ゆめこい   〜第2話〜

ゆめこい 〜第2話〜

1話の、続きでーす♪


「千沙?、どしたの?!」
友達の 琴美が言う

続けて、もう1人の友達 雅 も言う
「いつもより、ボーっとしてるけど…」


「あああ、あの人!」
そう言って近くにいた男を、指差した

「夢にでてくる王子なの!!…でも、どうしてここに?」


「あぁー、こないだ言ってたやつね。ってか、ありえないでしょ?
寝ぼけてるんじゃないの?!」

そう言って、2人とも千沙の事をからかった


「本当だもんっ!王子は、すごく優しいの…」

「ダメだこりゃ、」
雅が言った。


「...じゃあ、見てて!王子のとこ行ってくる!!」

「ば、バカだ…前から知ってたけど!」

琴美の言葉にも、一切触れようとせず男の方に歩いて行く、千沙



「あ、あの!王子ですよね?!」
言ってしまった…


少しの間、時が止まったかのように思えた

すると男が

「何だこいつ?王子とか、何言ってんだよ!」
周りの友達らしき人達も、一緒になって笑う


「頭だいじょうぶか?!はっはっはー!」

「裕也が、絡まれんのはしょっちゅうだけど、こりゃひどいぞっ!」

どうやら、名前は裕也と言うらしい…

聖帝学園という、高校の制服をきている

つまり、千沙の1つ上だ…



千沙は、あまりのショックに、ただ立ち止まることしかできなかった


「す、すいませーんこの子間違えちゃったみたいでー!!」
雅がそう言って、千沙の手を引っ張る…


「だから、言ったじゃーん!ねっ、分かったでしょ?」
琴美が言った…


すると、千沙が

「あたし、聖帝学園に行く!!」
と、言い出した…


「へこんで諦めると思ったら、また無茶な事を…!」
琴美が、あきれたように言う


「それに、こんなこと言っちゃあれだけど…、その頭で行けるような学校じゃないよ!」


「...ばる、」


「ん?、なんて?」
雅が、聞き返す


「だから、勉強を頑張るのぉー!!!!、あんなやつっ!会って、バシッと言ってやるー!」
何を言うのやら…


この声は朝のにぎわう、町に強く響いた

さて、千沙はどうなるのでしょう…


〜続く〜

ゆめこい 〜第2話〜

ゆめこい 〜第2話〜

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-05

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