ふつふつと

ああ、、、


君はなんて美しいんだ。クラスで一番輝いているよ、夜空にちりばめられたどの星よりも僕にとってはひとつひとつ特別な君の全部。



友達と仲良く話す姿や、ちょっと切なげなその横顔さえも愛しい。



ある日。

ああ、きょうも美しい。

彼女の周りには友達がたえない。



「あれ?みちこ、やっとスマホにしたんだね」


なんだと...?ほんとだ...あれ、なんだこの気持ちは。彼女へのイメージが薄れた気がした。いや、なんでだ?全くスマホに変えたからって問題は無いはずだろう。


その日から、僕は彼女のことを全く気にしなくなった。
ただ、僕に新しく好きな人ができただけだ。



彼女はかわいらしい。それにまだガラケーだ。






今回は少し変わったケースの好きなタイプでしたが、あなたにもありませんか?潜在意識で人を好きになっていることが。それはもしかしたら、自分でも気づいていない部分かもしれない。

ふつふつと

ふつふつと

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-27

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