自分は夢を見ているのだろうか。それとも、夢に見られているのだろうか。

眠る前に一呼吸

ノックの音はきこえない

閉じた瞳が映すのは

楽園に咲く秘密の花

途切れてしまった羊の群れ

はぐれた子どもは知らん顔

奇怪な街を練り歩くのは

仮面をかぶったサーカス団

「今宵も貴方に素敵な夢を」

繰り返される過去が見るのは

おどけた道化の成れの果て

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-27

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