養蜂箱
・生足フェチ
・ソフトSM位の暴力性
・拘束
にご理解戴けない方にはオススメできません
①AIRI TAKAMURA(高村愛理)その1
初夏の昼下がりの日差しが差し込む2両編成の電車
愛理は衣替えしたての夏服のセーラーの制服が持つウキウキ感を味わっていた
指折り数えられる程少ない乗客の中で愛理はボーリングシャツを着た30代位の男性に興味を持った
あまりこの辺りで感じる事のない空気を持っていた
「あちゃ・・・やっぱ無人駅か・・・」
無人駅の改札を出ると男は頭をかいてちいさなワンショルダーのリュックを背負いなおした
「あの・・・どちらかお探しですか?」
愛理が声をかけたのは優しさというよりは「責任感」だった、何しろこの駅で降りたのは彼と自分だけなのである
土地勘も無さそうな彼に地元育ちの自分が声をかけるのは当然に思えた
「あ・・・「高村荘」っていう旅館探しているんですが」
「え?高村荘ならウチですけど・・・もしかしてお客さんですか?お名前は?」
「あ、はい・・・杉崎賢治です」
彼の返事を聞くと愛理は携帯電話で家に確認をとった
「「丁重にご案内しなさい」って言われました、案内しますね」
愛理は笑顔で賢治の横に立った
高村荘は愛理の家族だけで経営している民宿だった、元々民家だったのを曾祖父が改築したモノで
2階の3部屋が客室になっており1階の広間が「団欒室」後のスペースが「家族の部屋」になっていた
賢治を連れて行くと愛理は自室に促され2階で賢治と両親が話をしていた
母親が降りてきたのは愛理が台所で賢治の為にお茶を淹れているいる時だった
「あぁお母さん、岩崎さんにお茶持って行って良い?」
「そうね、今頼もうと思ってた所よ・・・」
愛理は母親の少し疲れた様な表情が気になった
①AIRI TAKAMURA(高村愛理)その2
「へぇ、旅館の手伝いを・・・えらいなぁ」
「そんな、ウチは殆どお客さん来ないし全然えらくなんてないですよ・・・それに「旅館」なんて
イイものじゃないですよ、民宿です」
愛理はそう言って賢治の前に冷茶の入ったグラスを置いた
「それより岩崎さんはなんでここに?旅行ですか?」
「まぁ・・・そんな感じかな・・・」
愛理の好奇心からの質問は濁された
「
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