彼は生きてる、私の中で。第三章

ついに2人の距離急接近‼

誕生日パーティ

私と由里子と彼は食堂で会ってからよく三人でいるようになった。
と言ってもまだ私と彼はただの友達だったけど。

そんな中、由里子の誕生日が五日後に迫っていたから、由里子に内緒で由里子の誕生日パーティに持参するプレゼントを2人で選びに表参道に行った。

彼はネックレスに決めていたから、私は洋服を選ぶ事にした。
するとネックレスを選んでいた彼が「これ、着けてみて。由里子は女の子だから、同じ女の子の春子が着けた方がイメージできるから。」とネックレスを着けてくれた。
その時、なぜか胸がドキッとした。そして彼が私ではなく由里子のためにネックレスを選んでいるのがなぜか歯痒かった。

今思えばあの時から彼が好きだったんだと思う。
そして由里子の誕生日パーティの日が来て、私達はそれぞれプレゼントを渡した。由里子は喜んでくれた。でも彼が選んだネックレスを着けた瞬間、私の胸はキュッと苦しくなった。それでも私は「良く似合うよ!由里子‼」と言った。

そして誕生日ケーキを食べ終わってしばらくすると彼に由里子の家の庭に呼ばれた。
何だろうと思っていると彼が珍しく緊張しながら「僕の中庭で出会ってからあなたが好きです。付き合ってください。」と私に告白をした。私は驚きながら、彼の告白を受け入れた。
すると彼は「ありがとう‼嬉しいよ‼」と本当に嬉しそうだった。
そして彼は「後、ネックレス選ぶ時に協力してくれたお礼。」と箱をくれたから、開けてみるとあのネックレスと指輪だった…

彼は生きてる、私の中で。第三章

ついに2人は付き合う事に‼

彼は生きてる、私の中で。第三章

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-16

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