痛み。
心は、いつだって痛みだけを覚えている。
明日を生きれない君と
今日をあきらめたぼく
どっちの世界も黒一色で
感情なんてゴミにまみれた
気休めの言葉は一時の痛み止め
「薬なんてお金の無駄です」
蜘蛛の巣みたいな血管は
欠陥だらけの集合体
朝から夜まで生き血はめぐる
心は死んだままなのに
明日を生きれない君は云う
「心は生きたままでいたい」
今日をあきらめたぼくは云う
「明日はきっと迎えに来ない」
互いの背中が見えなくなって
境界線は色を濃くして
宙をただよう最期の言葉は
涙に変わって消えたんだ
痛み。