流心

その音が 流れるとき
私の心は 宇宙へ 飛ぶ
果てなき 空間の中
どこへ行くでもなく さまよいつづける
脳は 何も 考えていない
ただ 心だけ
音に 流され 自らも音になり
そして  漂いつづける
私は いったい 何者だろう
もしかしたら 空気かも しれない
いつもと ちがう 世界に ひたされ
いつもと ちがう 世界に ひたされ
流れて行く   流れて行く
宇宙の 果てなき闇の中



1980.06.07

流心

流心

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-26

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