夕焼け空が身に染みて、君への想いと重なれば、俯く君に映える夕日よ。時が経ち、茜色から紺色へ変わる空を見て思う。輝く星の強さには、君への想い秘めた心の無念あり。春が過ぎ、冬が過ぎても伝わらぬ、想いの数は星の数。君が遠くへ行けども後を追えぬ悔しさよ。星が流す涙ほど、似合わぬ夜はどこにも無い。流れる星の数を追い、遠くに見える君の影。冷めぬ心に積もる雪、輝く月の非情さよ。心に夜明けはまだ来ない。何度も日が昇るとも。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-06

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