
でも、部屋には帰らず、まっすぐ地下の駐車場へ行った
ルームミラーを覗きこむと
色白の肌に目は二重で大きく、ワシバナではない、鼻筋のしっかりした鼻
若いころは、何人かのアイドルやモデルに似ていると
よく言われたことがある。だけど、今は
肌は荒れ、目じりのシワも増えてきた
42才。結婚を諦め、一人で生きていくことを決めた証に
ローンでマンションを買い、高級車も買った
無意識のうちにため息が出た・・・
行くかっ!
目をあけ、小さな声だが、はっきりした声でつぶやいた
ここのところ、梅雨の中休みで晴れの日が多い
晴れると、日差しは真夏と変わらない暑さだ
瑠菜は、エンジンをかけてから、サングラスをかけ、アクセルを踏んだ
身長は170㎝、ドイツ車に乗る姿は、日本人としては少しは車に負けてないと自負している
明日から久しぶりの連休。目的のない旅。女ひとりぶらり旅。
好きなビリージョエルを聞きながら、高速道路は使わず、一般道でドライブするのが
いつか叶えてみたい小さな夢になり、それがやっと今日、叶えられそうだ
運転しながら、いろいろな事が頭の中を過る。今まで付き合った男のことや、親や兄弟親戚のこと
そして、あまり考えないようにしている将来のこと・・・
今まで、3人の男性にプロポーズされたことがあるが、自分への可能性をもっとみつけたくて
仕事を優先にしてきてしまった
お腹もすいてきて、時計を見るとともう、夕方のニュースの時間帯になっていた
瑠菜は、女性がひとりでも入りやすいファミレスに入り、冷たいトマトサラダスパゲッティーを食べた
食後の紅茶を飲んみながら外を見ると、すこし離れた屋上に赤いネオン文字でサウナという文字が見えた
考えてみたら、昨夜は職場のホテルでシャワーを浴びただけで、出てきてしまった
そして洋服も、出勤用のスーツを着たままだ
仕事の開放感の喜びで、着替えを持ってくるのをまったく忘れてしまっていた
まったく、自分でも嫌になるくらい、初歩的なミスを今でもしてしまう
いつも持ち歩いてる、大きなランセルのバッグには化粧道具がはいっているからメイクは大丈夫だけど
問題は、この汗ばんで気持ちが悪いワイシャツと下着だ
幸い、月のお約束ごとは終わったばっかりなので、それは心配ない
レジで支払いをしながら、担当の女性に近くで、洋服を売っているお店や泊まるところを尋ねてみたら
この少し先に、イオンがあると教えてくれた。だけど、泊まるところは数年まえまでは3軒ほどあったらしいが
近くにあった工場が閉鎖したと同時に、潰れてしまったらしく、ここからいちばん近いホテルは車で1時間行ったところにあるらしい
瑠菜は1時間も我慢できないので、イオンで下着とワイシャツを買ってから、ファミレスから見えたサウナにむかうことにした
サウナの駐車場には、軽トラが2台と普通車が3台止まっていた
山が近くまでせまり、少し離れれば田んぼや畑がひろがっていて、きっと農作業が終わってから汗を流しに来ているのだろう
建物は鉄筋2階建てだが、見るからに古るそうだった
大人一人1200円建物が古いわりには高い。たぶんスーパー銭湯の倍ぐらいの料金だ
フロントでひとりいる年配の女性にお金を払ったら、黄色いバスタオルとタオルを貸してくれた
脱衣所には誰もいなくて、誰も観てないテレビがかかっていた
お風呂場に入ったら、シャワーの付いた蛇口が壁に付いていて、タイルでできた
大人が4~5人も入ったらいっぱいになりそうな浴槽が2つあり
そこに、高校生とその母親みたいな女性が二人、静かに話しながらはいっていた
何よりも目についたのは、その親子が入ってる浴槽の上に
横1メートル縦2メートルぐらいありそうな、立派な天狗のお面が飾ってあった
その天狗のお面が、覚醒した男性自身のようになっていた
瑠菜は、からだを洗ってから、誰も入ってない浴槽に入ろうとしたが
水風呂だったので、失礼しますと言いながら親子が入ってる浴槽に一緒に入った
身体が湯に浸かると、芯からため息がもれ、一気に疲れが飛んでいった気がした
何気なく、見てしまうと、若い娘のカラダは湯船の上からでもキレイなのはわかる
顔もアイドル顔して、きっと男の子にもてるんだろう
きめ細かい肌に、張りのある胸の先にある桜色した小ぶりの乳首
そして、見えないが大事な花びらもきっと綺麗なんだろうと想像していると
その母親らしき人物が瑠菜に話しかけてきた
「ここは、はじめてなの」
「ええ、そんなんです」
「ゆっくり、していくといいわ」
「ありがとうございます」
親子が入ってるお風呂から出て、外の露天風呂に入った
そこも、室内の浴槽のように狭かった
木の壁板挟んだ反対側から、年配男性の話し声が聞こえてきた
きっと、外に置いてあった軽トラで来た人たちだろう
露天風呂を出て、短い渡り廊下を渡り別棟の低温サウナに入った
低温サウナの中も狭く、向かい合って座る作りだがすぐにでも膝が当たる狭さだ
ミストサウナのように中は湯気で真っ白になっていてた
入るとすぐに30代ぐらいで、髪はセミロングの女性が、うつむいたまま座っていた
瑠菜は、小さく挨拶してからいちばん奥に入った
全身からの発汗する気持ちよさを感じながら目をつぶっていたら、誰かが前を歩いたようだった
目をあけてみたら、瑠菜の正面にさっきまでサウナの入り口近くに座ってた女性がそこに移動していた
さっきはうつむいていたので顔はよくわからなかったが、こうして正面に座って見てみると
黒目の大きな瞳に、外人のようなスッキリした鼻に小悪魔的なアヒル口
そして、なによりも驚いたのは、細いカラダのわりには大きな上向きの胸。たぶん、Gカップはあるだろう
瑠菜の胸は大きくはないが、カタチがいいと昔、ある男に言われたことを思いだした
目が合うと、にっこり笑ったその女性だったが、腰に置いていたタオルを外して左右の足をひろげ
足をイスにのせ、瑠菜の目の前でM字開脚をしてみせ、中の花びらを自分の白く細長い指で開いてみせた
あまりのことで、驚いて硬直してしまい、目の前でパックリ開いた
なんの茂みのない、中央いけばにいくほどサーモンピンク色した花びらを
まともに見てしまっていた。
すぐに気が付き、目を反らした、刹那、瑠菜はその女性に両手を強く掴まれていた
小悪魔な微笑みで下から見上げた女性と目があったと思ったら
いきなり瑠菜の唇を奪われた
瑠菜はなんとか力づくで離した
「なっ!なにをするんですかっ!やめてくださいっ!」
「フフッ!なに言ってるんだかっ!ほんとうはうれしいくせにっ!」
小悪魔はその言葉を言い終わらないうちに、瑠菜の胸にあったタオルを奪い取り
小さいが、かたちのいい瑠菜の両胸を激しくもんだかと思ったら
ブラウン色した小指の先ぐらいの大きさの瑠菜の乳首をつまんだ
瑠菜は、乳首をつままれた瞬間、全身に電流のような衝撃的な快感が走り
思わず声をもらしてしまった
「うっ!」
「お姉さんは、乳首が感じるんですね、すごく可愛いですよ」
瑠菜はまた、小悪魔に唇を激しく吸われていた
なぜか、頭のなかでは少し冷静になっていて
女の子の舌は男と違ってなんともやわらかくって
気持ちいいんだろうと思っていた
「ほんとにっ!やめてくださいっ!」
瑠菜はやっとの思いで言えた
小悪魔は、瑠菜の顔を覗き込みながら
「なに言ってるの、ここはそういうところなのよ。だから、あの人たちも始まってるでしょっ!」
瑠菜は、小悪魔が指差した先を見てみると、いつのまにか低温サウナに入ってきていた
あの親子だと思っていた二人、母親のような女性がドッグスタイルになって
女性の大切な花びらとちがう、もうひとつの小さな花びらを
床にこすれそうな黒い乳首を勃起させ、爆乳を揺らしながら
もっとよっ!もっとよっ!と荒い息を吐きながら高校生のような女の子に舐めさせていた
「ここはね、レズたちが出会いを求めて集まるところなのよ」
「あなたは、自分は違うと思っているかもしれないけど、でも、あなたはこっちでもいけるわっ!」
小悪魔はまた、玲奈の敏感な乳首をつまみ、そして玲奈の大切な花びらへと指が進入していった
玲奈はいつの間にか、小悪魔の顔の前に花びらを大きく広げ、花芯の薄皮をむかれ
小悪魔の生温かな触手のような舌で責められていた
花びらには小悪魔の白く細長い指が5本全てが、喜びの蜜とともに迎え入れられていた
玲奈は、あきらめのような、喜びのような複雑な気持ちで小悪魔に身をまかせていた
メロンぐらい大きな小悪魔の胸をもみ、ピンク色した乳首を吸ったりお互いの乳首をあわせたり
上からダイヤのように輝きながら落ちてくる、小悪魔の口から垂れてくる蜜を口で受け取る
玲奈も小悪魔の要求どおり、小悪魔の花びらや花芯を舌や指で責めていた
玲奈は感じはじめていた。さざ波がだんだんと激しく押し寄せてくるように
今まで感じたことのなかったような快感が、そして、からだの芯から何か未知なるものが
噴き出してきそうな気がしてきた
小悪魔の右手で激しく花びらを責められ、左手では乳首を強くつままれ、そして舌を吸われていた
瑠菜の感じる波は、台風のようにはげしくなり押し寄せてくるのがわかった
より一層心臓の鼓動が激しくなる、からだが硬直してくる
もっ!もうだめっ!なにかが出てきちゃうっ!
心の中で瑠菜は叫ぶっ!
それを感じたのか、小悪魔は吸っていた瑠菜の舌を離して耳元でささやいた
「大丈夫よっ!逝って大丈夫よっ!・・・がまんしないでっ!いっぱい出っしゃいなさいっ!」
小悪魔は、そう言うと、激しく指を動かしてる玲奈の花びらに口を近づけ喜びの瞬間を待った
そして、瑠菜は全身のケイレンとともに、花びらから大量の愛液を小悪魔の口の中に放出しながら逝った
小悪魔も、飲みきれなかった玲奈の愛液を口から垂らしながらまもなく、玲奈に続いて逝った
瑠菜は、朦朧としていた意識がもどり、自分の力で身を起こすと小悪魔はもう先にしっかりと座っていた
小悪魔は、微笑みながら支えてくれて外の露天風呂にうつることにした
その露天風呂には、親子のような関係の二人も先に入っていた
瑠菜はなにか分からないが、目の前の霧が晴れてきたかのように、生まれ変わったような気がして
不思議とうれしさがこみあげてきた
女性週刊誌でなんどか読んだことがあるレズの世界、小悪魔がいっていたように
わたしは、こっちの世界でもいいかもしれないわ
小悪魔と目が合ったら、なぜかすごく愛おしくなり、こっちから引き寄せキスをしてしまった
瑠菜は聞いてみた
「ねえ~まだ、名前聞いてなかったけど、なんていう名前なの、私は瑠菜あなたは・・・」
「わたしの名前は、彩子です」
瑠菜
イメージ画像はこの作品とまったく関係がありません。PCの拾い画を使わせていただきました。