happy halloween

「10も違えば子供じゃない?」
どうだろう、と
私はいつも曖昧な返事をする。


「トリックオアトリート!」

目覚めきっていない私の前に
謎のお化けが現れた。
細身の体に黒いマントがよく似合い、
いかにもらしいドラキュラを演出する。

可愛いなと思って笑うと、
彼もニッと微笑みベットに飛び乗った。
「お菓子はー?」
はいはいと言いながら
ベットを出ようとすると
今度は私の腕を引っ張る。

「随分我儘なドラキュラね。」
「だって反応薄くない?」
しゅんと肩をすくめる彼に
私はそっとキスをした。

「…やっぱいいや。」
「うわっ!?」
掴まれていた腕を引かれ、
私はベットに倒れこんだ。

「お菓子はいいから、イタズラさせて?」


10違っても子供じゃない。

happy halloween

完全に文字数が足りなくなったパターン。

ドキドキが伝えられませんでしたね。くそ。
今後頑張りたいと思います。

happy halloween

お題「10月31日」 the interviews 「300字小説」より。 素敵なお題ありがとうございました。

  • 小説
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更新日
登録日
2013-03-20

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