X-Min Project

展開が変わるごと、もしくは文字数によりページを切り替えるので、
1ページあたりの文字数が非常に不規則になります。
また、絵師はいませんので、文のみになると思います。
そもそもつけられるのかも不明ですが。

また、さすがに文字のみなのでできるかどうかわかりませんが、グロい描写を含んでいるはずです。
一応のため青年向けにしておきます。
R-15ってやつでしょこれ?

$start X-Min.pro

明日から夏休み。
クラスのいじめっ子と会わなくて済む。
まさに天国だ。

「おい、何ニヤついてんだ?」
由人「うわああ!何だよ急に!」
鹿島「なんだよ化け物が出たみてえな顔しやがって。」
戸上「別にそんなことないけど・・・。」
鹿島「夏休みだからあの桐谷とは会わなくて済むな。」

そう。夏休みになれば、いじめっ子と会わなくて済む。
好きなこともできる。宿題も多くない。
遊び放題な、"はずだった。"



先生「帰りのホームルーム始めるぞー。」
『起立 礼 ******』
先生
「何だ、最近挨拶たるんでるな。まあいい、今日は重要な話をもってきた。
市長が今日の夜11時半に西公園で面白いゲームをするそうなんで、行ってみたいやつは行ってみろ。
ただし・・・
         自己責任でな。
じゃあ気をつけて帰れよ。解散。」

クラス中がざわつく。ゲームのことで盛り上がってるようだ。

鹿島「なぁ、戸上。お前は行くかぁ?」
戸上「・・・やめておくよ。」
鹿島「なんだつまんねぇな。お前はいつも・・・」
桐谷「おう戸上。お前はもちろん来い。俺も行くからな。」
戸上「どうして・・・」
桐谷「来るよなあ?」
戸上「う、うん・・・。」
桐谷「じゃあ、夜11時、現地集合な。あばよ。」
戸上「うん、またね。」
鹿島「・・・・そうこなくっちゃな。」


鹿島「おう、こっちや!!」
戸上「うん、結構人いるんだね。」
鹿島「まぁ市全体だから上等だろ。」
戸上「そうだね。」

市長
「おお、諸君。集まってくれたか。11時半じゃあちと早すぎたかの。
まあいい。これからここに集まった皆で殺し合いをしてもらう。」

『!?』

市長
「これは人類が増えすぎた対策のためのX-Min Projectというものだ。
諸君には信じがたいと思うが、これは今、世界中で行われているものだ。
そして、諸君にはこれを腕にはめてもらう。これをつけている者はX-Min Projectの参加者とわかる。
そしてこのプロジェクトは12時きっかりに開始する。
ルールはこの市から出てはならん。この市から出た時点でその腕輪を爆発させる。
そして最後に残った者には・・・
           願いをひとつ叶えてくれるそうだ。
           また、ゲーム中に動いた市の金の1%を受け取れる。
これは、簡単に例えれば消費税のようなものだ。市民が使う金の1%が渡るわけだ。わかるね?
2000万の工事が1度行われれば200万が参加者に動く。そしてもうひとつ。
この端末を渡す。これが、市外に出た場合、破壊された場合も腕輪が爆発する。
つまりこれが、自分自身の代わりともなるわけだ。
もし45日間の間に最後の一人が決まらなかったら・・・全員死滅だ。

何かわからないことがあれば、端末を使ってメッセージを送ることができる。
じゃあ、検討を祈る。」

桐谷「おう、いたいた。もちろん参加するよな。」
戸上「ちょっと、僕は遠慮しと・・・」

"カチャ"

戸上「うわわわ 何してるの!!」
桐谷「強制参加だ。」
戸上「うぅぅ・・・。」
鹿島「市長喋るのおせえな。もう残り10分で始まってしまう。端末を持って隠れよう!」

10





































『Game Start』

$move people (of money)

"ピロロッ"

戸上「1通のメッセージ・・・?」


[ゲームスタート -- GM]
参加者諸君。君たちは今、夢と希望を持って参加しているだろうと思うが、
このゲームは簡単なゲームではない。人間の本能で君たちを操るゲームだ。
ここで一つ、ゲームをおもしろくしてやろう。
諸君が優勝したお金の総計は、
「君たちが生きている時間」と「市の動く金」に『スコアを足したもの』となる。
スコアを稼げば、賞金は上がる。どうだ、楽しそうだろう。
スコアの稼ぎ方は以下となる。
・ミッションをクリアする  +5,000
・参加者を殺す    +10,000
・1秒生きている +1
つまり3,888,000点稼ぐことができる。
基本的にはこのようなものになる。しかし、加点があるのだから、減点もある。
・ミッションに参加しない  -100,000
今はこれのみを教えておく。
今後ルールは随時追加していく。楽しみにしておいてくれ。


これじゃあリスクが高すぎるよ。10万秒は28分程度。
1つ目のミッションが開始され、ゲームが30分進まないうちに終わったら、
僕は死亡じゃないか。かといって友達を殺すわけにもいかない・・・。どうしよう。


"ピロロッ"


もしかして・・・これってミッション開始のメッセージじゃないだろうね・・・。



[無題 -- 鹿島利哉]
公園に集合だ。みんなで力を合わせて最初にミッションをクリアしよう!



鹿島君からか!
作戦会議をしてるのかな。行ってみよう!



戸上「鹿島!!」
鹿島「おう、戸上!今みんなで作戦会議してるんだ。
ここに集まった人たちは、みんな一時的に同盟を組んで、殺しあわない約束をするんだ。
そして全員でミッションのクリアを目指そう!!」
戸上「そうか!僕も参加していい?」
鹿島「もちろんだよ」
戸上「・・・ミッションは、いつ始まるの?」
鹿島「わからない。」
戸上「だよね・・・。」



コツ、コツ、コツ。時間が過ぎてゆく。
10分が経過した。


"ピロロッ"


『来たっ!!』

$start mission1.pro

考えてる。

X-Min Project

X-Min Project

てすと1

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • アクション
  • ホラー
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-05-07

CC BY-NC-SA
原著作者の表示・非営利・CCライセンス継承の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-SA
  1. $start X-Min.pro
  2. $move people (of money)
  3. $start mission1.pro