ロリータガール
私は大分県の犬飼に住むロリータ‼
第一話 私はロリータ‼
私は竜ヶ崎 苺。ロリータ服大好き高校生です。私が住んでいるのは大分県の犬飼市。田舎町です。あたりを見渡せば畑、あっちにも畑、こっちにも畑と畑しかありません。電車は1時間に一本で、ここでは自転車は必需品だけど私はあまり好きではないから乗りません。
だってロリータが自転車乗るなんて、全然美しくないんですもの。
そんな私はいつも体育の時間は仮病使って見学、体育祭はお休みしています。だってロリータが汗をかくのは自転車以上に醜いし、何よりも女の子は自分で守るより周りに守られる存在だと私は思うから。
私はいつも甘い物でお腹をいっぱいにしていたい、好きな物で自分の世界を満たしていたい。
そんな私は毎週、土日に東京に好きなロリータ服のお店に行っています。
今日も東京のそのお店に行くために歩いて駅に向かっていると、ご近所さんの坂田さん夫婦と、私の母がいつも買い物してる八百屋さんの河野さんにばったり会って「あれ?竜ヶ崎さんとこのお嬢さんじゃない。相変わらずすごい格好だなぁ。どこに行くんだい?」と聞かれた私は「東京です。お洋服を買いに。」と言うと、河野さんは「洋服は近くのジャス◯でも売っているじゃねぇか。実はこのスボン、ジャス◯で180円で売ってたんだ。」と言うとつられたように坂田さんの奥さんも「私もジャス◯でこのスカート、150円で買ったのよ。」と言うと坂田さんも「俺もこのTシャツ、ジャス◯で125円で買ったんだ。」と言った。しかもどれも値段で買ったとしか思えない、まさに安物市場だった。
私が買いたいのはそういう服じゃない、ロリータ服です。
私はそう心の中で言って駅に着くとちょうど東京行の電車がきていたので急いで乗りました。
ロリータガール
坂田さん夫婦と河野さん何気にツボです(笑)