彼は生きてる、私の中で。第2章

「彼は生きてる、私の中で。」の第2章です(笑)

再会

そして私と彼は一週間後に食堂で会った。その時私は友人の青木 美来とお昼を食べていたところに彼がやってきて、「隣の席、良い?」と聞いてきた。
あまりにも馴れ馴れしい口調だったから、私は美来に「あのイケメンは誰?彼氏?彼氏?」としつこく聞かれた。

そこで私は美来に彼の名前と出会った経緯まで話した。
美来は「じゃあ、いつかは春子の彼氏になるかもね!」と私に言った。今思えばあれは予言だったのかもしれない。言った本人は冗談のつもりだけど。
だって私はこの後、彼と恋人同士になったのだから。
でも私はまだ知らなかった。彼がまだ名前もついていない原因不明の難病に侵されていた事を。
その病気の症状は左脳が溶けていくと言うもので、まだ効果的な治療も特効薬もなく、ただ進行を遅くする事しか出来なかった。

でも彼、峰岸 結城はそんな中でも、いやそんな中だったからかもしれない。彼は人生を悲観する事なく、全力で生きた。最後まで自分らしくいるために。

彼は生きてる、私の中で。第2章

今回は新しい登場人物として青木 美来が出てきましたね。後、峰岸 結城の病気も明らかになりましたね!

彼は生きてる、私の中で。第2章

私と彼が次にあったのは食堂だった…

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-15

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