アンジェラのジェラート
ある港町に小さな小さな
アイスクリーム屋があったという。
その店の名前は”アンジェラ”。
店主の愛娘の名前であった。
「今日も暑いね、アンジー。」
従妹のジェラーは言った。
「アイス作る?」
彼女はアイス作りが大好きで、
子どもながらの発想ゆえに、
彼女のアイスが新商品の
候補として使われたこともある。
「すぐ溶けちゃうよ。」
「なら凍らせれば?」
二人は目を輝かせ、
アイスクリームをかきまぜながら凍らせた。
あーん、シャリッ。
口に運ぶと爽やかな音がした。
冷たい舌触りと清涼感が口の中に広がる。
「美味しい!」
その声を聞いてやって来た店主は言った。
「おやまたアイスかい?」
「うん!ジェラーと作ったの!」
「ほう、ジェラートとな?」
アンジェラのジェラート
ジェラートの起源妄想。
馬鹿丸出しですいません。