うそつき。

知っていたよ、キミが私を好きじゃないってこと。
キミが見てるのは私じゃないこと。
だからしまっておくよ…この気持ちは。

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両親は仕事ばかりで小さいころから友達と呼べる人もおらず、なんにも面白いことがない日々。
そんな時優が隣に引っ越してきた。

「おい、なにぼーとしてるんだ?いくぞ、由良」「あ、ごめんごめん!優まってよー」
「ぼーっとしてるからずっこけるんだぞー」
私は橘由良。大っきらいな勉強して目指していた高校に入ることができた。
今日は入学式。

「ほんっと腐縁だよなー、おれら。おれが引っ越してきた小学四年からクラスも変わったことないしおんなじ中学、高校だもんなー」
「そうだねーっ!!なんかすごいよね」
だって、優と一緒の学校に行くために勉強頑張ったんだもん。


入学式が終わり教室に入る。-1-4-ここか
友達できるかな

うそつき。

うそつき。

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-04-05

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