脳みそ vs 親指

脳みそ vs 親指

脳みそ vs 親指

   *゚¨☆゚。*

そして

ギャラリーは目ン玉(笑)

   *゚¨☆゚。*


数日間の
引きこもり生活で

有酸素運動しなかった
脳みそ。

なので

意思の伝達が
うまくいかず

身体のパーツも
いうことを聞かない。


  (*¨)...ボー



今朝

鍋でお湯を沸かし

コポコポと
ドリップしたコーヒーを
マグカップに注ぎいれたあと

鍋をそのまま
食器の上に
伏せて置いた。

その下にある皿を
取ろうとしたら

鍋のバランスが
ズリッと崩れた。


「落ちてきそうだな…。」



そう判断した脳みそは
活性化してるときならば

瞬時に

「手をどけろ」

と命令し

それを受けた親指も
機敏な動作で
難を免れようとするのだろうが

なんせ酸素不足のせいか
「手をどけたほうがいいかもよ?」

程度で

その命令が
親指にうまく伝達せず

その光景を
ヒトゴトのように見ていた目ン玉に

「どうしようかなぁ…?」

と問いかけてるうちに
ついに鍋は崩れ落ち

そのサマを
コマ送りで見ていた
親指を直撃した。

   ジュッッッッ!!!


熱湯を注いだ直後の
鍋の熱さは

さすがの脳みそも
予測できなかったらしく

哀れ逃げ遅れた親指は
軽いやけどを負った。

活性化された脳みそなら
ここですぐに

「冷水にさらせ!」



命令を送るのだが

「せっかくのコーヒーが冷めちゃうから。」



再び判断を誤り

「それもそうだね^^♪」と

ノンキな親指は
後にズキズキとした痛みに
苦しむのであった。

以上


お湯を沸かした鍋で
親指をやけどしたよ

このたった二行で済む内容を
ドキュメンタリータッチでお送りしました(笑)

   *゚¨☆゚。*


‘降りかかった災難も自分が招いた痛み’


こんなふうに人間関係も

結末が予測できるのに
わざと避けることもせず

だまって痛みを
抱えることもある。

でもそれは誰のせいでもなくて
自分の心が命令したことだから。


翌日になると
このやけどの痛みも消えた。

強いな、あたし…

      の皮膚w

脳みそ vs 親指

脳みそ vs 親指

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-15

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