塩加減なぶるーべりー。等



・塩加減なぶるーべりー。



波打ち際で   戻らなかった
砂の重みは   残ってる自重。
粗目の感覚   覚えてる知覚。
横歩き回り   居たヤドカリ,
尖ったお家   軽々しい様子。


右ばかりに   偏る重い感じ。
左スペース   暇してる感じ。
上を向いて   歌謡曲嫌いに
下を見せて   あれ何と聞き,
誰かの影と   知ってる足下。



澄ませ耳元   手を振る肩と
上げた両手   綺麗な真ん丸。
少し跳ねる   重力蹴る片足,
深く踏んで   上手い着地が
利き足を知る。



利き手と違った。
利き目と違った。




帰り支度に   砂粒落として
バスタオル   大きく拭った。
畳む時間の   小波な間延び,
薄暗くても   手元が見えた。


右ばかりの   椅子座る犬は
左側の髭を   靡かせる紳士。
待てを聞く。なかなかやる。



程よい午前   と周りがいう。
明快な午後   と時計が言う。



塩の加減と ブルーベリー。
いい塩梅に 知恵を授かる。




・とれんでぃなCMみたいな。



波打ち際で   戻らなかった
濡れた素足   アナタの自慢。
砂の重みは   アナタの自重。
太ったとは   言ってもない。
太ったとは   思っていても。



星降る夜は    よく解らない。
そこの星は    ただあるだけ。
星がそこで    輝いてるだけ。
降って来る? それと違うな。
浪漫ナイ私? 浪費なアナタ?
海は静かに    囁かない波間,
降りた沈黙,   お互いサマー。
なんて冗談。 苦笑うベター。



帰る時間の    砂粒落として,
思うよりは    思ってたより。



何でもない。 は何でもない。



帰り忘れた    ルートの事情,
方向の転換    NotUターン。
音痴は歌と    リズムと自覚。
あの信号の    青でする右折。
間違いない 左折じゃない。
下の地図で    間違った指示
上の標識に    従うがベター。
泥酔の助手,   厳禁の余所見。



缶が言った   カロリーは0
掻き分ける    麦畑の真ん中。
素面の感情    捕まえてから
きっと支え,   帰宅する未来。


カロリーは0。
+-の水平,
法定速度も
きっと維持 しますから。

塩加減なぶるーべりー。等

塩加減なぶるーべりー。等

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-07

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