遠い背中

心が引き裂かれるほど辛くても
それでもやっぱり貴方が好きです。

ずっとそばにいてくれると確信していた
私の一番大切な人
それなのに 今私の目には貴方の背中が写っている
置いて行かないで 捨てないで
鳴き叫びながら貴方を追い掛けても
全然追いつけない

突き放されたこの痛みは
心を引き裂かれたみたい・・・
痛いよ… 苦しいよ…
一人は嫌だよ…

どんなに必死に手を伸ばしても絶対に届かない
私の声はもう貴方の心には響かない
それが何より苦しい
「俺の事何も知らないくせに」なんて言わないでよ…
もっともっと知りたかったんだよ
貴方の事をもっと理解したかったんだよ
貴方と共にいたかったんだよ

ねぇ…お願いだから振り向いてよ
また微笑んで 「好き」って言って
貴方の隣にいさせて
どんなに傷付けられても
貴方が好きだっていう気持ちには
嘘がつけないよ…

お願い…捨てないで…

遠い背中

遠い背中

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-03-21

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