ひらひら舞う花びらに 想いを託したあの日


ただ見つめる事しかできなかった

あなたの背中


隣で笑うあの子の手を取り

優しい光に包まれていく


気づかれないよう

そっと息を吐いた


さんさんと照る陽の下で 初めて涙を見たあの日


なにも声を掛けることができなかった

あなたの横顔


走り去るあの子も泣いていた

ただその姿を見ているだけ


気づいてしまった

私の黒い気持ち


ぱりぱりと落ち葉踏み 照れ隠しをしたあの日


なんでも話せるいい関係

意地悪な笑み


本当は嬉しいはずなのに

何故か切なさを覚える


これ以上を望む

わがままな心


きらきらと輝く星が 2人をつなぐ


冷たい空気が心地いい

赤く火照った頬


私の手を包む大きな手

まっすぐ見つめる瞳


二文字の言葉を紡ぐ唇

すべてに愛しさを覚えた



きっと これからも たくさんの想いをのせて

あなたと一緒に歩むだろう

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-21

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