呟き1
愛とはなにか
愛とはなんだろうか。
『愛』し『愛』されると人は言うけれど、それは具体的に何をさしているのだろうか。
愛は目に見えない。
愛は不透明である。
愛は不鮮明であり
愛は無色透明なのだ。
無味無臭。
愛には味も匂いもなく、ただ、そこにあるだろうと根拠もなく人々は『愛』を夢想する。
愛とはなんだろう。
一緒にいることだろうか。確かに、嫌いな人間と一緒にいたいとわざわざ思う人はいないだろう。でもそこに『愛』があると証明できるだろうか。
確かに『愛』があると言えるのだろうか。嫌いではないけど、愛してもいない人と一緒にいることは苦しいことだろうか。
互いに無関心で、気にならないくらいの距離感なら、そこに愛がなくてもいいはずだ。
ルームメイトだとかっていうのは、愛がなくたってできるはずだ。
クラスメイトだとかっていうは、愛がなくてもできるはずだ。
愛とは尽くすことだろうか。
でもそこに打算的なものがないと誰が言えるのだろうか。
それが一方通行な自己満足でしかないと誰が言えるのだろうか。
愛は盲目。
押し付けられる愛は苦しい。
一方通行すぎる愛は本当に愛と言えるのだろうか。
愛とはなんだろう。
自覚するものなのか。
それとも無自覚なものなのか。
わからない。
いつか愛する人ができたら、その答えも出るのだろうか。
わからない。
呟き1