サイコパスの種 第二章 「サイコパスの恋」その3
琢磨さんかっこいいです。。
廃子さんありがとうございます。そんなわけで今回もお楽しみに
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病んでますねww
13日たって撮影はかなり進んだ。多分半分ぐらいは終わっているはずだ。
映画の内容は、過去に女性関係でトラウマを持った主人公が、保健室でサボっていると
リストカットをして傷だらけの女の子と出会う。
そして、つらい思いをした者どうしで付き合うことになる。だが、ある日その彼女が
引っ越すことになった。涙がこぼれ、最後のデートをして別れを告げた。
だが、主人公は我慢が出来なかった。住所を調べて彼女に会いに行った。がしかし、
彼女にはすでに別の彼氏がいた。主人公はまた昔のトラウマがよみがえってしまった。
生きる価値がわからなくなった主人公は、リストカットをしてしまう。
すると、また彼女のことを思い出してしまう。そして最後は・・・・・・
と、とても暗い内容である。ただ、最後にはハッピーエンドになる。
そんなわけで今は、引っ越す前の学校生活のシーンをいろいろと撮っていた。
あと2日で引っ越すまで終われば、ついに依満留に会える。
映画のように、別の彼氏ができてないかかなり心配していた。信じていれば信じているほど裏切られた時の悲しみは大きい。信じたいけど、怖かった。
撮影が終わると、いつもは相河がいてできなかった依満留とのメールをしていた。
この時間も、たまらなく好きだった。いつもできないことをしているという優越感というかなんというか・・・・・・ねぇ。
そしていつも通りホテルのベットに寝っ転がりながらケータイを見るとメールが356件
電話が964も来ていた。誰からきているかというと、相河からである。
メール内容を見た瞬間、寒気がした。
会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい・・・
と限界までびっしり書かれていた。
あまりの恐怖に留守電を聞く勇気がなかった。そして、ケータイを机に置いた瞬間
電話が鳴った。電話の主は相河だった。
「てるちゃん、やっぱり私さびしい。一人で寝るときねいつも泣いてるの。
だっていつもいるはずのてるちゃんがいないんだよ。てるちゃんのこと考えただけで
心が苦しくなるの。てるちゃんはお仕事がんばってるからいないのに私はそれを受け入れようとできないみたいなの」
「わかった、わかったから。安心しろあと半分ぐらい撮ったら終わるから。そしたらいろんなことしような」
と少し怖くなっていたが、電話越しで伝わるかわからないが笑顔で答えた。
「てるちゃんの声が聴けた。うれしい、私うれしい。てるちゃん、おいしいもの作って
待ってるから早く帰ってきてね」
と喜びに満ちた声で言われた。
うれしい反面、また少し依満留に会いづらくなったなと思った。
そして、少し依満留とメールをした。といっても、メールというただ単に
文が羅列した物では、感情を読みとることなんてできなかった。
はやく会いたい。会っていろんな話をしたいし、いろんなことをしたい。
そんなことを考えながら明日の撮影に向けて眠りについた。
そう、次の日で主人公の彼女が引っ越す前のシーンがすべて終わる。つまり
ここでの撮影が終わり、依満留が住んでいる地区に移動することになっているのだ。
次の撮影場所に期待をしている分すぎる時間が早かった。
短い時間だったが完璧な演技ができた気がした。そしてついに、移動することになった。
飛行機の中では、流石の疲れで寝てしまった。そして、約一時間かけて次の撮影場所に到着した。
到着してからは、ずっと依満留の家の住所が書いてある紙を見ていた。
これから会えるからね。すぐに会いに行くからね。なんて思いながらバスに乗ってホテルに向かった。
夜になった。やっと、やっとのこと会いに行ける。風呂に入って、服に着替え
まるで、修学旅行の時の男子生徒のようなテンションで依満留の家まで行った。
タクシーで少しちかくまで行ったのでそこまで長い時間、家を探さなくて済んだ。
そして今、俺の目の前にあるのが依満留の家。とてもきれいな感じの建物だ。
少し緊張しながらも、インターホンを押した。
すると、「はーい」と元気そうな声が聞こえた。
サイコパスの種 第二章 「サイコパスの恋」その3
ほんと・・・・・・こんな大人にはならないでください。
浮気いくない。