詩篇 7 茫洋のしじま

詩篇 7 茫洋のしじま


ぼーよー、
ぼうよう。

生きるとは、茫洋。

前途は茫洋であり、多大なる難儀に沈み、浸かり、浮遊し、

その先端を、ちらちらと歯痒く発光させながら、真なるものを、耳や目や鼻から放出する。

夜はまた深緑色に淡く、しかし不均一に暗く。
ため息は黒く、時に白く、しかし深緑色に侵食され、わたしはそれとの融合を拒まない。

茫洋、
ぼうよう。

何もかも。

それでよい。

それがよい。

否、
それしかない。

不安はわたしというおもちゃで遊べばよろし。

そして抵抗し続ければよろし。

茫洋は白と黒の静寂。

水面下は、混沌の色。

ぼーよー、

ぼうよう。

詩篇 7 茫洋のしじま

詩篇 7 茫洋のしじま

ぼ う よ う

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-01

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