Love Poem 愛の詩

Love Poem 愛の詩

春の輝き抱きしめて

ねえ君
出掛けようよ
あの春風のもとで
愛し合おうよ

暖かな風に誘われて
草木は芽吹いて
花を咲かせているよ

君も冬の寒さから
解き放たれたのかな
気持ちよさそうに
春風に肌を撫でさせているね

ねえ君
出掛けようよ
あの春風のもとで
愛し合おうよ

薄着になった君の姿
見ているだけで
柔らかさと温かさが
伝わってくるよ

まるで君の中の
命の全てが芽吹くようだね
一層輝いて美しく
僕も一緒に溢れ出すんだ

ねえ君
出掛けようよ
あの春風のもとで
愛し合おうよ

美しい君へ

明日になれば君に会える
爽やかな笑顔と
優しい気配りの君に

僕はそれだけが楽しみで
僕はそれだけが張り合いで

明日になれば君に会える
君は幼さだけの少女をすぎ
既に大人の女の存在感を持ち

眩い煌めきの愛らしさより
輪郭のはっきりした
美しさを醸し出す君

僕にはむしろ
それが心に迫りくる
君はそれに気づかない

明日になれば君に会える
膨らむ期待と
叶わぬ絶望

君は気づかない
僕が狂おしい程に
君を愛していることを

君の滑らかな髪
君の透き通った素肌
君のたおやかな仕草

僕は夢を観るかの如く
君の近くで
見つめ続ける

すると君は
あの笑顔と気配りの
その爽やかさと優しさで
僕をすっかり虜にするのだ

僕の心は
締め付けられるように
苦しいのだが
これを超える喜びもなくて

明日になれば君に会える
希望と絶望
それが僕の生きる意味

2013年5月

お願いだから

分かっているんだ
君に愛される資格が
僕にはないことを

分かっているんだ
君に触れる資格も
僕にはないことも

でも
君を愛する資格だけは
ねえ
お願いだから
奪わないで

君を愛し
君の事を想い
君のために
できることをしたい

ねえ
お願いだから
そんな僕の態度から
愛を感じたら
不快に思ったり
拒んだりしないでおくれ

ささやかな
微笑みだけでいいんだ
そっと僕に
返してくれるなら

僕はそれを悦びにして
一生君を愛し続けるよ
それ以上は望まない

ねえ
お願いだから
僕の愛し方だけ
受け止めてくれ

ねえ
お願いだから

ねえお願い


ねえお願い
あたしを好きだと言わないで

あたしそんなに激しく
愛されたことってなかったから
凄く不安になってしまうの

あなたと仲良くしたいのに
気のない振りをしてしまう

嫌いじゃないのよ
好きだから苦しいの


ねえお願い
あたしを好きだと言わないで

好きだと言われるたびに
ドキドキしてるあたし
あなたに知られたら恥ずかしい

ホントはあたしを全部見せたいのに
素直になれない

あたしもあなたが大好き
あなたの胸に飛び込みたい


ねえお願い
あたしを好きだと言って

いっそあたしを壊してちょうだい
そしてあたしを抱きしめて

もうあなたなしでは生きられない
あなただけを愛したい

Love Poem 愛の詩

Love Poem 愛の詩

SNSに投稿していると、あまり重い作品ばかりでは、引かれてしまう。 時には、素朴な愛の詩(Love Poem)も載せたくなる。 ただ、作ってみると素直に自分自身を表現できたのではないかとも思う。 そんな作品を綴っていく。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-05

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  1. 春の輝き抱きしめて
  2. 美しい君へ
  3. お願いだから
  4. ねえお願い