忍者絵巻序章
序章:
天坊9年河内の国(かわちのくに)
町人:遥姫、処行ってきたんですか?
遥:薬草を取ってきたんですよ
町人:それなら僕達が行くのに…
遥:たまにはいいでしょ。
町人:もし、何かあったらどうするんですか。
遥:大丈夫ですよ
町人:最近、織田軍が森にいるって噂があるんですよ
遥:そうね…
町人:姫は館にお戻り下さいませ。琴爺が呼んでいましたよ。
遥:分かったわ
遥:(私は忍の姫である桐生遥、河内の国は忍者の里の一つである。
しかし、今この里には忍はいない。その理由は、現在天下統一を目指している、
織田信長によって殺された。今、この里の近くの森に、最近織田軍が潜伏している。
狙いは…私だ、その理由は私が忍の姫だから、私を捕まえて現在存在している忍たちを
脅し、忍を滅ぼすのだろう。)
遥:すぐに琴爺のところに行かないと…
私は琴爺がいる館に急いだ。
遥:琴爺、私です
琴爺:おお遥か、入れ
遥:失礼します。その方はお客様ですか?
琴爺:そうだ。
遥:(あれは…伊賀、甲賀、蜂須賀の忍…どうしてここに…)
琴爺:遥よ、お前は河内の国を出ていくのじゃ。
遥:どうしてですか!!私は嫌です。
琴爺:お前の身を守る為じゃ、今の状況を分かっているだろう
遥:それは…
琴爺:安心しろ、ここにいる伊賀、甲賀、蜂須賀の忍は優秀だ、お前を必ず守ってくれる
遥:琴爺様…
才蔵:私は伊賀の忍である服部才蔵です。
武蔵:俺は甲賀の忍の石川武蔵だ!!
未来:僕は蜂須賀の忍の森山未来だよ。
琴爺:遥よ、お前はこの三人の忍の一人と一緒に駿河の里に行ってもらう。
遥:分かりました琴爺様。
武蔵:もちろん俺と行くよな!!
俺とだったら絶対安全だからな!!
遥:(すっごい自信家だ)
未来:止めろよ武蔵、遥ちゃんが困ってんだろが
遥(遥ちゃん!?)
才蔵:お前も止めろ
未来:だってー
桂木:お前ら一回黙れ!!
遥:(この人は確か…桂木竜舌、伊賀の里で最強の忍だ)
桂木:失礼しました姫。
遥:大丈夫ですよ。
桂木:私達が姫を無事に駿河の里に連れて行きます。
琴爺:誰と一緒に行くのじゃ?
遥:私は…才蔵様と行きます
桂木:では才蔵頼んだぞ
才蔵:了解です。
こうして私は才蔵様と一緒に駿河の里へ行くのであった
序章:了
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