アンジェラのジェラート

ある港町に小さな小さな
アイスクリーム屋があったという。
その店の名前は”アンジェラ”。
店主の愛娘の名前であった。

「今日も暑いね、アンジー。」
従妹のジェラーは言った。
「アイス作る?」
彼女はアイス作りが大好きで、
子どもながらの発想ゆえに、
彼女のアイスが新商品の
候補として使われたこともある。
「すぐ溶けちゃうよ。」
「なら凍らせれば?」

二人は目を輝かせ、
アイスクリームをかきまぜながら凍らせた。

あーん、シャリッ。

口に運ぶと爽やかな音がした。
冷たい舌触りと清涼感が口の中に広がる。
「美味しい!」
その声を聞いてやって来た店主は言った。

「おやまたアイスかい?」
「うん!ジェラーと作ったの!」

「ほう、ジェラートとな?」

アンジェラのジェラート

ジェラートの起源妄想。
馬鹿丸出しですいません。

アンジェラのジェラート

お題「アンジェラのジェラート」 the interviews 「300字小説」より。 素敵なお題ありがとうございました。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-20

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