十年桜

十年桜

中学2年の這い上がり人生。

十年桜

??「お兄ちゃん朝ご飯食べる時間無くなるよー」

いつも通り妹に起こされている俺の名前は、
一之瀬 拓真 今は、中学二年の、青春を謳歌できてない学生
いはゆるリア充じゃない、という事だ、
あと、言い忘れてたけど、起こしてくれたのが妹の理沙

拓真「わかってる今行くよ!!」

拓真(朝からうるさい妹だなぁ、まぁそれが可愛いから良いんだけど…)

理沙「今日は、始業式でしょ」

拓真「あっそうだった、じゃあいってきまーす」

俺は、メロンパンを食べながらギリギリバスに乗り込んだ。

拓真(今日は始業式だから皆いつもより登校するのが早くバスには、俺しかいないや)

あと、3つバス停を過ぎると、学校に着くその時一人の女の子が乗ってきた。
その子は、こっちを見るなり近ずいて来た
すると、俺のメロンパンをじーーーーっと見つめ始めた

拓真「あの、俺もうお腹がいっぱいで食べれないんでいります???」

??「えっ、あっいいんですか??」

俺は、コクンと頷いた

??「ありがとうございます」

拓真「ところで名前は?」

??「あっ、すいません私は、高月 玲いいます」

拓真「俺は、拓真よろしく。」

玲「よろしくお願いします」

俺は高月さんに一目惚れしてしまった。

拓真「その制服うちの学校の制服だよね」

玲「えっどこの学校ですか?」
  おうせん
拓真「桜泉中学校だけど」

玲「あっ、ほんとに一緒の学校だ」

玲「実は今日から転校してきました」

拓真「何年生ですか?」

玲「2年生です」

拓真「いっしょじゃん」

いい所でバスに着いた。

玲「また、会う事になったらよろしく」

拓真(俺が片思いなんてしていいわけが・・・)

始業式が始まった。
校長の長い話が終わり

新しいクラスに行くと

??「オッス、灰色人生の拓真君」

拓真「何だ、京子か~」

こいつは、保育園の時からの幼馴染だ。

京子「何だとは、失礼ねぇ」

拓真「お前が前でよかった」

京子「なっ、何よ急に・・・」

拓真「いや、知らない奴よりまだ良かったなと思って」

京子「あっ、そう」

ガラっ、先生が入って来た
先生は、一年の時と一緒で彩野先生だ

先生「皆、席に着いて」

先生「いきなりだけど転校生よ」

女たち、キャーーーイケメンじゃない

男たちは俺ら彼女いないから美人とかがいいなー

拓真(もしかして高月さんじゃ)

京子「拓真なに期待してんの~」

拓真「うるせぇーーよ」

先生「じゃあ、入って来て」

ガラっ、ドアが開くと男たちは叫んだ

先生「じゃあ、高月さん自己紹介をお願いします」

玲「高月玲です。京都から来ました、よろしくお願いします」

男どもは叫びに叫んだ

先生「高月さんが襲われたらまずいしぃ、じゃあ拓真の横に座って」

玲「はいって、えっ、また会ったね」

拓真「そうだね」

先生「知り合いだったの、まぁちょうどよかった」

京子「何、ニヤニヤしてんの灰色人生の拓真君」

拓真「俺は元々こんな顔だよ」

京子「あれ、認めたって事は、拓真もしかして・・・」

拓真「こんな、可愛いのに無理だろ、あと、俺が一生一人じゃなきゃいけないって言ってる理由は知ってるだろ」

京子「……ごめん」

拓真「いいよ」

拓真「まぁ、とにかくよろしく高月さん」

京子「よろしく玲ちゃん」

玲「よろしく、京子さん、拓真君」

京子「さんは、いらないよあと拓真!!高月さんじゃなくて玲ちゃんでしょ」

拓真「はいはい、」

玲「クスッ」

京子「玲ちゃんひどーいまぁいいや後でこの学校案内するよ」

玲「ありがと」

キ~ンコーンカ~ンコ~ン×2

京子「じゃあ案内するよ来て玲ちゃん」



京子「一通り回ったね」

玲「ありがと、京子ちゃん」

京子「じゃあバイバイ」

玲「あっちょっと、待って京子ちゃん」

京子「ん?何?」

玲「拓真君が言ってた一生一人ってどういう意味なん??」

京子「…」

ちょっと暗い空気が流れた。

京子「実は拓真のお母さんは、拓真の妹の理沙ちゃんを産んでしばらくして退院したの
その帰りに、拓真は横断歩道の信号が赤なのにもかかわらず向こう側に私がいて大人の人に
襲われかけてたのを止めようとして渡ろうとしたらちょうどトラックが来てそれをかばって
拓真のお母さんは、死んじゃった。」

玲「……」

京子「それから、拓真と理沙ちゃんと拓真のお父さん3人で暮らしてたある日、
拓真のお父さんがたまたま銀行強盗の犯人に殺されてしかも、
それ拓真の修学旅行のお金を取りに行っただけなのに…それ以降俺に関わったら不幸になるってずっと言ってるの」

玲「何か聞いちゃってごめん」

京子「あいつ、玲ちゃんの事好きみたいだからもしかしたら何とかなるかもよ!玲ちゃん次第で!」

玲「えっ」

京子「うそうそ、今の忘れて!」

拓真「何の話してたの??」

京子「いやべッ別に何も」

拓真「あの話をしたのか」

京子「えっ、あっ、うん…」

拓真「まぁいいよ、全部俺のせいだし」

京子・玲「……」

拓真「みんなで帰ろ!!」

玲「うんっ」

京子「それもそうだね」

俺等はバスに乗った

拓真「玲はクラブなにやるの???」

京子「何急に呼び方変えてんの?」

拓真「別にいいだろ」

玲「ふふふ、ちょっと嬉しいかも」

京子「あれ、玲ちゃんまんざらでもない感じじゃんメアド交換しなよ」

俺と玲は、言われるがままアドレスを交換して家に帰った玲はまだ引っ越しがすんでなくてホテルにいるらしい

拓真「ただいま」

理沙「おかえりー」

理沙は、早くに両親がいなくなって俺が愛情を注ぎすぎて世間でよく言うブラコンっていう奴だ

帰るとさっそく玲から電話がかかってきた

玲「もしもし」

拓真「もしもし」

玲「あたし今日引っ越し先の家が本禄って所の○○○ー△△△ってとこなんだけどどこかわかる?」

拓真「(もしかして)ちょっと待ってて」

玲「うん」

拓真「(やっぱり)それ、俺の家の隣だよ!!!」

玲「ほんとに!!!よかった隣の人が知り合いで」

拓真「今から迎えに行こうか?」

玲「いいの?じゃあバス停まで迎えに来て!!」

拓真「分かった。じゃあまたあとで!!」

玲「うんっ」

俺は素早く用意をした

拓真「理沙今日から隣の人が引っ越してくるから、迎えに行ってくるー、あっあとご飯一人分増やしといて」

理沙「はいはい」

俺は、そう言って家を飛び出した
家を出てしばらくしてバス停に着いた、当然玲がいた

拓真「待った??」

玲「全然待ってないよ」

拓真「なら良かった、じゃあ送るよ」

玲「お願いします」

拓真の家は、バス停からはあんまり遠くないのですぐ付いた

拓真「ここがさっき電話で行ってた住所で隣が俺の家」

玲「ありがとう」

拓真「そうだ、ご飯食べていきなよ」

玲「いいの?」

拓真「全然いいよ」

拓真「ここが俺の家」

玲「おじゃまします」

理沙「おかえり~」

拓真「ただいま~」

玲「今日、引っ越してきた高月 玲です」

理沙「お兄ちゃんの妹の一之瀬 理沙です」

拓真「さぁ、ご飯食べよ」

理沙、玲「うん」

理沙「玲さんはここに座って」

拓真「じゃあ、食べよっか」

拓真、玲、理沙「いただきま~す」

理沙「玲さんは、なんでこの町に引っ越して来たんですか?」

玲「実は私も両親が死んじゃったの」

理沙、拓真「えっ、」

玲「私の場合、小学3年生の時、お母さんとお父さんと私3人で車に乗ってピクニックに行く途中大型のトラックと衝突事故にあって、
  両親とそのトラックの運転手が死んでそれからは、おばあちゃんとおじいちゃんが私を育ててくれたから、中学生になって一年たったら家を出る
  って言って出てきたってわけ、でも、あの時私がピクニックに行きたいって言ったから」

拓真「俺と同じだったんだ」

理沙「ごめんなさい、聞いちゃって」

玲「いいよ、別に、私も聞いちゃったから」

拓真「ご飯冷めちゃうから、食べよ!」

それから、一時間ぐらい話したあと玲ちゃんは、新しい家へと帰って行った。

拓真「理沙~」

理沙「何?お兄ちゃん」

拓真「玲ちゃん毎日一人だよ、だからご飯食べる時くらい毎日一緒でもいいんじゃない?」

理沙「私も同じこと考えてた!!!」

拓真「やっぱり!!」

理沙「お兄ちゃん!!ちゃんと玲さんに言っといてね!」

拓真「わかってるって」

理沙「あと、明日は、京子ちゃんも一緒にだよ?」

拓真「なんで?」

理沙「玲さんの歓迎パーティだよ!」

拓真「分かったよ!その代わりご飯は、豪華にあと多めにな!」

理沙「わかってるよ!!!」

こんな話をして眠った。

朝7:30

ピンポーン

理沙「はーーーい、こんな朝から誰だろ?」

ガチャッ

玲「おはよう、理沙ちゃん」

理沙「あっ、玲さんか~、おはようございます」

玲「拓真君いる??」

理沙「寝てます、今起こしてきます」

玲「ありがとう」

理沙「起きて、お兄ちゃん!」

拓真「まだ、7:30だぞ」

理沙「玲さんが来てるのに」

拓真「それを先に言え!」

拓真は素早く学校の支度をして家を出た

玲「これから、毎朝迎えに行くからね」

拓真「うん」

バス停に着くと京子がいた。

京子「お二人さん、朝からお熱いですね~」

拓真「うるせぇーよ!」

京子「やっぱり、否定しないね」

玲「クスッ、仲良しだね」

拓真「そりゃ、だてに幼馴染やってないから」

京子「そーだね」

拓真「てか、バス来たぞ」

俺等三人はバスに乗り込んだ

京子「てか、なんで玲ちゃんが拓真と一緒に来たの?家って3つめのバス停のとこじゃなかったっけ?」

玲「あそこは、引っ越しの荷物とか届くまでホテルに住んでたから」

京子「そうなの、今は?」

玲「それが、たまたま拓真君の家の隣だったの」

京子「えっ、そうなの!私の家の近くじゃん」

玲「京子ちゃんの家は、どこなの?」

京子「拓真の家の前」

玲「そうなの、これからよろしくお願いします」

京子「こちらこそ」

拓真「あっ、そうだ!!!」

京子「何?急に?」

拓真「今日、二人とも俺の家に来いよ、理沙が玲の歓迎パーティしようって」

京子「いいね!!私ジュース持っていくね」

玲「えっ、いいの?」

バスを降りて学校に着いた。

16:00 放課後

京子「じゃあ、私部活終わったら行くね」

拓真「わかった、玲帰ろー」

玲「うんっ」

二人は学校を出るとバス乗り帰った。

拓真「じゃあ、また後で」

玲「じゃあ」

拓真「ただいま」

理沙「おかえり」

拓真「じゃあ、準備しようか!!」

18:00

ピンポーン

拓真「はーい」

ガチャッ

玲「こんばんは」

京子「よっ」

玲・京子「おじゃましまーす」

理沙「久しぶりー、京子ちゃん!!」

京子「久しぶり、てかこの料理理沙ちゃんが作ったの?」

テーブルには、豪華な食事が並べられていた。

理沙「うん!!」

京子「すごいね!」

玲「おいしそー」

理沙「さぁ、ご飯食べよ」

拓真「二人ともここに座って」

玲「うん」京子「はーい」

俺等は、ご飯を食べ終わり
京子と玲は家に帰った。

拓真「理沙、今日はありがとう」

理沙「いいよ、私が言ったんだから」

拓真「さて、明日は学校だから風呂に入るか」

そうして、今日が終わった。



                                  第1章 完

十年桜

第二章は来月こうご期待
果たして玲とは、どうなるのか!
そして、次回新キャラ登場

十年桜

初めてではないのですが。 書いてみました。 主人公の過去、ヒロインと同じ過去が!!! 幼馴染とは!!!!!

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-20

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted