愛しのディスタンス

いい距離感。それが全て。それと吐しゃ物。

そんな話をしよう

僕の知りたいこと言えないから
君はいつまでも他人のまま
絡まった糸電話
ほどく必要はない
風が震わす音だけ
拾っていればいいんだよ

君の性格とか価値観とか
僕はいつまでも恐れたまま
交わった送電線
流す必要はない
鳥が休める時だけ
保っていればいいんだよ

いつの日か空を見上げるんだ
電波越しに届く君の音と
「こっちは晴れているよ」
そんな話をする
そんな話をする
この距離を明確にする

僕の知ってること言えないから
君はいつまでも世界の外
似通ったゴミ捨て場
投げる必要はない
君が躊躇うことだけ
想っていればいいんだよ

君の妄想とか頭の中
僕はいつまでも理解の外
血迷った選択肢
選ぶ必要はない
僕が知ったかぶるから
傲っていればいいんだよ

いつの日か星に手かざすんだ
遥か遠く染まる君の色と
「そっちは晴れてますか」
そんな話をする
そんな話をする
この距離を大切にする

寄った分だけ離れてみる
離れた分だけ寄ってみる
君と僕とのそことここ
ホントウソとの置き処
問と解との浮き心

いつの日か君を絶ち切るんだ
哀し愛し見えぬ君の貌
「どっちが晴れてるだろう」
どんな話をしよう
どんな話をしよう
この距離を曖昧にする

何度でも
そんな話をする
そんな話をする
この距離を永遠にする

愛しのディスタンス

そう言えば、最近書いてる詩は全部リクエストベースです。
ひとつ言葉頂いて、捻り出す妄想。
需要ないと思うけどリクエストあれば、受けてみたいです。
ああ、Twitterのアカウント(@ngm_65)から頂けたら嬉しいな。
もちろん、へたくそですけど傲らせて。

愛しのディスタンス

入院中受けていた最後の作詩リクエスト。 へたくそですが、退院までに消化できて良かった。 君と僕と距離。散文詩。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-04

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