毎日小説

ねこちゃんw

 起きた。時計の針はいつも通り10の目盛りを指している。いつもは、だるいのだが、なぜだか今日は目覚めがよくさわやかな気分だ。光が障子からこぼれでている。一通り、身支度をすませ、玄関のドアを開けると、わぁーっと澄み渡ったらが広がっていた!昨日の雨が嘘だったかのように、空には雲一つなく、紫陽花の葉についた滴が七色に輝いている。風も適度に冷たく、気持ちいい。私は、この雨の後だからこその、水をはじくようなみずみずしい天気が非常に好きだ。さらに今日はバイトが休みときた。それだけで私の気持ち最高潮を迎えるのだった。

 今日は何をしようかな~るんるん気分で道を歩いていくと、白い猫ちゃんがいた。可愛いい。早速、私は行動にでることにした。まず、私は懐からおもむろにゴミ粒ほどの発信機を取り出した。これは、私が、いつも使う七つの道具の一つでいざという時のために必ず持っているのだ。
そして、猫に投げつけた。すると、ねこちゃんは危険を察知したのかびびっとした動きで逃げてしまった。だが、大丈夫。この発信機はなんと自動追尾機能を搭載している。この発信機ははねがついていて自動で対象を追ってくれるのだ。白の軽トラが横切ったのが少し気になったが問題ないだろう。

クルーザー

やっぱり船は気持ちいい。少しばかり船が小さいのが癪だが。ま、せっかく来れたんだ。このさい船の大きさは関係ない。

向こうから流木が流れてくる。ぼくは、こう見えて流木コレクターなのだ流木には目がない。せっせせっせと、。流木が流れてこないかと祈ってると、なぜか流木は離れていく。流木探しはとれるかとれないかという運任せなとかがまたおもしろいなのだけども、やはり出会ったからには見たい。僕は、祈るのは止めてエンジンを動かすことにした。この広い海では石油はとても貴重なものなのだが、もうどっちにしろ意味はないだろう。僕は機首をとって流木に向かって動き出した。だが、それでも流木はなかなか近づかない。やっとのことで流木にたどり着いた。だが僕はあることに気づいてしまった。そこで一説の論が浮かび、ちょっと意地悪してみることにした。
「あーうんめえ、ちくわ、うんめえ」
僕は、無駄に大きい誰もうないスタジアムに向かっていうようにわざと大きな声でいった。

「?!・・・・・・。」

くっ、ひっかからなかったか・・・。

僕はこれならどうだといわんばかりに最後のちくわを取り出した。
そして、何事もなかったかのように、むしゃむしゃと食べ出した。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!」

「もう、やめんかぁああ!」
その瞬間流木のしたから黒い影が飛び出した。

「え、なに?」
だが俺は、それを何事もなかったかのようにかわす。

「くそっ、俺にもよこせえええ」
そういうとやつは、僕の手からぱくっとちくわを持って行くのだった。

「・・武士の風上にもおけんやつだな・・・。むしゃむしゃ。」
「だいたい何で、最初からわしにくれんのだ・・・・。むしゃむしゃ。」

やっとのことで手に入れた、ちくわをおいしそうにほおばりながら、いろいろいってるのがおもしろい。ちょっとかわいいし・・。

おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。俺は井波隆平。高校生でクルーザーをしてる。クルーザーとは船の名前だがそこの床はつっこまないでくれ。

「?、おぬし何を言っておるのだ?」
とやつが疑問系で聞き返した。

「え、初対面でしょ?」
と僕は当然のようにいった。

「・・・・・・・・・・・。」
こいつは、本当に記憶がなくなっておる。

「親切になればよかったのに・・。」

「悪かったな意地悪でw。」

くっやつにはわしに意地悪するということしかのこらなかったのか・・・。どういうことだあああ。
そうはいうものの
だがそれがうれしくもあった。記憶はなくなってもそのままの隆平でいてくれる。それがなにより嬉しかった。




ところで、 今僕は、太平洋の真ん中当たりにいる。なぜそんな遭難まがいのようなことになっているのかというと。ずばり、遭難したからだっ。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-24

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