紅西学園2年9組千川プロポーズ作戦

「千川の告白、成功するのかなぁ？」私が聞く。「あの作戦なら大丈夫…よね？」
千川の告白orプロポーズは果たして成功するのか。

登場人物紹介

赤羽花野(あかばねはなの)
主人公。みさちゃんと大親友！

香取(かとり)みさ
花野の大親友！

桐生桜(きりゅうさくら)
優等生。勉強を教えてくれる。

千川由緒(せんかわゆい)
大久保の事がお好き。今回は、大久保に♡

大久保大成(おおくぼたいせい)
由緒としょうがなく付き合ってきた。でも本当は…♡

第1章『千川は大久保がお好き♡』

始めまして。花野です。ここで簡単に自己紹介。私、紅西学園(こうさいがくえん)に通う赤羽花野(あかばねはなの)。
通称は花野。私には、3人の妹がいる。（四つ子なの）クラスメイトの大富豪。大久保大成(おおくぼたいせい)。そいつに恋した千川由緒(せんかわゆい)ちゃん。クラス一番太ってる大村真太郎。（ボツ♡）てことでお話に！
☆
眠い。眠すぎる…。でも今日は、由緒ちゃんのプロポーズ（通称、由緒プロ）の打ち合わせがある＆遅刻したら、校庭13周！全力疾走で！という地獄が待っている。
ハードすぎ！

朝、学校に行くと,大村が、「今日の作戦が決まったらしいから、ノアの所へ聞きに行こうぜ！」と、誘ってきた。「ええっ！もう決まってたの！？」「昨夜決めたらしい」
「私も誘ってくれりゃ良かったのに」「俺だってしらねぇよ。」「あんたと私を一緒にしないでよ」なんて奴らだ。メンバー全員誘わずに…。
放課後…
メンバー全員は、ノアの所に集まった。メンバーは、私、望月、片岡、香取(かとり)、桐生である。男子2名・女子3名。「作戦は大久保を利用する。大久保が千川の家へ裏口から入り、千川の部屋に続く通路があるからそこへ行ってもらう。事前に大久保の事を好きと伝えておくとして、大久保から告白させる。」「ねぇ、12月8日（土）は芸術発表会だけど、それは駄目？」私が聞いた。「でも人が多すぎてプレッシャーよ」「そうね…」「役割分担をしよう。えっと、尾行2人。大久保に伝える1人。」「それで3人ね。」香取(かとり)が言う。「残り2人は、セリフ考え。それでいい？」「賛成！」「じゃあ尾行は桐生と香取(かとり)がやるわ。」「私、大久保のセリフ考える。」私がいう。「あともう1人は俺やる！」
「大久保のセリフ考えは大村と赤羽ね。」「じゃ、僕が大久保に伝える。」うん。何か気合い入ってきた！「最近大久保来てないよ。」「明日来るって」「ふーん」「じゃ、帰るか。」帰り道、香取(かとり)が「私もセリフやりたかったな。」「えっ！桐生さんに勝手に決められちゃったの？」「そうよ。無理矢理。」「かわろっか？」「花野ちゃんとやりたいだけ」家の近くまで来たので香取(かとり)と別れた。「絶対成功させよう！」「もちろん」

第2章『love♡ヒューヒュー』

私の頭の中ではなんとなく、『ぼくらの7日間戦争』の映画化が思い浮かべる。その時
末っ子の亜香里が、「なにぼーっとしてんのさ。」「何でもないよ。楽しみなことがあるだけ」「なになに！教えて！」「2人には秘密だよ。」「うん」「あのさぁ…」私は、これらの事をすべて話した。「ふーん。なるほどね。でも作戦に付け足す方がいいと思うんだけど。」「どこどこ！？」「まず、裏口から入ったら…千川の家はマンションだったよね。」「うん。そうみたい。」「千川引っ越したの知ってる？」「えっ」「もう、その通路は無いよ。」「じゃあ、ノアに電話する。」「ちょっと待って。しかも去年から月は2つになったから、夜いくと明るくて不自然な事も言っておいて。」
「了解！」「あとぉ、えっとぉ、」「もう、ええわ」私は、電話帳を取り出して急いでノアの家の番号にかける。『はい。こちら望月。』「赤羽ですけど。」『どしたの？』
「作戦変更したいんだけど…。」私は亜香里から聞いた事を全部話す。
『ok！明日ノア宅きて』「うん。それじゃあ」一方的に電話を切った。ノアはもっと話したかったみたいだけど…。無視。
☆
次の日。
「みさちゃーん？」返事なし。「みさちゃん！」もう一回呼ぶ。返事なし。
靴箱に靴があるから、きっと来ている。「保健室…。」みさちゃんは病弱なのを思い出した。「病人リスト。みてこよーっ。」でも無い。「トイレ？便秘？」2年9組の前のwcには一つ入っている個室があった。が、すぐドアが空いて桐生さんが出てきた。
「桐生さん？」「赤羽さん？」仲良くないので、少し顔を見合わせてから行動に戻った。「桐生さん。ちょっと待って。」追いかける。「何ですか?」「みさちゃん知らない？」「体育委員ですから練習しているのでしょうね。大富豪と。」何故か大久保も体育委員会なのよね。体育館でラブラブしてるなら邪魔しない方がいいよね。

第3章『番外編！校則vs大久保』

一応、みさちゃんは戻ってきた」。
☆
紅西学園(こうさいがくえん)2年全組のうち、校則と闘う奴がいる。名前は大久保大成(おおくぼたいせい)。どんな闘いか説明します！大久保が校則を破る。そして、担任の先生にばれなければ大成の勝利。ばれたら校則の勝利！
☆
校則戦争1日目。ちなみに私達女子たちは、明日の話に持って行きたい為戦争を見学中。
もちろん私も。では、その事を書きますね。（桐生さんにチェックしてもらった）
大久保は我がクラスで毎朝行われる「ハンカチティシュ調査の時にわざと両方忘れたのである。が、運良く先生にばれなかった。1回目成功！
2回目。校則の攻撃！大久保に大いなるバチが当たった。今日は真冬なのに…大久保は
保健の先生に素っ裸にされて真冬のプールへ投げ込まれた。やりすぎっしょ。
今のところ、1対0で大久保の勝ち。気持ち悪かった、、、。

第4章『告白作戦果たして成功するの！？etc

何だったんだ。あの番外編は。
☆
「ねぇ、花野ちゃん。」「めずらしいね。どうしたのさ。」「実はさぁ大久保が花野ちゃんの事が好きだって昨日言ってた。」「ちょっと！」「そういう所とか笑顔の所が好きらしい。」「変な好みね。」「まぁ、元々変わってますよ。」「おわり？」
「今日の夜携帯無くさないでよ。大久保から電話来るんだから。」
「告白？」「うんそれだけ。じゃあ」実は心の奥底で私も大久保のこと好きだったのよね。読者の皆さん。秘密ですよ！ここで少々昼寝しておくか」。
数分後…。
「赤羽ぇ。」「花野ちゃん。」やっぱり寝てたんだ。「運いいよ。先生は2時限目で来るから。」「それまで自由時間なの。」殴られなくて良かった。一安心。
「何かしゃべろよな」「私って運いい？」「それだけ？」「、、。」頭の中で千川と大久保がデート中♡気分転換。
☆
「作戦中止な。」「えっ」「大久保がお前のこと好きじゃ意味ない。」
「お互いに愛し合っていたらもっと問題ですね」ぎくっ。せめられっぱなしじゃん。

午後夜7時。私の携帯電話が鳴る。
『好きだ』と、あっさり言われてしまった。
「私も。よろしくお願いします。」きっと私の顔真っ赤だったよね。うん。
私、嬉しかった。これからは、両思いだね。って。

完