家族でお買い物

家族でお買い物

日曜日の大型ショッピングセンター。

私と中学生の娘はウインドウショッピングに、夫は「俺は行かない」と宣言し、

同敷地内の家電量販店で、買い物が終わるのを待っていることになった。

待ち合わせは一時間後の四時だったが、つい買い物に夢中になって

気がついたら数時間もオーバーしていた。

家電量販店に急いだが、既に閉店時間で「ほたるの光」の曲が流れているが

夫の姿は見えない。

と、そこにこんな声が聞こえてきた。

「店長・・・・・・、この人声かけても起きませんけど、どうします?」

そっと様子を伺うと、自動マッサージ機で寝息を立てているのは夫だった。

とりあえず他人のふりをして、私と娘は家電量販店をあとにした。

(了)

家族でお買い物

家族でお買い物

クスッと笑える【超短編小説】 それは、夫と娘家族三人で大型ショッピングセンターに行った時の出来事でした・・・・・。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-03-17

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